バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「バカンスは
 『太陽の高速道路』で
 南下?!」

 
     

バブー

パリはバカンスに出かけている人が多くて
なんだかずいぶんがら〜んとしてきたよ。

夜、アパートのベランダから見渡す
ご近所さんの窓に明かりが灯るのは
ほんのわずかだし。

とのまりこ

マルシェ(市場)の品揃えも
半分以下に減って、寂しい感じ。

魚屋さんの店先は海老やカニよりも
下に敷かれている氷の方が目立つし。
花屋さんの店先に並ぶ花たちも、
いつもの5分の1くらい。
すき間も多くてちょっとひっそりとしています。

バブー
でもお店を開けているだけまだまだ!

かなりたくさんの商店のシャッターが閉められ、

「夏のバカンスに行ってきますよ〜。
 6月30日〜7月29日まで休みますよ〜。
 それではまたバカンス明けに会いましょ〜。
 チャオッ♪」

みたいな張り紙が貼ってある。

お気に入りのパティスリーからも
バカンスのお知らせメールが届いて。

パン屋も、八百屋も、総菜屋も、ワイン屋も♪
改めて1ヶ月も閉めて
バカンスに行っちゃうのね。って、
「バカンス命」のフランス魂を感じる、
夏のバカンス真っ盛りのパリ。

ピークはまだまだ8月に入ってからですが。
もう今の時点でこんなにがら〜んとしているパリ。
8月のパリはどれだけ静かになるんだろう・・・。

とのまりこ
ちなみに、バカンスだからって
フランス全土が
お休みに突入するわけじゃありません。
太陽がいっぱいの南の方、
リゾート地などは夏のバカンス中こそが
休みなしの大忙し。

そんな地方の商店の人は、観光客が少ない
秋冬の11月〜3月の間にがっつり
お休みを取ったりします。

さて、パリっ子達は一体どこへ行くかというと。
やっぱりほとんどの人が
「太陽を求め、南へ!」
南フランスへ、スペインへ、イタリアへ、島々へ。
700〜1000km以上運転して。
太陽を求めて南下していきます。

というわけで、
フランスの真ん中を南北にはしる高速道路。
リヨンを経由して、南のマルセイユへ続く
オートルート6号線や7号線は
バカンスへ向かう人で
毎年大渋滞になるのですが・・・。

この高速道路の名前が
「Autoroute du Soleil」(太陽の高速道路)。

高速道路上の標識や、GPS上にも
「太陽の高速道路」で出てくる正式名。
なんだか名前を見るだけで、
バカンスへの気分が盛り上がる
ワクワクした名前がついているのです。
こんな命名にも、
フランスのバカンス魂を感じる私です。

バブー
ボクも今頃さ、
ビーチでのんびり
昼寝しているはずだったんだけどさ。
今年は急遽、
ムシムシ暑〜い日本に帰国するんだ。

残念ながら今年のバブー家は、
フランスらしいのんびりバカンスなしっ!
ボクはどっちかといえば、
ビーチでお昼寝バカンスが
よかったんだけどねえ・・・。

 

2014-07-22-TUE


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