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2019-09-22

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・プロ野球のことに詳しくない人が読んでもわかるように、
 今年の「巨人ファン」がなにをおもしろがっていたかを、
 ちょっとだけ説明しておきたいと思いました。
 (ここで「巨人ファン」というのは、ぼく個人のこと)
 今シーズンの巨人というチームの方針は、
 大きくふたつのことが目立ちました。

 1)よければ上げる。ダメだったら再挑戦組に下げる。
 今年の巨人は、投手陣が頼りないと言われていました。
 なかでも、試合の中盤と後半を
 きちっと抑えるはずの投手たちに信頼が薄かったです。
 ひとりひとり名前をあげても、どこか頼れない感じです。
 シーズンはじめに、そのへんの役割を期待して、
 新しい顔ぶれを補充したはずでしたが、
 その人たちは、いまほとんど残っていません。 
 シーズンを通して、どうやっていたかと言えば、
 「うまくいっている選手は使うし、
 ダメだったら再挑戦組に入ってもらう」
 新人でもベテランでも高給取りでも外国人でも関係なし。
 前にダメだったとしても、下でよくなってきたら上げる。
 そしてうまくいかなくなったら、また下げる。
 それを頻繁にやっているうちに、
 持続して調子のいい選手がしばらく活躍します。
 いわば、準レギュラーの選手がいっぱいできました。

 2)変えることでのリスクより、変えない停滞を避ける。
 「なんとかなってるから、もう少しそのまま」
 という戦術は、ほんとうに少なくなっていました。
 セオリー無視ではなく、セオリーを超える策でしょうか。
 「いい方向に変える」ために、選手の責任は問いません。
 その選手を起用した監督に責任があると徹底しました。
 「まさかの交代」もしょっちゅうあって、
 たぶんある確率で失敗もしたわけですが、
 成功したケースのほうがずっと多かったと思います。 

 1)も2)も、似た意味を持っています。 
 真剣に取り組む出場機会が、圧倒的に増えることです。
 その経験によって、確かめること、育つことが増えます。
 強いチームではなかったけれど、
 勝ち、育つチームができてきたぞと、思いました。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
実はもうひとつ、チームをあかるくしようと決めてたこと。


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