館長さんのご挨拶や、
このセミナー「『ARTRO』土がぼくらにくれたもの」を
企画された主催者のかたたちより、主旨説明がありました。
(主旨内容については、追々書いていきます。)
今日は、全6回のうちの第1回目です。
「土は地球からのギフト」






 
土?
参加者と講師や
スタッフをあわせて約20名が
竪穴式住居前に集まりました。

長靴、帽子、軍手、マスクなど
完全装備? のいでたちです。

そして弥生時代の道具である
木の鍬を手にしています。

いい天気〜。
 

さて、スソさんは、
登呂遺跡にやってきて、
セミナーに参加しています。
や、や。
申し遅れました、わたくしは
スソさんのかばんのなかに潜んで
あれやこれやと解説をする役の
土偶(ミミズク土偶)の
健太郎ともうしまして、
スソさんからは「ミミケン」と
呼ばれています。

どうぞ、よろしくおねがいします。

さあ、木製の鋤をもって集合しましたよ。
なにをするんでしょうかね。







 
田んぼへ
田んぼでは、
米の指導講師の長坂潔暁さん
(安東米店の店主)
が待ち構えていました。

水のない田んぼ。
草がはびこっています。

これから、「田おこし」をやるのです。

有機物を残し、
浅く3センチぐらいを耕すのが
良いそうです。

この草も田んぼの栄養となるのか!
へー! そうなんだ!

なので、田んぼの外に捨てずに
草の根を切りながら、
踏みつぶします。
同時に、でこぼこの地面を
ならしていく作業を
開始します。

仁王立ち
 

米店のご主人が指導をしてくださる
たんぼのセミナーでした。
店主は田んぼで仁王立ちですね。

ミミケンは出土していますので、
ある意味土が恋しいな、とも感じます。
いまは、かばんが住まいですからね。

スソさん、腰にだけはきをつけて。











 
えいやっ!!!
草の根はなかなかに強くて
みごとに鍬を振り上げても、
思うように切れてくれません。

こいつめー! やあーっ!

根っこにはじかれて、
もさっ もさっ
と軽い音がしています。

あああ!
 

ただいま、ミミケンは
スソさんのかばんから
ポケットに移動中です。

あまりにも激しくスソさんがうごくので、
まもなく粉々になってしまうのではないか
という恐怖心にかられています。





 
はぁはぁ…
約30坪の広さの田んぼを
皆で20分ぐらい格闘。

はかどらないので、
鉄製の鍬が登場しました。

ザクッ ザクッ 

この音を待ってました!

ああー鉄ってすばらしいわ! と実感。

これぞ弥生時代!

草は踏みつけられ、
土は耕されました。

鉄のすごさ。
 

そうですよね。
木製だと力が存分に草に
伝わらないのですね。

鉄は農業の効率を
飛躍的に向上させたということが
よくわかる体験ですよね〜! スソさん!





 
葉っぱ取り
次は館内に戻って
土器を造るのですが

その前にあじさいの葉っぱを採集します。

大きくて葉脈のはっきりしたものをゲット。






 
土について
講師の本原令子さん(陶芸家)が
オランダで、見てきたレンガ工場の映像を
写しながら解説してくださっています。

そこには、
マース川とライン川によって運ばれ
堆積した土=粘土があり、
それを焼いてレンガができるのです。

ここ登呂も近くに安倍川があり、
この辺りの土は粘土質なんだそうです。

その土を練って焼く。

粘土を焼くと器になる!
どんな土が器になるかって
真剣に考えたことなかったな〜。


 
具体的に
山から川によって流されてくる岩や土。

その粒子が0.002ミリ以下になると
「粘土」と呼ばれる名前になるんですね。

粘土じゃないと器にならないんだ!

粘土
 

粘土というのは、
非常にこまかい粒子の土で、
水と混ぜると塊になったり、
手でのばせるようになります。
そして、熱を加えると固くなる、
という性質をもっているので、
まさに、器に最適な素材なのでございます。











 
がんがん
登呂の田んぼから採取した土の固まり
(2週間ほど干して乾かしてあったもの)を
粉々に砕きます。

そしてさらに細かくしていき
ふるいにかけます。

粘土作り
 

とにかく、粘土をつくるのには、
土の塊をどんどん
細かくする必要があります。

あ、そういえば、ミミケンも
もとは粘土ですね。
ポケットの中で
ふたたび粉々の粒子になってしまいそうで、
ヒヤヒヤしています。











 
登呂の弥生土器
細かい土ができたところで、ちょっと休憩。
登呂遺跡から出土した土器や
土器片を見せてもらいました。

うっすらと色や模様が見えますねー。

この真っ黒に焼けた台付甕形土器は
本原さんが登呂で出土した土器を
復元して焼いてみたものです。


台付土器の底の小さな台部分は
本体から取れた状態で
たくさん出ているそうです。

またまた興奮。
 

正直もうしあげると、
きっとスソさんの心が
一番おどったのは、
この遺物をみたときではないか、
と、ミミケンはみています。

遺物を前にすると、
スソさんの集中力はものすごいのです。











 
作業再開
本原さんが
土に水を少しずつ加えて練っていきます。

全身で練るってことですなー

さあ、やってみましょう。

手で作業
 

陶芸教室などにいって扱う粘土は、
このさらさらの状態から、
塊にして、練るところは、
じつは、機械がやってくれることが
多くあります。
それほど、この粘土を練るというのは、
たいへんなことなのですねー。





 
じゃーん!
突然できあがりました!
うそです。

この間、手がどろどろで
写真どころではなかったのです。


ここまでの様子を含め、これを見てください。
葉っぱの役割。
 

なぜ、葉っぱが必要だったのか、
ようやくわかりました!
できあがった器が、
つくえにぺとぺとつかないように
敷くためでした。

さて、来週は「宿題」についてですよ。
おたのしみに〜!


スソさんは、先日イベントのために「古墳Tシャツ」を作成しました。
すこしだけ数が余っているとのことなので、
「ほぼ日」の古墳ファンのみなさまにもおすそ分けいただけることになりました。
2種類とも、メンズ用のMとレディス用のSがあります。

ご興味がある方は、スソさん(info@suso.biz)まで、
メールでお問い合わせください。


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2016-05-22-SUN
 
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