バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「ピクニックに
 ピクニックを
 持っていく?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「ピクニックに
 ピクニックを
 持っていく?!」

バブー

本来だったら秋を通り越して
冬に突入していてもおかしくない、
10月のパリ。

今年は例年よりも
10度前後気温が高く、
お天気の日が続いていて
まるでまだ夏の続き気分。

先週末も27度まで気温が上がり、
真夏の格好の人と、
すでに衣替えをしてしまって
冬服のままの人とが
混在する、不思議なパリだったよ。

とのまりこ

予想外に続いている
暖かい日を最後まで満喫しようと、
カフェのテラス席も
公園のベンチも芝生も、大賑わい。

まさかまさかの下着姿で肌を焼く人までいて
(夏のバカンスシーズンには公園の芝生で
下着姿で焼いてしまう人は
パリおなじみの名物シーンです)
思わず10月ということを忘れてしまいます。

バブー
公園にはピクニックを楽しむ
パリっ子もいっぱい。

この、フランス人の大好きな、
「pique-nique」(ピクニック)。

ピクニックに持っていくお弁当のこと自体も
フランス語で「ピクニック」って言うのを、
知っている?!

とのまりこ
子供と一緒に見ていた幼児アニメ。

子ブタの家族がピクニックに出かける
というエピソード。

「ピクニックにピクニックを持っていくぞ」
「パパがピクニックのピクニックを
車の中に忘れてしまった」
「これでボクたちのピクニックに
無事にたどりつける!」


(画像はYoutubeより。)

なんてやたらと登場する「ピクニック」。
私たちが使う「ピクニックをする」
という意味の「ピクニック」以外に、
どうやらお弁当(食べ物)自体のことも
「ピクニック」と表現するから
登場回数がとても多くなるみたい。

バブー
例えば、学校や職場に持っていくような
お弁当のことは「ピクニック」とは
言わないけれど、
野外に持って行って食べたりする
簡単な食べ物を「ピクニック」
と表現したりするんだって。

とのまりこ:
他にも「casse-croûte」(カスクルート)
ともいうそうで。
辞書を調べると確かに
「簡単な食事、軽食、弁当」と出てきます。

「カスクルート」といえば、
日本のパン屋さんでは、
バゲットに具がはさまったサンドイッチのこと。
そうか、もともとは
そういう意味だったのか!

フランスでピクニックとかに
ちょっと持っていく簡単な食事
=バゲットにハムとチーズをはさむ

となるから日本では
サンドイッチ自体の名前が
「カスクルート」となっていたのか〜。
と、ちょっとスッキリ!

バブー
「ピクニック」も「カスクルート」も
ボクの大好きなおいしいごはん♪

ちなみに「ピクニック」とは
もともとヨーロッパ貴族の狩猟遊びで
栄えたものが大衆化したものなんだって。

やっぱり起源はヨーロッパだったんだ!
フランス人が大のピクニック好きなのにも納得だね。

ピクニックのお弁当のことを「ピクニック」。
なんてちょっとかわいいでしょ?!
よかったらみんなも使ってみてね。

「ピクニックに持っていく
ピクニックを作らなくちゃ」ってね。

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2018-10-16-TUE


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illustration:Jérôme Cointre