「40歳」の誕生日。

「今年もやってきたおめでたい誕生日？！」
それとも「ついに40になっちゃった？！」
みなさんは一体どちらでしょう？
どちらだったでしょう？

フランスでは、この40歳。
人生のターニングポイント？！
というくらい、やたら重要視し、
やたら盛大にお祝いするんだよ。

先週末も、友人の40歳パーティーに
家族全員でお呼ばれした我が家。

誕生日用に借りた会場で、
大人60人＆子供40人規模の大パーティー。
（すでにかなりの人が帰ってしまった後の
集合写真で、合計80人くらいいたので
おそらく100人どころではない人がいたようです）。

もう、ちょっとした結婚式より
規模がでかい‥‥。

▲この日は40歳の誕生日に娘ちゃんの12歳の誕生日も一緒に

▲だいぶみんなが帰ったあとで慌てて集合写真。
　これでもちょっとした結婚式なみの人数！

実は友人の誕生日は８月だったんだけど、
フランス人はみんなバカンス中の、８月。
呼んでも誰もいないというわけで。

のびにのびて先週末。
正直「えっ、いまさら？」感も否めないほど
日がすぎてしまった誕生日だけど、
フランス人はほんと、
40歳の節目をやたら大切にするんだよね。

みんなの「40歳」節目に向けての
盛り上がり度を見る限り、
日本でいう「還暦」にも近い
盛り上がりなのかなあ‥‥、
といつも想像しています。

「来年は誰々の40歳だ。
何か盛大にパーティーしなくちゃ！」
という話が40歳近くなると
しょっちゅう話題になる感じなのです。

なにゆえ「40歳」なのかというと、
特に歴史的背景があるような
深い意味ではないらしい。

「30歳」ではまだまだ若く、
財力もなく人を招いて
大きなパーティーを開けるほどではない。
「50歳」ではちょっと歳もとり
パーティーで大騒ぎするほど
もう若くはない。
だからとりあえず「40歳」なんだろう。

というのが、
フランス人ほぼ全員の意見だったよ。
（ちなみに、なんだかんだ
50歳、60歳と節目ごとに
大きなパーティーをするんだけどね。）

とにかくパーティー好きなフランス人。
何かと人が集まる理由を探してる？！
なんて思っちゃったりもするけれど。

「今年も歳をとっちゃった」
じゃなくて、歳を重ねれば重ねるほど
大人になり喜ばしいことと捉えるフランス人。

大人たちがキラキラ輝いて見えるのは
気のせいじゃないのかなと思った
40歳の誕生日パーティーでした！

▲とにかく日向にいたがるフランス人たちの様子、
　ここでもばっちり出ています。
　きれいに日陰と日向の境界線より向こうに椅子を運ぶ人々。

▲マジックショーなんかも行われたり、
　子供たちも大喜びのみんなが楽しめるパーティー。

※この連載を再編集し、
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