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アーカイブ 2017/02/12
 
レシピその287
キャベツサラダ
〜通じる? 通じない?〜


日本の生活から長い間、離れているのだなあと
感じることがあります。
先日のことです。
日本にいる知人とメールのやりとりをしていて、
わからないところがでてきました。
直接、電話で確認したところ、
「想像すればわかることでしょう」と言われました。

見ていないことや、体験していないことについて、
想像して察することがあたりまえという考え方は、
もしかすると日本ならできるのかもしれませんが、
ミラノに長く暮らす私にとっては、最上級の難題です。

イタリアでは、善し悪しは別として、
自分の思いや状況を徹底的に話して相手に伝えます。
いつまでそんなことを長く話しているのかな?
なんで熱くなって言葉を交わしているのかしら?
と傍目で感じますが、
近頃では、言葉はそのために作られたのだ、
と思うようになってきました。

一人一人の考えが違って当たり前の人たちが、
わかりあうためには、
ジェスチャーのコンタクトもしかりですが、
まず、言葉でのコンタクトがなにより必要です。

私たち夫婦は日本人ですが、
以前は目と目で話せることができている
と思っていました。
しかし、目と目で通じ合っていると思うことは、
大きな誤解を招くことが多々あると気がつきました。
まずは話し合うようになり、
自由に発言をすることで、
相手の理解に結びつき、発展があると思います。
時間もエネルギーも必要ですが、
相手を理解したいという根源の底辺があるから
できることでしょう。
「はじめに言葉ありき」
言葉を大切にしていきたいと思っています。

さて、今回は、キャベツサラダです。
元気なお野菜を市場で見つけました。
2種類のキャベツをサラダに仕上げにして、
付け野菜にしてみました。
どうぞお楽しみくださいね。


キャベツサラダ

■材料(2〜4人分)

キャベツ:100g
紫キャベツ:90〜100g
ギリシャヨーグルト:200g
粒セナペ(粒マスタード):20g
ハチミツ:10g
トマトペースト:小さじ1
辛いオイル:適量(タバスコでも可)
パプリカ:適量
塩:適量




■作り方

(1)キャベツを千切りにする。



(2)ボールにギリシャヨーグルトを入れる。



(3)トマトペースト、ハチミツ、粒セナペ、
辛いオイルを入れる。



(4)よくかき混ぜる。



(5)洗ってよく水を切ったキャベツを入れる。



(6)塩を入れて味を整える。



今回はチキンの塩レモンペースト焼きに
添えてみました。
パプリカを振りかけてできあがりです。
Buon appetito!


 
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