バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
フランスに単身渡って14年。 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 




4 5 6

「イースターは
チョコの嵐?!」

4 5 6
「イースターはチョコの嵐?!」

バブー

この週末はイースターの3連休だったフランス。
子供たちは「チョコレート探し」で大忙しだったよ。

今回3回目の全国的ロックダウンになっているフランス。
生活必需品以外のお店は閉められているのだけど、
「チョコレートは生活必需品だ〜!!!」
って声で、今回のロックダウンでは
お店を開けることが許されたという、
チョコレート屋さん。


▲4月のイースターに向けて、3月の頭くらいからチョコレートは完全に
イースター仕様に。卵や動物や魚や鐘の形の
超巨大なチョコレートの中には、さらに小さなチョコレートが
たくさん入っています。

1年で最もチョコが売れるのだろう
イースターにお店を閉めるのは、
本当に死活問題なんだろうなってくらい、
みんなチョコレートを買いまくります。


▲スーパーも入り口を入ったところなど1番目立つところに
大量のチョコレートが並びます。
かなり早い段階から、2つ買えば2つ目は50%オフなど、
大量に買わせる戦略があちこちに。

とのまりこ
チョコと言えば思い出す、
バレンタインなんて、もうお話にならないくらい。
(そもそもフランスではバレンタインは
男性が女性に花などを送るのが定番スタイルなので
女性から男性にチョコレートを渡す習慣は
ないのですが‥‥。)

海外から様々な文化が入る日本ですが、
イースターの浸透具合は低めのような気がします。


▲街の仲良しの洋服屋さんのムッシューに超巨大な卵のチョコレートをもらって
ご満悦の息子。チョコレートには関係ないお店でも、
子供たちのためにチョコレートが用意されていたりします。
まるでハロウィン状態。


▲子供のテンションが1番上がる巨大なチョコレートの中には、
さらに小さなチョコレートが大量に入っています。

街中のスーパーもチョコレート屋もケーキ屋もパン屋も、
イースター関連のもので埋め尽くされる感じ。
チョコレートの卵探しをしたりって、少なくとも
私が小さい頃はあまり印象がありませんが
今はどうなのでしょう??


▲幼稚園でいろいろ作ってくるイースターグッズ。
イースターに向けて、毎日キリスト教的な意味のお話を聞いて、
そしてイースターにまつわる工作や絵をやったよう。
学校だけはチョコレートと関係ない本来のイースター。

バブー
もちろん、キリスト教的な大切な意味がある
イースターの復活祭なんだけどね、
それにしてもチョコ、チョコ、チョコの嵐なんだ。
日本でこのイベントが同じように流行ったら、
卵やウサギ型のお煎餅とかおまんじゅうとか
コロッケとかクリームパンとか?!
いろんなものが売り出されるような気がするけれど、
とにかくチョコ、チョコ、チョコの嵐なんだ!


▲我が家が住んでいる集合住宅にも、日曜日の朝、
チョコレートの卵探しのイベントをするとお知らせが。
ロックダウンでもこれはやってくれるんだと、
イースターの重要性がよくわかる?!

とのまりこ
今まではフランス人ファミリーに
イースターランチに誘ってもらったり、
誰かがオーガナイズしてくれる卵探しに
参加させてもらったり、外野の一人として
みていたイースターですが。

いまでは、
「卵探しという楽しいイベントが待っている」
とイースターを理解する歳になった息子目線で
参加するようになった、イースター。

息子たちのために
チョコレートを用意する側になったイースター。
世の中の「チョコレート度」が
「ハンパなくマジ!」なのがよ〜くわかった
今年のイースターなのでした。


▲同じ住宅に住む子供たちと、イースターのチョコレート探し。
管理組合の人たちが集合住宅の庭中に隠してくれた
大量のチョコレートをみんなで探して、
最後は不公平がないように平等に分けます。

まさにそのイースターの週末だったこの土日、
とにかくとにかく、チョコレート屋さんの大行列が
すごくて、20人前後の人がずらっと並ぶ店ばかり。
子供のためだけじゃなく、家族や親戚と
イースターに集まる際のおみやげとしても
チョコレートを持っていくから、
もうみなさん両手の紙袋いっぱいに、チョコ。

見ているだけで、塩っぽい煎餅を食べたくなるのは
私だけなんだろうか‥‥笑。


▲イースターの週末のチョコレート屋。
どこのお店も朝から夜まで20人以上の客が店の前に並んでいる状態。
みんなどれだけチョコレートを買うのでしょう。
ていうか、3月からイースター仕様だったんだから
少し早めに買っておけばいいのになと思ってしまうのはわたしだけ?!

バブー
先週から3回目のロックダウンに突入して、
最後の砦と言われた学校も、
ついに休校になってしまったフランスなんだけどね。

「イースターの連休である、この土日は、
地方の家族のところに行くなどあるだろうから
移動制限は設けない」
って発表だったんだよ。

ズコ〜ツ。
「いきなりそこはいいのかいっ。」
「そうやって全国に広がっていくやないかいっ!」
ってツッコミはさておき。
「イースター」というイベントが、
カトリックの国にとって
本当にとても重要な位置付けなんだなと
改めて感じた今年のイースターなのでした。


▲このチョコレートの卵探しを、各家庭で、マンションで、
そして近所や学校の友達と何回もやるので、
とてつもないチョコレートが集まって、母は戦々恐々‥‥。


▲我が家でももちろん楽しみにしていた卵探し。
ベランダの植木の間にたくさんかくして、
袋いっぱいのチョコレートゲットしてご満悦。
何か月分のチョコレートがあるんだろう‥‥。

イヌにとっての禁止項目のひとつである、チョコ。
ボクには「イースターの卵探し」の楽しみが
な〜んにもわからないっ!
誰か「イースターのニク探し」ってのを
開催してくれないかな?!


▲この植木鉢たちにたくさん隠れているチョコレート探し。
お肉探しにしてくれないかなあ‥‥。

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

2021-04-06-TUE

まえへ