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アーカイブ 2013/07/07
 
レシピその198
モッツァレッラチーズのフライ、サフラン入り〜オリーブの花〜


192回193回でご紹介した
ガルダのコンタレッリさんから
「オリーブの花が咲いたよ」と、
うれしい連絡をもらいました。
開花時期は短いと聞いているので
すぐに行ってきました。
初夏の彼らの家は
玄関はジャスミンで囲まれて真っ白で、
庭にまわるとバラが伸びて、
こちらは赤色で包まれています。




▲玄関前の薬草たちを教えてくれるルチアーナ。

それでは家の前のオリーブ畑の木を見てみます。


▲どんな花なのでしょう?


▲家の前は平地より3度くらい
 気温が低いので、これから咲くところです。



▲「このままで行けば今年の実りは
  去年より良い感じだと思うよ」
 と語る彼のうれしそうな顔をみると
 早くも今年のオイルを夢見る乙女になります。


それでは平地の方の彼の畑に行きます。
ガルダ湖畔の方の畑です。


▲湖の優しい青とオリーブの緑。
 そして柔らかい空気。
 ガルダならではの環境です。



▲こちらの木の花はどうでしょうか。


▲小さい可憐な白い花が満開です。


▲香りは金木犀を爽やかにした感じです。
 この辺、はぜる花のかすかな甘い香りで満ちています。



▲いろいろと説明をしているときにも
 目と手がよく動きます。
 オリーブ畑の隣にある葡萄畑で
 先日降ったひょうで傷んでいる枝の様子を見ます。
 「労を惜しまないこと」が
 彼らの自然と体の真髄に入っていて、
 なんども対話をしながら見守っているのがわかります。
 彼らの姿を見て「育てる」と言う行為を
 垣間みた感じがしました。


オリーブの花は思っていたより
小さく甘い香りでした。
次回は実がなる頃にうかがうことにしましょう。

さて、今日ご紹介するメニューは
サフランの花の雌しべを入れた
「モッツァレッラチーズ揚げ」です。
どうぞお試しくださいね。


モッツァレッラチーズのフライ、
サフラン入り


■材料(2〜4人分)

モッツァレッラチーズ:180g
サフラン:ひとつまみ
パン粉():適量
揚げ油:適量
小麦粉:大さじ3
水:大さじ3
塩:少々



※今回はパン粉の代わりに
 かたくなってしまった
 パン、クラッカー、グリッシーニなど
 残り物を使って作りました。



☆下準備

・モッツァレッラは
厚み5ミリくらいに切り
キッチンタオルの上に置いて
水切りを軽くしておく。



・グリッシーニとクラッカーを
フードプロセッサーで細かくする。



・今回使ったパンは焦げていたので
そこを取り除き、
フードプロセッサーで細かくする。



・2種類をよく混ぜる。



・サフランは弱火で2分くらい
フライパンを動かしながら炒る。



・オーブンペーパーにサフランを入れ、
麺棒で潰す。



・麺棒を転がしながら粗めに潰す。



■作り方

(1)深いお皿に小麦粉と塩、
サフランを入れる。



(2)水を加え、かき混ぜ、衣を作る。



(3)そこにモッツァレッラを入れ、
衣を全体につける。



(4)パン粉のお皿に入れる。



(5)パン粉を全体にまんべんなく
よくまぶす。



(6)パン粉をつけた状態。



(7)高温でさっと揚げる。



はい、出来上がりです。
ゼニアオイを飾りました。
お好みでバルサミコ酢をかけ、
熱々をどうぞ。
BUON APPETITO!



☆おまけ
余ったサフラン入りの衣は
そのまま一口大に揚げて
塩を少しふり、どうぞ。


 
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