バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「ワイン市へも
 自家用車で!
 帰りの運転は、
 どうなるの!?」
 
     

バブー

先週末は年に2回の
パリでの大きな「ワイン市」が開かれていたよ。

とのまりこ

ワイン王国フランス。
1年中、フランス中のあちこちで
大小さまざまな規模で開かれるワイン市。
先週末は春と秋にパリで開催される
大人気の大規模なワイン市。

入場券と引き換えに
ひとりひとつグラスを受け取り、
ひたすら試飲をしながらお気に入りのワインを探す
大イベント。
大きな会場に約1000もの生産者がブースを持ち
レストランなどのプロの業者から、
ワイン好きの素人まで
ものすごい人でごったがえすイベントです。

バブー
で、ここからが今日の本題。

日本はどんどんどんどん飲酒運転に
対する法律が厳しくなる一方だけど、
フランスって、本当に飲酒運転に甘いんだ。

とのまりこ
そうそう、こんなイベントにやってくる人の
多くが車。

重い瓶を大量に仕入れて帰るんだもの。
車じゃないと運べない。
でも試飲しまくっているわけだから、
当然みんなほろ酔い状態。
ほんとのプロ達は、飲まずにペッと
専用の容器に吐き出すわけだけど、
ほとんどの人は
ワインを楽しみにやってきてるわけだから、
飲み干してちょっとずつの試飲が重なって
相当な量飲んでるわけなのです。

ワインのイベントにやってきて、
当然のように車で帰る。
いつも矛盾を感じる瞬間です。
会場の片隅には、アルコール度数を測る機械が
置いてあったりしますが、
そんなのを試している人は誰もいない。

たま〜に興味半分で酔っぱらった
ムッシューが面白そうに体験している感じ。

つまり帰り道の運転を心配して
計測している人なんていうのはいないのです。

昨年からは
体内アルコール濃度を検査するための簡単な装置を
全ての車が持っていなくてはいけないなんて
新たな法律ができたりして、
フランスも、少しずつは飲酒運転に
対する罰則は強化されているようですが、
日本を知っているものからしたら
甘い甘い。
甘い甘い。

人の家でパーティーがあっても、
レストランで外食しても、
当然みんな何本もワインを開けて
夜中まで飲み明かし、
家族を乗せて車で帰って行きます。

検問はほとんど見たことがありません。
私は10年以上フランスに住んでいて
検問に遭遇したことはなし。
友人が遭遇したという話がたったの数回。
そんな友人たちも、べろんべろんに
酔っぱらっていたにも関わらず、

「今日は友達の送別会だったんだよ。」
「今日は結婚式のパーティーだったんだ!」

なんて言い訳をしておとがめされずに無罪放免。
そんな国なのです。
このあたりも本当に適当大王国が
発揮されまくり。

ちなみに、
日本は血中アルコール濃度0.3mg以上で
酒気帯び運転。一発免停になりますが、
フランスでは0.5mg以上が罰則対象。
しかも、万が一事故を起こしても、
0.5mg未満であれば、
刑罰に何の影響も与えないのだとか。。。

バブー
飲酒運転はもちろんよくないけれど、
お国変われば何もかもが変わるなあ
っていうのを実感する一面。

ボクんちはいつも安全運転だよ。
だって、まりこちゃんは酒豪だけど、
男ご主人様がお酒は飲めないんだ。
だからいつでも安心なんだ♪

でもそのせいで、
まりこちゃんのお酒がすすんでるんじゃないかって、
ボクは疑問なんだけどね。。。

 

2013-03-26-TUE


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