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ほぼ日刊イトイ新聞

2024-02-29

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・4年に一度の2月29日という一日が、
 「おまけ」みたいなものだと気づいて、
 こいつを安息日にしてみましょう、と決めただけのことだ。
 いつもとちがう一日なのだから、
 いつもとちがうことをしてやりましょう、と決めた。
 それは「さぼる日」と名付けられて、恒例の行事になった。

 しかしねー、ぼくにとってはこの「さぼる日」って、
 「さぼってない日」より、ずっとさぼってないです。
 いつものように午前4時に寝て、
 9時にはスタートに合わせて神田の「ほぼ日」にいて、
 そこから計画したりしなかったりの一日をすごす。
 ま、そこでずるずるとさぼっていてもいいんだけどさ、
 一回目が「雪の千葉動物園」でゴリラと対面できたとか、
 二回目は「箱根温泉一人旅」とか、けっこうよかったんで、
 今回も、それなりに、「じぶんの思い出に残るような」
 そんなさぼり方をしたいと思うじゃん。
 でもね、あんまり張り切りすぎてもいけない。
 「猛烈さぼりーまん」とか噂されるのはありがたくない。
 某山下さんは「この機会にバンジージャンプを」と、
 思いついたままに勇んで家族に告白したら、
 えらくとっちめられたらしい。
 ぼくも考えている途中では「へリコプターで東京湾周回」とか
 「赤城山のバラ栽培農家から山ほどのバラを買ってくる」
 「都内都下ラーメンの旅」「ひとりメイド喫茶を嗜む」
 「厳寒の本栖湖で釣れない釣りをしてくる」とか、
 なかなか苦労の多そうな企画も考えたんだけれど、
 「さぼる日」は「がんばる日」じゃないんだと気づいた。
 で、まぁ、もう遅いが、当日になってしまったので、
 いちおうなにをしようかはメモしたんですけどね、

 「がんばらないで、ちゃんといつもとちがってる日」として
 「雪の日の千葉のゴリラ」や「箱根温泉一人旅」よりも
 たのしめそうかというと、もひとつ自信はない。
 「この道をゆけばどうなるものか、危ぶむなかれ。
 危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。
 迷わず行けよ。行けばわかるさ」
 こんなときにもアントニオ猪木のことばは強い。
 いくつかの「この道」を考えついた。
 あとは、危ぶまずに一足を踏み出すのだ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
みんなはどんなこと考えてるのかなぁ、食べもの多めかな?

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