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アーカイブ 2018/03/25
 
レシピその315
ウイキョウのリキュール〜日本語の謎。〜


日本に帰ると新しい物との出会いがあり、
言葉ひとつとっても、毎回新しい発見です。

まず考えて、その意味を探り、
想像を繰り返して、
わからないときは
素直にたずねることにしています。

特に短縮語はまるで脳のトレーニングです。
「脳トレ」という短縮形はつかえますが、
つかえない言葉もたくさんあります。
例えば「コスパ」。
「コストパフォーマンス」の短縮形は
自分の生活感ではいまだに身につきません。

待ち合せ場所を
コミュニティーセンターにしたときのこと。
「コミセンで待ち合わせね」といわれて、
コンビニの新しい種類のお店と勘違いしました。
公民館がコミュニティーセンターと
呼ばれるようになり、
それが「コミセン」になる。
うーん、なるほど。

「コンビニ」や「ケアマネ」のように
言葉の後ろのほうを切り捨てたものは
まだ想像がおいつきますが、
「メルアド」やら「メルド」なんて、
特に「メルド」は、
料理とか料理の材料なのでは?
なんていう発音の響きをもっています。
いったい誰が決めるのかしらん?

ある日、道をたずねたときのことです。
「京王プラザホテルに行きたいのですが‥‥」
「ケイプラですか?」と
逆に名前を確認されました。
同じ場所だと把握するために
脳を全回転させました。
この短縮形になったホテルの名前は
全く違うイメージです。

本当にいろいろと謎に満ちている国、日本。
言語ひとつとってみても
漢字、ひらがな、カタカナをつかう国に来て、
脳の違う部分を働かせている感じが
ひしひしと身に沁みます。

さて、今回ご紹介するのは食後酒です。
お腹が一杯になったときに、
少しを一気にいただくと、
胃がスーッと落ち着きますよ。
どうぞお試し下さいませ。


ウイキョウのリキュール

■材料

ウイキョウ:60g
アルコール96度:1リットル
砂糖:500g
水:1リットル


▲このほかに、水と砂糖を用意します。

■作り方

(1)ウイキョウをよく洗って
水分をとる。



(2)アルコールに1ヵ月間漬ける。



(3)水に砂糖を入れてシロップを作る。



(4)かき混ぜて、砂糖が溶けたら冷ます。



(5)1ヵ月間、漬けた液を
網でこしながらボールなどに入れる。



(6)シロップを入れる。



(7)全体をかき混ぜる。



(8)熱湯消毒したビンに入れて
2〜3週間、冷暗所に置いて出来上がり。
冷蔵庫で冷やしていただいてくださいね。
Cin Cin


 
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