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アーカイブ 2017/05/28
 
レシピその294
チーズガレット〜「なくなくない?」って?〜


前回は時代の流れのなかでかわっていく
日本語についてお話しましたが、
今回もその話の続きです。
私の姪の子は早口です。
キャッチするだけでも
耳が100個欲しいと思うときがあります。
いただきものを食べていたときのことです。
彼女が「これ、おいしくなくなくない?」と言いました。

「おいしくなくなくない? 」
なんとなく言い方から察するに、
消極的ではあるけれど、
「おいしい」という意味合いのように感じました。
とはいえ、「おいしくなくなくない?」と、
急坂道を転がって行く軽やかさで
「ない」を3回も発せられると、
「おいしくない」ことを
強調しているようにも思えますし、
逆に、消極的だった
「おいしい」の意味が増すのかもしれません。
いったいどうなっているのか。
マイナス言葉が2回のときの意味は? 
3回続いたらどういう意味かしら?
まるで算数の計算のようで混乱しました。

姪の頭のなかにある、おいしいの順は、
すごくおいしい>おいしい>おいしくなくはない
>おいしくなくはないこともないよね?
なのでしょうか?
それとも、否定を繰り返すことで疑問を強調して、
こちらの同意をさそっているのでしょうか?
私のような単純な言葉で会話している者にとっては
難解な日本語が増えていることを感じました。

さて、今回、ご紹介するレシピは、
ワインやビールにピッタリのおつまみです。
お楽しみくださいね。


チーズガレット

■材料(14本分)

粉チーズ:ティースプーン14杯
(今回はグラーノパダーノを使いました)
好みのシーズやドライフルーツ:適量




■作り方

(1)鉄板やフライパンに丸型を置き、
その中に粉チーズを降る。



(2)平らにする。



(3)シーズやドライフルーツを置き、
楊枝を置き、
楊枝の上に粉チーズを少々降る。



(4)弱火にかける。



(5)粉チーズが溶けてきました。



(6)プチプチと音がして焼けてきたら
火から下ろして予熱で焼きます。



(7)チーズがかたまってきたら
ヘラで取り出し、
平らなところに置いて冷ます。



(8)焼き上がりです。
いろいろなシーズや
木の実を入れて焼きました。



盛り付けましょう。
ぶどうを半分に切ってお皿に並べ、
そこに串をたてます。



はい、出来上がりです。
楽しいお味をお楽しみ下さいね。
Buon appetito!


 
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