バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「カフェのメニューで
 “パリジャン風”
 とは?!」

 
     

バブー

「パリこれ!」100回記念のプレゼント、
たくさんのお便りをありがとう!

とのまりこ

このコラムでパリに興味を持ってくれた方、
いつかパリに留学したいと思っている方、
家族で初めてのパリ旅行に行ってみたという方、
パリのイメージが変わったという方、
たくさんの方達の感想や、リクエストや
フランスへの質問、楽しく拝見しました!

今日はそんなお便りの中に多かった
『フランス語』という言葉の問題。

フランスに行ったばかりのときはどうしていたのか?
何か困ったこととかはなかったのか?

などなど、ご質問も多数だったのですが、
もちろん、おお困りです!
今だってフランス語の壁だらけです!

フランス語の「困ったな」話は
尽きることなくいくらでもあるのですが、
今日はパリに到着して初めて入ったカフェでの
苦い思い出話を。。。

バブー
2003年、元旦に到着したまりこちゃん。
(ボクはまだ家族にはなってません)
その年は、毎日氷点下の寒いパリ。
ホームステイ先の窓につけられている温度計が
毎日マイナス6度とか。
さらに毎日のように横殴りの雪が降っていたんだって。

とのまりこ
到着数日後、初めてメトロを使って出かけた日。
サンジェルマンデプレ教会エリアに降り立った私ですが、
寒さで耳がちぎれそう。。。
毛糸の帽子と、耳当てと、分厚い手袋は、
おしゃれのためじゃなくて
本気で必要なんだと痛感したパリの寒い冬。

バブー
あまりの寒さに、
「あ、あ、あ、あったかい飲み物。。。」
と、まりこちゃんはカフェを探します。

が、一体カフェがどれか分かりません。
カフェとビストロとレストランの区別もつかず、
どこが飲み物だけを飲める場所なのか
分からなかったのだそう。

しばらくさまよった末、
あったかそうなカフェを飲むお母さんと、
甘いココアとオムレツを食べる少年がいる
カフェを見つけて入ります。

ようやく横殴りの吹雪から守られた
あったかいカフェ。
パリに到着して初めてのカフェ。
ホッとしたのもつかの間。
メニューを出されても、全く分かりません。
どれがあったかい飲み物なのか。
いや、どこが飲み物のメニューなのかも分かりません。
そんなまりこちゃんが、唯一解読できたのが、

「Café」という文字と
「Coca Cola」という文字と
「Jambon Parisien」という文字。

「カフェ」、「コーラ」そして「パリジャン的な何か」
という単語です。
「紅茶」という単語は探しだせなかった
まりこちゃんは、結局
「コーラ」と「パリジャン的な何か」を注文します。

とのまりこ
なんでこんなに凍えているのに、
冷たいコーラなんて飲んでいるのだろう。。。
こうなったら「紅茶」が分からないから
ちょっと苦手な「カフェ」を注文するものの、
エスプレッソで苦い上に、たいして熱くはなく、
濃くて量が少ないので暖まらない。。。
が〜ん。。。

どうやって注文したらカフェオレになるのだろう。。。
そして少年の温かそうなココア。
うらめしそうにお隣の親子を眺めていると。
目の前に運ばれて来たのはどど〜ん。
大量のハム!
げげげっ!

そう、「パリジャン的な何か」は
ハム(jambon)と
バゲットとバターのことだったのです。
が〜ん。。。

加工したハムのことを
「Jambon de Paris」(=パリのハム)という
フランス。
このハム、バターをバゲットに
挟んだものを「Parisien」(パリジャン)
と呼ぶのです。
つまりパリジャンサンドセットだったのか。。。
「パリジャン風」っていうから、
何か素敵なものを想像していたのに。。。

こんな大量のハムだけ、食べられないよ。
しかも全然体があたたまらないじゃないかっ。
と、勇気を持って隣のココアとオムレツを
指差さなかった自分を責め続けたあの日。

みなさんも「パリジャン風」って
言葉には気をつけてくださいね。。。

バブー
今日は久しぶりにあの時カフェで出て来たものを
再現してみたらしいまりこちゃん。
真冬の吹雪で耳がちぎれそうになって
身体の芯から凍えそうな異国の地。
目の前にこんなプレートがどど〜んと
出て来たらって想像してみて。。。

ま、ボクは大歓迎だけどね♪
ボクがこれ、よかったら食べましょうか??

 

2014-06-24-TUE


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