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2018-09-25

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・阪急うめだ本店での「生活のたのしみ展」が終わって、
 なんか、心地よい疲労と笑顔のうちに翌日を迎えている。
 みなさん、ほんとにありがとうございました。
 ぼくは、最終の新幹線の切符をとっていたのだけれど、
 ゲストに来てくれたみうらじゅんの都合に合わせて、
 トークイベントのあと、そのまま東京に戻ることにした。
 思えば、遊びでなく仕事のスケジュールで、
 こんな旅をすることはなかった。
 ふたりで新大阪駅へのタクシーに乗って、
 ふたりで切符売場にいって乗車時刻の変更をして、
 ふたりで柿の葉寿司と焼き鯖寿司を買って、
 隣り合わせの席に座って、弁当を半分ずつ交換して、
 相も変わらぬ無駄話をしながら帰ってきた。
 70歳になろうとしているぼくと、60歳になったみうらと、
 考えてみたら、老人のふたり旅なわけである。
 いや、考えてみなくても老人のふたり旅だ。

・ずいぶん、長い時間が過ぎていたのだなぁと、
 どちらもしみじみしながら鯖などを食べていた。
 ぼくらが知り合ったころは、まだみうらじゅんでなくて、
 三浦純という美大の学生だったわけで、
 ぼくはぼくで、三十そこそこの生意気盛りだった。
 それぞれに、まぁ、それなりに山あり谷ありだったけど、
 互いに生き延びてきたからこそ、なつかしい話もできる。
 年齢は10も離れているのだけれど、
 40年近くもの間、「あいつはこういうことしてる」と、
 仕事ぶりを見てこられたのは、幸福なことだ。

 ぼくもそういうやり方をしてきたのだけれど、
 どうやって食ってくかを考える前に、
 「こういうことしたい」と、はじめてしまうことが多い。
 若いみうらじゅんも、「それでいいのかぁ」と思って、
 祭りやら旅やら蒐集やら歌やらをやってきたようだ。
 それのうちのなにかが、「めしの素」になって、
 「なんだかわからないけど食えてる人」になったわけだ。
 それは、おれもなんだよなぁ、と思うのだけれど、
 そんな説明をしちゃうと、ぼくの場合は怒られそうだ。
 だから、その、いや、ぼくはしっかりしてるんですよ。
 ただね、どっちも、あんがいね、人に思われてる以上に、
 「働きもの老人」だったりもするんですよ、残念ながら。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
糸井重里やってくのも、みうらじゅんやってくのも…ねー。


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