バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「解読しよう♪
 『おフランスの数字』講座。」

 
     

バブー

言葉の壁にぶちあたり、
いろいろな場面で苦労する海外旅行。
フランス語だってわからないのに、
フランス人の書く独特な手書き文字を
解読するなんて、ほぼ不可能。

そんななか、世界共通のはずの「数字」ですら
フランス人の書くものはボクたちにとって
難しかったりするんだよね。

とのまりこ

もうミミズがうねうねしているものにしか
見えないっ!
というフランス人独特の筆記スタイル。

特徴ある手書き数字の書き方
知っておかないと、マルシェでレストランで、
正しい金額がわからなくて焦る焦る。

そんなわけで今日は、
「解読しよう♪ おフランスの数字」講座です。

バブー
まずは読みやすい数字バージョンが
こんな感じ。

このくらい丁寧に書いてあると、
「メルシー♪」
って思っちゃうよね。

例えばこんな丁寧に書かれたバージョンの中でも
ちょっと迷うのがまず「1」と「7」。

フランスってね、
「1」の短い書き出しの部分を、
本体の「1」に負けないくらい
長く書くのが特徴。

だから日本人には「7」に見えちゃったりして、
「めっちゃ高いじゃないか!!」
と、焦ってしまうことも。

でも、安心してください。
これは「1」なんだ。

フランス語の「7」はね、
基本、本体のところに
ちょんって、「棒」がつくからね。
(こういうのってなんて呼ぶんだろう‥‥。)

これを見るとよくわかるでしょ?!

クグロフについてる値段の左側が「15」。
右側が「7.5」。

とのまりこ
そしてもうひとつ私たちにとって
非常〜に読みにくいのが「4」。

このお惣菜やさんの値札。
これ、「4.8」とか
「4.5」って書いてあるのですが、
なかなかの読みにくさでしょ?!

このレストランも、
ランチの営業時間書いてあるけれど
知ってなかったら「12時〜14時」には
なかなか見えない!

ちなみにこれ、タクシーの領収書。
何ユーロだったかわかりますか?!

「40ユーロ」です。

バブー
これは銀行で
まりこちゃんが「振り込み」をしたときの
振り込み用紙の控えなんだけどさ。

銀行員が書いてくれた口座番号、
どうどう?!
これ、読める?!

「ぼわっと」の買い付けのために使った
けっこうな額の振り込み。
本当に本当に、
ちゃんと正しい口座に届くのかって
まりこちゃん、この控えを見ながら
恐怖で震えてたんだよ(笑)。

どうやらフランス人にとっては
読みにくいなんて感じないらしい、この字体。

特徴を知っておくと、
ちょっとだけ旅行の時に便利だよ!

 


※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

【お知らせ】
★とのまりこさんのお店「Boîte」(ぼわっと)
 東京・渋谷のヒカリエで催事を行っています。
 <渋谷ヒカリエShinQs(シンクス)5階 マーケットプレイス>
 2015年11月16日(月)〜2016年1月31日(日)
 住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1
 電話:03-5468-5892
 営業時間:10:00〜21:00

 

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2016-01-26-TUE


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