バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「失われたパンって、
 どんなパン?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「失われたパンって、
 どんなパン?!」

バブー

みなさん
明けましておめでとうございます!

と、新年のご挨拶をしたけれど、
この原稿を書いているのは
2017年の年末。
クリスマスを過ぎても
クリスマスモードのままのパリで
今年はどうやって
年末年始を過ごそうかな〜
って考えているところだよ。

とのまりこ

パリに戻ってきたちょうどその日から、
日本からのお客様を迎えている我が家。
女子高生の娘ちゃんと
お母さんの2人組。

糸井さんがパリに遊びにきた時にしたような、
『The・おのぼりさんパリツアー』
が希望ということなので、
ガイドブックに必ず紹介されるような
王道コースをまわっていますが、
その中のひとつが、
「『パンペルデュ』を食べること」
だそうです。

バブー
「パンペルデュ」、
みなさんはどこかで
聞いたことがありますか?!

「パンペルデュ」とは
フランス語で「Pain perdu」。
直訳すると
「失われたパン」って意味なんだ。

つまり、無駄になったり、
ダメになっちゃったパン。

これじつは、フランスでは
日本でも人気の、
「フレンチトースト」のことをさすんだよ!

とのまりこ
前日の硬くなってしまったバゲット、
そしてクロワッサンやブリオッシュ、
デニッシュなど、色々なパンを使って
フレンチトーストにするものです。

フランスではおやつに食べることが多い
「パンペルデュ」。
パン屋さんの片隅にも
クレープなどと一緒に
並んでいたりするものです。

基本的には、
日本でもいちばんお馴染みの
砂糖やメープルシロップや果物と一緒に
甘くいただくタイプがメジャー。
「パンペルデュ・サレ」(塩味がつく)といって
ベーコンなどと一緒に食べる
食事系の「パンペルデュ」もありますよ。


▲Googleで画像検索すると、いろんな「パンペルデュ」が。

バブー
さて、この「パンペルデュ」を食べるのに
おのぼりさんツアーに最適なのが
マカロンで有名なパティスリー
「ラデュレ」のサロンドテで食べられる
「パンペルデュ」なんだよ!


▲マカロンだけじゃない、
 パンペルデュも名物なパティスリー『ラデュレ』。

「ラデュレ」の「パンペルデュ」は
ブリオッシュを使ったフレンチトースト。
たっぷりの卵液に浸された
濃厚なブリオッシュのフレンチトーストに
メープルシロップとクリームをのせていただく
人気メニューなんだ。

▲「ラデュレ」のショーウィンドーにはマカロンがいっぱい

もともとは午前中だけの
朝食メニューのひとつだったのに、
ガイドブックに紹介されたりして
とっても有名になってからは
1日中食べられるメニューに変わったんだよ。

「失われたパン」=「パンペルデュ」。

卵と牛乳や砂糖だけの液じゃなくて、
生クリームをたっぷり入れた
濃厚な液に浸すのがフランスらしいポイント。
お好みでバニラビーンズも入れてね。
おせち料理に飽きたら、
フランスの濃厚タイプの
「失われたパン」を作ってみては
いかがでしょう?!

それではみなさん、
2018年もどうぞ宜しくお願い致します!

 

【今年も♪】
バブーくんととのまりこさんより、
「パリときどきバブー」カレンダーを
新春プレゼント!

毎月バブーくんが登場する2018年のカレンダーを
ご希望の方計20名にプレゼントいたします。
メールの宛先を【present@1101.com】、
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2018年1月10日(水)午前11時までに
メールをお送りください。
(ぜひぜひ、「パリこれ!」のご感想も
 お書き添えくださいね。)

数量限定のため、
応募者多数の場合は、抽選となります。
ご了承ください。
当選者の方には、11日(木)以降、
プレゼント送付先のご住所をお尋ねする
「当選通知メール」をお送りいたします。
記入日の締め切りがありますので、
必ず、ご自分のメールアドレスでご応募くださいね。

バブーくん、毎月登場です。
壁掛けタイプです。
(広げた大きさで、
 タテ44cm×ヨコ29.8cm。

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2018-01-02-TUE


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illustration:Jérôme Cointre