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アーカイブ 2017/11/26
 
レシピその307
パスタマッタのトルタサラータ〜言いまつがい。〜


私は粗忽者ですので、
「ほぼ日」の「言いまつがい」のように
言い間違えたり、聞き間違えることが
頻繁にあります。
記憶に残る3つの話をご紹介しましょう。

もう20数年前になります。
当時ミラノにはおいしいお豆腐がなく、
生で食べられませんでした。
販売しているのは中華街で、
わざわざ買いに行くのも大変で、
なかなか食べられなかったのです。
そんなある日、友人からビックニュースが!
「夏らしいお豆腐があったわよ」
夏らしいお豆腐!
冷奴用のお豆腐がついにミラノにやってきた!
お豆腐好きの私は歓喜して
お店の場所をたずねました。
「夏らしい、なの」
「だから夏らしいお豆腐はどこにあるの?」
の問答を繰り返し、
最後に判明したことは「夏らしいお豆腐」ではなく
「Natura Si(ナチューラ シィ)」という
近所の自然食の店名で、
お豆腐を見つけたということでした。

そして、これもかなり前になりますが、
友達と話をしていたら、こんな一言が。
「クルミ入りビスケット、おいしいですね」
クルミが大好物の私は、
近所のスーパーに売っていると聞くなり、
さっそく行きました。
ビスケット売り場でやっと見つけたのは
「クルミ入りビスケット」ではなく
「Krumiri(クルミィーリ)」というビスケット。
くるみ入りではなかったと気がついて
スーパーで大笑いしました。
食いしん坊の私の耳には、
都合の良い言葉に変換されて届くのでしょう。

最後は最近のことです。
日本人の友人の「言いまつがい」です。
別れる際の挨拶で私の頬にキスをしながら
「チャオなら」と言いました。
「Ciao」と「さようなら」がまじったようで、
ふたりで大笑いしました。
彼女は40年以上もイタリアに住んでいて、
ご主人はイタリア人で、
イタリア語にすごく長けています。
この出来事は、次第に言語の切り替えが
難しいお年頃になって来た私たちの
悲哀も込めての抱腹絶倒でした。

ちょっとした違いで笑える。
それは相手を思う気持ちがあってこそ
大いに笑えるのでしょう。

さて、今回はトルタサラータです。
バターを使わずに軽やかな味わいにしています。
どうぞお楽しみ下さいね。

パスタマッタのトルタサラータ

■材料(19cm型1個分)

・パスタマッタの材料
中力粉:200g
ベーキングパウダー:2g
塩:少々
EVオリーブオイル:70cc
水:50cc
ビネガー:小さじ2
タイム:適量

・具の材料
ブロッコリー:60g(ゆでた後の分量)
ポロネギ:1本
パプリカ:半分
ズッキーニ:1本
エシャロット:少々
スカモルツァチーズ:40g
卵:2個
リコッタチーズ:80g
ミルク:50cc
グラナチーズ:60g(今回はパダーノを使用)
塩:適量
コショウ:お好みで適量




■作り方

(1)ボールに中力粉、塩、
ベーキングパウダーを入れてかき混ぜる。



(2)水とEVオリーブオイルを入れてざっと混ぜる。



(3)ビネガーも入れて混ぜる。



(4)タイムを入れる。



(5)さっくりと混ぜてひとまとめにして
ラップに包んで冷蔵庫で30分冷やす。
休ませている間に具を作る。



(6)ズッキーニは半分は飾り用に細長く切る。
残りは四角に切る。
エシャロットは微塵切りにする。



(7)フライパンに
EVオリーブオイル大さじ1を入れて
エシャロットを炒め、しんなりしてきたら
ズッキーニを入れて塩をして炒める。



(8)飾り用以外のズッキーニは
塩入りの湯でさっとゆでて細く切る。
ポロネギもブロッコリーも別々に
塩入りの湯でさっとゆでる。
ポロネギは半分は細く長く切り、
残りは細かく切る。
パプリカは焼いて皮をむき、
半分は細く長く切り、残りは四角に切る。



(9)生地を薄くのばす。



(10)生地は型より少し大きめに切る。



(11)生地を型に入れて、
底にフォークで穴を数カ所あけ、
冷蔵庫に入れて休ませる。



(12)ボールに卵、グラーナチーズ、
リコッタチーズ、塩少々を入れてかき混ぜる。



(13)ミルクを入れてかき混ぜる。



(14)冷蔵庫から型を取り出し、
そこに(13)を流し入れる。



(15)細かく切った野菜を入れる。



(16)細長く切った野菜で
表面を編み目にして飾る。



(17)スカモルツァチーズを散らして
180度で20〜30分焼く。



はい、出来上がりです。



サクサクで軽やかな味の
トルタサラータをお楽しみ下さいね。
Buon appetito!


 
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