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ほぼ日刊イトイ新聞

2021-12-01

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・旅先の銭湯にサウナがあって、そこで「ととのう」。
 ぼくは特にマニアってやつではないのだが、
 こういうサウナとの出あい方はいいものだなぁ。
 「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんは食堂に寄るけれど、
 「孤独のサウナー」たちは、サウナに寄るんだろうね。

 旅先の町で、銭湯が名物なのでそこに入ったら
 いくつかの浴槽と共に、静かにサウナもあったのだ。
 気づかない人は通り過ぎちゃうぞと思うような位置に
 サウナ室につながるドアがあってね、
 開けたら坪庭みたいな広さの場所があって、
 つまりそこは小さな「外」なのだ。
 数歩だけ歩いたらこんどはサウナ室のドアがある。
 いやぁ、きれいで清潔感のあるいいサウナだった。
 他の人もいないし、ゆったり座って10分ぐらい汗かいて、
 また坪庭を通って、銭湯の水風呂につかって、
 またまた坪庭に戻ってベンチに腰を下ろすんだ。
 雨が降っていたよ、植え込みの葉っぱに水滴が当たってね、
 ベンチの頭上にはひさしがあるけれど、少し雨が吹き込む。
 この外気浴は最高だったなぁ。
 次は湯船にゆっくりつかって、シャワーで体を洗って、
 また坪庭を通って二度目のサウナ室に入る。
 そして、名残を惜しむようにもう一度、雨の外気浴。

 昨日、旅というのは「その他」だらけ、と書いたけれど、
 例えば、こういうことだよねー。
 ふだん、小さな庭のベンチに裸で腰かけて、
 雨を眺めながら外気浴をしている、なんてことあるか。
 やろうと思ってもできないし、そんな状況がありえない。
 ぼくのひとり旅の第一日の「その他」は、まずこれだった。

 そして、夜は評判の串カツの店で、
 もう食えないというくらい次々に
 いろんなおいしいものを揚げてもらって、食べた。
 キスだとか豚や牛レンコンなんかは知ってたけど、
 はも、穴子、鳥貝、タコ、あさりなんてのもあってね、
 揚げ方といいネタの新鮮さといい、ソースといい、
 なにもかもよかったなぁ。
 さて、これを書き終えたら、さっと部屋の風呂に入って、
 ちょっと本を読んで早めに寝ようと思います。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
雨もいいけど明日は晴れてほしいので、その方向でよろしく。


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