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アーカイブ 2011/01/09
 
レシピその134
ラディッキオとエビとオレンジのサラダ
〜優雅に渡る〜


新しい年になりました。
今年こそ頑張りたいことのひとつに
「優雅に、そして毅然と渡る」があります。

まず「横断歩道の渡り方」です。
ミラノの車は横断歩道に立っていても
なかなか止まってくれません。

一歩出ると、危ない!
と、引き下がり、
また、一歩出ると危ない!
と、後戻りして、
なかなかタイミングが合いません。

ところが、なんと、
若い女性が待っているときは
止まる車が多いのです。
運転手は女性が横断歩道を渡りきるまで
じっと見入って止まってあげています。

それが私のようなおばさんになると、
1台がやっと止まってくれて
渡りはじめても、
もう一車線のほうの車が
止まってくれないときがありますので、
立ち止まって身体をかたむけて、
顔をつきだしてきょろきょろしたり、
余裕のある優雅な渡り方ができません。

先日、横断歩道に立っていたら、
親切な男性ドライバーが止まってくれました。
安心して渡ろうとしたら、
その車の後ろを走っていたバイクが
その車に衝突して、
私の方にバイクの人が飛ばされてきたので、
予期しない恐ろしい出来事に
呆然としてしまいました。
すぐに止まらないのは、
馬車時代の名残でしょうか?

横断歩道を渡るときだけではありません。
余裕をもって現状把握をし、
タイミングを見計らいながら
意思をはっきりと伝える。
そして「渡る」。

これはきっと、
相手が何馬力の車だけではなく、
違う流れの人同士が交差するときにも
必要なことではないかと思います。
「優雅に、そして毅然と渡る」
少しずつ実践して行こうと思っています。

さて、そろそろ胃が疲れていませんか?
今回はさわやかな豪華サラダを
ご紹介しましょう。

ラディッキオとエビとオレンジのサラダ

■材料(4〜6人分)

エビ(むき身):250〜280g
赤タマネギ:1個
ラディッキオ(チコリ):1個
オレンジ:2個
エキストラバージンオリーブオイル:大さじ3
塩・コショウ:適量
白ワイン:180cc
月桂樹、パセリの茎:少々




■作り方

(1)水に塩少々と、
パセリの茎、月桂樹、白ワインを入れて
煮立たせる。
月桂樹は飾り用に数枚とっておく。



(2)殻と背わたを取ったエビを
さっとゆでる。



(3)ざるにあげて、冷ます。



(4)オレンジは皮を薄皮ごとむく。



(5)オレンジのふさの間に
包丁を入れて、実だけをとる。



(6)実を取り終わった後、
ふさの汁をよくしぼり、
たまった汁だけ別の器に移す。



(7)オレンジの実は、飾り用を少し取っておき、
残りはてきとうな大きさに切る。
エビも飾り用を取っておき、
残りは一口大に切る。
赤タマネギはスライスする。
ラディッキオは洗い、
荒線切りにしてよく水切りをする。



(8)(6)のオレンジの汁に
塩・コショウを入れてよくかき混ぜる。



(9)エキストラバージンオリーブオイルを入れて
さらによくかき混ぜる。
ドレッシングの出来上がりです。



(10)大皿にラディッキオ、赤タマネギ、
オレンジ、エビを並べて、
最後に、月桂樹、エビ、オレンジで飾り付けをして、
いただく直前にドレッシングをかける。

はい、出来上がりです。

口当たりがよく香り高い
オレンジドレッシングの味をお楽しみくださいね。

Buon appetito!


 
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