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2018-06-23

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・ひと月も経ってないうちに、
 大阪のお好み焼きの店に4回も通っている。
 大阪で直感的に行った店がいたく気に入ってしまって、
 東京に支店があると知ったものだから、
 ついつい家族や仲間にその話をして、
 「じゃ、行ってみようか」という流れになって、
 自然と回数が増えているのだ。
 そう、前にも書いた『きじ』という店だ。
 おいしいとか、店の人たちの感じがいいとかを、
 何度も経験しているうちに、気づいたことがあった。
 大阪のお好み焼きをよろこんでいるうちに、
 ぼくはいつのまにか「大阪」を好きになっている。
 もともと、大阪に行く機会が多いわけではなかったのに、
 お好み焼きを食べているうちに、親しい気持ちになった。
 先日の地震があってから、
 大阪のことを意識しながら暮らしているのだが、
 その流れのようなものもあるのかもしれない。
 大阪のともだちも、じぶんの好きなものが気に入られた
 ということについて、悪い気はしてないようだ。
 いいことづくめではないか。

 おいしいと思うものを、他の人もおいしいと感じている。
 これは、なんだか文化を共有したような気持ちになる。
 食べものって、人と人、土地と土地を、
 見事に結びつけてくれるものだなぁと、しみじみ思う。
 「あのとき、あそこで食べたあれ、おいしかったねぇ」
 というような会話ほど高揚するものはないね。

 そういえば、ぼくは広島も大好きで、
 その根っこのところには広島のお好み焼きの存在もある。
 そんなふうに、好きな土地には、ほとんどの場合
 「あそこに行ったらあれを食べよう」があるんだよねぇ。
 そういう意味では、食べものについては
 優れたチェーン店が全国展開のメニューを工夫しても、
 たのしい文化交流はむつかしいということも言えそうだ。

 それにしても、このごろのぼくは、お好み焼きといい、
 とんかつといい、ソース味のものに惹かれてるなぁ。
 このソース味っていうのは、ある時代以降の
 「日本の味」のひとつなんだよねー。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
大阪のともだち、だいぶ冗談言う回数が増えてるようです。


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