バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「フランスはデモと
 ストライキの国?!」

 
     

バブー

フランスは、「デモ、デモ、デモ!」
これでもか〜な、デモ、デモ、デモの国。
これでもか〜な、ストライキ、ストライキ、
ストライキの国。

1年中、ほんと〜に
デモ行進とかストライキが多いんだ。

とのまりこ

週末のお出かけでメトロの駅をあがれば
デモ行進真っ最中に遭遇するとか。

デモで大通りが全部封鎖されているため
乗ろうとしたバスに乗れないとか‥‥。

お天気の日に窓を開けっぱなしにしていると
デモ集会で声を張り上げる人の声が
風に乗って聞こえてくるとか‥‥。

どちらかといえば、
デモ行進がよく行われるエリアとは
全く違う住宅街のど真ん中に暮らしていて、
窓を開けるとデモ集会の声が聞こえて来るって
ちょっと信じ難いと思いますが、
本当なんです。
しょちゅう、1年に何回も
風に乗って音が聞こえてくるくらい
デモが多いのです。

バブー
きちんと届け出があるものだけでも
フランスでは年間3000件以上の
デモが行われているらしいよ。

そりゃ〜テレビをつけても、
新聞を見ても、毎日のように
デモのニュースが流れているわけだよね‥‥。

とのまりこ
今日の写真は先週の土曜日のもの。
予定していた交通手段が完全に
シャットアウトされていて、
遠回りしたあげくたどり着いたら
原因は今フランス全土で
盛り上がりまくっている、このデモでした。

ちなみにこれは、
フランス政府が進めている
労働法の改正案に反対するためのデモ。
労働者の解雇などに関して
企業側の裁量を優先することや、
週35時間を超える超過労働に対しての手当を
削減することなどが盛り込まれているため、
失業率が高い若者も含め、
大反対のデモが行われているのです。

バブー
革命の歴史に生きてきたフランス人だな〜。
なんて呑気に眺めていたら、危険危険。

美術館や博物館など観光名所が
ストライキで閉鎖されることもしょっちゅうだし。

先に触れたようにデモがあれば
あちこちの交通機関が乱れ、
遭遇した観光客は大慌てだし。

ほかにも、
スマホアプリの配車サービス「Uber」など
競合業者に抗議するタクシーのストで
空港につながる高速道路や
パリの周りの幹線道路を
タクシーが占拠し封鎖して困らせたり。

飛行機の管制官がストをして、
1日に何百本も欠航便を出すとか。
観光できている人たちにも
大きな影響が出るものも多いから
重要なニュースだったりするんだよね。

とのまりこ
しかも、フランスのストやデモの
「あるある」パターンのひとつに、
人に最も迷惑がかかる時にやって
困らせちゃえ!
っていうのがあるんです。
バカンスの時期めがけて、
新幹線や飛行機がストで
みんなどこにも行けず大混乱とか。。。

だからイースターのバカンスがある4月。
そして夏の大大バカンスに突入する6月。
この時期はどんどんストが増えるイメージ。
春夏に浮かれていると、
ストで痛い目に合うから
常に情報キャッチなのです。

バブー
デモ行進やストライキ。
それぞれの権利を主張すべく、
みんな大真面目にやっているんだけど、
中には便乗してというか、度を越して
周りを困らせるだけのただのお祭り騒ぎ、
ってなっているパターンも多くてさ。

たまにデモ行進を見ているのか、
カーニバルを見ているのか、
わからなくなっちゃうことも
あったりするんだよね‥‥。

 


※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

 

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東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2016-04-12-TUE


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