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アーカイブ 2011/02/20
 
レシピその137
トリッパ バッバ風
〜イタリアのファストフード〜


パニーノ国イタリアも最近ではすっかりと
「ハンバーガーのファストフード店」が
定着してきました。

もう25年以上前のことですが、
リエティに住んでいたとき、
「マグドナルド」がローマにできた
というニュースが届き、
さっそく行きました。
懐かしさでいっぱいな私たち以外は、
観光客ばかりで、
地元の人の姿は見なかったものです。

でも、このごろの
「ハンバーガーのファストフード店」の店内では、
若者はもちろんのこと、
孫と一緒にハンバーガーを食べている
おじいちゃんやおばあちゃんもいて、
イタリアの食の変化に驚きます。

ミラノの中心街にあるバールは、
席についてパニーノやお茶などを注文すると、
席料をとられますので、
ファストフード店は、ちょっと使うときに便利です。
また、最近ではそれぞれのお店が
お客さんのニーズにあった特徴を出し、
落ち着いた雰囲気がただよう
喫茶店のような店もできましたし、
エスプレッソ一杯でも
ゆっくりと過ごすことができる店もあります。

ところで、ファストフードと言うと、
注文するとすぐに食べられるイメージがありますが、
先日こんなことがありました。

郊外にあるアウトレットでのできごとです。
バーゲンと祭日が重なり、どの店も満席でした。
ファストフードで素早く食べようと思ったところ、
そこも長蛇の列です。
私の並んだ列は、みんなが口々に
店のカウンターの中にいる店員さんに
文句を浴びせていました。
確かに彼は仕事に集中しているようすはなく、
ドアの方ばかり気にかけていて
しょっちゅう手が止まっています。

「はやくしてくださいよ」
「どんどん働いてよ」
お客さんがしびれを切らして言うと
「僕は仕事に粗相がないようにサービスをしています」
と自信をもって言い放つのです。

「マンマでも来るのか? それとも彼女か?」
「これじゃここに来た意味がないじゃない!」
そう言われても彼は相変わらず
手を休めてはドアの方を見ており、
行動パターンを変えません。

食べる内容はファストフード。
でも、この店員さんはスローでした。
それでも待つことに慣れているここの人たちは
文句を言いながらも順番を待っていました。
(もちろん、イタリアにも素早い店員さんが多いので、
 この店員さんは特別です。)

さて、今回ご紹介するお料理は「トリッパ」です。
下ゆでをしてあるトリッパを購入し、
さらに自分で一度お湯通しをして
よぶんな油や臭み、汚れを取り除きました。
このトリッパ バッバ風は
かたいパンにはさんで
パニーノにしても楽しめますよ。
どうぞお試しくださいね。

トリッパ バッバ風

■材料(2人分)

トリッパ:500g(下処理済み)
トマト:700g(掃除前の重量)
タマネギ:中1個
ニンジン:小1本
セロリ:1本
オリーブオイル:大さじ2
白ワイン:150cc
レモン:半分
ミント:数枚(乾燥でも可)
塩:適量
野菜スープストック:適量



■作り方

(1)お湯にレモンを絞って、
レモンの皮も入れ、
そこにトリッパを入れて2〜5分ゆでる。



(2)(1)のよく水を切り、拍子切りにする。



(3)微塵切りにした野菜類を
オリーブオイルで弱火で炒める。



(4)野菜に甘みが出るまで、ゆっくりと炒める。



(5)そこに(2)のトリッパを入れる。



(6)よく混ぜながら水分をとる。



(7)白ワインを入れる。



(8)中火にしてアルコール分を飛ばす。



(9)水分がなくなったら
湯むきして皮を取ったトマトを
ざく切りにしたものを入れる。



(10)ミントの葉と塩を少なめに入れる。



(11)フタをして時々かき混ぜながら
1時間半から2時間弱火で煮る。



(12)30分経ったところです。



(13)1時間ゆっくり煮たところです。



(14)煮詰まりすぎたときは
野菜スープストックを入れる。
最後に味を整える。



でき上がりです。

ペコリーニチーズや
パルミジャーノチーズをたっぷりかけて
お召し上がりください。
つけ野菜はゆでたブロッコリーと
青野菜のトマト入り炒めにしてみました。

Buon appetito!


 
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