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アーカイブ 2016/09/04
 
レシピその276
スパゲッティノルマ風〜ラテン系男3人組。〜


この夏の日本滞在は47日間と長い滞在になりました。
はじめの2週間は、夫とイタリアの男友達2人と
旅行をいたしました。

「女三人寄れば姦(かしま)しい」
ということわざがありますが、
このイタリア人3人‥‥
厳密にいうと夫は日本人で、
半分以上イタリア人化しているので
イタリア人2.5人といいましょうか。
このラテン系男が3人寄ったら
姦しい以上に「喧(かまびす)しい」です。
みっちりと味わいました。

なんにでも好奇心旺盛のロベルト。初めての日本です。
地声が大きい上に行動は自由奔放。
どこに行っても興奮気味。
日本の文化を探求するイバンは3回目の来日です。
相手に同調しながらも、自分も楽しめる人です。
この2人には共通の熱い南の血も流れています。
そしてナポリ的日本人と呼ばれる我が夫。

ロベルトは電車の中でいくら注意しても
携帯でイタリアの奥さんと大声で話し、
禁止合図を送っても
「どうして?」のジェスチャー返事‥‥。
何回も合図を出して、やっと止めたと思えば、
3人で話し始めて、その声の大きさといったら、
携帯で話しているときよりもボリュームの凄いこと。
そして止まらない会話。

声のボリュームの違いか、周りの人への配慮の違いか、
熱い血のなせる技か、よくわかりませんが、
起きてから寝るまで、
このラテン系男3人組の声に付き合った私は、
疲労困憊でした。
が、しかし、
彼らが帰国した後には寂寥感が‥‥。
やはり、人間らしい、
ざっくりした感じを持っている彼らは
私の愛すべき人たちなのですね。

さて、今回はスパゲッティノルマ風です。
どうぞお試し下さいね。


スパゲッティノルマ風

■材料(2〜4人分)

スパゲッティ:180g
ナス:250g(掃除後)
トマトソース:320g
EVオリーブオイル:大さじ3
バジリコ:軽く一握り
ニンニク:一欠片
小麦粉:少々
リコッタサラータチーズ():好みの分量
※モッツァレラを細かく刻んで塩をして、
一晩おいたものでも可。





■作り方

(1)ナスを飾り用は丸く切る。
それ以外はスライスする。



(2)ナスに塩を振りながら重ねていく。



(3)重しをして20〜30分ほどおいて、
灰汁だしをする。



(4)フライパンにニンニクと
EVオリーブオイルを入れて
火にかけて香りをだす。



(5)そこにトマトソースと
手でちぎったバジリコを入れる。



(6)10分ほど煮る。



(7)ナスを洗う。
スパゲッティをゆでる湯を、
塩を入れてわかしはじめる。



(8)飾り用のナスには
軽く小麦粉をつける。



(9)揚げる。



(10)他のナスも同様に
水気をよくとって揚げる。



(11)油を切る。
飾り用はそのままにして
他のナスを細切りにする。



(12)スパゲッテイをゆでる。



(13)ソースに細切りのナスを加える。
最後にかけるリコッタサラータチーズは
塩気が強いので、
ここでつける塩味は薄味に仕上げる。



(14)アルデンテ前にゆでたパスタを入れる。



(15)飾り用のナスを加える。



(16)フライパンを大きく動かして
味をなじませる。



はい、出来上がりです。
バジリコの香りが満ちて
食欲を注ぎます。
リコッタサラータチーズをたくさんかけてどうぞ。

Buon appetito!


 
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