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アーカイブ 2011/09/18
 
レシピその152
オートミールビスケット〜紙せっけんの思い出〜


9月になりました。
長かったバカンスも終わり、
大人も子供達もすっかりと日焼けした
健康そのものの顔色で新しい年度を迎えています。

さて、いただいたバカンス土産のなかで、
特にうれしかったのは透明な石けんです。
私は子供の頃から石けんが好きで、
特に透明な石けんが好きです。
思わず光に透かして見ました。

イタリアの田舎に住んでいた頃は、
水が硬水で石灰分が多い水質だったため、
石けんが泡立ちませんでした。
そのため洗顔クリームを使うようになり、
大好きなシャボンでの
洗顔の回数は少なくなりました。

ミラノに来ても、
石けんを使う習慣はなくなっていたのですが、
今回のお土産でいただいたような物にめぐりあうと
日本にいた頃の習慣に戻ります。
そして、その習慣とともに
子供の頃の思い出も戻ってきます。

小学生の頃に使っていた透明な紙石けん。
お昼の時間になると女の子達は、
紙石けんをランドセルから取り出し、
連れ立って手洗い場に行きました。
入れ物から取り出すときは、
紙石けんを壊さないようにていねいに扱いました。
その薄く、半透明で、かすかな香りがある
紙石けんをかざして、
向こうに見えて来そうな景色を注視したりもしました。
そして、手のひらの中で、
もろもろと壊しながら、泡立てた楽しかった想い出。

その繊細で、半透明な物を通して見える世界は面白く、
また、紙のようなものが香りといっしょに
泡になる不思議さに
興味をひかれていたとも言えますが、
まあ、当時は単純に楽しかったのでしょう。

透明な紙石けん以外でも想い出はあります。
小さくなった石けんを集め、
それに松ヤニを入れてシャボン玉液を作って、
よく遊びました。
石けんは私にとって不思議で魅力的な物でした。

石けんを成分で選ぶようになっても、
やはり私は透明な石けんに出会うと子供の心に戻り、
楽しかった記憶を思い出しながら、だいじに使います。
今回、お土産でいただいた石けんを、
透かして見えた物は子供の頃の世界でした。

さて今回は、かんたんに作ることができる
オートミールビスケットをご紹介します。
楽しくて、おいしくて、
子供の頃から親しんできた味わいがあります。
どうぞお試しくださいね。

オートミールビスケット

■材料

オートミール:80g
小麦粉:100g
米粉:80g
粉砂糖:60g
コーン油:70cc
白ワイン(甘口):70cc
ベーキングパウダー:6g




☆下準備

・オーブンを180度にあたためる。
・材料をはかる。
・オートミールをフードプロセッサーで粉状にする。




■作り方

(1)小麦粉、米粉、ベーキングパウダーをあわせて
ざるでふるいながら、ボールに入れる。



(2)そこにオートミールと粉砂糖を加えて、
ざっとかき混ぜ合わす。



(3)ワインとコーン油を入れる。



(4)まぜる。フォークでざっくり混ぜてから、
全体をまとめるように手で合わせる。



(5)鉄板の大きさに切った
オーブンペーパーの上に広げ、だいたいの形を作る。



(6)麺棒で厚さ2〜3mmくらいにのばす。



(7)穴があかないように気をつけながら、
手でかたちを整える。



(8)包丁で筋を入れる。



(9)オーブンで10〜15分焼く。



(10)冷めたら器に移す。



はい、出来上がりです。
朝食にもコーヒーにもぴったりです。
シンプルな味をお楽しみくださいね。
BUON APPETITO!


 
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