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ほぼ日刊イトイ新聞

2024-12-12

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・なんか「ほぼ日」で師走の集まりのあとで、
 年越しそばを配るらしい。
 それを、あの店のラーメンの冷凍のやつに決めたらしい。
 ラーメンなんかいつでも食えるくらいに思っているのに、
 「ラーメンをもらえる」って聞くと、
 どうしてこんなにうれしい気持ちになっちゃうんだろう?

・そういえば、餅にも、魔力があるよなぁ。
 新潟のおせんべいの会社から、お米とお餅をいただいた。
 これが、知ってる、うまいんだよなぁ。
 「餅をもらえる」って、どうしてこんなにありがたいんだ。
 ずいぶん昔のことになるけれど、
 ぼくもまだ年賀状を出しているころ、
 年賀ハガキに「もち」と大書して出したことがある。

・餅についてはさらにあるな。
 毎年、餅つきのために伊賀に行く。
 いや、伊賀におじゃまして餅つきに参加させてもらう。
 おいしいもち米を、じょうずな人がどんどんついていく。
 ぼくも上司も娘とかも、まねごと程度に餅をつく。
 つきたてをいろんなふうに食べるんだよね。
 前の日から近くに泊まって、餅ついて、餅たべて、
 そのまま夕方にはおいとまするのだけれど、
 あんなことさせてもらえて、ありがたいなぁ。

・おせち料理、どうして毎年頼むんだとか、
 そんなにおいしいものじゃないとか人は言うけど。
 なんとなくあるものは、なんとなくあるほうがいいんだ。
 あいまいな価値のものは、勝ち残ってきたものなのだ。
 ほんとうに要らないと思ったら、離れればいいんだし。
 ぼくは、まだおせち料理はあったほうがいいな。
 たとえ、翌日にもうカレーを食べているとしても。

・年末の黒豆とぜんざいは、ぼくの仕事なので、やる。
 自宅の他に三軒の家に送ることになっている。
 できたものをびん詰めして送るのは、少し後になるので、
 ちっとも正月料理じゃなくなっているが、
 じぶんの家では、大晦日から食べたりしている。
 正月に「生活のたのしみ展」があるので、
 年末っぽいことも、もう早めに書きたくなってる。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
もう12月かとか言ってたくせに、もう正月になるぞと思う。


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