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アーカイブ 2010/08/08
 
レシピその123
ファッロー(スペルト小麦)のサラダ
〜ミラノの太陽〜


まだまだ暑い日が続きますね。
ミラノはバカンスで
人も車も少なくなってきました。

私はマンションの最上階、
日本でいうと4階に住んでいますが、
部屋のなかにいるのに、
太陽が屋根の上を照らしながら、
東から西に動くようすを感じるほどです。
夏の太陽光線の強さには全く降参で、
朝には東側の部屋は雨戸も窓も全て閉じ、
午後は西側を同じようにします。
部屋を真っ暗にすることで少しでも涼を得ます。

クーラーもなるべく使用を避け、
自然の温度の中で過ごすように心がけています。
というのも、私のような性格の者は、
クーラーを使うと快適なところに居座ってしまい、
買い物などの外出も
しなくなってしまいそうだからです。

今、ミラノの日没は21時。
日照時間が長いため、クーラーを使わないと、
夜は寝づらくて苦しい思いをしますが、
氷枕を使ったり、
調子がよくない日は昼寝をするなどの工夫して
夏の一日を楽しむようにしています。

バカンスを短くする人も増える昨今は、
私のような居残り組が楽しめるイベントも
催されるようになりました。
とはいえ、公共施設などは
バカンス時の営業時間になるため、
不自由することも多いです。
郵便小包は着通知しか届きませんので、
郵便局まで取りに行きます。
主治医がバカンスで代行の先生になり、
通院をはじめた当時のことから、
経過を説明しなくてはならないのもこまります。

そんなバカンス時のミラノですが、
人も車も少なく、
ゆったりとした時間が流れていて、
いつもは気がつかないことに気がついたり、
ささいなことに時間をさくことが出来ます。
私は夏のミラノで、充分に楽しみを
見つけられる人になったようです。

さて、今回ご紹介するメニューは、
「ファッローのサラダ」です。
ファッローとは古代穀物のスペルト小麦のこと。
もちもちとした歯ごたえで、
なんども咀嚼するうちに、
口のなかに畑の草の香りを運んで来てくれます。
ゆっくりと時間をかけて
召し上がってくださいね。
材料は冷蔵庫のなかの物を
なんでも組み合わせて楽しんでください。
美味しいバージンオリーブオイルで
味付けをすることがポイントです。

ファッロー(スペルト小麦)のサラダ

■材料(3〜4人分)

ファッロー:150g
ミント:少々
ミニトマト:2個
キュウリ:半分
ニンジン:小1本
セロリ:半分
バージンオリーブオイル:大さじ4〜5
塩:適量
※ファッローはゆでる前に
 水に数時間つける必要があるものもあります。
 使用するファッローの解説の指示に従ってください。




■作り方

(1)塩入りの熱湯にファッローを入れて
20分ゆでる。
※ゆで時間は使用するファッローの
 解説の指示に従ってください。




(2)ひっつかないように、さっとかき混ぜる。



(3)野菜はさいの目切りにする。



(4)ゆで上がったファッローをざるにあけ、
さっと水を通す。



(5)ふきんの上で水を切る。



(6)ボールに(3)の野菜とファッローを入れる。



(7)塩で味付けをする。



(8)バージンオリーブオイルを入れてかき混ぜる。



はい、出来上がりです。
私はサルシッチャとパプリカのローストと一緒に
ワンプレートにしていただきました。
野菜は冷蔵庫にある物を
なんでも使ってみてください。


BUON APPETITO!


 
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