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アーカイブ 2015/07/26
 
レシピその249
キュウリのピクルス〜夏の肌。〜


夏の時期に帰国するのは6年ぶりで、
日本の夏を肌で感じています。
夏なのに女性の肌がきれいな白色で驚きます。
特に実家の茅ヶ崎は、
強い陽射しと海風の中で暮らしているにも関わらず、
私の年頃の方でも、
肌が白くてシミがなくて、なんときれいなこと!
私の肌といえば、顔中シミだらけで、
幼なじみの友人が私の顔をのぞきこんで、
「いったい、どうしたの? 」と、驚くくらいです。
その友人の驚き方を見て、
私の方こそ軽いショックを受けました。
でも、これらのシミには、
シワと同様、思い出が詰まっています。
ベネチアで1993年に夫が個展を開いたときに、
リド島で夏休みを過ごし、そのときできたシミ、
こっちは、リミニで作ったもの。そしてこれは‥‥。
それぞれのシミの奥には、
しっかりとそのときの熱い(暑い?)想いがあり、
見るたびに思い出して、心を満たします。

いま、子どもからのプレゼントの沖縄旅行中で、
思いっきり太陽を感じて楽しんでいます。
この悦びは心だけでは収まらず、
肌にもくっきりと痕跡を残すだろう、
それでもよしとする自分がいることも確かです。

とはいうものの、繊細で白くてきれいな肌は
うらましい限りです。
茅ヶ崎っ子にたずねてみると、
まず肌を隠して太陽を浴びない、
浴びたときは手当をすぐするそうです。
そういえば茅ヶ崎を歩いている人をみると、
帽子を深くかぶっていますし、
腕もすっぽり隠しています。
先日、黒子ような姿の女性に出会ったときは
驚きを隠せませんでしたが、
私のようにタンクトップを着て、
顔をさらけ出し、顔中ヒリヒリしているような人には、
この肌の白さは求めても得られないと反省します。
ひとまずは、はじめの一歩で
日焼け止めクリームだけは塗ろうと決心した次第です。
さて、今回のメニューはキュウリのピクルスです。
夏のお料理の脇役で、役立ちますよ。

キュウリのピクルス

■材料(2〜3人分)

姫キュウリ:1kg
ビネガー:今回はワインビネガー500cc、柿酢250cc
白ワイン:250cc
砂糖:30g
塩:大さじ1
好みの香辛料:今回、私は月桂樹、粒セナペ、
粒黒コショウ、フェンネルをつかいました。
煮沸消毒したビン:キュウリが入る数




■作り方

(1)キュウリを洗い、へたの部分を取り、
水気をよく切る。



(2)鍋にビネガー、白ワイン、塩、砂糖を入れ、
沸騰前にキュウリを一度くぐらせる。



(3)沸騰してから、再び、キュウリを入れて、
5分くらい煮る。



(4)キュウリを取り出して、
表面をすこし乾かす。



(5)煮沸消毒したビンに香辛料を入れる。



(6)キュウリを並べて、月桂樹の葉を入れ、
(3)のビネガーをキュウリがかぶるまで注ぐ。



フタをしっかりします。
2週間後くらいから味が安定しますので
冷暗所に置いて保存します。
料理の名脇役の出来上りです。
Buon Appetito!


 
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