ここ数週間、観光客が
ぐぐっと増えている感じのパリ。

年度末だからか、修学旅行と
思われるヨーロッパ各地からの学生たち。

そして一部学校をのぞいて
すでに夏休みに突入しているヨーロッパ。
ファミリー層もぐぐっと増えています。

さて、そんなパリで。
日本人ってどんな風に
見られていると思う？！

私がパリにやってきた約15年前。
街を歩けば「ニーハオ」と声をかけられ、
「アジア人」といえば全部ひとくくりに
されていたイメージ。

まあ、私たち日本人が、
「欧米人」たちを
フランス人、ドイツ人、オランダ人、
イギリス人、イタリア人‥‥etc
となかなか見分けられないのと一緒ですよね。

（ちなみに、もちろん欧米の人たちにとって
欧米内での分類は簡単で、
例えばオランダ人やドイツ人など
国別の見分けがすぐつくらしい。）

というわけで、ひと昔前は、
「ニーハオ」
「私は中国人じゃありません。日本人です。」
というやり取りが超頻繁にあったものですが。

最近は毎日観光客を相手にするような
お店やレストランの店主たちは
だいぶ「アジア人」の見分けも
つくようになったようです。

「コニチハ」
「あなた日本人よね」
とか話しかけられることが多くなりました。
「ニーハオ」と話しかけられることは
１年に１回もないかなあ・・・
という感じに。

さてさて、そんな世界中からの
観光客を毎日相手にする店主たちがいる
世界一の観光大国の「パリ」で。

日本人に対するイメージは
なかなか悪くないみたいだよ！

仕事がら、日々
みやげもの屋、雑貨屋、デパート、
カフェ、ビストロ、蚤の市‥‥etc。

記事を書いたりするために
色々なところを取材して
店主と話をすることが多いのですが、

「君たち日本人なら大歓迎だよ！」
「日本人はすごく礼儀正しくて好きよ」
「あなた日本人でしょ。すぐわかるわ。」

と、大絶賛してくれる人がとても多いんです。

日本人はつねに
ニコニコして穏やかで、
（このニコニコが時に
イエス・ノーが言えない曖昧な日本人と
言われる原因であることはさておき‥‥）
問題を起こさず、
礼儀正しくて、
常識のある人々だそうです。

これ、ほんと〜にしょっちゅうしょっちゅう
取材先のあちこちで言われます。

そんなに褒めていただくほど
立派な国民じゃありませんよ‥‥。
自慢できないおかしなところも
いっぱいいっぱいありますよ‥‥。

なんて思いつつ、
褒められるのはやっぱりうれしい。
そしてこう思ってもらえているのを
絶対に裏切るようなことをしちゃいけないな、
と、毎回強く思うのです。

例えばね、蚤の市で
アンティークリボンや生地の専門店に行った時、
店主のムッシューがこんなことを言ってたよ。

「商品を散々勝手に見て
散らかし放題で帰る人たちがいる一方、
君たち日本人は、
何か商品を見たら、もともとあった以上に
きれいに整頓して帰るでしょ？
だから見たらすぐにわかるよ。」

つい先日訪れた
フランスの地方の観光名所の古城では、
プレスの人がこんなことを言ってたよ。

「１年中毎日、
世界中から観光客がやってくるけれど、
日本人はとても歓迎すべき国の人だよ。
ルールもちゃんと守るしね。」

こんな風に言ってもらえると
なんだかとってもうれしいよね。

ボクのうちにもここしばらく
ひっきりなしに日本からのお客様が
やってきている観光シーズンまっさかり。
毎日一緒にでかけて、
あちこちを案内しているよ！

※この連載を再編集し、
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