バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「『ファーブル昆虫記』の国。
 でも虫の名前は
 知りません?!」

 
     

バブー

みなさんご存知の通り、
先週はパリに遊びに来た
糸井さん、山下さん、ゆーないとさん達と
一緒に過ごした数日間。


そんな糸井さん達とまりこちゃんが
遊びに行ったパリの動物園で。
まりこちゃんは確信したんだって。
「ああ、やっぱりフランス人、
 昆虫の名前や動物の名前、
 知らないんだな〜。」って。

とのまりこ

フランス人、
昆虫の名前を全然知らないのです。
あの『ファーブル昆虫記』の
ファーブルさんが生まれた国ですよ。
ここは。
でも昆虫の名前はおろか、
ファーブルさん自体だって
全く有名ではないのです。

日本人(特に男の子)だったら誰でも知ってる
「カブトムシ」「クワガタ」「カマキリ」
「スズムシ」「コオロギ」「アメンボ」‥‥etc。
絵を見たって誰も何か答えられません。
「虫」
って答えが返ってきます。

いやいや、そうじゃなくて、
虫の中にも種類があって
名前があるじゃない?
ってフランス語を調べて教えてあげると。
「こ、これらに違いがあるのか?
 なんでそんなの知っているんだ?!」
と、むしろ驚愕されます。

チョウチョに「モンシロチョウ」だの
「アゲハチョウ」だの種類があることも、
セミに鳴き方の違いがあって
「ミンミンゼミ」とか「ツクツクボウシ」など
種類があることも知らない人が多いです。

動物園にも昆虫が展示されている
スペースがありましたが、
「見てみて!! 虫がいる!!」
「ほら、見なさい。虫だよ。」
って、全部「虫」でひとくくりに
されていました。。。

バブー
虫の位置づけがこんな感じだから、
「虫かご」や「あみ」を知っているこどもも
ほとんどいないよ。

とのまりこ
そして今回、動物園で
フランス人を観察していて気づいたのが、
動物の名前も知らないのが多いのかも
しれない。。。ってこと。

タカも、ワシも、オウムも、ハゲコウも、
「大きな鳥! 大きな鳥!」
ってくくられていたし。

列をなして歩き回るブッシュドッグも、
かっこいいオオカミも、
「大きなイヌがいる!! 大きなイヌ!」
「そうね、大きなイヌね。」
って盛り上がられていたし。

かわいい「マナティー」を前に、
「わ〜!! 大きな魚だっ!!」
「ほんとだな〜。大きな魚だ。
 さあ、前に行ってみて来なさい。
 大きな魚。」
って親子が会話していたし。。。
(マナティーちゃん、魚じゃないし。。。)

名前が分からなかったら、
檻ごとに設置されている
説明プレートのをチェックする、
ということもあんまりなさそうです。

大体でいいんだな。この国は。
「だいたい」で。
と、あらためて動物園で動物を観察する
フランス人達を観察していて
実感したのでした。

ちなみに、「昆虫や動物の名前」とは
関係ありませんが、
動物園では
ハンマーを後ろ手に持つ従業員が
おしゃべりしながら歩いていたり。。。
やっぱりこの国はおもしろいな〜。
驚くことがたくさんあるな〜。
と、楽しい発見いっぱいの動物園さんぽでした。

バブー
フランス式に分類するとね。
ボクは「イヌ」だね。
「かわいいイヌ」♪

 

2014-06-03-TUE


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