バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「カフェのテラスが
喜びで広がる?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「カフェのテラスが喜びで広がる?!」

バブー

パリは6月2日、
ようやくカフェやレストランの
テラス席が解禁されたよ。

ロックダウン中、2ヶ月以上
閉じられていたカフェやレストランに
ようやく活気が戻ってきた!

なんて言っても今の時期は
1年で最も日が長く、夜まで明るい時期。
(夜9時10時になっても
外が昼間のように明るいんだよ)
1年分の太陽を一気に浴びようと
(→美しく日焼けしていることが
よしとされる国だからね)
皆が日当たりのいいテラス席を求める時期。
パリっ子たちも待ちに待ったという喜びが
溢れているようです。

とのまりこ

相変わらずまだ日本に滞在中の
我が家なので。

今日はパリに住む友人たちに
協力してもらって、
6月2日テラスが解禁された時の
パリがウキウキしてしまっている写真を
貸してもらいました。

ちょうど1週間前の、
6月2日からのテラス席解禁でしたが、
すでにその前の週末から
フライングスタートしてしまって
大にぎわいだったテラスもあったようです。


▲いつも通りのパリに戻ったかのようなテラスの賑わい。

バブー
店員さんはマスクをしなくちゃいけないとか
テーブルの間隔を開けなくてはいけないとか、
道を通る人の安全のために
一定の間隔を取らなくてはいけないとか
1グループの人数制限など、
細かい決まりはあるんだけどね。

とにかくいかにたくさんのテラス席を
設けるかってことに、みんな一生懸命。


▲室内はまだ禁止なのでできるだけ外にテーブル席を出す!

とのまりこ
え〜!!
そこまでテラス席作っちゃう?!
という場所まで広げて営業という
カフェやレストランが多くて
思った通りとニヤッとしてしまう。


▲はるか通りを渡った向こう側までテラスを広げるのあり?!

絶対に危ないじゃん!!
絶対にクレームの嵐じゃん!!
と思ってしまうような場所に
どんどんテラス席が
広げられているようです。


▲こちらも通り渡った反対側までテラスを拡張バージョン。
飲み物や食べ物運ぶのも横断歩道わたることに!

バブー
「テラス命!」
「太陽の光命!」
のおフランスだから。
もう広げたもの勝ち?!


▲アパート前だけどこれもいいのかな‥‥。

ジャポンじゃクレームと炎上で
ダメになりそうなことも、
テラスと太陽のためなら
許されるのか、押し通されるのか。
きっと文句を言う人もいるけれど、
そんな意見大多数のテラス解禁の喜びに
かき消されるだけ♪
ボクたちはこんな
「細かいこと言ってないで
人生を楽しもう〜。ケ・セラ・セラ」
というおフランス流が好きだよ。


▲道路上にまで…!
なんだか危ない気もするけれど、それよりもテラス席! なんだろうなあ。


▲車道の駐車スペースにもテラス席を広げてちょっぴり危険?!


▲閉鎖中の店があればそこまでテラスを広げる。

さて、こうやって少しずつ
日常が戻りつつあるパリ。
とにかく第2波が来ず、
みんなが大好きなテラス席が
いつまでも賑わって
楽しいおしゃべりの声が響く
パリが続きますように‥‥。
(写真を提供してくれたShigeさん&Sachieさん、
ありがとうございました〜!)

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2020-06-09-TUE

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illustration:Jérôme Cointre