バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「感染者数が過去最多で、
どうなっている?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「感染者数が過去最多で、どうなっている?!」

バブー

フランスのコロナ感染者数が
過去最多を記録したなんてニュース、
先週目にした方、耳にした方
多いのではないでしょうか。

確か先週の4日金曜日、
過去24時間の新規感染者数が
9,000人近くということで
大きなニュースになったんだ。

ちなみに、この原稿を書いている
7日の月曜日朝の時点のニュースでは、
金土日の3日間を合わせて
25,000人近い
新規感染者確認なんだそう。

フランスの規模がすごくて、
日本で連日ニュースで流れる数字が
つい、ちっぽけなものに見えてしまって
しょうがないボクたちです(泣)‥‥。

とのまりこ

あれだけ普段通りに
バカンスにお出かけして
楽しんでいたら。
そして
パリ市内全域で
マスク義務化されるまでの
マスクしない率を見ていたら。

そりゃあどんどん増えるよね‥‥。
とも思うのですが、
一方で、
とにかくこれだけ検査してたら
数字的にはどんどん出てくるだろうな、
と思わずにはいられないのが
PCR検査を待つ人たちの行列です。

8月半ば、久しぶりにパリに帰ってきて、
バスの中から街を眺めていて、
ところどころ
店の外にまでできている大行列。
しかも毎日同じ場所が大行列。

行列ができるようなお店あったっけ??
一体何ができたの?!
と不思議に思ってよく観察したら、
行列は全て、PCR検査待ちの「ラボ」。


▲パリの街のラボ前の行列。どこのラボも朝のオープン前からこんな行列が。
昼間出かけた時も、夕方のお迎えの時に通り過ぎても同じくらいなので
1日中行列が絶えないようです。

バブー
フランスには街のあちこちに、
「ラボ」と呼ばれる検査施設があり、
血液検査などは
全てここに処方箋を持っていき検査し、
あとでかかりつけ医や病院に
検査結果を持っていくというシステム。
(例えば妊娠中に必要な血液検査など、
全てここでやってもらうよ)
この「ラボ」で、
PCR検査ができるようになっているんだ。


▲最近はランデブー(予約)を取ってからでないと受け付けないというところも
増えたので、随分行列が減りました。

とのまりこ
7月25日からは医師の処方箋なく
検査を無料で受けられるようになったため、
さらに検査数が増えているようです。

並んでいる人たちを見ると、
案外若い人たちが多く、
3時間待ちなんてこともあったそうです。

「みんなそんなにPCR検査受けたいの?!
なんで?!」
とフランス人に聞いてみたら、
自分が受けたいから並んでいるというよりも、
PCR検査の証明が必要な国に行こうとする場合、
職場などで濃厚接触の疑いが出た場合、
家族や親戚に感染疑いが出た場合、
妊娠しているから
など、受ける必要があるからって人も
多いはずだよと教えてくれました。
なるほど。

1週間でおよそ102万9000件の
PCR検査が行われているそうです。


▲フランスは11才以上のマスク着用が義務。幼稚園や小学生までは任意なので
学校で見ていてもほとんどの子供はマスクなし。

バブー
ほんのすこしの血を採取して調べる
抗体検査も、
街の薬局で簡単に
その場でしてもらえるようになっているよ。

ボクたちの知り合いで
この抗体検査を受けた人たちも
たくさんいるけれど、
明らかにコロナの症状があって、
自宅療養していたのに、
抗体は出てこなかったとか、
全く症状がなかったのに、
とてつもなく高い数値の抗体が出たとか、
その検査の正確さには怪しいものもある、
と言われているみたいだけどね。


▲薬局には「コロナの抗体検査テストやってます」とか
「うちはテストはなし。マスクのみ」などと
受け付けている内容の表示がされてます。

誰でも簡単に
スピード診断してもらえる抗体検査。
例えばボクの家のすぐそばの薬局では
17ユーロ(約2,100円)。
2,000円前後で、自宅そばの薬局で
検査できるならいいよね。

今度ボクの家族も、
やってみようということになっているよ!

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2020-09-08-TUE

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illustration:Jérôme Cointre