バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
フランスに単身渡って14年。 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 




3 5 3

「パリのサーカスは
身近な娯楽?!」

3 5 3
「パリのサーカスは身近な娯楽?!」

バブー

先週お知らせした伊勢丹新宿での
フランスフェア連動企画の「ぼわっと」。

まだまだ残り1週間。
半分が過ぎたところ。
百貨店に入れないボクは
毎日お留守番ばっかりだけど、
ボクの飼い主まりこちゃんは
毎日トイレ以外の時間はず〜っと売り場にいます。

売り場ではお買い物いただいた方に
ボクのカードも配っているからね。
ボクはいないけど、
後半戦もみなさんぜひ遊びに来てね!

とのまりこ

さて、そんな今回の売り場の
デザインテーマは
フランスのサーカスをイメージしたもの。

カラフルな売り場デザインが
楽しい賑やかなサーカスを表現しています。

サーカス。
私が小さい頃は、
たまに母に連れて行ってもらった
記憶があるのですが‥‥。
最近の日本では頻繁にお目にかかることは
なくなってしまったような気がします。

一方フランスでは、
今でも、「サーカス」は
子供たちが大好きな娯楽の一つ。
とても身近にある存在なのです。

バブー
まずパリにはね、
「冬のサーカス(CIRQUE D'HIVER)」って
名前がついている
常設のサーカス小屋があるんだよ。
「サーカス小屋」といっても、
移動式のテントのようなものじゃなく、
多角形型の立派な建物。

なんともう160年以上前に建設された
古い古い歴史ある建物なんだよ。
マレ地区という、パリの中心部の
超おしゃれショッピングエリアの
すぐそばにあって、
10月から3月まで秋冬期間限定で
毎年サーカスショーが見られる、
パリっ子に愛されている
老舗のサーカス小屋なんだ!


▲これは「冬のサーカス」と名前がついているパリの人気サーカス。
その名の通り秋から冬にかけてのみ公演があります。

とのまりこ
丸いステージを真っ赤な観客席が囲み、
生ブラスバンドが演奏してくれる
ノスタルジック度120%のサーカス。

演目は毎年少しずつ変わりますが、
動物たちのショーやピエロのショー、
そして空中ブランコなど、
いわゆる「ザ・王道」のサーカスショー。

現代風にアレンジしていないところが
何よりも貴重で魅力的なサーカスです。


▲パリのど真ん中にある歴史あるサーカス小屋
(小屋という言葉はふさわしくない立派な建物)


▲パリの子供達が楽しみにしている「冬のサーカス」。
ノスタルジックな雰囲気満点で大人も大興奮。

そして、この立派な建物の
サーカスだけじゃなく、
街中の公園に
小さな小さなテントでやってくる
家族経営の移動サーカスなど、
フランスでは
大小さまざまな規模のサーカスを目にします。

普通にいつも遊んでいる公園に
期間限定で小さなサーカスがやってきたり、
バカンス中の観光地に行くと
移動サーカスがやってきていたり。


▲サーカスの幕間。フェイスペインティングをしてもらったりポップコーンを買ったり
ここもノスタルジックな雰囲気でいっぱい。

バブー
頻繁に目にする身近な存在サーカス。
子供たちがとっても楽しみにしている
娯楽だよ。

例えば、ボクのうちの
近所の公園にやってくる
小さなテントのサーカスは、
お父さん、お母さん、長男、長女、次男の
5人家族でやっているサーカス。

とのまりこ
時間になると公園中に響き渡る
鐘の音を合図に、今か今かと待ちわびていた
子供たちが集まってきて。

お父さんがピエロ役や司会をして、
お母さんが入り口でチケット売りをして
お兄ちゃんはジャグリングで失敗しまくり、
登場するヤギは言うことを聞かない‥‥。


▲失敗ばかりで何度やっても成功しない長男のジャグリング。
何とか成功してくれと心の中で思わず応援してしまうほどの出来(笑)

休憩中には家族総出で
ポップコーンやポストカードや風船を売って、
フィナーレは5人家族全員で踊る♪

なんて感じで、
リアルドタバタ劇を見ているような
可愛いサーカスだったりするんです。

もうショーのクオリティとしては
お金を取って見せるのはどうなの?!
なんて思ってしまうくらいなこともあるけれど、
子供も大人も大笑いしながら楽しむ姿をみて、
とても幸せな気分になります。


▲街の中のいつもの公園の中に突然やってくる小さなサーカス。

「ああ、
この頑張り過ぎないゆる〜い感じ、
本当に素敵だなあ‥‥」

っていつも思います。
最先端技術とか、真新しいものを全く入れない。
入れようとしない。
20年前も30年前もずっと変わらない
とってもアナログな感じ。
とにかく素敵なんです♪

個人的には
日本にももっともっとこの「アナログ感」が
たくさん残っていけばいいのになと思います。


▲こちらの小さなサーカスでは幕間に家族全員が出てきて、
自分たちでポップコーンやわたあめや風船を手売りします♪

バブー
さて、
そんなパリのサーカスをイメージした売り場の
伊勢丹新宿「ぼわっと」は、23日(火)まで。
5階のエスカレーター前、
「センターパーク」という場所が
パリになっているから
みなさんぜひ遊びにきてね!

今週はほぼ日の「生活のたのしみ展」も始まるし、
ぜひ帰り道にちょこっとボクたちのお店も
見にきてね♪

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】


2019-04-16-TUE

まえへ