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ほぼ日刊イトイ新聞

2020-02-27

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・今日のたのしみも、この先のたのしみも。

 昨日、「ほぼ日」が関係するいくつかのイベントを、
 中止または延期にするという決定をしました。

 残念なことであるのは言うまでもありませんが、
 新型コロナウィルスの感染拡大を減衰させるための
 この1~2週間の特別な取り組みとして判断したものです。
 そして、実行に移した場合の消毒の用意、飲食の注意、
 熱のある方のチェックと入場制限、係員のマスクの装着、
 会場の換気などなどを徹底して行っていくと、
 もともとの「たのしみ」の要素が、どうしても
 二の次になってしまうということも勘案されました。
 「よろこんで集いたい」のが、イベントですから、
 配慮を重ねて、過ぎるくらいの心配で防御をして、
 気持ちよくたのしめるのかが、疑問になりました。

 演劇にしても、さまざまな催し物にしても、
 人と人の情熱や技術を組み合わせ、
 真剣な思考や稽古を重ねてつくりあげるものです。
 それをぼくは農作業に喩えたことがありますが、
 これを中止にしようということは、
 そうそう簡単に言えるようなことではありません。 
 イベントの中止は、農作物の廃棄に似たものでしょう。
 それでも、あえて「中止にしましょう」と決めました。
 あえてそうしてでも、なんとかこの時期を乗り越えて、
 あかるい未来につながりたいと思ったからです。
 残念ですし、観客席にいたはずの方々や、
 いろんな人に申し訳ないのですが、そういう判断でした。

 「集まる」はやめていますが「流れる」はあります。
 ほとんどの道やお店には、人の流れがあります。
 イベントの中止になった「ほぼ日曜日」は、
 「会社と別の仕事場」として使ってみようかと思います。
 集まるのではなく、離散しつつ仕事をする実験です。
 家にいる人、会社にいる人、公園で打ち合わせする人、
 いろんなところを広々と使って、
 新しく、どんな働き方ができるのでしょうか。
 暗くならないように、ほんとの春をたのしみにしながら、
 今日のじぶんたちにもちょっと期待してたいと思います。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「はたらき方」の実験、思いつくままに大いにやろうぜ。


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