糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの

10月19日の「今日のダーリン」

・この2020年、新型コロナウイルスのことで、
 みんなどんだけいろんなことをこらえてきていることか。
 どれほど関係なく見えてる人でも、
 絶対になにかを我慢してますよ。
 「ほぼ日」のぼくらも同じなんです。
 特に大きいのは「祭りのよろこび」が失われたこと。

 意味があるとかないとか、役に立つとか立たないとか、
 雨が降ったとか風が吹いたとか、悲しいとか寂しいとか、
 すべてを吹っ飛ばして「集まってうれしい!」のが祭り。
 そういう企画が、ぜんぶ禁じられた遊びになっちゃった。

 集まれないということで、6月に予定していた
 「生活のたのしみ展」が延期になってしまいました。
 これには、集まってくれるお客さまたちも、
 ユニークなお店を出してくれるテナントの皆さんも、
 新宿の地元の関係者の方々も、
 そして、バイト全員を含めた「ほぼ日」のみんなも、
 かなりの意気込みで準備していたことですから、
 まぁ、その、意気消沈せざるを得ませんでした。

 「生活のたのしみ展」は「祭り」でしたからね。
 売ったり買ったり、見せたり眺めたりの広場で、
 ぼくら全員が「集まって動いて遊ぶ」ことを学ぶのです。
 そして、人と人とが出会う場所で、
 手伝い合ったり助け合ったりすることもたのしみます
 …というようなことが、できなくなったのは、
 ほんとは「大打撃」だったのですが、我慢はしました。

 でも、ただ時を待つばかりじゃおもしろくない。
 というわけで、「集まれないなりに、集まろうよ」と、
 「ほぼ日」のなかでの「たのしみ展」を企画しました。
 お客さんどうし、店の人どうしは集まれないけれど、
 「あの場をぶらぶらしている感じ」を出せないかなぁ? 
 と、そんな感じで個性的なお店に声をかけました。

 週末にオープンして、人出も上々ですが、
 オンライン上なので、「祭り」なのに静かなんですよね。
 ぶらぶらしてくださる人たちの声、お待ちしてます。
 昨日は、ぼくは、ここで「カホン」を買ったんですよ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
お店どうしが仲よくなれるのも、たのしみなんですよねー。