秋が深まってきました。
いよいよ登呂の稲を収穫するときがやってまいりました。












 
いいな~
アートロ5回目です。
10月19日、稲刈りの日。
天候に恵まれました。

登呂遺跡の復元田んぼ、
41.25平方メートルで栽培された
田んぼにアートロのメンバーは
集まっています。

しかし! わたしはせっせと
帽子展に向けてフェルト帽を作っており
ここにはおりません!
『登呂会議』の写真を
お借りしてご報告いたします。
(撮影:坂田佳奈映さん/
    ヤスタケノブオさん)

放任主義を通して育てた稲は
すくすく育っていました!

現代品種ではないお米は
肥料をあげすぎると
かえって弱るそうです。
野生的ってこと?!

ミミケンもおりません!
 

さて、まいどおなじみ、
スソさんのかばんの中に潜む土人形、
ミミズク土偶の健太郎こと、
ミミケンです。
スソさんが、現場に居ないということは、
わたくし、ミミケンもおりません。
しかしながら、写真をみながら、
ツッコミ(?)を
いれさせていただくことにいたしましょう。



 
株数を数える!
1本の苗が束→株になるほど増えた。
品種ごとに何束になったのか、
地道に数える作業。
ご苦労様です。

遠くから応援。
 

そして、スソさんも
遠くからみつめる重労働。
けっこう作業しながら数えるのは、
たいへんですよね。
6を2回数えたりして、
合計がなぜか103になったりするんです。









 
穂づみする?
弥生時代は石包丁で穂づみして
収穫します。

石包丁は、いろいろな博物館で観ましたね。
でも登呂からは出ていないそうです。
不思議です。

替わりに何を? うーむ…。
謎は謎のまま。

なので、現代の道具=鎌で
ざくざくと刈っていきました。

現代的に。
 

むしろ、石包丁ではなくて、
鎌で刈ったほうが、
早くすんだのではないかと、
ミミケンは推察しています。
現代の道具ってすごいんですよね。



 
品種別に
わたしたちは、
各自家で種から育てた苗(22品種)を
6月に植えていました。

品種別にブルーシートに載せて並べます。

わあ、たくさん!
 

すごい種類がありますね。
写真をみると、
ばらつきがあるようにみえます。
どれがいちばん成績がよかったんでしょうか。















 
数える!!
「のげ」のある米粒、ない米粒、
黒い色の米粒
ひとつぶひとつぶを...
みんなで必死に数えます。

ほんとご苦労様ですーーー!

のげ。
 

あ、ミミケンの出番ですね。
「のげ」とはなにか。
漢字で書くと芒や禾で、
音は、「のぎ」です。
これが、変化して「のぎ」になったようです。

米粒の先端から
しゅーっと延びた針のような
突起のことをいいます。
古代の品種には、
のげがあるものが多かったようですが
品種改良によりなくしていったそうです。





 
終了
全部で約5.5キログラム穫れました。

反収計算すると109キログラム。

俵計算すると1.8俵。

現在が
反収約8.5俵と比べると約5分の1。

つまり、いろいろ改良されて
効率がぐーんと
上がっているということですね。

この穫れた玄米を1日に
お茶碗2杯食べると、
24日分しかないって!

こんなに穫れた!という喜びから
足りないーーー!という驚き!へ

米だけじゃ、村は成り立たない!!
狩りもしなきゃ!
魚も獲らなきゃ!


 
このあとは
収穫された玄米は、
プロのかたに乾燥と
精米をお願いするそうです。
その理由はのちほど。

お米の質、出来栄えは
講師の長坂さんが想像していた以上に
良かったらしく、
特に現代品種の「にこまる」は
販売できるくらいの
物だったとか!










 
いっきに11月ですよー
アートロ6回目です。
帽子展も終わり、
今回はわたしも参加します!

みんなががんばって
稲刈りした跡を見に行ってみると...

刈ったあとからも、
また稲が出てきているところが
あったり、
すっかり刈り取られて、
かぶ跡だけのところもあり。

はあー秋の風景ですねー。

今日は大盤振る舞い。
 

そうです。
今日の「古墳部」は大盤振る舞い。
2回ぶんの「アートロ」を1回で
おつたえしています。

ときは一気に11月です。









 
さてさて
臼と杵が出てきました。
これらは、登呂遺跡で出土したのを
復元したものです。

餅つきではありません!

穂摘みして乾燥したものを臼に入れて、
ごりごりと力をいれて搗きます。

どずどず、ごりごり……。

あんがい固い
 

乾燥させた米は
案外固いのです。
ゴリゴリしても大丈夫。
つまり、米搗きの大掛かりな感じです。
ミミケンは未体験ですが、
昔は一升瓶にいれて、棒でついた、
というウワサをきいています。











 
それから
かごに入れて
フファッ、フファッ、
と空中に浮かせて飛ばすと
米粒が箕(み)に残って、
殻が飛んでいくんです。

いいですかー?

腰を入れて、優しく、
フファーッ、フファーッ、とね。

ばぁーっとやっちゃうと
米も飛んでいきますからね!

ちなみに
 

グレーの帽子に、
紺色のジャケット、
茶色のパンツをはいている
メガネの女性がスソさんです。
ミミケンはこの場合、
ポケットにいます。





 
バケツ?
箕に残った米粒をバケツの水に入れますと
残っていた籾殻が浮いてきました~。

それを取り除いて
何度か繰り返すとほらっ!
米粒だけになってきた!

おおーこれで炊ける状態になりました!

もうおいしそう。
 

いやあ、米が水につかっている状態は、
すでに「おいしそう」ですね。
ご飯を炊く香りが
鼻に蘇りそうになります。







 
博物館の会議室へ
机にビニール袋に玄米が入って並んでいます。

収穫された玄米がずらり。

さっき外でやった作業を繰り返し行なえば、
脱穀と籾すりしおわった、この状態が得られます。

しかし、
全部を手作業すると
非常に時間がかかってしまうので
乾燥のあと、
試験用脱穀機と籾すり機を使って、
プロのかたに精米してもらっていたのですね。









 
来年のため
一部は穂のままで入っています。
来年苗を作るために、このまま種(たね)として
残すのですね。

種籾
 

これが、種籾ですね。
次の年の命の糧です。

飢饉がおきても、
これだけはとっておかねばなりません。
時代劇(江戸時代)などの
飢饉の描写をミミケンは思い出します。
「種籾だけには手をつけちゃ
 なんねえだ。」

 











 
玄米を持って外へ
班に別れて、台付甕形土器を使って
米を炊く(正確には煮炊きする)
準備を開始します!

土器の台部分を固定して
薪と稲藁を使い囲みます。




 
木のしゃもじで
米を投入!

それっぽい!
 

土器と木のしゃもじ。
弥生人の気分を満喫する
スソさんでございます。













 
火を
火をつけました。
しばし神妙に経過を観察。

しかーし、
あっという間にぶくぶくと~
早い!
うちはガスで鍋炊きをしていますが
それよりもうんと早い!


 
もう?
もう炊けた!?

いやいや
いくらなんでも早過ぎでは?

ほら、まだどろどろで芯が残っていますよ。

ごはん炊き
 

カレーをたべるときにでてくる
長くてサラサラなお米は、
こんなふうに蓋をせずに
米を茹でる感じにして、
お湯をざざーっとすてて出来上がります。

日本のお米をふっくら炊くのは
けっこう難しいな、と、
カレーが好きなミミケンは思います。







 
他の班では
葉っぱで蒸らす作戦も!なるほどね~

木の蓋は出土していませんが、
使っていたかもしれないし
こんなふうに葉っぱも
使っていたかもしれません。

蓋がなくても灰が入ったりしないのは、
器の縁のそりかげんが
とてもうまくできているようです。


赤米かーおいしそう~~
あれ?もう炊けてるんじゃ?

あっ! うちのも?!!














 
食べます!
炊けてる!できてる!

じぶんの器に盛っていただきます。

小さな土器は、
前に(登呂編2田んぼと土器)
作ったものです。
機械で焼いてもらったから
均一な焼き上がりの器です。

でも、はっぱで食べるのは難しい~
もうじれったいー
現代の箸でいただきます!

あー!!!!

ついに! ついに!

自分たちで種から育てた?
(草むしりもほとんどしなくて
 勝手に育ってくれたけど)
しかもみんなが手で刈って
収穫してくれたお米を
(田んぼの土から砕いたり練ったりして、
 自分で作った器というか、
 ほかの方に焼いてもらったけど)
で食べるのは……。

とってもとってもとってもが、
何重にも何倍にもなって
「美味しい」としか言いようがありません。

あっけないけど、
長く待っていた瞬間を一気に
噛んで飲み込みました。








 
さて
「登呂編9土器を焼く」で焼いた土器を
持ち帰ります。

土器といっしょに
小さな土偶を焼いてもらってたんです。

ミミケンの妹、ミニミミケン!

さあ、一緒に東京に帰りましょう。


ーーー

次回は登呂編おまけとして

登呂編7賤機山古墳の出土品を見る と
お米についての講演会を聴く

です!

妹……
 

妹……。
突然の妹ですか……。
ミミケンはどうしたらいいのでしょうか。
ミミケンはずいぶん長いこと
一人でいましたので……。

ああ、戸惑っている場合ではございませんね。
次回は登呂編おまけとして
「賤機山古墳の出土品を見る」と
「お米についての講演会を聴く」 です!


 
2016-10-16-SUN
 
まえへ    
 
  いざ、みやこ町へ!
  みやこ町に到着
  いよいよ
古墳ツアー出発!
  石室にはいる?
  大型円墳から
大型前方後円墳へ
  ツアーも終盤
  みやこ町は
北九州の
みやこだった
  巨石
     
  北部九州
最大最古の
前方後円墳
     
 
  北部九州の
弥生時代
  弥生時代の共同墓地
  福岡市埋蔵
文化財センター
 
 

(番外)
みやこまちの
『古墳
 フォーラム』

 

伊都国を歩く

 

伊都国
歴史博物館へ

 

伊都国のいま

  壱岐島へ
  壱岐島中央へ
  壱岐島の古墳群
  壱岐島の神社
 

七夕まつりの
最終日に

 

塩竈神社へ

 

松島の海と幸

 

宮戸島の
里浜貝塚へ

     
 

宮戸島散策

     
 
 

石枕ズラリー!

 

石枕と立花の
謎を解く?!

 

土偶もズラリー

 
 

阿玉台式土器って

 

これが
阿玉台式土器

 

貝塚から貝塚へ

 

河口から海へ

 
 

前日は香椎宮へ

 

当日いよいよ
能古島へ!

 

翌日は志賀島へ

 
 
 

縄文食の研究

 

埴生の里へ

 

古墳へ

 
 

石山から安土へ

 

安土から野洲へ

 

土偶コスモス展

 

夕暮れ時に

 

福岡からスタート

 

唐津へ

 

日本最古の米粒

 

唐津でエンヤー

     
 

御所ケ谷の山城

     
 
 

青森へ

 

さわった!

 

円筒土器!

 
 

中能登町へ

 

雨の宮古墳群!

 

埴輪発見!

 

天皇皇子陵と
トビチ

 
 

能登島へ!

 

須曽蝦夷穴古墳

 

坪井正五郎の影

 
     
 

江田山古墳

     
 

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田んぼと土器

 

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土器づくり

     
 

土器を焼く

     
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