バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


2 7 4

「割り算の筆算が
 ぜんぜん
 日本と違う?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
2 7 4
「割り算の筆算が
 ぜんぜん
 日本と違う?!」

バブー

今日はフランスの
摩訶不思議な計算を紹介するよ!
じゃじゃんっ!

これはなんでしょう〜。

とのまりこ

んんん??
足し算か引き算の筆算?
いやでも違うぞ。

というこの不思議な計算。
これ、フランスの割り算の筆算です。

言葉ではうまく説明できないので
とにかくみなさん見て解読すべしです。
今日は見て楽しんでください。

例えばいちばんシンプルな。
これは 『21÷3』。

つづいてこれは小数点以下の答えになる
『21÷4』
(ちなみにカンマが小数点です)。

バブー
さあ、どんどん行くよ。
これは『55÷4』
(小数点以下を出さずに
あまり3で終わっている形)。

こちらは『55÷4』を割り切れるまで
小数点以下の計算をしている形。

これは『55÷6』で割り切れないパターンの計算。

とのまりこ
これはさらにちょっと複雑。
『132÷45』の筆算式。
計算途中、引き算の答えの
一の位と十の位などがずれているのも気になる‥‥。

「これ、ずれちゃダメでしょ。」
と小学生に突っ込んでみたけれど、
これでいいらしい。
現に先生から大きなマルをもらってるし‥‥。

何度見てもハテナが飛びまくる
フランスの割り算の、筆算。

バブー
フランスは数字・数学関係で
突っ込みどころ満載の
不思議なところがいっぱい。

今までも色々紹介してきたけれど、
(まずもって数字自体が難しいとか、
フランス人は引き算が苦手だとかね)
割り算の筆算は
ボクらにとっては摩訶不思議な形。

さて、日本式とフランス式。
みなさんはどっちがわかりやすいと思う?!

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2017-10-10-TUE


まえへ
トップへ
つぎへ
illustration:Jérôme Cointre