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2018-01-20

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・ひとりの人間のなかには、ふたりの職業人がいる。
 プロデューサーとプレイヤーである。
 得意な仕事を思い切りやることが役割のプレイヤーは、
 写真機のように、目の前の景色を見ながら仕事する。
 このプレイヤーが仕事をするから、
 なにかがつくられたり、進行したり、得られたりする。
 もうひとりのプロデューサーは、
 現実を動かすプレイヤーに、するべきことを教えたり、
 先にどこに進めばいいのかを考える仕事をする。
 じぶんというプレイヤーに指示を出す人である。
 その視点は、上空からのドローンのようである。

 ひとりの人間は、基本的にプレイヤー(選手)なのだが、
 プレイヤーがどうしたらいいのかを考える
 プロデューサーがしっかりしてないと、
 力の入れ方やら、道筋の選び方が見当違いになりやすい。

 つらいトレーニングや、めんどくさい仕事をするときに、
 もうひとりのじぶんであるプロデューサーが、
 「これはどういう目的で、どうしているのか?」を、
 きちんとじぶんという選手に納得させ、
 「そして、こういう効果が得られるんだぞ」と、
 かなり先のビジョンまで示すことができたら、
 ぐっとこらえて乗り越えることができたりもする。

 ぼく自身も、そういうやり方をいつのまにかやってきて、
 「むら気でさぼりたがり」のプレイヤーを、
 プロデューサーが、なんやかやと励ましてきた。
 「チームを勝たせるには、おまえが必要なんだ」
 みたいなことを言って奮い立たせてきたのかな。
 いいコンビでやってきたような気はする。
 プレイヤーも、文句言いながらもがんばってきた。
 しかし、このごろわかったことがある。
 プロデューサーのじぶんには、弱点があるということ。
 この、じぶんというプロデューサーは、
 「プレイヤーを休ませたり励ましたりするのがヘタ」だ。 
 「どうした、がんばれ、大人だろ」と叱咤するばかりだ。
 プロデューサーのプロデューサーが、必要だと思った。
 ‥‥ただね、選手のほうのじぶんもナマケモノのくせに、
 妙に根性主義だったりするんだよなぁ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
でも、他の人には根性論を押し付けたりはしてないですよ。

土曜日、日曜日と祝日の「ほぼ日」は9時に更新しています。
昨日の「今日のダーリン」を読み逃した方はこちら。

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