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アーカイブ 2010/02/07
 
レシピその110
ミラノ風リゾット 〜I Love No Mozziconi per terra.〜


冬まっただ中のミラノです。
前回から引き続き、ゴミのポイ捨ての話です。
歩きながらのポイ捨てのナンバーワンは、
タバコの吸いがらです。
しかも、火を消さずにポイしますので、
ありんこなど地面にいる小さな生き物たちは、
突然、天から火の玉が降って来る
恐ろしい瞬間を味わっていると察します。
以前よりは少なくなったとはいえ、
まだまだ吸いがらを道で見かけます。

最近では、建物内でタバコを吸える場所が
少なくなった分、
外で吸う人が多くなった気がします。
指定された場所には灰皿がありますが、
公園や道には灰皿が設置されているところが
少ないのが現状です。

最近、街の宣伝コーナーで、
かわいいデザインとロゴが目にとまりました。



大きさは「ほぼ日手帳」より少し小さめで、
「吸い殻のない地上(道路)を愛します」
「あなたの街を愛しているなら
 JTIの灰皿を使いましょう」と書かれています。
開けてみると、携帯用の灰皿が入っていました。



この便利な物を提供しているのは、
なんと日本の会社で、思わずうれしくなりました。

これを使っているイタリア人は、
まだ見かけたことはありませんが、
少しずつ小さいことから始める
クリーン活動の一環に賛同した喫煙者達を、
近い将来に見かけることを
今からの楽しみにしています。
そして喫煙者の友人達にあげて、
反応を見てみたいと思います。

さて今回のメニューは、前回ご紹介した
オッソブーコの付け合わせの定番、
ミラノ風リゾットです。
ミラノの人が街を愛するように、
とても愛している料理です。
黄金色のリゾットをどうぞお楽しみくださいね。

ミラノ風リゾット

■材料(2人分)

お米:200g
タマネギ:4分の1
バター:25g
オリーブオイル:大さじ1
パルミジャーノチーズ:20g
サフラン:ひとつまみ
塩・コショウ・白ワイン:適量
肉のスープストック:適量




☆下準備

・肉のスープストックを作っておく。
※スープストックの作り方はこちら



・サフランはフライパンで軽く熱して香りを出す。
 少量のスープストックをカップに入れ、
 その中にサフランを細かくして浸し、
 サフラン液をつくる。



・タマネギはみじん切りにする。




■作り方

(1)鍋にバター半分とオリーブオイルを入れ、
タマネギを炒める。



(2)タマネギがしんなりしたらお米を加える。



(3)お米が油分やタマネギの水分を吸収し、
ぱらぱらになる状態まで数分炒める。



(4)お米がかぶるくらいの量の
スープストックを入れる。



(5)スープストックを入れながら、時々かき混ぜる。



(6)10分くらい煮たら、サフラン液を入れる。



(7)お米はアルデンテのちょっと前になったら、
残りのバターとパルミジャーノチーズを入れてかき混ぜ、
フタをして数分置く。



出来上がりです。
きれいな黄色のリゾットになりました。
前回ご紹介したオッソブーコに添えていただきました。
おいしいスープストックでつくることがポイントです。

BUON APPETITO!


 
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