バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
2003年、フランスに単身で渡り、 現在はパリを拠点にヘアメイク&フォトエッセイストとして 活躍しているとのまりこさんが、 愛犬のバブーくん(アイルランド出身)を相棒に、 パリ暮らしのちょっとびっくりな出来事や、 へぇ〜っと感心する習慣などなど(*)をお届けします。 *もちろんすべてのフランス人やフランス全土に共通しないこともあります。 週に1回、でも気まぐれにもっと更新するかも? すてきな写真とともに、おたのしみください。 Amusez-vous bien!

 
とのまりこさんと バブーくんのプロフィール
 




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「道路から出る水で
ゴミを流す?!」

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「道路から出る水でゴミを流す?!」

バブー
2014年のこのコラムで
『見つけたら逃げろ! ゴミ噴射清掃車』
というのをご紹介したのを覚えている方は
いらっしゃるでしょうか??

これは道路に勢いおく水を当てながら
とにかくこびりついている全ての汚れを
流してしまえ!
噴射して蹴散らしてしまえ!
というパリでよく見る掃除の方法。

これももちろん今でもしょっちゅう見かける
パリのお馴染みの清掃風景なのだけど
今日はもう一つのパリあるある掃除風景を
ご紹介するよ!


▲パリの街を歩いていると大量の水が道路に流れているのを見かけることが多いはず。
これ、パリあるあるのお掃除方法なのです。

とのまりこ
それは道路脇から流れる水で
どんどん細かいゴミを流して掃除する方法。

掃除をしているということを知らないと
『うわっ、道路から水が溢れてるーーー!』
とか
『あれ?? 今日って雨降ったのかな??』
なんて勘違いしてしまう光景です。


▲道路をよく見ると、こんな風に掃除専用の水栓があって、
ここから勢いよく水が流れ出て道路脇のゴミを一気に運んでいくのです。

バブー
パリの道にはあちこちに
掃除用に使われる水栓があって、
そこから勢いよく水を流すんだよ。

掃除係のムッシューは
道路をブラシで掃きながら
小さなゴミは全部、
この水が流れる道路脇に落としていくんだ。
そうすると
タバコの吸い殻とか小さなゴミとか
水に乗ってどんどん流れるということ。


▲掃除係のムッシューは、移動ゴミ箱とほうきを持って移動しながら大きなゴミはこの中に、
そして小さなゴミ類は全部水が流れる道路の方へと掃いていきます。

とのまりこ
パリは数メートルおきには
ゴミ箱が設置してあり、
どこを歩いていてもゴミを捨てるのには
全く苦労しない街なのですが、
なぜかすごいすごいすごいゴミが落ちていて、
歩きタバコも多いので、
この掃除方法が
なかなか有効なのかもしれません。

6歳になって、日本とフランスという
2つの国を比べたりすることが多くなってきた
我が家の息子。
パリの街を歩くたびに、
「こんなに捨てたらダメだよねえ。まったく。
パリはこのゴミがなくなったら
日本みたいにきれいでもっともっと
いいところなのにねえ‥‥。」
なんて発言することが多くなりました。


▲水は行くよどこまでも。かなり長い距離をずーっと流れていきます。

バブー
さて、そんな我が家のプチモンスターくん。
今週は学校の林間学校に出かけているよ!
この前このコラムで紹介した
最終日の夜のダンスパーティー用の
『オシャレな洋服』
もスーツケースに入れてね(笑)。

というわけで今週は
ボクとまりこちゃん2人きりで、
ちょっと静か。
いつもより時間もあるし、
きっとボクは
このボサボサを切ってもらえるはず‥‥。


▲1週間の学校の林間学校に出かけているボクの兄弟プチモンスター。
ボクも連れて行ってもらえるかと思ってスーツケースにずっと入っていたんだけど
置いていかれちゃったよ‥‥。

 

 

 

 

 

 

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「シンプルシックで心地よい暮らし
パリの小さなアパルトマンで楽しむおうち時間」
出版社 : 世界文化社
発売日 : 2021/5/29

 

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

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