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イタリアンマンマの直伝レシピ
イタリアンマンマというのは、
イタリアのごはんのこと、じゃなく
イタリアのお母さんのことですよ。

23年前。宝飾デザインを学ぶため、
イタリアへ留学した木戸愛さんは、
現地で日本人画家のご主人と出会い、結婚。
3人のお子さんを育てながら、
イタリア各地を転々とされました。
ペルージャに1年半、リエティに6年、
ミラノに16年‥‥。

イタリアでふつうの主婦になった木戸さんが、
ご近所のマンマたちに教わった
イタリアの家庭料理のレシピを、
「ほぼ日」のみなさんにお分けします。

なんか味のあるイラストも、ね。

 

最新の記事 2008/06/29
 
レシピその69
パスタパッケリのツナソース味
〜ミラノのスーパー〜


先日、ひざにケガをしたため、
まだ杖をつきながら歩いています。
幸いにも近所に大きいスーパーがあるので、
ゆっくりと歩きながら
買物をすべてこの一カ所ですますようにしています。
元気なときは必要な物を
なるべく短い時間で買うことに
エネルギーを費やしますが、
今はゆっくりとしか歩けないことに
身を任せるしかありません。
急いでいる人たちはすぐに視線から消えて行きます。

休み休み歩いていると、ふだんは気にせずに
通り過ぎてしまうことに目がいき、
それをとても新鮮に感じます。
スーパーの入ってすぐの売り場の生鮮野菜や果物は、
セルフサービスになっていて、
野菜や果物を自分で袋に入れて計る
システムになっています。
もちろん、急いでいる人のために、
袋にパックされたものも売っていますが、
特に果物は、自分でひとつひとつ選んで買う人が多いです。
先日は、サクランボを手のひらいっぱいの量を
味見している人を見かけました。

また、おばあちゃんがカート車に乗せた孫と、
「どっちがよい?」
「大きい方!」と、会話しながら、
店頭の袋からフォカッチャ(イタリアのパン)を取り出し、
半分にして、一緒に食べるところをなども見かけて、
ほほえましく思いました。
あっ、そうなんです。
ミラノのスーパーでは買い物中に商品を食べても
注意されることはありません。

店内で食べたときは、
商品の価格のバーコードがついている
空の入れ物を出して、会計してもらいます。
食べ途中の物もそのまま会計します。
ジュース類の液体のものも空のビンなど出します。
イタリアの生活になれない頃は、この状況を見て、
「完璧に証拠を残さない万引き」と誤解していました。
なんにせよ、全員がきちんとそのルールを守るかどうか、
だれが空の入れ物を出すか、出さないのか
最後の最後までわからないというのは、
とてもミステリアスなことです。

さて、今回のお料理は、短い時間でできる我が家の定番。
便利なツナのオイル漬けを使った
さっぱり仕上げのトマトソース味のパスタです。

パスタパッケリのツナソース味


■材料(5〜6人分)

オイル漬けツナ:200g前後
熟したトマト:1kg
※ない場合はトマト缶を使用
イタリアンパセリ:適量
ニンニク:1かけら
赤唐辛子:1本
塩漬けケッパー:大さじ1
オリーブオイル:大さじ6
塩・粗塩:適量
パスタパッケリ:500g
※パスタパッケリがなければ、お好みのパスタで。
 その場合はソースを煮る時間を15分として、
 その時間に合わせてパスタをゆで始める。




☆下準備
・トマトはパスタをゆでるお湯で湯煎して、
青い芯のところをとり、手で水分を少し絞る。
・トマトを小さく切る。
・イタリアンパセリの半分は、
ケッパーと一緒にみじん切りする。
・半分残っているイタリアンパセリもみじん切りにする。
・ニンニクは芯を取り、包丁の背でつぶす。
・赤唐辛子は半分にしておく。
・ツナは油を捨て、ざっとほぐしておく。








■作り方

(1)粗塩入りのお湯でパスタパッケリ
(もしくはお好きなパスタ)をゆで始める。
パスタパッケリはゆで時間15〜17分。



(2)深いフライパンにオリーブオイルとニンニク、
赤唐辛子を入れて火にかける。



(3)オリーブオイルにニンニクの香りをつける。



(4)トマトを入れて、弱火で10分くらい煮る。



(5)トマトが軽く煮えたら、ツナを入れる。



(6)全体をかき混ぜて、
イタリアンパセリと
ケッパーのみじん切りをあわせたものと、
塩を少々を入れる。
後でケッパーから塩味がでるので、
塩は控えめにしておく。



(7)(6)を5分くらい中火でさっと煮る。



(8)(7)にゆで上がったパスタパッケリを入れる。



(9)イタリアンパセリを入れる。



(10)塩味を整え、全体的にさっと混ぜて、
味をなじませから火を止める。



出来上がりです。
熟しトマトの味をいかして、
さっぱりと仕上げました。ツナの味が引き立ちます。
夏ならではの味ですね。
どうぞお試しになってくださいね。

BUON APPETITO!


 
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