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アーカイブ 2017/04/09
 
レシピその291
パスタフジッリラディッキオ パンチェッタ味
〜母から子への継承〜


夏時間になり、日差しに夏を感じるミラノになりました。
毎日、遠くに暮らす母を、ことあるごとに想います。
それは母と娘のシンクロする想いなのでしょうか。
そして、最近、母が私の体の内に
残してくれたものを感じられるようになってきました。
以前はなんにも感じなかった会話や行動が、
今になって理解できる、
これが母から子への継承なのかもしれないと思います。
小さなことですが実家のお店と製造場が面する道を、
朝夕する水まきで、母からいわれたことを思い出し、
今になって身にしみます。
私が水まきするときは道をはさんだ製造場まで、
その道の全てに水まきをしました。
道一面が濡れて、とても気持ちよく感じていました。
そのときに母が、
「お向かいさんの気持ちになりなさい」と言いました。
私のした行動はお向いさんの気持ちを
考えないでしたことだ、と軽くたしなめたのです。
お向かいさんのためにしたつもりになっていた私は、
なぜなのかたずねてみたところ、
「彼らがしたいという気持ちにも添ってあげなさい。
それを貴方の独断で判断でしてはいけないのよ」
と言われました。

それではどうするのか?
「道の真半分に境界線をひいたように
 水まきをすると角が立つ。
 半分から少しお向かいさん側に水をまきなさい。」
それは、こちらが先にさせていただきましたので、
ご了承くださいという、
相手に敬意を表す行いのひとつかもしれません。
それから母がするときを注意深くみると、
確かにその通りにしていました。
母の「和」の考えがそれだったんだと
体の中に彼女の思考が温度のように伝わってきます。

こちらでは、どうかしら?
お店の人が清めるという意味での
水まきはしないので比べようがないにしろ、
想いを相手に伝える方法は
大きな違いがある気がします。
こんなささいなことでも
自分の中に継がれて流れている血と
現在いる環境で作っている血と
どうなっているんだろう?‥‥なんて
考えることが多くなってきたのは
やはり母を想う気持ちが
強くなってきたあらわれかもしれません。

さて、今回ご紹介するのは、
フッジリという螺旋状のパスタを使った料理です。
さっとおいしく作れます。
お試しくださいね。


パスタフジッリラディッキオ
 パンチェッタ味


■材料(4人分)

パスタ:160g
パンチェッタ:130g(スモークベーコンでも可)
エシャロット:1個
ラディッキオ(チコリ):200〜250g
生クリーム:100cc
粉チーズ:大さじ2
※グラーノパダーノを使いました。
オリーブオイル:大さじ2
コショウ:適量
塩:適量



☆下準備

・ラディッキオは洗って短冊切りにする。
・エシャロットはスライス切りにする。
・パスタ用にお湯をわかして塩を入れる。
※パンチェッタの味を確認して、
お湯に入れる塩の調整する。





■作り方

(1)パスタをゆで始める。



(2)オリーブオイルとエシャロットを
フライパンに入れて中火にかける。



(3)エシャロットがしんなりしてきたら
パンチェッタを入れて弱火で炒める。



(4)しっかり炒めてパンチェッタの油を出す。



(5)ラディッキオを入れて弱火で炒める。



(6)ゆでたパスタをフライパンに入れる。
そのときにゆで汁も加える。



(7)生クリームを入れて混ぜる。



(8)塩とコショウで味を整える。



(9)粉チーズを入れてかき混ぜる。



はい、出来上がりです。



お皿に盛ります。お好みでチーズをどうぞ。
ラディッキオの苦味が
アクセントになっておいしいです。
ラディッキオはお好みで
増やしたり減らしたりしてくださいね。
Buon appetito!


 
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