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ほぼ日刊イトイ新聞

2021-07-28

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・けっこう個人的なことだ。
 もう、みんな忘れているかもしれないけれど、
 ぼくは、4月26日から左手で歯を磨いてきた。
 右利きで、右ばかり使っているよりも、
 左手も使うようにしたほうがいいと思ってのことだ。
 最初のうちは慣れなくて、なんだかへんな感じだったが、
 徐々に慣れてきて、けっこう自然に磨けるようになった。
 いまでは、さぁ歯を磨こうと思ったときには、
 自然に歯ブラシを左手に持って、
 右手で歯磨きペーストを持つようになっている。
 なんと自然になったことか、と思ったところで、
 「これはもういいや」という気になった。
 これ以上、左手で歯を磨くことがじょうずになっても、
 あんまりおもしろいことではないようだと気づいたのだ。
 野球の選手が右打席でも左打席でも打てるように
 練習するのは「もういいや」とはならないけれど、
 ぼくが左手で歯を磨くことについては、もうこれでいい。
 新鮮な違和感もないし、じょうずになったからといって、
 右手以上によく磨けるというわけでもない。
 また、左手をもっと使って脳に新しい刺激を与えたいなら、
 もっと難しいことをやったほうがいいように思った。
 で、いっしょにやってきた方々には残念なお知らせだけど、
 ぼくは「左でもうまく磨ける」という段階で終了します。

・次に、個人的にずっと考えているのだけれど、
 いずれはもっと大勢で話し合う必要のあることについて。
 はじまった「ほぼ日の學校」は、とてもよろこばれている。
 「学ぶ」というのは人に出会うことであり、
 人の話を聞くことではないかというコンセプトは、
 実際にかたちにしてみると想像以上に説得力があって、
 ぼく自身も「ほぼ日の學校」の存在に再注目してしまった。
 そんななか、何人かの方からのリクエストがあった。
 「忙しい時間をやりくりするために、
 画面再生に倍速ボタンをつけてほしい」というものだ。
 この意見は想像もしていたことなのだけれど、
 ぼく個人として考えているところでは、
 「人に会おう、話を聞こう。」ということのなかには、
 同じ時間を共有するということが含まれていると思うのだ。
 「話を聞く」ときに「倍速でお願いします」はどうだろう? 
 これについては、まだ、もっと考えを続けてみます。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
毎日85点とかの実感があるなら、それは毎日100点だよね。


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