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アーカイブ 2013/06/09
 
レシピその196
キビとひよこ豆のスープ〜晩春〜


1日の間の温度差が激しい日が続き、
風邪をひきました。
熱は出るし、鼻はズーピー、
鬼の霍乱(かくらん)です。

「今年の春は秋のようだね」
毎日、同じ挨拶が続きます。
雨がよく降り、冷たい寒い日が続き、
まるでこれから冬が来るかのようです。
6月になるというのに
夜はまだ布団にくるまって寝ているし、
夏は来てくれるのだろうかと
不安になってしまうほどです。
それでも時たま太陽が顔を出してくれると
強い日差しになり、急にコートを脱ぎ、
半袖やノースリーブになって太陽を浴びます。
北ヨーロッパから太陽の恵みを求めて
イタリアに旅行に来る人たちの
気持ちがよくわかる晩春です。
それでもやっと、このところ、
気温の薄紙を1枚ずつはがすように
冷たさの角が丸くなって行くのを感じます。

でも、風が強く吹いても、
雷が急に鳴って豪雨が降り通っても、
そう、夏到来を運んでくれる
春は素敵です。

草木たちは冬の間は裸だったのに
知らないうちに新緑の葉を付け、
悠々と枝を垂れ、
花たちは優雅な香りを漂わせ、
夏の訪れが近いことを知らせてくれています。
きっと植物達は私達よりもっと敏感に
この気候と相見あっているのでしょう。

いくら風邪をひこうが
ウキウキとした気分になる春は、やはり好きだ。


▲濡れた草むらで遊ぶように対応した、
 斬新な短い耳カットの、らら(左・コッカー)です!



▲軽やかな耳で飛び回ります。

さて、今回ご紹介するメニューは
きびとひよこ豆のスープです。
自然を感じる優しい味のスープです。
どうぞお試しくださいね。


キビとひよこ豆のスープ

■材料(4人分)

キビ:150g
ゆでたひよこ豆:200ccカップに8分目
(缶詰でも可)
ベーコン:30g
トマト:4分の1
エシャロット:中くらいのものを半分
ニンジン:刻んだ分量で大さじ山盛り1
セロリ:刻んだ分量で大さじ山盛り1
塩・コショウ:適量
ボラジ(ハーブ):お好みで。適量。



☆下準備

・キビは細かい目の物でよく洗う。



・トマトは皮をむき、粗みじん切りにする。
・ニンジン、セロリ(葉部分も)、
 エシャロットを粗みじん切りにする。
・ベーコンは小口切りにする。



■作り方

(1)オリーブオイルを入れて
鍋をあたため、ベーコンを炒める。



(2)エシャロットを入れてよく炒める。



(3)残りの野菜、
トマト、セロリ、ニンジンを入れて炒める。



(4)野菜がしんなりしたらひよこ豆を入れる。



(5)お湯を1リットル入れる。



(6)キビを入れて煮立ったら
弱火で30分くらい煮る。
(キビが柔らかくなるまで)



(7)スープを煮ているときに
採りたてのボラジ(ハーブ)をいただいたので、
ここで投入。
※入れなくても問題ありません。



(8)ボラジを洗い、
手で大まかに切って、
葉と花も入れて10分くらい煮る。
スープが濃くなったときは、お湯を足す。
塩・コショウで味付けをする。



はい、出来上がりです。
お好みでパルミジャーノや
EVオリーブオイルを入れて
召し上がってくださいね。
BUON APPETITO!


 
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