バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
フランスに単身渡って14年。 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 




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「子どももスキーを
みっちりレッスン?!」

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「子どももスキーをみっちりレッスン?!」

バブー

人と会うたびに、
2月の「スキーバカンス」の
過ごし方についての話題が多くなる
1月なかば。

この間クリスマスが終わったばかりなのに、
もうバカンスの話ですよ!
フランスは本当にバカンスが多いんだよね。

さて、そんな2月のバカンス2週間。
通称「スキーバカンス」と呼ばれる
その名の通り、
スキーに出かける人が多いよ。


▲スキー教室の子どもたち。
4歳、5歳の子どもたちも長いリフトに乗って上の方まで連れて行かれていて、
大胆さにさすが!とびっくり。

とのまりこ
冬のバカンスといえばスキーだから、
小さい頃から毎年スキーに行っていたという
フランス人も多く、
そこそこに滑れる人が多いのがすごいところ。
(生まれたての小鹿みたいに立っている人や
転んでいる人を、あまり見かけない。)

今日はそんなスキー場での
スキー教室のお話です。
1週間単位で
スキーバカンスを過ごすフランス。
子供たちは、スキー教室に入れられ、
そこで5日間か6日間、
みっちりレッスンしてもらうのが
定番の過ごし方です。


▲いちばんのちびっ子クラスはこんな風に
柵で囲まれた「子供の庭」と名前が付けられたゲレンデで1週間の教室。
息子4歳も初めてのスキーはここでスタート!

バブー
午前中だけとか、午後だけとか、
お昼を挟んで午前も午後も1日コースとか、
いろんなコースがあってね、
もちろん1日だけ受講するとかも可能なんだけど、
ほとんどの人が1週間まるまる、
5日間か6日間のコースを選ぶみたいだよ。


▲「ピウピウクラス」(日本語ではピヨピヨクラスかな?!)と名付けられた
ちびっ子クラス。
まずは自分でスキーを履いたり脱いだり、カーペットの上を歩いたりする練習から。

スキーも上手になるし、
大人たちはその間、自由な時間を過ごせるし、
まさに一石二鳥。
3歳、4歳から入れるクラスがあって、
ボクの弟分、プチモンスターも
初めてのスキー教室に1週間通ったよ。


▲「ピウピウクラス」にだって
こんな動く歩道タイプのリフトマシーンがついています。


▲上の写真の動く歩道リフトに乗って上に行き、滑る練習。
まっすぐ滑る、から、旗やキャラクターをタッチしながら滑る、止まる、など
毎日ちょっとずつレベルが上がっていきます。
子どもは驚くほど上達が早い! あっという間にみんな滑れるように。

とのまりこ
そこで登場するのが
フランスのスキーのメダルシステム。

初めてのいちばんちびっ子たちの
3歳、4歳クラスから、
とても高いレベルまで、
いくつもクラスがありますが、
5日間か6日間のクラスに通うと、
最後にメダル(認定バッジ)がもらえるのです。


▲レベルごとの色々なデザインのメダル。
例えば左下2つのメダルはついている星の数が違う。
星なしから3つ星まである。

そのメダルによって、
大体のその人のスキーレベルが
わかるシステム。
どのメダルをもらったかで、
次に行った時に入るクラスが決められるし、
その子のレベルがだいたい分かるから、
どこのスキー場に行っても
共通の「ものさし」があるようなもの。
とても分かりやすいなあと思います。


▲毎年家族4人でスキーに行くという友人ファミリーの子供のメダルコレクション。
子供たちにとっては新しいレベルをクリアしてメダルをゲットしていくというのは
とても誇らしいこと♪

バブー
よく蚤の市でね、
このメダルを見かけることがあってね、
星が1つしかついていなかったり、
3つついていたり。
星が取れちゃったのかな?
古いから壊れちゃったのかな?
なんて思っていたけれど、
そうじゃなかったよ。
スキー教室のレベルによってもらえる
メダルだったんだ。


▲これは今年友人の子供がノルディックスキークラスでもらったというメダル。
フランスはアルペンスキーだけではなくノルディックスキーなどもとてもさかんで
ゲレンデもいっぱいあるし教室も充実している。

とのまりこ
これ、あくまでも
レベルの目安の認定バッジなので、
これを持っていなくても
スクールに入ることはできるし、
自己申告で難しいクラスに入ることも可能。

ただし、1週間スクールに通ったから
必ずもらえるというわけでもなく、
ちゃんとコーチが見て、
認定テストがあったりと、
もらえないこともあるのだそう。

初日の具合で、
クラスレベルの落第や飛び級もあるし、
最後の最後で
メダルをもらえないこともあるので、
上のクラスに行けば行くほど、
子供によっては
ちょっぴりプレッシャーを感じたり、
スクールに入るのを嫌がったりも
よく聞く話です。


▲最後の日には「ピウピウクラス」のキャラクター君まで登場。
最後の日にメダルをもらえると子供たちも大はりきり。
胸元にメダルをつけてもらって大満足の息子。

バブー
フランスには
どこのゲレンデにも必ずあるような
大手のスクールが2つあるよ。
(その他小さな会社ももちろんあるよ。)

2つのスクールの
メダルの呼び方やデザインも
ちょっとずつ違うけれど、
メダルをどこまで取ったかで、
全国共通でレベル認識ができるってのも
なかなか便利なシステムだよね♪


▲これが息子が初めての「ピウピウクラス」でもらったメダル。
「ピウピウ」の中でもレベルがいくつかあって、
子供によってどのレベル認定バッジをもらっているかが違う模様。

ちなみに、
今日は子供たちの様子を紹介したけれど
もちろん子供だけでなく大人のレッスンも
充実しているよ。
子供と同じように、
1週間のレッスンをとる人もいるし、
個人レッスンや2、3人の少人数レッスンを
取る人も。

太陽がいっぱいの
夏のバカンスのイメージが強いフランスだけど、
冬のバカンスもめいっぱいスキーで楽しむ!
本当にバカンスの過ごし方が上手で羨ましいよね♪


▲2代目バブーも我が家に迎えられていきなりスキーバカンスへ。
長旅も余裕だし、毎日ちゃんとホテルでお留守番もできました♪

 

*とのまりこさんの新刊が出版されました*


「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

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