バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「ド派手造花カフェが
急増中?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「ド派手造花カフェが急増中?!」

バブー

パリといえばの代名詞のひとつ、「カフェ」。
カフェオレとクロワッサンと
太陽を浴びながらテラス席に陣取る
パリジャンとパリジェンヌたち♪
『パリを歩けばカフェにあたる』
と言えるほど街のあちこちにあるカフェ。

このパリのカフェがあちこちで、
ギョッとするほどド派手に姿を変えている?!
昔ながらのカフェとは
ずいぶん違う感じのものが増えているんだよ。


▲パリの中心部にあるカフェ↑こちら最近の姿。


▲そしてこちらが以前の姿。

とのまりこ
赤やピンクや紫など、
造花でとにかくド派手にカフェが飾られている。
こんなカフェが急増していて、
あちこちで見かけるように。

もともとファサードが派手に花で飾られていることが
名物というカフェがあったのですが、
それの真似っこなのか??
それとも何か違うものの影響での流行りなのか。
その辺りは私も全くわからないのですが、
とにかくド派手造花カフェが
急増している印象のパリ。


▲上の白いファサードの時の写真は2017年。この黒いファサードのものは2007年の時の写真。
ファサードの上の建物に描かれた絵が名物の素敵なカフェだったのに、
造花カフェになってしまってから(おそらくオーナーも変わった)ちょっと残念‥‥。

バブー
特に観光客が集まるような
パリの中心部でちょこちょこ見かけるよ。
一見華やかで、SNS映えもするのかな‥‥、
なんて思ったりもするけれど、
昔ながらシックなパリのカフェの
雰囲気はどこへやらで、
ボクは正直ちょっと苦手‥‥。

とのまりこ
造花は大抵、建物の2階部分や
その周辺の壁までド派手に侵食していて、
建物に入ったら、
2階部分の窓からは造花が邪魔で
何も見えなくなっちゃっていると
思われるのですが、
カフェの倉庫になっているのかな‥‥。


▲ちょっと暗くて見にくいですが、ファサードの上だけでなく、
下側テラス席にもド派手に造花が飾られている店も多い。

でもたまにカフェの2階に
テーブル席がたくさんある店もあるし、
そこはいいのかな? とか、
明らかにカフェのものではなく
普通の住居と思われるものもあったりして、
カフェのオーナーの所有する
アパートなのかなとか
見かけるたびに気になっています。

バブー
ド派手造花カフェが
常に目に入るところに住んでいるパリっ子や、
道ゆくパリっ子たちは、
このド派手造花カフェのこと
どう思っているんだろう。


▲カフェだけでなく、こんな風に店の入り口を造花で飾るパターンも増えています。

みなさんはどう思いますか?!
まだまだ増えていきそうなこのスタイルのカフェ。
次回パリにきた時はぜひ観察してみてね!

 

 

 

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「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

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2022-10-11-TUE

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illustration:Jérôme Cointre