バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「自分の家は自分で作る?!
 ブリコラージュとは。」

 
     

バブー

ボクたちバブー家の日本の夏。
毎日毎日、朝から晩まで
大工仕事で汗を流す夏休みやってます!
ほぼ日「くまお」でおなじみの
あーちんもお手伝いにきてくれたりしてね♪

というのも、毎年期間限定イベントで
やっていたフランス雑貨&蚤の市イベント
「Boîte」(ぼわっと)の常設店舗を
東京の西荻窪に
今月23日(土)にオープンすることになったから。

コンクリート仕立て、
トイレも壁も水道管もなかった物件を
ただいま自分たちでリフォーム中。

こういうの何もかもが、フランス流。
フランス人って、本当に何もかも、
自分たちで作り上げたり
作り直したりしちゃうんだ。

それをフランスでは
「ブリコラージュ」(=日曜大工)って呼ぶよ!

とのまりこ

ブリコラージュ(日曜大工)が
本当にさかんな国、フランス。

以前も、国道沿いにプールが売っている話
書きましたが、ああいうものを
自分たちで買いにいって、自分たちで組み立てて
自分たちで作っちゃうんです。

ほとんどの人が業者に頼まず、
自分たちで見よう見まねで
なんとなくやり遂げてしまうんです。

その「日曜大工」のレベルは
私たち日本人が想像する
「日曜大工」のレベルを遥かに超えたもの!

壁を壊して、
床をはがして、
天井をぶちぬいて、
窓をくりぬいて、
漆喰やペンキを塗って、
タイルを貼って、
切って打って組み立てて。

こちら、リビングビフォー。

リビングアフター。

お次は、キッチンビフォー。

キッチンアフター。

さらに、バスルームビフォー。

バスルームアフター。

なんということでしょう〜。

イスを作るとか、棚を作るとか、
トンカチと釘でトントンなんて〜レベルじゃないっ!

もともとあったアパートの部屋の
原型をとどめないくらい、
リフォームしてしまう
フランス人もたくさんいるのです。

バブー
なんでこんな大変なことを
自分たちでやるかって?!

なぜなら、適当大王国すぎて、
業者に頼んでも、作業は遅いし、
仕事は適当だったりして
問題が勃発しまくるわりに、
とっても高いから!
だそう。

どうせ「適当」なんだったら、
自分たちでやる「適当」の方が納得いくでしょ?
どうせ工事してもらってもすぐ水漏れするなら、
自分たちでやって水漏れした方が納得いくでしょ?
そんな工事に高いお金を払うなら、
何年かかっても、
もっとお安くすんだ方がいいでしょ?

フランス人からは
こんな答えが返ってくるよ。

そんなフランスで、
自分たちで見よう見まねで、
ある意味「適当」に、プロでもないのに
なんとかやってみてしまうフランス人たちの姿勢に
バブー家も大きな影響を受けて。

今回の店舗作りも自分たちでやってみよう
ということになったんだ。

水道の配管をひくこと、
壁を作ってトイレを置くこと、
電気配線をひいてもらうこと、
クーラーを設置すること。

これだけはどうしてもできないから
プロの業者にお願いしたけれど。
その他のことはほんとうに
全部自分たちでやっているよ!

とのまりこ
床を削って。
壁をはがして。
長年こびりついた汚れを掃除して。
床も壁も天井も、ペンキを塗って。
漆喰を塗って。
アルミサッシも塗って。
外壁を塗って。
キッチンカウンターを作って。
タイルを貼って。
棚を作って。
イスを作って。
テーブルを作って。
・・・etc

工事が始まった2日目、7月31日(下の写真上)と、
8月17日の写真(下の写真下)を見ると、
かなり進んでいるでしょ?!

今月23日(土)オープンを目指す今も、
絶賛工事中ですが・・・。

フランスの楽しい素敵な雑貨がたくさんあって。
カフェオレボウルでカフェが飲める。
そんなパリらしい空間作りをしています。

バブー
オープンしたら、ぜひ遊びに来てね!
9月15日(月)まで
店長のボクとまりこちゃんも
お店にいる予定だよ!

 

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】
2014年8月23日(土)オープン予定

 

 

 

2014-08-19-TUE


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