バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「歩かない赤ん坊も、
 靴と靴下必須?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「歩かない赤ん坊も、
 靴と靴下必須?!」

バブー

ねえねえ知ってる?

フランスの赤ちゃん、
まだ立つこともできない月齢の時から
靴下や靴をしっかり履かせられるんだよ。

とのまりこ

日本ではむしろ、子供は裸足で
健康元気いっぱいにという方針が
多いイメージなので、まさに180度正反対。

『子供は風の子 裸足=健康』
という印象で、自分も生きてきました。

日本の育児書には、
赤ちゃんは大人より体温が高く、
足の裏で体温調整をするから
靴下は履かせなくてもよい、
というようなことも。

バブー
ところがここフランスでは
ほんとに正反対。

赤ちゃんに限らず、ふだんから
足と首を出すことに非常に敏感。
足と首を出してたら、風邪をひくよ!!
と、子供たちはよく注意されています。

とのまりこ
出産時の入院リストには
「靴下数枚とショソン」
という項目が。

「Chausson」(ショソン)とは、
室内履きのこと。

さすがに生まれた瞬間から
外を歩くための靴を、
とまではいわれませんが、
室内履きは最初から用意しておくのです。

そんなフランスの靴文化なので、
赤ちゃんを裸足のまま連れ歩くと
『ほぼ100%』といっても大げさではないほど

「ちょっと、
赤ちゃんの靴下が脱げちゃっているわよ」
とか
「あら、裸足じゃかわいそうよ」
的なことで声をかけられます。

バブー
とりわけおばあちゃん世代の人からね。
フランスでも最近の若者は
ずいぶん変わってきているみたいだけど、
まりこちゃんの母親世代以上の人の中では、
靴下(数ヶ月以上になれば靴も)を
履かせないのはありえないことみたいだよ。

とのまりこ
というわけで

「裸足は絶対にいい!
足の裏で大地や芝生、
色々なものを感じることも絶対にいい!」

と信じている私も、
赤ちゃんの足にそそがれる目線と
いちいち声をかけられる煩わしさが面倒くさく、
外出する時は必ず、
靴下や靴を履かせるようになりました。

そういえば、フランスの赤ちゃんパジャマも
足の先まですっぽりかぶる
宇宙服スタイルになっているものがほとんど。
これも靴下の代わりにこうなっているそうで。

日仏カップルのお家では、
日本で買ってきた
足先の出ているパジャマを着せていると、
ありえない、と怒られる‥‥
という話をよく聞きます。

 

バブー
今日もボクの家のプチモンスターは
下着一丁で家中のものをいたずらして
歩き回っているけれど。

ボクの散歩に出かける時は
毎回必ずちゃんと靴を履いて。
でも、歩き始めたばかりでまだ外は危ないから、
抱っこ紐に入れられて、同行するよ。

文化の違いでできる
『当たり前の違い』っておもしろいよね。

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2018-04-24-TUE


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illustration:Jérôme Cointre