飯田地区には7作品が展示されています。
歩いて廻ることにしました。

※メキシコで地震が起きて
オアハカ州にも甚大な被害がありましたので
しばらくメキシコ編をお休みさせていただきます。








 
黄色い!
旧飯田駅舎にやってきました。

河口龍夫の作品
『小さい忘れもの美術館』です。

駅に置き去りにされた忘れものたち。
そしてこの駅自体も
廃線になって置き去りにされています。

車両の中は、全面が黒板のようになっていて
チョークで自由に字や絵を描くことができますよ。

河口龍夫さん
 

ごきげんよう。
奥能登国際芸術祭のシリーズも
今日が最終回です。
どうも! ミミケンです。
スソさんのかばんのなかから
解説のようなものをしゃべる
土人形(ミミズク土偶)です。
衝撃には弱いです。

さて、河口龍夫さん。
1940年神戸生まれ。
日本を代表する現代美術の作家のお一人です。
多摩美術大学を卒業後は
神戸を拠点に活動。
1965年にグループ<位>を結成。
2007年10月
「河口龍夫-見えないものと見えるもの-」
というタイトルで
名古屋市美術館と
兵庫県立美術館で個展を同時開催。
2008年
宇都宮美術館
「無限への立ち位置-河口龍夫の1970年代」展。
など。




 
映画館で
(真っ暗で、会場の写真は撮れなかったので
 ガイドブックより)

かつてあった“飯田スメル館”という映画館で
作品を観ました。

南条嘉毅(なんじょう・よしたか)の
『シアターシュメール』

真っ暗な2階の客席に案内されて立っていると、
古いレコードの音楽が流れはじめ
小さな舞台、1階の客席などに
ぽつん、ぽつん、とライトが灯り
本の置かれた机、黒電話、看板、ネオンなど
古びた部屋や街の風景が浮かび上がります。

スクリーンにも時折、
能登の風景が映し出されます。
賑やかで華やかだったころの街が浮かび消え、
時間が止まったり、動いたり。

天井からひとすじ、
珪藻土(けいそうど)がすーっと落ちてきて
降り積もります。

じわりとした感触がありました。

南条嘉毅さん
 

1977年香川県生まれ、
中之条ビエンナーレや水と土の芸術祭、
また国内外のアートフェアなど
活動の場を広げつつあります。
土をつかった
ペインティングを展開されています。
2011年、2013年
2012年、2015年
中之条ビエンナーレ水と土の芸術祭
2012年
越後妻有アートトリエンナーレ
2017年
VOCA展
など。



















 
帰りに
そろそろ帰りの時間です。
昨晩も訪れた、
見附島のある宝立(ほうりゅう)地区に
やってきました。

奥能登国際芸術祭の公式写真を撮った
石川直樹の作品『混浴宇宙宝湯』を
見ていきましょう。

木造三階建て。
今も現役の銭湯 ”宝湯”(たからゆ)は、
もともとは”宝座”という芝居小屋で、
その後は旅館となった頃もあったという
歴史を刻んだ建物だそうです。

1階銭湯の脇の階段を登っていくと、
2階は大宴会場があり、
3階は旅館の頃の名残の和室が並んでいます。

そのあちこちに写真が展示されていました。

たくさんの熊の木彫り。
船員たちのお土産?
北海道との行き来、
とても多かったんでしょうねー。

石川直樹さん
 

「ほぼ日」にもよくご登場いたいています。
最近では三國万里子さんの著作
「うれしいセーター」のモデルとして。
三國さんのセーターをK2で愛用。
ご自身の写真を撮影してくださったのです。

1977年、東京都生まれ。写真家。
2000年、PoletoPoleプロジェクトに参加して
北極から南極を人力踏破。
2001年、七大陸最高峰登頂を達成。
2011年、『CORONA』(青土社)により、
土門拳賞を受賞した。
近著に『ぼくの道具』(平凡社)があります。
東京芸術大学大学院美術研究科
博士後期課程修了。









 
急げ!
私たちは日没にある場所へ
行かなければなりません!

それは、
ツバメが集まって南へ飛んで行く前に
集まって夜を過ごしているという
河北潟(かほくがた)。

珠洲からは車で金沢へ引き返す途中にあります。
約2時間半くらいはかかる見込みです。

順調に、5時過ぎに着きました。
夕暮れです!

しかし、まったくツバメの気配はありません。

そして、
日没の6時3分を少しだけ過ぎた時に……。

あっ! 鳥の声が?!

ちちちちちちちちちちいいい。

声はするも、姿がない……と思っていたら
きましたあーーー!

ぶつかるんじゃないかってくらい
びゅんびゅんこっちに向かって飛んできます!

陸さんは、
「怖えーー怖えーー。」
と言ってしゃがんでいます。

写真ではゴミのような点々しか写っていませんが
何千? ものツバメが集まってきました。
そしてしゅーっと降りて草むらに入っていきます。

20分くらいだったでしょうか……。
真っ暗になりました。

ここ河北潟の草むらで
1週間ぐらい夜を過ごしてから
ある日いっせいに南へと旅立つらしいのです。

なんだかすごい!
 

鳥がたくさんというのは
どうもヒッチコックの『鳥』を
思い出して恐ろしくなります。
写真ではわかりにくいかもしれませんが
なかなかの迫力です。
ミミケンはさらわれないように
スソさんのカバンの底でじっとしていました。







 
あれ?また行くの?
金沢に戻り、4名は解散し、
曽田さんは帰京しました。

翌朝、
メンバーが入れ替わり、再び珠洲へ向かいます!
なんてハードなスケジュールでしょう~

今日も北回りのコースで廻りますが
前回見逃した作品を
見ていきましょう。

笹波口のバス停。
アレクサンドル・コンスタンチーノフの
『珠洲海道五十三次』
4作品のうちの1つです。

かこわれている
かこわれている。
 

こちら、先週ご紹介した
コンスタンチーノフさんの作品の一つですね。
ほんと、この作品、
このままにしておいても良さそうです。











 
トレッキング!

木の浦地区で車を降りて
「シャク崎」とよばれる断崖へ。

今日のメンバー、
金沢のギャラリー・カフェ・雑貨店の
コラボンの店主
オオハタさんと看板犬のだんごが
先を歩いていきます。
車を出してくれた、
みきさんとかずさんも続きます。

10分ぐらいアップダウンを繰り返し
黙々と歩いていくと、
突然、海が!

崖の上にあるのが
鴻池朋子(このいけ・ともこ)の作品
『陸にあがる』

海の色があまりにも青い!
ふわーっと、飛び降りそうーです。

鴻池朋子さん
 

1960年秋田県生まれ。
東京藝術大学日本画卒業後、
おもちゃデザインを経て
1998年より自らの絵画や彫刻作品を発表。
主な美術館個展に
2006年
「第0章」大原美術館
2009年
「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」
東京オペラシティ(霧島アートの森 巡回)
2015年
「根源的暴力」神奈川県民ホール
などがあります。
また、
最新刊は「どうぶつのことば」。









 
ひざが笑う!
日射しは暑いのですが、
風が涼しく心地よいです。

いったん道路に戻り、
今度は逆側へ降りて行きます。

草むらの先にあったのが...

鴻池朋子(このいけ・ともこ)の2つ目の作品
『陸にあがる』

岩場に置かれているのを、すこし離れた場所から
鑑賞します。
















 
山を抜ける
さて、車に乗り
折戸から海岸を離れて山道へ入ります。

鴨?アヒル?の一行を見ながら
内浦の正院地区へショートカットです。

山道が終わりかけたところにある、
元飯塚保育所に
ひびのこづえの作品
『スズズカ』があります。

珠洲の海から発想された、
衣装のインスタレーション「重力と無重力の間」
が表現されています。

来場者は一部の作品を着ることができ、
みきさんは、着せてもらい楽しそうに動いています。

ダンサーによるパフォーマンスが
週末に何度か上演されているそうです。

ひびのこづえさん
 

ひびのさんも「ほぼ日」でもおなじみです。
TOBICHIでのワークショップや
糸井重里との対談
「ものづくりのはなしを」など。
コスチューム・アーティスト。
1958年静岡県生まれ。
東京芸術大学卒業。
コスチューム・アーティストとして
広告、演劇、ダンス、バレエ、映画、テレビなど
その発表の場は、多岐にわたる。
毎日ファッション大賞新人賞、
資生堂奨励賞など受賞。
展覧会多数です。











 
正院のお祭り
正院に着きました。
今日は、須受(すず)八幡宮の秋祭りがあります。

ここには能舞台があり、能神事が行なわれ、
28の能面があるそうです。
また「奴振り(やっこふり)」という
伝統芸能も残っているとか。

お囃子が聞こえてきたので行ってみると、
キリコです!
なにか、こう、わくわくしてきますね!

キリコとは。
 

切子灯籠の略称です。
この灯籠をかかげた神事のことを
キリコ祭りといいます。
4枚目の写真がキリコです。
夜になるとここに火が灯されます。
あ、「奴振り」も解説が必要ですね。
お武家様が外出するときに
傘や箱などを持ってお供をする
「奴(やっこ)」が行う
独特の動きのことをいいます。
YouTubeなどで検索すると
そのどちらも出てきますので、ぜひ!









 
夜になりましたー!
飯田でごはんを食べてから、
この前、夜来た時に
見ることができなかった作品をめがけて
上戸地区へ。

ラックス・メディア・コレクティブの作品
『うつしみ』です。

旧上戸駅の駅舎の上に駅舎のシルエットが光って
浮かんでいます。

真っ暗な中に空中に浮かんでいるので
不思議な感覚です。

陸さんは「幽体離脱」と言っていましたが
まさに、そんな感じで、
ふわ~~と浮かんでいるみたいです!

「建物の脱皮」とも言えるかも!
これは、朝焼け時もいいかもしれないな~。

ラックス・メディア・
コレクティブさん
 

1992年にJeebesh Bagchiさん、
Monica Narulaさん、
Shuddhabrata Senguptaさんにより
設立されました。
拠点はインドのニューデリー。
現代アートの創作やキュレーション、
本の制作、教育などが活動内容です。







 
祭り
上戸では
お祭りの曳山があちこちに置かれていました。

顔を白く塗った男の子たちが曳山にのって
「きゃーらげ」を唄うそうです。

どんな唄なんでしょうーね。

また、正院に来ました。

昼見たキリコに灯りがついて
神社の横の通りに集まってきています。

大人も子どもも色とりどりの派手な着物に
鈴がいっぱいついた化粧回しを付けています。
このスタイルはドテラと呼ばれているそうで
歩くとしゃんしゃん音をたてています。

鈴の音に加え、笛や太鼓やお囃子で
とってもにぎやか!

キリコが動き出しました。
これから集落をくまなく巡行するそうです。

美しい!
 

灯籠に灯が入りましたね。
大きいし、とてもきれいです。
ミミケンは初めてみました。
ミミケンも中は空洞だし
目は穴だったりするので、
中に火が灯せます。
熱そうだけど……。



 
2017奥能登国際芸術祭
2017奥能登国際芸術祭は
10月22日に終わりました。
来場者は3万人を超えたそうです。

能登のはしっこ、珠洲はたしかに遠いですが、
海山の景色が美しく、
美味しい食べ物があり、町ごとの文化が残っていて
本当にいいところだな~とあらためて実感しました。

公式ガイドブックとマップは
作品以外の旅のガイドブックとしても
活用できそうですよ。


次回は
メキシコ編に戻ります。
 

これにて「のと国際芸術祭編」は終了です。
それから、
「スソアキコのひとり古墳部石川編その5
*珠洲の横穴墓」も
読んでくださいね!
珠洲いろは書店さん、
金沢市内のキリクさん、
コラボンさんにて
絶賛発売中ですよ〜!


 
2017-10-27-FRI
 
まえへ    
 
  いざ、みやこ町へ!
  みやこ町に到着
  いよいよ
古墳ツアー出発!
  石室にはいる?
  大型円墳から
大型前方後円墳へ
  ツアーも終盤
  みやこ町は
北九州の
みやこだった
  巨石
     
  北部九州
最大最古の
前方後円墳
     
 
  北部九州の
弥生時代
  弥生時代の
共同墓地
  福岡市埋蔵
文化財センター
 
 

(番外)
みやこまちの
『古墳
 フォーラム』

 

伊都国を歩く

 

伊都国
歴史博物館へ

 

伊都国のいま

  壱岐島へ
  壱岐島中央へ
  壱岐島の古墳群
  壱岐島の神社
 

七夕まつりの
最終日に

 

塩竈神社へ

 

松島の海と幸

 

宮戸島の
里浜貝塚へ

     
 

宮戸島散策

     
 
 

石枕ズラリー!

 

石枕と立花の
謎を解く?!

 

土偶もズラリー

 
 

阿玉台式土器って

 

これが
阿玉台式土器

 

貝塚から貝塚へ

 

河口から海へ

 
 

前日は香椎宮へ

 

当日いよいよ
能古島へ!

 

翌日は志賀島へ

 
 
 

縄文食の研究

 

埴生の里へ

 

古墳へ

 
 

石山から安土へ

 

安土から野洲へ

 

土偶コスモス展

 

夕暮れ時に

 

福岡からスタート

 

唐津へ

 

日本最古の米粒

 

唐津でエンヤー

     
 

御所ケ谷の山城

     
 
 

青森へ

 

さわった!

 

円筒土器!

 
 

中能登町へ

 

雨の宮古墳群!

 

埴輪発見!

 

天皇皇子陵と
トビチ

 
 

能登島へ!

 

須曽蝦夷穴古墳

 

坪井正五郎の影

 
     
 

江田山古墳

     
 

竪穴式住居だ!

 

田んぼと土器

 

苗をつくる

 

まずは博物館

 

田植え

 

古墳の前に
神社巡り

 

賤機山古墳

 

土器づくり

   
 

土器を焼く

 

コメを
炊いてみる。

   
 
 

オアハカで墓参り

 

テキスタイルと
古墳部?

 

市場と夜の冒険?!

 
 
 

作品鑑賞ツアー

 

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ツアー!

 

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