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ほぼ日刊イトイ新聞

2023-02-03

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・必要があって『会社はこれからどうなるのか』という本を
 読み直すことになった。

 出版された2003年に「ほぼ日」でも
 著者の岩井克人さんにインタビューしている。
 このころは、ずっとフリーで仕事をしてきたぼくが、
 「ほぼ日」という会社の経営になれてきた時期で、
 まさしく「会社はこれからどうなるのか」について
 真剣に考えているところだった。
 「どうなるのか?」も知りたいことではあるし、
 「どうしていきたいのか?」を考えていた。

 ぼく自身が、2001年に『インターネット的』
 という本を出していて、そこでは
 社会がどうなっていくのか、
 じぶんたちはなにを大事にしていきたいか、
 いうようなことを書いていたのだけれど。
 岩井克人さんの本は、経済学者の立場から、
 「会社」というものを主語にして、
 この先の時代、会社は「どうなっていくのか」、
 そして、「なにを大事にしていきたいか」
 を書いていたと、ぼくはそう読んでいた。
 ここに書かれていることは、
 経営のシロウトでもあるぼくの考えにしっくりきて、
 いわゆる「経営のノウハウ」以上に、
 コンセプトのところで重要な参考書になった。
 実際、株式会社「ほぼ日」が上場して、
 最初の株主ミーティング(と株主総会)では、
 基調になる講演を、岩井先生にお願いしている。

 ずっと、ぼくらのなかでの「常識」
 みたいになっていた考え方が、20年も経って、
 やっと「みんなの探している常識」になりつつある。
 いまあらためて『会社はこれからどうなるのか』を読んで
 そんなことを感じている。
 そういえば、梅棹忠夫『情報の文明学』にしても、
 1960年代に書かれたものが、「ほんまや」となったのは、
 何十年も後のことだものなぁ。
 笑い話にはしたくないけれど(笑)、「ほぼ日」も、
 あんまり理解されてないのかもしれないよなぁ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
20年とか、あんがいすぐに経っちゃう。でも、おちつけ。


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