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たとえばこんなコーディネート。 伊藤まさこ その1
白いブラウスにデニムにバレエシューズは、
私の定番。
もう何年も前からずぅっと好きなスタイルです。
デニムの裾は長めより、
くるぶしが見えるくらいにすると、すっきり。
もしも丈が長いデニムしか持っていなくても、
ロールアップして調整すれば大丈夫。
せっかくかわいい靴を履いているのですから、
ここはバーンと目立たせて、
主役にしてあげましょう。
どこかひとつ、小物に赤を持ってくるのが好きです。
ここでは、fogのサロペットに
バレエシューズを合わせて、
大人っぽさの中に、
かわいらしさを少しプラス。
バッグはかごを。
これからの季節は、
帽子やアクセサリー、サングラスなどで、
夏っぽさを出して。
品良く、しなやかに。 CATWORTHのダンスシューズ
ダンスシューズ? ダンスのための靴?
そうなんです。CATWORTH(カットワース)は、
英国のロイヤルアカデミー・オブ・ダンスの
公式指定工場になっている、ダンスシューズブランド。
1970年代に、馬具職人(サドラー)でもあった先代が
馬具工房として立ち上げ、のちにダンスシューズを
手がけるようになりました。
すべての靴をハンドメイドでつくり、
いま、英国でも数人しかその技術を継承していないという、
ダンスシューズをつくる専門の職人も2名在籍し、
子供サイズから大人サイズ、
初心者向けから上級者向け、
全ての商品を英国ノーサンプトンの
自社工場にて生産しています。
本来、ダンスするための靴なので、
軽やかな履き心地で動きやすく、
普段使うのにも十分な耐久性があります。
アッパーにはやわらかいレザーを使用し、
履きはじめから心地良さを感じ、
着用していくうちに、よりしなやかに馴染んでいきます。
どれもシンプルでクラシカルなデザインながら、
それぞれのデザインに特徴があり、
品の良さや女性らしさなど
ダンスシューズならではの雰囲気を備えています。
クラシカルで素敵な外観で履き心地もよく、
多様なスタイリングに合わせることができます。
たとえばマリン、ワーク、ナチュラルなど、
カジュアルスタイルやきちんと感のあるきれいめスタイル、フォーマルなど、オールラウンドに活躍してくれますよ。
Ballet Shoeについて
(ホワイト、レッド、ブラック、シルバー、ゴールド)
スタンダードモデルの左右対称のバレエシューズ。
まさにバレエシューズという
クラシカルな雰囲気が漂っています。
アッパーにはやわらかい素材を使用しており、
履きはじめよりストレスのない履き心地。
アウトソールは、元はつま先を伸ばしアーチにするため
薄いスエードソールですが、
外履きとして使用できるように
レザーソールに変更しています。
リボン部分はディテールとしての可愛さもありますが、
シューレースとしての機能がありますので
フィット感を調整することができます。
Jazz Shoeについて
(ホワイト、ブラック、シルバー、ゴールド)
ジャズダンス用のレースアップダンスシューズです。
シンプルで洗練されていて、とてもスマートな印象です。
カジュアルにもきれいめにも、
様々なスタイルに上品に馴染んでくれます
アウトソールはフルラバーで、
インソールにはクッション性があります。
とても軽いので動きやすく、
長時間履いても疲れにくいつくりです。
シルバーとゴールドについては、
同色のキラキラの紐が付いているのですが、
日常でより履きやすいように、
マットな紐も、セットにしています。
キラキラの紐とマットな紐の2種類を、
気分で付け替えてご使用くださいね。
Greek Dance Sandalについて
(ブラック、パテントブラック、シルバー、ゴールド)
両サイドがカットされていて解放感がある
Tストラップデザインです。
サイドのストラップは
しっかりと強度のあるゴムになっているので
フィット感もよく着脱も簡単です。
ヒールの高さは歩きやすく安定感のある3cm。
Tストラップデザインの
足元コーディネイトを楽しむのに、
素足でさらりと履いていただいてもよいですし、
すこし厚めの靴下を
合わせていただくのもかわいいですよ。
踊り出したくなるような。
自分の書いた本を読み返していたら、
「おいしくて小躍りした」
とか、
「ふわりとしたスカートをはいたとたん、
くるくる回って踊り出したくなった」
なんて書いてある文をいくつか見つけました。
体はもちろんだけれど、
自分の気持ちも健やかでないと
なかなかこんな風に、
「踊りだしたくなる」ことってない。
ずっときげんよくいくのは、
難しいことかもしれないけれど、
「つい踊り出したくなっちゃった」
っていうウキウキした気分が、
一日の中でちょっとでもあるとうれしいなぁ、
なんて思うのでした。
今週のweeksdaysは、
これを履いたら、
つい踊り出したくなっちゃうこと間違いなしの、
CATWORTHのダンスシューズ。
それぞれのダンスに適した
3種類のシューズをご紹介します。
何度も来ちゃうセールのお店 [7]大きな革のトートバッグ
手帳や文庫本、仕事の資料、それからそれから‥‥。
荷物をたくさん持って歩かなくてはならない時、
容量たっぷりのこのバッグが大活躍。
私はパソコンを入れることもありますが、
手持ちで重いと感じたら、
肩にかけたり、斜めがけすれば楽ちん。
1泊くらいの旅にも重宝します。
「お弁当箱もおさまりやすい」とは私の友人談。
なるほど、いろんな使い方があるものです。
ユニセックスなデザインなので、
ご夫婦やカップルで共有することもできますよ。
(伊藤まさこ)
このバッグ、
プレゼントでいただいたのがきっかけで、
1年くらい前から使っています。
撮影のときに使う道具をちょっと入れるのに便利で、
仕事のときの出動率が高いかな。
仕事じゃなくても、ちょっと遠出するとき、
着替えを入れたりして、
そういう使い方をしています。
使い心地がいいんです。
いちばん気に入っているのが、
自立するということ。
このままのすがたで、立つんですよ。
革がちゃんとしていて、
縫い目がしっかりしているからなんでしょうね、
だから、これだけ大きいのに、
中がぐしゃぐしゃになりづらい。
それがすごくいいなと思っています。
手入れはとくにしていません。
しなくてもきれいなままなんです。
使い込んできたので、
ちょっと革が軟らかくなってきて、
シワやクセがついてますけど、
だからといって汚くなってきた、
という感じでは、全然ないですよね。
着ているものに合わせやすいのもいいですよね。
僕のワードローブは白が多いので、
このネイビーはすごく合う。
そういう意味でも、便利なバッグです。
(有賀傑/weeksdays撮影担当)
一昔前までは、柄ものや、派手な色のものや、
形がわかりやすく個性的だったりする、
わりに主張の強い服を選ぶことが多かったのですが、
最近になって、潔いシンプルさで魅せる
個性の示し方があることを知りはじめています。
そのことを教えてくれた一つが
この「大きな革のトートバック」です。
とてもシンプルかたち。
奇抜なディテールや色ではありませんが、
このバッグを持っていると、
「どこのものですか?」とよく聞かれます。
名前のとおり、大きいので、荷物がたくさん入ります。
私はいつも通勤に使っていて、
ノートパソコン、本、書類、ポーチなどなど、
荷物が多くなりがちですが、余裕です。
靴の箱だったら2足分入りますので、
靴を2足買っても、手ぶらで買い物が続行できます。
しっかりした革で、マチがしっかりしているので、
形が崩れて、ペタンコになることがありません。
荷物はポンポン投げ込んでいますが、
中が見やすく、欲しい物がひと目で見つかります。
型崩れしないので、
パンを買って、カバンに入れておいても
ペチャンコにならないのもうれしいです。
身長が低いわたしに嬉しいのが、持ち手の長さです。
余裕で肩にかけられる長さは欲しい。
でも、手の持った時にひきずらない長さがいい。
長くなく、短くもない。
このトートバックの持ち手は、ちょうどいいので、
荷物の多い通勤の時は肩がけに。
荷物の軽い日は手に持って使っています。
バッグのことを思ってこの文章を書いていたら、
革のお手入れをしたくなってきたので、
次の天気のいい週末に、
ベランダでバッグ磨きをしたいと思います。
(ほぼ日・みつい)
何度も来ちゃうセールのお店 [6]THE LIBRARY
着丈のバランスや、
首元、そして手首の開き具合が絶妙で、なんとも上品。
着ている人を美しく、
そしてすっきり(こことてもうれしいポイント)
見せてくれるTHE LIBRARYの服。
ほぼ日内でも、
着ている人をよく見かける
(会社に行くと必ずひとりかふたりは!!)、
私たちの年齢にぴたりと寄りそってくれる
ブランドなのです。

▲THE LIBRARY / コットンボイルギャバジン オールインワン
さらにうれしいのは、
一枚さらりと着るだけで様になるので
コーディネートをあれこれと悩まずすむところ。
暑くなるこれからの季節に
一枚欲しいアイテムがたくさんありますよ。
(伊藤まさこ)
伊藤まさこさんと同じ年ということもあってか
weeksdaysで取り上げる商品、今の私が
欲しいと思うものすべて詰まっていて、
社内では「ロイヤルカスタマー」と呼ばれるほど
愛用しています。
その中でも、このコットンブロードのシリーズは
昨年から大活躍しています。
パリッとした生地のはり感、座ったり動き回っても
しわが気にならず、形がくずれない。
汗をかいてもさらっとしていて、
暑い時期にもぴったりです。
そして夏の日差しに映える鮮やかなカラー、
中でもピンクのワンピースは、着るだけで
ほんとにテンションがあがります!
日本人の肌色になじみやすく、
肌のトーンが一段あがるよう。
首元のあきや、裾のすぼまりも
バランスが絶妙で、ラフになりすぎない。
たとえば、パールのピアスと、
バックストラップのサンダルで、上品に、
クリアなガラスのピアスに、
ソウルの厚いサボを合わせてカジュアルにも、
一枚あるだけで着こなしを選ばない、
まさこさんのお眼鏡にかなっただけある
大人の上質なワンピースです。
(ほぼ日・倉持)
シルキーダブルフェイスのワンピースに目が奪われたのは、
梅田阪急で開催された「生活のたのしみ展」でした。
発売されたばかりのこのワンピースは
たくさんのかたが試着をしていたんだと思います。
ずっとブースの近くにいたわけではないのですが、
ブースの前にとおるたびに、
試着室から出てくるかたがたが
すごくうれしそうで、ステキなのが印象的でした。
どの色を着ていても、
身長が低くても、中ぐらいでも、高くても。
こんなにみんなが似合っているワンピースってなに?
って気になってたまりませんでした。
日に日に、このワンピースがほしくなっていたわたしは
東京に戻る前日、閉店直前に
色だけきめて、お会計をしてもらったのでした。
実際に着てみたら、
生地に弾力性があり、少し伸縮するので、
とても着やすいうえに
ワンピース全体にハリとツヤがあって、
自分の体型があまり出ないことに驚きました。
さらに! ワンピースの形がとてもきれいで、
着たときのたたずまいがとてもステキなのです。
試着室から出てきていた方々の
笑顔の理由がわかった気がします。
真夏以外は、季節を問いませんし、
あわせる靴や小物で、
カジュアルにも、おしゃれにもなります。
何着ていこう、と悩んだとき、
このワンピースで、だいたい大丈夫です!
(ほぼ日・トミタ)
何度も来ちゃうセールのお店 [5]trippen
履き心地のよさと、
そのデザイン性の高さから、
weeksdaysで、とても人気のあるtrippen。
今回はゴールドのTWISTと、
白のORINOCO、
夏の足元をかろやかに見せてくれる2足をご紹介。
どちらもどの角度から見ても
美しい形。
ソールがあるので、
背をすらりと見せてくれるのもうれしいんです。
涼しげなワンピースや、
帽子やサングラスなどなど、
夏ならではのコーデイネートをたのしんでください。

※いずれも6月10日午前11時にセール開始予定です。
(伊藤まさこ)
trippenの靴は、「ほぼ日」で扱う前から愛用していて、
靴もですが、サンダルも数足持っています。
たまに、靴箱をみて「ムカデでもないのに」と
思ったりもします。
さて、このサンダル、6センチのヒールがあります。
そのおかげで、足がシュッとしてみえますし、
152センチの身長をずいぶんと上げ底してくれるので、
洋服のバランスがよくなるのもありがたいです。
しかも、その高さのヒールにしては、
さすがtrippenで歩きやすいのです。
高級車の送り迎えがある身分ではないので、
たとえヒールがあったとしても、
じゃんじゃん歩かなくてはなりませんから、
これは非常に重要なポイントです。
そして、足が直接触る部分が黒いので、
足のあとが
靴底についていてしまうようなこともありません。
サンダルを脱ぐときに躊躇する必要がないというのは
案外大切なことじゃないかなと思います。

私はそんなにおしゃれなわけではないので、
シンプルな装いのときにしか履くすべが思いつきませんが、
大人っぽく、かっこよく、
ほどよく浮かれた感じになるので、
今シーズンにすごく愛用して履いています。
(ほぼ日・モギ)
trippenのサンダルは
このORINOCOとGUSHを愛用しています。
どちらもウッドソールで、
フローリングの床に足を置くようで
サラサラと気持ちよくて気に入っています。
ORINOCOは高さがあるので背も高くなるし、
ヒールではなくてソール全体が地面に着くので、
グラグラせず歩きやすいです。

そして、わたしは甲に高さのない
扁平足気味の足で、
かかとのないサンダルはたいてい
ガバガバして、歩いていてもつかれるのですが、
ORINOCOはストラップでホールドされるので
ますます歩きやすいのです。
そういえばこのストラップ、
足首が細く見える効果もある気が‥‥。

手首と足首は細くありたい(見せたい)という
謎の欲望があるので、その気持にもぴったり。
いまORINOCOの黒を履いていますが、
パンツにもスカートにも合うので、
こんどは白がほしいなあと思っています。
(ほぼ日・斉藤)
何度も来ちゃうセールのお店 [4]saqui
saquiのデザイナー岸山沙代子さんにお願いして、
作っていただいたweeksdaysだけのオリジナル。
素材は?
形は?
ボタンはどうする?
ふたりで相談しながら、
形になった、思い入れのあるコンビネゾンです。
じつは黒と生成り、
両方持っていて、今の季節に大活躍。
ワンピースとはまた違う、
コンビネゾンのライン。
新しい服に挑戦してみたい方に、
おすすめしたいアイテムです。
(伊藤まさこ)
コットンリネンコンビネゾン(ブラック)は、
昨年の夏、ここぞというときに
もっとも活躍してくれた一着です。
友人とライブを観に行くときや、
家族と、ちょっといいディナーに行くときなど、
気合を入れたい日に積極的に着用していたので、
今でもこの服を見るだけで、ちょっとドキドキするほど。
私はこの服に出会うまで、
オールインワンに挑戦したことがありませんでした。
モデルさんがさらりと着こなしている様子にあこがれ、
勢いよく購入を決めたものの、
私が着たら、作業着みたいに見えないだろうか‥‥と、
心配もしたのですが、袖を通してみて驚きました。
スラリと、自分のスタイルがよく見える!
足元にむかって幅の広がるシルエットや、
腕周りの絶妙なカットによって、
いつもより私の足が長く、腕が細く‥‥
そして何より、おしゃれになれる!
着るだけで、嬉しくなって、自信がつくってすごい。
お洋服のパワーを改めて実感しました。
色はブラックを選びましたが、
ガラスのボタンや、胸元のVラインのおかげで
真夏でも暑苦しく見えず、
着心地も涼しくて快適でした。
今年の夏も、たのしみな予定をたくさんつくって、
この服と一緒に、色んな場所へ出掛けたいと思います。
(ほぼ日・藤田杏子)
何度も来ちゃうセールのお店 [3]Satomi Kawakita Jewelry
今からずいぶん前、
ピアスホールを開けて一番最初に買ったのが、
小さなパールのピアスでした。
当時「かわいらしいのに、
どうしてこんなに存在感があるんだろう?」
と思ったものでした。
今回、ご紹介するピアスも、
「さりげないのに、きちんと存在感がある」もの。

※いずれも6月16日(火)午前11時にセール開始予定です。
つけているだけで、
ちょっとウキウキした気分になる、
うれしいジュエリー。
白いシャツやTシャツなど
カジュアルにふだん使いはもちろん、
ちょっとおしゃれしたい時の耳元にもどうぞ。
(伊藤まさこ)
ずっとピアスに憧れがありつつも、
痛そうだな、
トラブルがあったらこわいな、
開けてもあんまりピアスをつけないかも、と
足踏みしてしまい、
なかなかピアスホールを開けることができないでいました。
そんなわたしがピアスホールを
開けるきっかけになったのが、
この「ちいさな淡水パールのピアス」。
パールの大きさは2mmと
とってもちいさくてシンプルですが、
パールをつかむイエローゴールドのカンも
アクセントになっていて、
きちんと存在感があります。
ほぼ毎日つけていますが、
ほんとうに着る服をえらびません!
Tシャツにジーンズ、というカジュアルな日にも、
また、ちょっとおしゃれをしたい場面にも。
これをつけているだけで
ちゃんとしている感が出て、
グッと大人の女性に近づくような気がしています。
いまでは、これひとつつけていれば安心、という
わたしの定番に。
飽きのこないデザインなので、
長く、大切につかっていきたいなと思います。
(ほぼ日・中山)
何度も来ちゃうセールのお店 [2]SUNSPEL
季節ごとに出番の多い部屋着を、
引き出しの特等席(一番手に届きやすいところ)に
入れるのですが、
今の季節、ルームパンツがそこにずらり。
「今日は無地にしようかな、それともチェック?」
などと日替わりで楽しんでいます。
じつはルームパンツは娘と共有。
若い子がメンズライクな素材の
ルームパンツを履いている姿は、
それはかわいく、見ていて新鮮。
娘も「これ、いいね!」と、
かなり気に入っている様子です。
このルームパンツ、
かわいいだけじゃない、
とても涼しく、履き心地も最高。
これからの季節にとてもおすすめのアイテムです。
(伊藤まさこ)
weeksdaysを担当している太田です。
これからの夏にピッタリの
ルームパンツをおすすめします!
夏の部屋着は、暑いせいで、
そうしたいわけじゃないのに、
ちょっとだらしない感じに
なってしまいがちですよね。
その点、このルームパンツは、
シャツのような雰囲気もあって、 清潔感がある感じ。
すごくリラックスできるんですが、
着ていて気持ちがダラッとしすぎないのがいいんです。
着心地がいいので、真夏になったら、
上にTシャツをあわせて、
パジャマとしても使っています。
私はWINDOW CHECKを着ているので、
ネイビー系のTシャツとあわせると、
バランスがいいかなと思っています。
正直、ちょっと丈が短いかなと思ったんですが、
すごく涼しいし、
お部屋のなかだったら、
これぐらい思いっきり足を出して過ごすのも
いい意味で、緊張感が保てるような気がしています。
やっぱり見えるって大事なことですね。
あと、お買い得なこの機会に、
気になる柄を複数そろえるのもおすすめです。
引き出しの中で並んでいる姿が、
とってもかわいいんです!
(ほぼ日・太田)
何度も来ちゃうセールのお店 [1]SAYAKA DAVIS
発売してすぐに、
オープンカラーシャツドレス(ホワイト)と、
Vネックジャンプスーツ(インディゴ)と、
フレアードドレス(ブラック)を買いました。
ちょっと見はとてもシンプルなのですが、
パターンの美しさや、生地えらび、
ちょっとしたディティールの加減が絶妙。
きちんと見えるのに、
リラックスできるのが
SAYAKAさんの服の素晴らしいところ。
着ていると「どこの?」と聞かれる確率が
とても高いブランドです。
じつはVネックジャンプスーツは
あまりにも気に入ったので、
その後、ブラックを買い足したほど。
オープンカラーシャツドレスとフレアードドレスは、
このセールの機会に
色違いを買い足そうと思っているのですが、
もちろんお客様が最優先です。
一度着たら必ずやファンになってしまう、
SAYAKA DAVIS。
彼女の世界のファンが
もっと増えたらいいなぁと思っています。
(伊藤まさこ)
weeksdays担当の山川です。
プロジェクト開始当初から関わっていますが、
weeksdaysの商品は毎週発売日があるので
つぎつぎに欲しくなるものが出てきて、
担当者は、もう大変なんです。
そんな中、SAYAKA DAVISの洋服は
大人ぽいデザインだし、価格もちょこっと大人だったので
「わー、素敵だな、さすがだな。」と
すこし、一歩ひいてみていたんです。
でも、ロケ撮影に立ちあって、
現物を間近でみたら、
「そりゃ、安くなかったわけだ…!」と
服の質感に驚いたんです。
ハンガーにかかった状態でみていたのとまるでちがって
モデルさんが動くたびに、
生地の上質感、カフスやボタンの仕上げのディテールが
美しすぎて、ドキドキしてきちゃいました。
そんな様子を他のスタッフにあっさり見抜かれ、
背中を押されて買ったのが
「Flared Dress(Indigo)」です。
生地の上質さゆえ、着心地がほんとに
「するん」と気持ちがよくて、
1枚着ているだけで
とてもおしゃれしている気分になれます。
ちょっと上質なものがお得に購入できる機会なので
キャンペーン中にぜひ買って体験してみてください。
いろんな身長、体型、年齢の方が着られるパターンなので、
同居している家族とシェアするのもいいかもですよ。
(ほぼ日・山川)
赤い展示室。
パリのオルセー美術館に行くと
とっさに足が向く展示室がある。
巨大な時計を見上げる入り口を入って右手の展示室には
ビビットなカドミウムレッド色のウォールに、
エドゥアール・マネの「オランピア」が
豪華な真鍮色をした木彫りのフレームに
収まって掛けられている。
(現在はどうか分からない。)
私はこの真っ赤な部屋に掛けられている
オランピアを初めて見た時、
目の覚めるような衝撃を受けた。
真っ赤なウォール込みで、
なんておしゃれな絵なんだろう!!
という気持ちだった。
この上質で真っ白なシーツと
刺繍が入ったシルクの布に横たわる裸のオランピアを、
深緑の重厚なカーテンと茶色の背景、
女中さんの肌や逆毛を立てる黒猫が引き締め、
彼女の美しさを引き立てている。
彼女の首にかかる黒い紐の簡素な首飾りが
なんとも都会的だ。
マネは、それまでの宗教や神話の主題にからめて
描かれていた裸婦画と違って、
ただモデルという仕事に徹して淡々とポーズを取っている
スレンダーな高級娼婦オランピアを描いた。
私はきっと西洋美術の見過ぎで
眼にうっすら蓄積してしまったセピア色のフィルターが
スコーンと晴れた気がしたのだろう。
私はマネの色彩感覚がとても好きだ。
例えば「笛を吹く少年の絵」では
縦に黒いラインが走った赤いズボン、
原色に近いような明快な色で描かれた
制服が少年の溌剌とした若さを引き立てている。
彼の描く絵の具の使い方には、
洗練された都会的な色のバランス感覚が表れている。
漆黒のシルクハットと
ノリがパリッと掛かった正装を身につけて
颯爽と社交界に出没している
上品な絵描きさんというイメージだ。
過度な装飾とコルセットを排除した
解放的かつ洗練された洋服をデザインし、
真珠とノワール色を愛した
シャネルの精神に通じるものを感じている。
ベラスケスを愛し、アカデミーを継承する
保守的なポジションに拘り、
印象派と付き合いはするが、
やや距離をとるというスタイルに感銘を受けている。
私はここを通るたびに、同室に陳列されているカバネルの
「ヴィーナスの誕生」もチェックしている。
当時マネとしばしば比較されてきたサロンの優等生の、
マカロンをちりばめたような生ぬるい裸体画を観て、
当時の評価に思いを巡らせ、
近代美術の幕が開けようとしている美術界の喧騒を
妄想している。
オルセー美術館の赤い展示室に掛けられていた
この一枚の作品をきっかけに
私は、美術館で作品を観る度に
展示室の空間も一緒に観て楽しむようになった。
ここに画集を見いるだけでは味わうことのできない
醍醐味があると思う。
それだけにコロナショックで
世界中の名だたる美術館が閉館中という
未曾有の危機に胸が痛む。
私はコロナへの恐怖を煽るニュースを聞く度に、
鬱になるどころか創作意欲が湧いている。
もしかしたら明日は描けないかもしれない。
毎晩眠りにつくときに、
今日も家族が皆おだやかに健康に過ごし、
絵も描けたことに感謝する日々だ。
わたしの、赤。
赤いもの、いろいろ。
陽の光を見ない生白い脚がちらりと覗く、花魁の襦袢。
京劇のあでやかなお化粧。
マリリン・モンローのくちびる。
さくらんぼの艶やかさ。
ドラマチックなベッドカバー。
旧い教会のステンドグラス。
聖人の胸から流れる厳かな戒め。
憧れの靴の裏側。
「南の島のフローネ」が川の中で拾った石。
ずっと欲しい、高崎のだるまさんの土鍋。
台湾の刺繍の鞄。
祖父が飲んでいた、光を通す綺麗なお薬。
宝石の粉を集めて熱を加えてつくる、
アンティークリングの甘い輝き。
初めて塗ったマニキュアのときめき。
怒りや煽情、愛から派生するそれら。
まぶたの裏に見る、自分の生命の色。
わたしの、赤。
朱のお椀。
私が漆を始めたきっかけは、
20代の頃旅行した盛岡で
岩手のぬりものを見たことでした。
当時生活雑貨の店に勤めていて、
パリやロンドン行ってみたいわー、
という感じに過ごしていて
(実際その岩手旅行は予定していた
ロンドン旅行の代わりに行ったんだった)
漆器にはさほど興味が無かった私は、
漆ってこんなにきれいなものなの? と驚いた。
溜塗りは一見黒に見えるけど
縁のあたり、下に塗ってある弁柄漆がほんのり透けてる。
朱塗りはかなり落ち着いた深い赤。
どちらもツヤは控えめで加飾は一切無い。
特に朱の独特な色味に釘付けになった。
東京に帰っても気になって、
あのお椀を売る店で働きたいと思い、
お店に求人があるか問い合わせたけど無かった。
パリでもロンドンでも無く岩手に行きたくなったけど、
そのお店では働けない。
残念、凄く残念と落ち込んでいたら、
そのお店を教えてくれた知人が、
私が見たお椀を作ってるのは岩手にある漆の研修所で、
一度行ってみるといいよと教えてくれました。
研修所ということは作ることを習うところで、
私は自分で作れる気が全くしなかったけど、
あのお椀に近付けるならばと
その研修所に見学に行ってみることに。
2月の、今思えば岩手にしたら全然寒くない日でした。
盛岡から在来線で1時間ちょっとのところで、
電車のドアが自動じゃないことや
街にコンビニがないことに驚きつつも、
研修所にはあのお椀が沢山あって
遠かったけど来て良かったと思っていたら、
先生が「うちに来たらお椀作れるようになるよ。
ちょうど4月からひとり入ってくる予定だから
一緒にどう?」と言うので、
もう嬉しくなっちゃってその場で申し込みをしてしまった。
そこは冬にマイナス20度になる日もあることとか、
信じられないくらい自分が漆にかぶれることとか、
漆の仕事で食べていくのは楽じゃないこととか、
何にも想像もしなかった。
漆のことも何も知らなかったくせに、若いって怖い。
研修所に入って少し経った頃、
家で使ってみろと先生がくれたのは朱のお椀でした。
あの! お椀。
使ってみると手触りや口触りにうっとり。
それと使い出して面白かったのは経年変化。
漆は新品のときはセミマットだけど
使って洗って拭くことで少しずつ磨かれて、
段々ツヤツヤになっていく。
そして時間が経つと漆が透けてくるから奥行きが出てくる。
まるで薄い寒天の膜でおおわれているようなかんじ。
自分で使ってみてますます漆が好きになった。
でも好きと技術の習得は別の話で、
とにかく私は雑で不器用で要領悪くて、
研修生時代から今までずっと塗るのには苦労してます。
漆にも弱くていつもどこかかぶれてて痒い。
あの時赤いお椀を見ていなかったら?
と思うこともあるけど、
天日で干したり温風をかけても乾かなくて
ジメジメしたところにおくと乾く、
木に塗れば防水になる、接着剤にもなる
ミラクル樹液である漆は知れば知るほど面白い。
好きこそ物の上手なれでいいじゃんと開き直って
漆の仕事をしています。
あなたには赤が似合わない。
「あなたには赤が似合わない」
むかし付き合っていた恋人にそう言われて以来、
赤という色がどうも苦手だ。
タンスにしまっていた赤いセーターも、
ロンドンで買った赤いタータンチェックのシャツも
速攻捨てた。
赤い車に乗ってる人とは多分友達になれないし
(ラーダニーヴァを除く)、
歩いているときはよく赤信号を無視する
(だって車走ってないんだもの)。
だけど赤い食べものは大好き。
今の季節、私の住んでいる熊本で赤い食べ物といえば、
トマトとスイカが真っ先に思い浮かぶ。
私が東京から熊本に移住してきて間もない頃、
県民の友人が
「ここでは梅雨が明けてから
スイカ食べてる人なんて一人もいないよ」
と得意げに教えてくれた。
真夏の日差しが燦燦と降り注ぐなか、
うちわ片手にタンクトップで食べるスイカのイメージは
ここにはない。
最初は夏目前の6月までに
スイカを食べ納めるということに違和感があった。
けれど、移住してから3年も経つと郷に従って、
夏が来る前に沢山食べておかなきゃと
ソワソワしているのだから、
私が他県の人に向かって
「梅雨が明けてからスイカ食べてる人なんて
熊本に一人もいないよ」
と得意げに話す日もそう遠くないだろう。
とはいえ、くる日もくる日もスイカばかり食べていると
流石に飽きる。
そこで大人の皆さまに
ちょっとしたスイカのアレンジをご紹介したい。
1. スイカを冷蔵庫でキンキンに冷やす。
2. 大きめの一口大に切って、ジンをかけて食べる。
以上。
私はよく果物に合わせて
「MONKEY 47」というドライ・ジンを使う。
フルーティで華やかなのにキリッとしているから、
初夏の雰囲気にもぴったりだ。
ポイントはスイカをよく冷やしておくこと。
ぬる~いスイカは、
玉ねぎを切ったまな板でカットするリンゴと同じで、
気分が滅入る。
スイカはこの食べ方の他に、
ミントやフェタチーズとサラダにしたり、
甘いココナッツタピオカに浮かせたりして楽しむ。
イタリアに住んでいた友人が
器用にテーブルナイフを使ってスイカを食べる様を見て、
かっこいい~! と感化され、
家でこっそり真似したこともあった。
冷たいスイカにかじりつくのはご存知の通り最高だけど、
カトラリーを使って食べてみると
また印象が変わって面白い。
名残の時期になって
八百屋で安いスイカを見つけたら、
ジュースにしたり、
果汁を煮詰めてスイカ糖を作ったりして、
シーズンを余すところなく満喫するのだ。
同じ季節の赤い果物で、
赤肉メロンもよく食べる。
スイカとはうって変わって
艶かしい夜の色気を感じる赤肉メロンは、
お酒を合わせるならブランデー。
コニャックやアルマニャックでも良い。
丁度良く食べごろになった赤肉メロンを
スパーンと半分に切り、
種の周りの果汁をザルで漉して真ん中の穴に戻す。
あとは気の済むまでブランデーを注ぐだけ。
旦那さんやお父さんの秘蔵コレクションから
美味しそうなブランデーを拝借してドバドバとかけよう。
もちろん自分で買っても良い。
赤い食べ物、というか調味料だが、
S&Bのテーブルコショーも忘れてはならない。
仕事柄、美味しい胡椒は色々と探して試してきたけれど、
最近になって、SBのコショーにしか出せない
味ってのがあるんだな、と気付いた。
野菜炒めや唐揚げを作るとき、
マダガスカルの高級胡椒だと
格好がつかないこともあるのだ。
台所に安心をもたらす赤いパッケージ。
伊藤まさこのお家で
SBのテーブルコショーを見つけた時は、
やけに嬉しくなって彼女に握手を求めた。
いちご、さくらんぼ、牛肉、コカコーラ、
プラム、トマトスパゲッティ‥‥
思い返してみると赤い食べ物は、
私の気持ちを明るく元気にしてくれるものばかりだ。
赤い色だって、別に嫌いってわけじゃない。
タータンチェックのシャツも、赤いセーターも、
かつて自分が気に入って買ったものだった。
なんだか人に言われて赤が苦手になるなんて馬鹿みたい。
気を取り直して、また赤い服を着てみようかな。
赤い車に乗る人のことは当分理解できそうにないけれど。
夏が少し好きになったのは。
家にいることが多い今、
いつもよりずっと、
着心地や肌ざわりのよいものに
気持ちが動きます。
蒸し暑くなってくるこれからの季節はなおのこと。
洗い上がりはさらり。
着ているうちに、体にやさしく馴染んでくるリネンの
気持ちよさったらない。
ずっと苦手だった夏が、
少し好きになったのは、
もしかしたらリネンのおかげなのかもしれないな、
部屋の片隅、ハンガーにかかった服を見ながら、
そんなことを思うのでした。
今週のweeksdaysは、
去年発売して好評をいただいたサロペットをご紹介します。
新色は気持ちをぱっと上向きにさせてくれそうな赤。
「赤」にまつわる、
4人のエッセイもどうぞおたのしみに。
CI-VAの使い方。 伊藤まさこさんと「ほぼ日」乗組員編[2]
2個持ちで。
阿部瑛美
両手が自由に使える
ショルダーバッグが好きなのですが
このNUVORAは
ひもを自分好みの長さに調整できるのが魅力です。
持ちものをいつでもサッと取り出しやすいことが
自分の中で重要なので、ここはうれしいポイントですね。
ちょんと結んだひもの先もかわいいです。
荷物の多いリュックを背負っている時なども
このバッグと2個持ちにして
すぐ取り出したいケータイ、お財布、定期などは
CI-VAのほうに、という使い方もしたりしています。
よく入れているバッグの中身は
お財布、ケータイ、ハンカチ、ポーチ、定期入れ、
イヤホン、家の鍵、エコバッグなど。
見た目以上に収納力があります。
私は持ちものが厚みのあるものが多いのですが
写真のものくらいだとまだ少し余裕があるくらい。
また、ネイビーの色が
どんなコーディネートにもなじみやすく、
かばんに迷ったらついついこれを選んでしまいます。
上質な革が使われているところも
大人のバッグ、という感じがして素敵です。
長く愛用して育てていきたいな、と思っています。

(あべ・えいみ/もと「ほぼ日」乗組員)
通勤用に。
篠田睦美
通勤のときはいつもこのバッグです。
革なのできちんとした感じもありますし、
細めのストラップやすっきりしたシルエットは
どんな洋服にもあわせやすいので、
出掛けの「バッグが洋服とあわない!」という悩みからも
開放されて助かっています。
また、見た目はスリムなのに
物がけっこう入るところも気に入っています。
財布やハンカチに加えて、
500mlのペットボトル、
折りたたみ傘、定期入れ、手帳、
筆記用具などをいれています。
書類などを持ち歩くときは、
A4サイズのトートバッグを一緒に使いますが、
使わないときはそれもたたんで入れておけます。
近頃は、外出は近所を歩く程度なので、
荷物はもうすこし少なめです。
財布、携帯電話、ハンカチ、メモ帳、
サングラス、ハンドジェルなどを入れています。
使うシーンは変わっても、
いつも一緒に過ごしている、このバッグ。
最近は少しつやが出てきて、
いい感じに革が育ってきました。
これからも長くつきあっていきたいです。

(しのだ・むつみ/「ほぼ日」商品事業部)
「ほぼ日ストア お買いもの応援キャンペーン2020 SPECIAL!!」に 「weeksdays」も参加します。
「ほぼ日ストア
お買いもの応援キャンペーン2020 SPECIAL!!」に
「weeksdays」も参加します。
5月31日(日)午前11時から
6月19日(金)午前11時まで開催する、
「ほぼ日ストア
お買いもの応援キャンペーン2020 SPECIAL!!」。
キャンペーン期間限定
「何度も来ちゃうセールのお店」がオープンします。
「weeksdays」の一部商品も、こちらのお店に並びます。
期間中は、対象商品が
30%~50%割引価格でお求めいただけます。
割引対象商品は、
特設ページでのみご購入いただけますので、
通常の「weeksdays」ページではご購入いただけません。
なにとぞ、ご了承ください。
割引対象商品ラインナップについては、
5月29日(金)午前11時に公開しますので、
特設ページをご確認くださいね。
また、キャンペーン中、ほぼ日ストアで
5,000円(税込)以上お買い求めいただくと、
配送手数料(通常:税込770円)が無料となります。
「weeksdays」のすべての商品も対象です。
ぜひこの機会をご活用くださいね。
くわしくは、特設ページをごらんください。
▶︎ほぼ日ストアお買いもの応援キャンペーン2020 SPECIAL!!
CI-VAの使い方。 伊藤まさこさんと「ほぼ日」乗組員編[1]
1年を通して。
伊藤まさこ
肩がけできるので、手ぶらでらくちん。
ぺたんこで体に沿うので、
コートの下に斜めがけもできます(だから旅にも重宝)。
1年を通して、持つ頻度のとても高いバッグです。
私は持ちものがとても少ない方で、
ふだんはこんな風。
電話、お財布、眼鏡に文庫本、
ハンカチとグロス、以上。
この基本の持ち物にプラスして、
小さな水筒や、夏ならハンドタオルなどの
ちょっとかさばるものでも、
案外するすると入ってしまうのがすごいところ。
一度持った人ならそのよさがわかる、
そして一度持つとやめられないバッグなのです。
![]()
旅のおともに。
斉藤里香
「これは、旅行中のバッグに最適!」と
見るなり購入を決めました。
旅行先では、防犯もかねて
上着の下に斜めがけしています。
革が柔らかいので、上着のシルエットに
ぜんぜん影響がありません。
飛行機などの座席でも、
体の横や膝の上においていて、
安心だし、すぐにものが取り出せます。
おおきな内ポケットに、
パスポートやエアチケット
(プリントしたネット予約の紙でも!)も
入れて。
そしてあまりにも使いやすいので、
ふだんにもヘビーローテーションしています。
両手があくので買いものの荷物が増えても
大丈夫。
見た目以上に物が入るので、
たためるショッピングバッグも入れています。

(さいとう・りか/「ほぼ日」カスタマーリレーションズチーム)
ベトナムのかごの使い方。 伊藤まさこさんと「ほぼ日」乗組員編[2]
ストック食材入れ、
そしてキャンプ道具入れに。
加納めぐみ
わが家のキッチンは
扉付きの収納棚がすくないので
常温保存の食材やキッチン小物は
いろいろなかごに入れて、
見えるところにおいています。
ベトナムのかごの小さいほうには、
おもに乾麺や缶詰、海苔など
ストックの食材を。

▲ベトナムのかご(白・ミニ)
わたしは料理の途中で、
あ、あれ使おう! と
ばたばた探すことが多いので
浅すぎず、深すぎず
入れたものが一目瞭然で
取り出しやすくてありがたいんです。
ふだんは中身が見えないように
食材のうえにリネンのクロスをかけて
目隠ししています。
茶色いかごが並ぶなかで
白はほかのかごとも馴染みつつ
ちょっとアクセントにもなっていて
とってもお気に入りです。

▲ベトナムのかご(白・ミニ)
そして、大きいかごはキャンプの時に
こまごました荷物を入れるのに
とても重宝しています。
寝袋とかランタンとか、ブランケットとか、
バラバラになってしまいがちな道具を
かごの中にひとまとめにしておき、
普段はそのまま家のクローゼットの中へ。

▲ベトナムのかご(白・小)
キャンプに行くときは
クローゼットからかごごと運び出して
そのまま車に乗せます。
今は車ごとテントサイトへ入れる
キャンプ場がほとんどですが、
車から荷物をおろすちょっと面倒な作業も
かなり楽になりました。
荷物を全部だしたあとは
テントやタープの収納袋などを
まとめて入れておいたり、
お皿やお鍋を洗うときは
かごにぜんぶまとめて
炊事場までもっていったり。
持ち手にビニールカバーがついているので
たくさん入れても手が痛くならないんです。
とにかくキャンプのあいだ
ずっと活躍しています。
丈夫なので重いものを入れてもいいし
汚れても水洗いできるし
キャンプ用にあと2つくらいほしいです。
(かのう・めぐみ/「ほぼ日」総務チーム)
車といっしょに。
趙啓子
決まった使い方があるわけではないのですが、
ときどきたくさんのものを
車で運んだりするときの入れものとして
ベトナムのカゴが活躍してくれています。

▲ベトナムのかご(シルバー・大)
一番多いのは
ベットカバーやシーツを
コインランドリーに持っていくときでしょうか。
4人家族なので
結構かさばる量になるのですが、
大きいサイズのカゴだと1つで十分入るし
(少しぎゅっと押し込みますけれど)
いれた感じもかっこよくすっきりするので
コインランドリーに持ち込むときに
生活感が薄れるような気がして満足しています。

▲ベトナムのかご(シルバー・大)
最近だと、少年野球をやってた息子の
卒団セレモニーのときに
お世話になった監督やコーチたちに渡す
プレゼントを運び込むのにとっても重宝しました。
これもとってもかさばる量だったのですが、
量も引き受けてくれるし、
そのまま置いてても
なんというか、その佇まいが気持ちよくて、
「いい子だな、カゴ」と思いながら眺めてました。
(ちょう・けいこ/「ほぼ日」人事企画室)
ベトナムのかごの使い方。 伊藤まさこさんと「ほぼ日」乗組員編[1]
整理整頓の味方。
伊藤まさこ
買い物かごにしたり、
撮影で使う器を入れて、
車で運んだりと、
何かと出番の多いベトナムのかご。
軽くて丈夫、
汚れたら気兼ねなく水洗いができるところもいいんです。
仕事が立て込んでいる時は、
本の校正紙の束やペンケース、
仕事の資料などをばさっと入れることも。
こうするだけで、
乱雑になりがちなテーブルの上もすっきりさっぱりです。
今、とりかかっているのは、
娘の小さな頃の写真の整理。
いろんなファイルやアルバムに入っていたのを、
1種類におさめようと思い立ったのですが、
なつかしい写真が出てくると、
見入ってしまって作業がなかなか進まない。
とうてい1日では終わらなそうなので、
かごにすべてをおさめて、
時間のある時に、よいしょと運び出して整理しています。
間口が広いので、見やすく取り出しやすい。
「大きな引き出し」代わりとでも言ったらいのかな。
![]()
▲ベトナムのかご(白・ミニ)(シルバー・大)
キャンプやピクニックの道具入れに。
平野さゆり
ベトナムのかごは、
おもにキャンプやピクニックの道具をいれています。
最近は、家のベランダでのんびり過ごしたいときや、
外の風にあたりながらキャンプ気分を味わいたいときに、
さっと出して使っています。

▲ベトナムのかご(シルバー・小)(シルバー・ミニ)
[小]には、
折りたたみの椅子とグローブ、野球ボール。
[ミニ]には、
クーラーボックス、
ミニフライパン、バーナー、クッカー、
コップ、コーヒーミル、フィルターなど
ちょっとしたものが作れる
キッチンセットを。
このかご、
ほどよく柔軟性があるので、
入れる物に合わせて
かたちが変わってくれるので、
ぴったりはまりきらなくてもいいですし、
そんな柔らかさもありながら
自立するので、物の出し入れもしやすい。
押入れの天袋にそのまま入れているのですが、
つかうときも、ただそこからずるっと出して
持っていくだけなので、とっても便利です。
そしてちょっと泥で汚れても、拭けばいい、
というのがまた、頼りがいのある道具です。
(ひらの・さゆり/「ほぼ日」商品事業部)
保存食入れとして。
樋口理恵
雑然としがちな缶詰やレトルト食品、
カップ麺などの
保存食入れとして使っています。
去年の台風以降、いつ何があるかわからないので、
ある程度食品を備蓄するようにしているのですが、
何でも入れておける
ちょうどいいスペースとして重宝しています。

▲ベトナムのかご(白・ミニ)
キッチンの棚にうまく収まり、
缶詰で重くなっていても
取っ手があるので取り出しやすく、
中に入っているものが見えないのですっきり見えます。

▲ベトナムのかご(白・ミニ)
(ひぐち・りえ/「ほぼ日」財務経理チーム)
たくさんのボランティア、 迅速な決断と補償、 家庭菜園と漬物。
- 伊藤
- 私がスウェーデンを旅して思ったのは、
人々がみんな優しいということ。
車を運転していても、
スピードを出す人はひとりもおらず、
いたってマイペース。
それを見て
「穏やかな人たちなんだな」って。
- 明知
- そうですね、運転が荒い人はそんなにいない。
ヨーロッパの都会としては
珍しいかもしれないですね。
- 伊藤
- トラムでも、自分より弱い立場の人、
たとえばお年寄りや赤ちゃんを連れてる人を見たら、
サッと助けてあげる。
それが身についてて、しかも穏やか。
そうされることによって優しくなれるし、
人にそうしてあげたいと思うようになるんですよね。
私、「ずっとここにいたい」と思いましたよ。
- 明知
- いろんな移民が入っているっていう背景もあって、
他人に対して、寛容な国ですよね。
このコロナの危機が迫ってきて、
ボランティアもいっそう活発になったんです。
インターネットでも、大手スーパーだったり、
要らないものを売り買いするようなサイトだったり、
賃貸物件のサイトだったり、いろんな所で、
ボランティアの募集が立ち上がって。
人を助けたい人がすごく多い。
- 伊藤
- どんなボランティアがあるんですか。
- 明知
- リスクグループの人のための買い物代行とか、
お年寄りの話し相手になってあげるとか。
知人も、ビニールシートから簡単に防護服をつくる
プロジェクトをたちあげました。

▲こちらは私も登録しているボランティアプロジェクト「Förklädesfabriken/エプロン工場」。一日2000枚のエプロン(防護服)が高齢者の介護施設や在宅介護の運営会社に届けられます。中央の女性はプロジェクト発起人の一人、ジャーナリストのフリーダさん。
- 伊藤
- 特別な技術を持っていなくても
できることがたくさんあるんですね。
- 明知
- そうなんです。この危機が来て、
人のいいところが見えた。
それはすごくよかったと思うんですね。
ロックダウンをしていないから、
いろいろ動けるっていうこともあると思います。
- 伊藤
- そうかもしれないですね。
- 明知
- ロックダウンはしていないといっても、
政府からの禁止事項は出ているんですよ。
「50人以上の集会は禁止」
「高齢者施設への面会は禁止」。
それとは別に、「病気の症状が出たら、家にいること」
「手をよく洗うこと」「人との距離を室内でも
室外でも取ること」が推奨されています。
- 伊藤
- うんうん。
- 明知
- それは、3月の初めの頃から
今まであまり変わってないです。

▲バスの中のポスター。「どうしても移動する必要があるあなたの為にあります」。運転手さんの感染を防ぐため前方はテープで囲われています。乗車は後方ドアから。

▲「ヘルプが必要ですか?リスクグループで買い物などの助けが必要な方は教えてください」。コロナの不安が広まった頃、こんな張り紙が市内のアパートの共同玄関やエレベーターなど至る所にはりだされました。

▲友人と会うのは屋外にしているという方はとても多い印象です。アパートの中庭の共同スペースで誕生日会をする子どもグループを見かけました。(明知さん)
- 伊藤
- みんなが守ってるっていうことですよね。
- 明知
- 守ってる人が多いと、私の周りでは思います。
でも、最近問題になっているのは、
暖かくなってきて、結構人が街に出て、
レストランとかカフェとかで、
ちょっと人の密集してしまう場所が出始めたことが
懸念されてましたね。
お客さんとの距離を取っていれば営業してもいいし、
お客さんも店を利用してもいいので。

▲ストックホルム市内のユールゴーデン島にある人気のガーデンカフェRosendalsträdgårdにて。「列に並ぶ人は1.5mの距離をとってください」

▲1.5m間隔で素敵な植木鉢が置かれています。

▲レジ前についている立ち位置の印。お店側は「お客さんの密集を防ぐ」などのルールを守れば営業可能です。

▲ここのカフェではいつもオープンサンドやお菓子などがそのままディスプレイされているのですが、すべて個別包装されていました。

▲テーブルに飾られた春のお花に癒されます。(明知さん)
- 伊藤
- 明知さんのお仕事はどうですか。
- 明知
- 今は暇になりました。
スウェーデンの仕事は撮影や通訳、
日本との仕事は
ロケのコーディネーションが多いんですが、
そのロケがキャンセルになりましたから。
いまは自分のペースで執筆をしています。
- 伊藤
- どんなものを書いてるんですか。
- 明知
- スウェーデンの、すごく好きな写真家の記事です。
いつもだったら、時間がなくて、
資料も本当に必要なものだけ読んでいたのが、
今はじっくり取り組めています。
- 伊藤
- そうですよね。
こんなに時間があることって、ないですから。
ああ、今回、いろんな方と話してて、
すごくうらやましい気持ちになります。
みんな、すごく自分の住んでいる国のことを信じてる。
補償も、充実しているんでしょうね。
- 明知
- そうですね。経済への影響も大きく、
いろんな形の支援が出ています。
一番身近なものだと、この危機で
たくさんの人が失業してしまうだろうからと、
政府は、雇用主が従業員を、
コロナ危機で辞めさせなくてもいいような
補償を設けました。
仕事が少なくなると、人が要らなくなってくる。
そうすると、辞めさせなければいけなくなる。
それを防ぐための短時間労働の方法で、
まず、会社は従業員の労働時間を
20%、40%、60%短縮します。
たとえば20%の場合、
普通だと20%お給料カットになってしまうんですが、
国がその20%のうちの3/4にあたる15%を補填し、
1%を雇用主が負担します。
結果的には若干お給料が減る(4%)のですが、
解雇を防ぐことが出来る、というものです。
- 伊藤
- すごい!
- 明知
- パーセンテージが段階的に分かれているのは、
会社によって、人によって状況が違うからですね。
その人にどれくらいの仕事をやってもらいたいか、
会社側が判断して決められる。
- 伊藤
- へぇ!
- 明知
- だから、労働時間短縮で、40パーセント、時間が余り、
その分家にいて、日曜大工だったりとか、
今までできなかったこととかをやっていても、
受け取るお金はフルタイム勤務のときと、
そんなに変わらないわけです。
- 伊藤
- 予測できない事態に、
こう対処するみたいなことは、
最初からスウェーデンの政策にあったんでしょうか。
コロナって、突然降って湧いてきたことですよね。
こうなってから決めたことなのかなぁ‥‥。
- 明知
- 3月中旬に発表された対応策で、
4月初旬から申請出来ました。
80%まで短縮出来るように、
途中で法改正もありました。
- 伊藤
- スピーディですね。
- 明知
- ただ、もともと、たとえば病気になって
働けなくなった時には、
社会保険として、給料の8割くらいが出ます。
子どもが病気になって、家にいなきゃいけないときは、
両親が使える休業保険もありますし。
しかも、自営業、会社員、関係なく、
所得の8割が支払われるんです。
- 伊藤
- なんということ!
日本はこんなに混乱しているのに‥‥。
もともと社会保障の国って言いますもんね。
お買い物は不自由なく?
食材や日用品は普通に買えるんですか。
- 明知
- はい。3月下旬くらいまではすこし混乱していましたが、
今はもう普通に、トイレットペーパーや
パスタなどの保存食も普通に買えます。
何も変化はないですね。
生イーストや粉類がすごく売れているらしいですけれど。
- 伊藤
- それ、日本もそうです! イーストと小麦粉。
- 明知
- 私のママ友の旦那さんも、
在宅勤務でお家にいる時間が増えて、
自然酵母のパン作りにハマってます。
自分で菌を作って、
週に何回も朝からパンを焼いているそうです。

▲ママ友の旦那さん。大手ITコンサルタント会社で働く彼はリモートワークが始まってからパン作りとヨガにはまってるそう。

▲見た目も味もプロの出来栄え!彼のまわりでもスウェーデン男性でパン作りにはまっている人は多いそうです。(明知さん)

▲パン作り初心者におすすめは、Kungsholmen島にある人気ベーカリー「Petit France」のオーナーのレシピ動画だそうです。
Världens godaste surdegsbröd på mindre än 6 minuter!(6分以下でできる世界一美味しい天然酵母パン)
- 伊藤
- 私も、久しぶりにやってみようかなと思って、
買いに行ったら、なかったんです。
みんな考えること一緒なんだなぁって思いました。
- 明知
- みんな家で楽しく過ごしたいですものね。
- 伊藤
- そうですよね。発酵を待つ、
そういう時間もなかったから(笑)。
でも、そうこうするうちに、
もうすぐ夏じゃないですか。
そうしたら、みんな、
サマーハウスに行きたいでしょうに。
- 明知
- 今の段階では、夏になっても、
旅行を控えるように言われていて。
夏のバカンス、長い人は5週間くらい取るので、
旅行に行けなかったり、
自分の持っているサマーハウスに
行けなかったりすると、やっぱり辛いですよね。
- 伊藤
- ということは、ホテルとか、
困ってる業種の人とかもたくさんいるだろうけれど、
それでも、国からは保障がされてるから、
心はわりと穏やかに‥‥。
- 明知
- 観光業は深刻な影響を受けてますね。
大手のホテルチェーンやSASがこの制度を利用したと
ニュースになりました。
他の国と比べてどうかはわからないんですけど、
それを利用してる会社は多いと思います。
- 伊藤
- お金のことって困りますものね。
- 明知
- 日々の暮らしでも、
テイクアウトの料理は
お店側が無料配達をしていたり、
リスクグループの人や医療関係者には
50パーセントオフをしますよとか、
そういうことを、それぞれの店がやっています。
とても助かりますよね。
地元を守ろうと、
なるべくお店を利用しようとする人も多いです。
- 伊藤
- それ、本当すごいです。
- 明知
- コロナの後、
どういう世界になってくるかわからないんですけれども、
政府のこの姿を見られたことは、よかったです。
「人がもってる善良さに気づいた」、
「助け合う心とか、素晴らしいっていうことがわかった」
って言ってる、私の周りのお友達も何人かいました。
- 伊藤
- すばらしいですね。
リーダーがいいっていうのは、素敵なことだなぁ。
私、最近、関西で多店舗経営をしている
オーナーをしている女性に連絡をしたんです。
彼女は、パートさんを含めると、
100人近い人を抱えているんですね。
そうしたら、
「もうね、なるようにしかならへんから、元気よ!」
って元気におっしゃって、
すごいなぁって思ったところでした。
やっぱり社長って腹の括り方が違うなぁって(笑)。
- 明知
- 周りの人も救われますね、そういう人のそばにいると。
- 伊藤
- そうなんですよね。
そういう人についていきたいと思うし、
トップが不安がっていたら、
みんなが不安になっちゃうっていうことを
わかっているんでしょうね。
明知さんは、写真家についての執筆のほかに、
この状況になったから始めたことは
なにかありますか。

▲時間の余裕が出来た今年の春。冬の間に落ちた小枝や枯葉を集め、庭のお掃除をしました。太陽を浴びて、気持ちのいい時間です。(明知さん)
- 明知
- 個人的には、庭仕事を始めました。
家庭菜園をやってみようかなと思って。

▲子どもと一緒に種植えをしました。今まで知らなかった植物の世界。当たり前に春が訪れることにもありがたさを感じます。(明知さん)
- 伊藤
- わぁ!
- 明知
- あと、乳酸菌発酵の漬物を作ったりしてます。
伊藤さんは?

▲最近始めてはまっていることの一つ。野菜を水と塩だけで乳酸発酵させてつくります。免疫を高める効果もあるそう。皮や芯は最近スウェーデンでも人気のあるBokashiという方法で肥料にします。買い物は2週間分まとめてするようになり、食材を余らせたり捨てることも少なくなりました。(明知さん)
- 伊藤
- 私はもう家を掃除しまくってます。
今日はごみ箱を洗いました。
すっきりした!
でも、もう掃除するところがないかも(笑)。
この有り余るパワーを何かに使いたいな。
- 明知
- そういう人、多いですよね。
スウェーデンにもいっぱいいますよ。
DIYのお店や園芸ショップ、人気ですもん。
- 伊藤
- でも、元気そうでよかったです。
- 明知
- おかげさまで、リラックスして過ごせてます。
- 伊藤
- ありがとうございました!
いろんなことがわかって、よかったです。
では、また会える日をたのしみに。
- 明知
- はい、お元気で!
ありがとうございました。

▲夜の22時でもまだ明るい。白夜が近づいてきています。
「これ、いいですね!」
この数ヶ月で、
私たちの暮らしはずいぶん変化しました。
「変わったこと」を挙げたらキリがないけれど、
最近、私がよく感じるのは、
買いものをした時に、
店の人とのやりとりが少なくなったなぁということ。
たとえば、はしりの野菜を見かけた時に、
「もうこんな季節なんですねぇ」
なんていう、
八百屋のおじさんとの、ちょっとしたやりとり。
ついおしゃべりしたくなってしまうけれど、
今はがまんがまん。
そんなことを思いながら店を後にするのです。
うれしかったのは、
顔なじみのスーパーの定員さんが、
weeksdaysのベトナムのかごを一目見るなり、
「これ、いいですね!」と
身振り手振りで褒めてくれたこと。
「そう! すごくいいんです」
という気持ちを込めた笑顔で返事をした時に、
そうか、話さなくても心は通じ合うものなのだ、
と思ったのでした。
今週のコンテンツは、
ベトナムのかごと、水着とCI-VAのバッグ。
かつて販売し、
多くのお客様に好評をいただいた、
自信を持っておすすめするアイテムです。
完売しておりましたアイテムの、 再入荷のおしらせです。
5月28日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。
ベトナムのかご
いろいろな用途に使える
プラスチックのかごが、再入荷します。
色は白、シルバー、赤の3色、
サイズは大、小、ミニの3サイズです。
「間口が広く、
入れたものは一目瞭然。
丈夫なので、本や器など重いものを入れてもいいし、
大きな方には、かさばるブランケットなどを入れても。
買いものに、ピクニックに。
‥‥あらゆる場面で活躍してくれます。」
(伊藤まさこさん)
CI-VA 2189 NUVOLA (NAVY)
ショルダーバッグとしてもクラッチバッグとしても使える
シンプルで便利なバッグです。
カラーはweeksdaysオリジナルのネイビーです。
お届けは6月中旬頃になります。
「フラットな作りの、
これ以上にないくらいシンプルなバッグです。
ヒモが長いので、
斜めがけしたり、またはヒモを結んで肩にかけたりと、
持ち方によって印象が変わるところも魅力のひとつ。
使ううちに革がだんだんとやわらかくなり、
体にそうように。
育っていくたのしみがあるのが、
「CI-VA」のバッグのよいところなのです。」
(伊藤まさこさん)
cohan 水着(ワンピース)
パリ・オペラ座の衣裳室出身で、
立体裁断を得意とするデザイナーの
惠谷太香子さんといっしょにつくった水着は、
シンプルでありながら、
デコルテ、スタイル、後ろ姿を美しくみせる
工夫が詰まっています。
「サンドレスを短くしたようなデザインなので、
ふだん水着を着るのに抵抗のある方でも、
すんなり受け入れられるのではないかな。
お尻をさりげなくかくしたところと、
ウエスト部分が美しく見えるようにと、
2重になった内側部分の布に、
ストレッチを効かせたところが、
この水着のポイント。
これなら
パレオを巻いたり、
パンツを重ねたりする必要もなく、
堂々とプールサイドやビーチを歩けます。
色はシックな黒。
大人にこそ着てほしい特別な一枚です。」
(伊藤まさこさん)
独自の対策、 開いている保育園、 7割の支持。
「独自のコロナ対策」と報道されているスウェーデン。
それはいったいどういうことなんだろう? と、
首都・ストックホルムに暮らす明知直子さんに、
伊藤まさこさんがききました。
ストックホルムとの時差は7時間。
日本の午後5時は、現地では朝10時。
最低気温はまだ4度だそうですが、最高気温は13度。
北欧のひとたちが大好きな
夏がだんだん近づいてくるこの季節、
スウェーデンの人たちはいま、
どんな風に過ごしているんでしょう?
- 明知
- まさこさん! どうぞよろしくお願いします。
- 伊藤
- 明知さん、お元気そう!
後ろに映ってるお家がすごく素敵ですね。
- 明知
- もともとサマーハウス(別荘)として
作られた家に住んでいるんです。
小っちゃい家なんですよ。

▲ストックホルムから車で35分の島に住んでいます。

▲古い窓ガラスで作った温室。天気のよい日はパソコンを持ち出してここで過ごすこともあります。
- 伊藤
- どうですか、今、そちらは?
- 明知
- 結構、落ち着いている感じです。
日常はあんまり変わっていませんね。

▲市内中心部の並木道。散歩をする人は本当に多い。

▲今年は船を買う人がとても多いのだそう。中古品を売り買いするサイトでも、船の出品はすぐに売れてしまうよ、とセールボートが趣味の隣人が話してくれました。(明知さん)

▲船がたくさん停泊する海岸通り。暖かくなってきた5月。徒歩や自転車で移動する人が増えました。
- 伊藤
- スウェーデンは、
独自のコロナ対策をしていることで
世界中から注目されていますよね。
厳しい封鎖をせずに、
集団免疫獲得を目指す、
と、日本でも報道されていました。
けれども、それがどんなことなのか、わからなくて。
- 明知
- そうですよね。日本の友達からも
「スウェーデンはどうなの?」
って連絡を貰います。
けれど、そもそも、集団免疫を獲得することを
声高に目標に掲げているわけではないんですよ。
集団免疫は、結果的に獲得しつつある、
っていうことなんですけど、
「リスクグループを守る」っていうことや、
「医療を守る」っていうこと、
そういうシンプルなメッセージを、
政府と公衆衛生局は、最初から今までずっと、
わかりやすく言い続けていて、
私たちは、推奨されていることを、
各自の責任で守るように努力しているってことですね。
リスクグループというのは
高齢者や、心臓病などの疾患を持つ人たちです。
その人たちをどうやって守り、
医療崩壊をどう防ぐか。
具体的には、たとえば、
リスクグループに会いに行かないこと、
そしてリスクグループの人は
人に会うのを控える、
症状のある人は家にいること、
などがあります。
- 伊藤
- なるほど。
死亡者や感染者の数がわりと多いから、
心配に思われるんでしょうね。
- 明知
- 日本のメディアでも報道されていると思いますが、
たしかに死亡者と感染者の数は
北欧の中で一番高いです。
それは、高齢者の介護施設、
そして移民の方が多く住む地域で
感染が広まってしまったことが、
高い数字につながってしまっている、
というふうに言われています。
- 伊藤
- スウェーデンの人たちは、
そういう数字も理由も理解している。
- 明知
- はい。そもそも、スウェーデンは分析やデータなど
科学的根拠に信頼を置く国と言われています。
そしてコロナの情報は、毎日午後2時から
政府機関が記者会見をして発表をしています。
国民の関心も高く、
ピークの時のテレビやラジオの視聴者は、
人口1000万人に対して
150万人だったそうです。
使っているデータは、
こういうパンデミックが起こったときに対応する
公衆衛生局のエキスパート集団が解析したもので、
信頼をおいている人は多いですね。
- 伊藤
- どんなことが報告されるんですか。
- 明知
- 感染者の数の増加傾向や、死亡者数、
ICUに何人が新しく入ったとか、
今こういう状態で、どうなっているか、
この1日で起こったことがすべてわかります。
昨日も見ていたんですけど、
スウェーデンだけじゃなく、
ヨーロッパの感染者、死亡者もわかりますし、
その数字にはどういう背景があると思われるのか、
専門家の意見も聞けます。
もちろん一番基本的な「手を洗いましょう」や、
「外に出るときは、1.5メートルから
2メートル、人と距離を置きましょう」、
それをみんなが守ることによって、
感染者の急激な増加を抑えられるんですよと、
みんなにしてもらいたいことを
毎日わかりやすく説明してくれるんです。

▲街中の至る所で見かける公衆衛生局の広告。「出来るだけ2m人との距離を空けましょう。命を救う一つの方法です」

▲アラビア語でのポスター。移民の間で感染が広がった地域もあり、公衆衛生局のサイトでは、全部で25の言語でコロナの情報が発信されています。
- 伊藤
- じゃあ、そのテレビを見てる人は、
「よし!」って思うわけですね、きっとね。
なるほど。私たちが、スウェーデンのコロナ対策として
持っていたイメージとちょっと違うかも。
それだったら、日本の対策と近い感じですよね。
集団免疫を獲得するために、
普通に暮らしてるんだと思っていたんです、勝手に。
不勉強でした。
じゃ、たとえばマスクをする、しないとかは‥‥。
- 明知
- マスクは、スウェーデンでは
効果が大きくないと言われているんです。
ウイルスを持っている場合は、
マスクをすることによって
人にうつしてしまう可能性を減らすことは
できるかもしれないけれども、と。
それでも最近はしている人が増えてきたんですけど、
外出先で何人か見かけるくらいで、
多くはありません。

▲天気のよい日は、たくさんの人が日光浴や散歩を楽しみます。
- 伊藤
- そうなんですね。
ふだんは通勤している
会社勤めの人たちは、
普通に働きに行ってるってことですか?
- 明知
- いえ、家で働いていますね。
リモートワークは、
政府から推奨されていることのひとつですから。
- 伊藤
- なるほど、なるほど。
- 明知
- スポーツも、大会は延期や中止になっていますし、
コンサートも同じですね。
でも、スウェーデンは、
「ロックダウン」はしていないんですよ。
だから、たとえば学校も、
義務教育である小学校、中学校、
そして保育園はやっています。
高校以上は、遠隔授業が推奨されていますけれど。
- 伊藤
- 明知さんのお子さんも保育園に?
- 明知
- はい。子どもは重症化しないという説明もありましたし、
保育園は閉めないという決断をしたことが、
すごくありがたいです。
小さいから、パパかママかどっちかは
絶対に遊んであげないとだめですから。
けれども、感染が予想以上に
拡大してしまった場合には、
保育園をどうするかということもふくめ、
いつでもロックダウンができるように、
政府は準備をしていました。
警察だったり、医療系だったり、
食品関係だったり、
そういった職業が12のカテゴリーであって。
その人たちの子どもは、万が一、
保育園、小学校、中学校が閉まっても、
どこかで預かってもらえるように、
仕組みをつくっているということでした。
- 伊藤
- いざ、というときにも、
エッセンシャルワーカーの人たちが
ちゃんと働けるように。
- 明知
- そうなんです。だから保育士は、
社会が回っていく上で
重要な職業のひとつなんです。
- 伊藤
- あぁ。やっぱりすごいです。
- 明知
- スウェーデンは、いろんな意味において、
準備が早かったんですよ。
ヨーロッパの国々がロックダウンする中、
スウェーデンは独自の対応をしましたが、
同時に非常事態に備えていました。
- 伊藤
- それは安心できますね、本当に。
守られていることが実感できる。
だから国が言うことも守りたいっていう気になる。
明知さんの身近な方で、感染した方はいますか。
- 明知
- 感染したかどうかっていうのはわからないんです。
スウェーデンは基本的に、
症状が出て、病院に行く必要があって、
そこで重症と診断された人が
テストを受けることになっています。
つまり重症化していないと、
テストを受けられないので、
軽症だと、わからないんです。
私の周りでも、
「あの時、コロナだったんじゃないかな?」
って言ってる人が多いんですけれど‥‥。
つまり熱が出たり、咳が出るという症状の人はいる。
けれども、よくわからない。
- 伊藤
- それは日本も同じですね。
- 明知
- ストックホルムでは、
20パーセントから25パーセントくらいの人が
すでに罹ったんじゃないかと言われています。
- 伊藤
- それはどうやってわかるんですか。
- 明知
- 公衆衛生局が無作為に選んだ人に検査キットを送り、
得た結果などから統計的に判断されているそうです。
- 伊藤
- 「私たち、それで大丈夫なの?」みたい焦りは?
「これでいいんだろうか」ということはないでしょうか。
あるいは、すごくふさぎこんでいるとか。
- 明知
- もちろん、このゆるいと言われる政策に対して、
いろんな意見があり、それをメディアも報道しています。
けれども、ふさぎ込んでいる人は、
私の周りにはいないですね。
恐怖を感じている人も、
多くないというふうに見えます。
大体の人が本当に、同じように日常を過ごしている。
それは「政府が提供する情報」への信頼、
そして彼らがちゃんとリーダーシップを取ってくれている
ことへの信頼だと思います。
今週の初めの世論調査で、
政府の方針の舵取りをする疫学者を支持しているのは、
だいたい7割くらいでした。
(註:対談は5/7に行われました。)
- 伊藤
- 7割!
すごいことですね。
政府の方針が最初からブレず、
しかも何かあったときは手を差し伸べられるよう、
ちゃんと準備してくれている。
だからこその支持率なんでしょうね。
- 明知
- 3月の初めくらいにコロナウイルスが入ってきた時、
やっぱり心配や不安が
みんなの中にあったと思うんですね。
なんだかわからないウイルスであるということとか、
他の国が厳しい対応をする中、
スウェーデンはこれで大丈夫なのかという不安があって
混乱していた3月下旬くらいまでは。
- 伊藤
- うんうん。
- 明知
- 私もちょうど具合が悪くなって、
咳が出たり、熱が出たり、
コロナじゃないかなと思いつつ、
病院に連絡をしたりとか、
どんな状況だろうって、
家にいるからパソコンばっかり見て。
アジア系の外見の人が嫌な思いをしたり‥‥。
市内に住む日本人の友人も、
電車の中でくしゃみをしたら、
あからさまに嫌な顔をされたと言っていました。
でも印象的だったのが、ストックホルム市の、
危機災害心理学の専門家が、
国民に動画でこんなことを伝えたんです。
「みんな不安に思うのは普通のことなんですよ。
ウィルスは見ることができないし、匂いもない。
存在が不確かで、みんな不安になります。
不安になるのが当たり前です。
けれども心配をしすぎると、
こういう症状が出ます」
と、具体的な注意喚起をして、
非常時のメンタルをフォローしてくれた。(*)
それを見たとき、すごく安心したんです。
この状況では不安になるものですよ、
ということまで、インフォメーションを
与えてくれるんだということに。
- 伊藤
- なるほど。やっぱり、心の安定っていうのが
一番大切ですもんね。
▲明知さんが撮影したトラムからの街中の様子。
-
(*)この動画でどんなことが話されているか、
明知さんが訳してくださいました。
●不安について。
私たちはいろいろな物事に反応し、
多かれ少なかれ不安を感じます。
それは自然で普通の反応なんです。●どうしてウィルスは不安を呼ぶのですか?
ウィルスは見ることも、匂いを嗅ぐことも
感じることも出来ません。
そのため手に負えないと感じ
特に怖く感じてしまうのです。
まだ危険かどうかもよくわからないからです。
その存在は自分たちの中に恐怖を生み出します。
この恐怖は妥当なものなんだと思うことは大切なことです。
かつて、そして今でも
この反応は私たちを守ってくれるもので
予期せぬ事態に備える気持ちを高めてくれるものなのです。●どんな反応が出ますか。
神経質になったり不安になります。
腹痛や頭痛など体に影響が出る場合もあります。
饒舌になったり、家の中に閉じこもって
外に出たくなくなったりもします。●どのように助け合えばよいでしょうか。
気持ちや恐怖や不安を共有することは
大切なことです。
話すことは怖いことではありません。
共有することで、自分だけが
不安に打ちのめされているわけじゃないことがわかります。●コロナについて、
子どもにはどんな風に話したらいいでしょうか。子どもや若者のことを忘れてはいけませんね。
彼らは私たちと同じように
情報や安心を得る権利があります。
子どもたちの質問に耳を傾けることは大切なことです。
テレビやインターネットなどで見たもの、
または学校でお友達が話しているのを
聞いたことについてどう思うのか。
子どもたちと向き合って、
彼らの疑問に思っていることを聞いてあげてください。
子どもはみんな質問してくるのではなく、
遊びや書いて表現することもあります。
表現の仕方は様々なのです。●どうやって自分自身の不安を和らげ、
子どもが抱く不安に
向き合うことが出来ますか。ウィルスやバクテリアについては、
信用のおける安心な情報源があります。
簡潔に書かれ正しく事実に基づいた情報は、
恐怖を落ち着かせてくれる力があります。
保護者として子どもが抱くかもしれない
不安と恐怖に向き合うのに必要なことです。
自分たちがとても不安でも、
子どもたちも同じように
不安を感じるとは限りません。
逆に全く不安を感じていないかもれない。
あなたがもし今このことで頭がいっぱいだとしても、です。
子どもたちは次の水泳の時間に泳げないことは
不安かもしれませんが。
スティルモーダの コーディネート。 伊藤まさこ
[3]服はシンプル、小物は同系色で。(SILVER編)
シルバーのStilmodaに、
明るめのペパーミントグリーンの靴下を合わせてみました。
春先や秋、素足ではちょっと心もとない、
なんて時にいいのです。
この薄手の靴下、
他にうすい紫も持っているのですが、
紫もペパーミントグリーンも
どちらもシルバーとの相性よし。
服と足元の間に色を持ってくると、
ちょっとかわいげのあるスタイルになります。
黒いスカートに合わせたのは
weeksdaysのシルバーのバッグ。
はっと気づけば、
今回の3コーディネートは、
すべて靴とバッグが同じ色。
「服はシンプル、小物は同系色」は、
私のスタイルの定番。
色数をひかえて、すっきり見せるのが好きなのです。
スティルモーダの コーディネート。 伊藤まさこ
[2]いつものシンプルスタイル。(BLACK編)
モスグリーンのコットンのオールインワンと、
小さなバッグで、
いつもの私のシンプルスタイルにしてみました。
やわらかい革なので、
素足に履くことができるのもうれしいポイント。
「ちょっとそこまで」のお出かけにも、
気軽に履けます。
サブバッグをかごにすれば、
初夏にぴったり。
春夏秋冬、一年を通して履けるなんて、
うれしいなぁ。
色合いがシックなので、
オレンジや赤のリップをつけたり、
アクセサリーで少し華やかさを足して。
黒のStilmodaは
一足持っていると、とても重宝しそう。
かさばらないので旅にもどうぞ。
10ページの訃報、 「フェイズ2」、 コロナと共に生きていく。
- 小林
- 医療のボランティアの数もすごくて、
それもイタリアってすごいなと思った出来事でした。
- 伊藤
- ボランティアが?
- 小林
- 市民保護局の呼びかけで
2万人近くの人がボランティアとして
検査現場や集中治療室の設営に携わっていると、
毎日夕方6時の記者会見で発表されていました。
また、医師や看護師が
足りなくなるとわかってきたとき、
引退したお医者さまにも声をかけたんです。
実は、医療関係者の方、お医者さまが
150人以上、亡くなっているんですね。
そのうちの、いちばん数が多いのは、
感染で戦っている現場ではなく、
ファミリードクターの方々だったんです。
イタリアはまずファミリードクターに行き、
処方箋を書いてもらったり、
大きい病院に行く相談をするんですが、
初めのころ、状況がわからず、
無防備だったファミリードクターの方々が罹り、
亡くなった方が出ました。
それと、その、引退していたけれど、
現場がたいへんだということで
復帰してくださったお医者様が、
ご高齢と過労で亡くなったり。
- 伊藤
- うん‥‥。
- 小林
- そんな中で、いつもの夕方6時の会見で、
タスクフォースを必要としている、と。
タスクフォースというのは、緊急医師団ですね。
300人、被害がひどい所に派遣する
お医者様が必要だと募集をしたんです。
そうしたら、なんと
7,900人の応募があったんですよ。
あっという間に。
- 伊藤
- えぇーっ。
- 小林
- そのころ、みんな、本当に傷ついて、
もうどこまで傷つくかわからないくらい、
メタメタにやられてる感じだったんですよ。
なのに、イタリアには、
まだこれだけの愛と力があるんだって。
私は、心細くなっていたこともあって、
初めてそこで泣きました。
テレビを見て泣きながら拍手しちゃった(笑)。
- 伊藤
- 本当ですね。すごいですね。
- 小林
- それがすごく励みになって。
「よし、こっちだって、1人だけど頑張るぞ!」
みたいな気持ちになれました。
何かの記事にも書いてあったんですけど、
「イタリアでは不思議なことが起きている。
みんな家に閉じこもっているのに、
団結力が生まれている」って。
本当にみんなそう感じてるんじゃないかな、
って思いました。
その後、看護士さんを500人募集したときは、
10,000人を超える応募がありました。
そういうことに、すごく救われました。
イタリア人がですよ、
あの、人の言うことをきかないイタリア人が!
自分のためだけだったら
できなかったと思うんです。
やっぱり、社会のためとか、患者さんのためとか、
おじいちゃん、おばあちゃん、
社会の弱者の命を守るためとか、
お医者さんの仕事、医療システムを守るためとか、
だからみんなが家にいられたんですよね。
「自分のためにいろ」って言われたら、できない。
- 伊藤
- 家族のためっていうのもありますよね。
- 小林
- そうですよね。
自分自身、考えたことも、
実感したこともなかった辛い経験です。
まだ今、続いてますよね。
数週間、あるいは1か月闘病してから
亡くなる方も多いので、
まだまだ続くという覚悟をしていますが、
この辛い経験から、イタリアっていう国が
どういう国かっていうことがわかって、
強く安心感を覚えました。
リーダーの人たちの顔が見えること、
その人たちの言葉、
隠されている情報がないと感じられること。
もちろん、失敗もたくさんあると思うんですね。
こんな状況で、逆に失敗せずに
できるなんてことはもうあり得ないわけで。
でも、ふだん文句ばっかり言うイタリア人たちが、
73パーセント、政府の対応に
満足してるって出ているんです。
- 伊藤
- すごい‥‥。

▲窓から見える高層ビルがイタリアントリコロールになって2ヶ月。
- 小林
- 犠牲者のご家族も、
「お医者様には感謝しかない」
っていうコメントが多いと聞きました。
お別れできずに、
いきなり家族が奪われてしまう状況の中で。
- 伊藤
- そうですよね。
- 小林
- この家族愛に満ちた国の人にとって、
それがどれだけ辛いことか。
それでも「お医者様には感謝しかない」
って言っているのを聞いたとき、
辛いけど、でも、私もその時は、
同じように思うんじゃないかなって。
- 伊藤
- このごろ思うんです。
会わなくても、人とのつながりは途絶えないし、
逆にもっと深くなる。
- 小林
- 私はひとり暮らしなので、
みんながやたら心配して
電話してきてくれたりしますよ。
- 伊藤
- もりみさんは、食材の生産者さんと
直接やり取りして、
食材を選ばれたりしてるじゃないですか。
そのみなさんは、
今どういうふうに過ごしているんですか。
たとえば、オリーブオイルとか。
- 小林
- オリーブオイルはもう収穫が済んでいて、
今は畑仕事なんですね。
発注すると、真空タンクに貯蔵してあるものを
瓶詰して出してくれるんですけど、
幸いなことに、食品の分野は
生活必需品なので、動いてるんです。
でも3月は、1か月くらい
生きた心地がしなかったです。
イタリア全土が封鎖になると発表された夜は
さすがに眠れませんでした。
「カーサ・モリミは、もう売るものがなくなるのか」
と思って、次の日、電話しまくったんです。
南のほうの生産者のみんなに。
そうしたら、「普段10人でやってるけど、
ソーシャルディスタンスを取って
仕事をしないといけないので、
今は4人でやってるよ」とか、
パスタ屋さんも「夫婦2人でやってるよ」とか。
むずかしい状況の中で、一所懸命、
できることをやっているんですね。
- 伊藤
- へぇ。じゃあ、忙しくなさっていたんですね。
- 小林
- はい。コンテナが中国で止まり、
なかなか来なくなっていると聞いて、
もうとにかく電話しまくりました。
私の分野は、本当に幸運に、
すごくスローでしたけど、
「なんとか届けるよ」と生産者さんが言ってくれて、
泣かされました。
私の分野は何にしても時間がかかるんですけど、
やっと昨日船が出て、日本に届けられそうです。
恵まれていると思います。
モーダ(MODA)、ファッション業界ですね、
そこに勤めている友達や、音楽関係の人は、
先が見えないと言っていますから。
- 伊藤
- そうですよね。それは、食べることの
次の次、とかになっちゃいますもんね。
- 小林
- だからプラダもマスクを作って納めたりとか、
アルマーニも、使い捨て防護服を作って
寄付したり。
本当、イタリア中で、
できることで貢献していく姿勢がありますね。
- 伊藤
- すばらしいですね。
じゃあ、もりみさんの心の安定は、
いまは大丈夫ですね。
- 小林
- はい。ミラノの近郊で
お米を作っているっていうことも、
心の安定に役立ってます。
冷蔵庫にちゃんとおいしいお味噌があることとか。
イタリア人のパンやパスタは、
私にとってのお米やお味噌ですから。
- 伊藤
- そういえば、私も、
熊本でひとり暮らしをしてる、
パティシエのお友達が
誰にも会えないし、
かといって実家のある東京に
戻ることもできないと言っていたので、
イタリアの米を送りましたよ。
「こういうときは米かな!」って。
マンガも添えてね。
すごく喜んでくれました。
- 小林
- こういうときって、
本当にそういう気持ちがうれしいですよ。
私も、大阪の友人が、
おいしい梅干しと本と
明るい色のシャツを国際便で送ってくれたり、
お医者さんのお友達が、
すごくおいしいお煎餅を、
「We Shall Overcome.(乗り越えられるよ)」
っていう言葉と共に送ってくださったり。
今は、毎日1枚だけ、
お茶をおいしく淹れて、食べてます。
そういうことがほんとうに力になります。

▲梅干しと本と一緒に読み込んだ本を送ってくれたのが嬉しかったです。(小林さん)
- 伊藤
- うんうん。
- 小林
- 外がすごく悲しいことになっていても、
仕事が忙しかったことと、
そういう人の気持ち、
そして生産者さんたちのあったかい気持ちが
救いになりました。
「なんとか日本には荷物を出すからね!」って。
- 伊藤
- 「イタリア、大変だよね」って、
みんなで言っていたんです。
本当によかった、お元気そうで。
みんなからも質問はありますか?
- ──
- はい、ぜひ。
さっき、「スーパーレジの方も亡くなっている」と
おっしゃっていたのに驚いてしまって。
やはり感染者数、死者数の多さゆえか、
「死」というものを、イタリアにお住まいだと、
ずいぶん身近に感じておられるように思ったんです。
- 小林
- そうですね。
私がいちばんそのことを思ったのは、
ベルガモという、深刻な事態に陥った
北イタリアの町があるんですが、
その地元紙の訃報欄を見たときです。
ある日の新聞に、
訃報が10ページくらい載りました。
亡くなった方を、写真と共に掲載していたんです。
- 伊藤
- 訃報が10ページ‥‥。
- 小林
- 私たちって、数字だけ見ていると、
そこに、1人1人の暮らす人生や、
そこに、たくさんのご家族がいるっていうことを
想像してもしきれないですよね。
けれども、お顔を見ると、
ほとんどが高齢者の方だったんですけど、
深く刺さるものがあって。
- 伊藤
- 今まで数として認識していたのが、
実際、亡くなった方のお顔を見ることで‥‥。
- 小林
- そうなんです。
レジの方が亡くなったと知ったときも、
自分に何ができるんだろうと考えて。
本当すごくかわいそうだなと思うんです。
みんな怖いじゃないですか。
マスクだって完全にウィルスを防ぐことが
できるかどうかわからないわけですし、
毎日、たくさんの人と接触するわけですから
リスクは高いわけですし、
対面しても、世間話もできないし
お礼だって言いづらくなっているし。
やっぱり、できることは、
できるだけ行かないことだと思って。
- 伊藤
- うんうんうん。
- 小林
- だから、なるべくスーパーに行く回数を減らして、
行った時は「ありがとう」の気持ちを、
目を思いきり開いて(笑)、
表情で伝えることにしているんです。
- 伊藤
- なるほど!
- 小林
- あとは、友達のお兄さんが感染したり、
パリの友人が感染したりしています。
もう回復したんですが、
2週間くらい熱が下がらず、味覚がなく、
嗅覚もない状態で、すごく辛かったと、
SNSで発信なさっていたりして。
- 伊藤
- いま発表されている、
これからのイタリアのコロナ対策は
どうなっているんでしょう。
- 小林
- 5月の4日から
(註:対談は5/1に行われました)、
「フェイズ2(ツー)」という
新たな段階に入るんです。
それは「コロナと共に生きていく」ということで、
段階的な解除になっていくんですよ。
- 伊藤
- 「コロナと共に生きていく」。
- 小林
- コロナがなくなった、終わったのではなく、
コロナと共に生きていく、
暮らしていく時期だということです。
イタリアの集団免疫を調べると、
まだ10パーセント台しかないんですって。
私もこれからスマートフォンのアプリを
入れなきゃいけないんですけど、
州がつくった情報のアプリを活用して、
社会の情報と、
自分がどういう状況かをシェアすることで、
安全に暮らそうという動きが生まれています。
それが「フェイズ2」なんですね。
お店は18日から、だったかな。
私がルンルンなのは、
5月4日からお散歩ができること!
- 伊藤
- おぉ。それすらも、できなかったんですものね。

▲5月4日の写真が小林さんより後日届きました。ミラノ市のポスター。「新たな始まり。一歩ずつ」

▲散歩ができるようになった公園の様子。

▲200m制限移動が解けてやっと好きなエノテカ(ワイン屋)へ。

▲本屋さんもリオープン。「みなさんにまた会えて幸せです」という看板。
- 小林
- パリやニューヨークだとできることが、
イタリアはだめだったんですね。
「フェイズ2」で、少しずつ社会が、
「仕事に戻ろう」とか、
そういうふうになるんだけれども、
ウイルスはいなくなったわけじゃないんだから、
共生するためにしっかりルールを守って、
再発を防がなきゃいけないということですね。
だからお散歩も慎重に!
でも「できる」と思うだけで、
ほんとうにうれしいです。
- 伊藤
- うんうん、ありがとうございました。
今回、いろんな方と話をして、
逆に私たちが元気を貰っています。
イタリアを見直した、
っていうお話、素敵でした。
- 小林
- そうですか!
そういえば、うちの大家さんからも
ちょっと泣かされたんですよ。
大家さん、おばあさんなんですけれど、
親しくしているわけではなかったんです。
それが、突然電話がかかってきて、
「え、私、家賃滞納でもしてるのかな?」と思ったら(笑)、
「もりみ、なにか私にできることはある?」って。
- 伊藤
- ええっ! それは嬉しいですね。
- 小林
- びっくりしてしまって。
「むしろ、私があなたのために
何かできることありますか」ですよね。
その翌々日がイースターだったんですが、
管理人さんが、大家さんからですよって、
大きな卵のかたちのチョコレートを
届けてくださって。
マンションの下には、
「ご高齢の方々へ。
買い物をする必要があったり、
困っていることがあったら、
ここまで電話をどうぞ。何でもします。
何階の何々より」という張り紙があったり。
そういうことが、
すごく心をあたたかくしてくれるし、
「あぁ、きっと私たちは大丈夫、乗り越えられる!」
みたいな気持ちにしてくれる。
そういうことが、一番重要なんだなと思いました。
こういうときって。
- 伊藤
- 本当ですね。まず自分からですね。
- 小林
- そういうことが少しずつ拡がっていくと、
大河の一滴が社会を変えていくと思います。
‥‥そうだ! 私のほうから、
まさこさんにお礼を言わなくちゃ。
- 伊藤
- えっ? なんだろう?
- 小林
- 3月の真ん中くらいに、
ミラノでもマスクをしないと外に出ちゃいけない、
っていうルールになったとき、困ったんです。
手作りをすればいいんですが、
私「ブッキー」というあだ名が付いてたくらい、
学生時代から不器用なんですよ。
そうしたら、伊藤さんの、
ハンカチマスクの簡単な作り方が載っていて!
あれでいくつかマスクを作りましたよ!
イタリア人たちにも、リンクを送りましたし、
あのおかげで、私はマスクに困りません。
ハンカチを折って、チクチク。
あれだったら、私もできました。
- 伊藤
- わぁ、うれしい(拍手)!
ありがとうございます。
- 小林
- こちらこそ。
また元気にお目にかかりましょう。
- 伊藤
- ぜひ! ありがとうございました。
スティルモーダの コーディネート。 伊藤まさこ
[1]靴にポイントを。(GOLD編)
ワンピースを一枚さらりと、
またはブラウスとパンツ、
Tシャツとデニム‥‥。
重ね着はせず、
アクセサリーもつけるとしたら
ピアスとリングひとつくらいの、
あっさり、シンプルなコーディネートが好きです。
だから、形や質感がとても重要。
ことに足元に何を持ってくるかは、
よくよく考えなくてはいけません。
私がよくするのは、
靴にポイントを持ってくるコーディネート。
赤やグリーンなど、服だったら少々派手かな?
と、ためらう色でも靴なら冒険できる。
自分の目から、ちょっと離れたところにあるからかな。
面積がそう大きくないから、というのも
あるのかもしれません。
ニットのワンピースに合わせたのは、
Stilmodaのゴールド。
大人っぽく、シックに見せてくれるのがうれしい。
バッグもまた靴と似た色合いのものを。
ベージュのニットワンピースを、
少し華やかに見せてくれるのはゴールドだからこそ。
黒い麦わら帽子をかぶったら、
夏のお出かけにもぴったりです。
夕方6時の記者会見、 たっぷりのいい食材、 最初からあった安心感。
5/1、東京は夕方5時、
イタリアのミラノは朝10時。
世界の都市のなかでもかなり厳しい状況と言われるミラノで、
ひとりぐらしをしている小林もりみさんと対談をしました。
その3日後から「フェイズ2」という段階に入ることが
決まったイタリアの人々は、
いま、どんなふうに暮らしているんでしょう?
- 伊藤
- もりみさん、
ご無沙汰しています。
- 小林
- ずいぶんご無沙汰しています。
今回は誘ってくださって
ありがとうございます。
- 伊藤
- 今、ミラノですよね。
- 小林
- はい。ちょうどこの4月で
10年経ちました。
- 伊藤
- NHKの『世界はほしいモノにあふれてる』
に出られていましたね。
- 小林
- 撮影、ぎりぎりだったんですよ。
シチリアでの撮影が終わって
ミラノに帰った日に、
北イタリアで感染者第1号が
見つかったんです。
- 伊藤
- そのときまでは、
アジアの向こうのほうのことだと
いう感じでしたか?
- 小林
- はい。ローマでは、
武漢から来たご夫婦ともう1人が
感染しているという情報はありましたが、
まだ遠い出来事だったんですよ。
ところが、ミラノの郊外で1人見つかってからは、
これは本当に現実なんだろうか、
っていう日々が始まりました。
2月21日のニュースから1週間もしないうちに
その地域が封鎖になって、
3月の8日には、ミラノも制限がかかりました。

▲3月8日朝目覚めたらロックダウンに。最後のカフェ。この日はFesta delle donne女性の日でした。(小林さん)

▲ロックダウン前日のお肉屋さん。
- 伊藤
- 都市が封鎖されたときに、もりみさんも含めて、
周りの方はどんな反応だったんですか。
- 小林
- 事態は深刻だったんですけれども、
最初から安心感、信頼感はあったんです。
- 伊藤
- えっ? それはなぜ?
- 小林
- イタリアの首相はコンテさん
(ジュゼッペ・コンテ)っていう
50代の男性なんですけれど、
彼はもともと弁護士で、
大学で教えたりもしていた人なんですね。
正直、政治家としては頼りないと思っていたし、
カリスマ性も足りないという印象だった。
そのコンテさんの首相会見がTVで放送され、
そこでの説明や呼びかけが、
すごく明確だったんです。
「国民の健康がなによりも第一。
今は議論するときではなく、
とにかくみんなで協力して危機を乗り越えていく」
と熱く語っていて、
20分くらい吸い込まれて見ていました。
その国民第一の明確なメッセージを聞いたことが
安心につながったんです。
「きっと大丈夫だ」って。
もちろん「えぇっ? 封鎖?」と思ったんですけど。
- 伊藤
- なるほど、
いちばん最初がそうだったんですね。
- 小林
- はい。その後、イタリアの市民保護局、
プロテツィオーネ・チヴィーレ(Protezione Civile)
という機関があるんですけど、
そのリーダーであるボレッリさん
(アンジェロ・ボレッリ)という人が、
毎日18時に、保険機構のトップの人たちや、
専門家と記者会見をして、
毎日、何件陽性反応が出て、
集中治療室に何人いて、犠牲者は何人だと、
日々アップデートをして、
透明性高く発信をしたことも、
信頼につながりました。
なにもかも、明快だったんです。
その後もあたらしい措置が取られるたびに、
コンテさんの熱いメッセージがテレビで流れました。
「イタリアを救うために、僕は政治的責任を負う。
だから、国民1人1人が責任を持って
自分たちの愛する人のために行動してくれ。
それぞれが、自分の役割を果たしてくれ。
誰ひとりとして、置き去りにしない!」

▲ロックダウン中のミラノの様子。
- 伊藤
- もりみさんだけじゃなくて、
イタリアの皆さんがみんな、
「よし、ついていこう」
と思った、という感じですか。
- 小林
- そうですね。
イタリアって、皆さんもご想像のとおり、
1人1人の意見がすごく強いんですね。
政治も右と左を行ったり来たりですし、
与党と野党の対立も激しい。
ジャーナリズムは体制に対して
強く説いていくことが任務だと思っているから、
首相への質問も厳しいんです。
でも今回はみんな協力姿勢をみせていました。
野党も「今はとにかくイタリアのために、
自分たちの国を取り戻すために、
傷を早く癒すために、1つになって頑張るぞ」
っていうメッセージがはっきりしていたんです。
人の命の前で、こんなに団結するんだ、
そのことに、イタリアに住んで、
初めてびっくりしたんです。
- 伊藤
- イタリアは、コロナを前に、
ひとつになって向かおう、
みたいな感じなんですね。
- 小林
- 私も、たぶん他のイタリア人も一緒だと思いますが、
毎日、夕方6時の記者会見を軸に
1日が回っていたような感じです。
そこで、今どうなっているか、
みんなが固唾を飲んで見守るみたいな。
- 伊藤
- きっと数字を発表する以上の
メッセージがあるんでしょうね。
- 小林
- そうですね。
でも、数字もとても重要だと思っていて。
毎日、市民保護局のホームページに
すべてのデータが載るんです。
検査数も、症状が軽い自宅待機の人の数も、
1日も欠かさず毎日アップデートされています。
私がいつも追っているのは新聞のサイトで、
それをさらにわかりやすい表にしてくれるものです。
たとえば、昨日は68,000件検査をしていますが、
3月あたりまでは
陽性反応者数が20%くらいだったのが、
4月に入ってから6パーセントくらいになり、
昨日(4/30)のデータだと、
2.7パーセントなんですよ。
- 伊藤
- そうなんですね。
- 小林
- 68,000人に対して2.7%ですから、
1,800人以上の人が新たに感染してるんですけど、
それでも下がってきていることが把握できる。
集中治療室に入っている方も、
何月何日にピークで4,000人まで行ったけれど、
今はこうです、ということが表になって、
しかもそのデザインが美しいのが、
イタリア的だなって思います。
これがページなんです。見えますか。
- 伊藤
- 見えてます! なるほど、デザインが。
- 小林
- 昨日は345人亡くなっているわけなので、
本当にまだまだ先は長いと思います。
ほかにも「どれくらい緊急電話を受けたか」を
都市別に示していたり、
感染者数の州ごとの推移、
感染者、死亡者の年齢も。
さらに、イタリア国内だけではなく、
各国の感染者数を
ぱっとわかるグラフにしていたり。
感染が始まってからの日数で、
国ごとの推移がわかったり。
- 伊藤
- 数字をつぶさに読まずとも、
すぐにわかるようにデザインされているんですね。
- 小林
- だいたい何が起こっているか把握できるんです。
ただ、国によっての違いはありますよね。
イタリアは、日本の政策とは全然違って、
初めのうちからものすごく検査をしているので、
その数に応じて感染者数もすごく多いんですよね。
どの国の対策が正解かは終わってみないと
わからないと思うんですけれども。
- 伊藤
- 今回のことについて、
イタリア特有だと思う現象はありますか。
- 小林
- イタリアのライフスタイルって、
世代を超えて、家族愛が満ちているので、
ものすごく交流が多いんですよね。
会ったら、ハグしたり、
ほっぺにキスしたりっていうのが当たり前なので、
そういうライフスタイルが、
わからないうちに感染を拡げていたと、
後になってわかったんです。
老人介護施設に孫が会いに行ったら、
じつはその子が陽性で
症状が出ていなかっただけだった。
それでその施設で感染が広まってしまったとか。
- 伊藤
- 今はどうしてるんですか。
ハグは、きっと、しないですよね。

▲バルコニーに掲げられた手作りの垂れ幕。「ALL YOU NEED IS LOVE」
- 小林
- 2月の末くらいに、首相が言ったんです。
「私たちが今まで慣れてきた習慣を
手放す必要がある」って。
「再び、もっと強く抱擁できるように、
今は遠くからお互いを励まし合おう」って。
それもイタリア的だなぁと思いました。
そのときはまだ友達に会えていたので、
いつもだったらほっぺにキスするのを、
「私たち、今、できないよね」みたいな。
最近、ニュースで見たら、首相が、
どなたかに会うのに、肘と肘を合わせてました。
- 伊藤
- 肘!
- 小林
- スーツのおじさんたちが(笑)。
やっぱり何かをしないと、
落ち着かないんだぁと。
- 伊藤
- かわいい(笑)。
レストランに行かなくなって、
どうされてるんですか、皆さん。
食いしん坊の人たちは。
- 小林
- 本当に幸いなことに、
食べ物は全然困らないんですよ。
それも首相が言っているんです。
「一番重要なのは、パニックを起こさないことだ。
私たちの国には、食べ物がしっかりあるから、
安心しろ」と。
それでも最初の頃は、
郊外のスーパーに人が殺到して、
パスタの棚が空になったりしましたけれど、
私は列もほとんど作ったことがないですし、
食材は何でも買えています。
私の住まいは道を渡ると大型食材店があって、
おいしいものには事欠かないんです。
入場制限をしているので
とても空いていますし、
レジに並んで待っているとき、もし列ができても、
1メートルずつ空けているので安心できます。
それに、こういうことになると、
「いつもよりいいものを買って、楽しく過ごそう」
と思うんですね。
友人が言っていておもしろいなぁと思ったのは、
レストランが閉まっちゃってるから、
魚屋さんに行くと、いつもよりいいものがあると。
レストランに行く分が回ってきてるんですよ。
だから「魚を食べる機会が増えた」と言ってました。
- 伊藤
- へぇ!

▲ひとりアペリティーボをよく楽しみます。
- 小林
- 最初、トンネルの出口が見えなくて、
どこまで悪くなっちゃうんだろう? って、
みんなが思っていたときからそうでしたが、
本当においしいものが食べられたり、
おいしいワインが飲めたりとか、
そういうことが
すごく心を安定させてくれていると思うんです。
イタリアでいい食材が手に入らなくなったら、
すごく惨めな気分になるでしょうね。
- 伊藤
- そうですね。それはすごく重要ですね。
食べるものって。

▲パンケーキの朝ごはん。いちごをピュレにして生クリームを泡だてて。

▲野菜の旬で季節を感じています。(小林さん)
- 小林
- オンラインで友達と同じ時間に
ディナーをすることがあるんですけれど、
みんなしっかりご飯を作っているんですよ、
おいしそうなものを。
パンや手打ちパスタを
自分でつくる人が増えているらしく、
スーパーでよく品切れになるのが
小麦粉と酵母です。
私は10日に1回くらいしか
買い物に行かないので、
食材が尽きるころに誘われると、
粗食が映っちゃうんですけれど、
友人は、ドーンと旬のアスパラガスを盛ったり、
ドーンとお魚一尾を調理したりしていて、
「あ、しまった!」って(笑)。
でも、そうだよね、みんな、
おいしいものを食べたいんだなって思います。

▲友人たちとスカイプディナー。
- 伊藤
- なるほど~!
10日に1回くらいなんですね、買い出し。
- 小林
- はい。スーパーレジの方も亡くなっているので、
私たちは負担をかけないように、
「できるだけ控えましょう」みたいな感じです。
でも1回で持って帰ることのできる量には
限りがありますから、
毎日おいしく食べるためには工夫をしないと。
初めのうちは葉物、
長持ちするキャベツは最後、
これはピクルスにして、とか、
カタクチイワシのおいしそうなのが買えたら、
アンチョビ(塩漬け)にしておこう、などと考えます。
私は食材屋なんですけれど、
そうか、冷蔵庫がなかった時代には、
たとえばコラトゥーラ(魚醤)って
必然だし、重要だったんだななんて実感したり、
いろんな発見があって楽しいです。
いま外で起きている出来事を思うと
不謹慎なんですけど、
ロックダウンってなったとき
「楽しんでやる!」と思って。
毎日をどれだけ楽しく過ごすか考えてます。

▲干物やアンチョビをつくって貯蔵する工夫を。

▲1日1回は麹を取るように。魚に塩を振って長持ちするように工夫。干物作りにチャレンジも。
- 伊藤
- 「こうしなさい」って決まってることだから、
それをどう楽しく乗り切るかっていうふうに
気持ちを切り替えたほうがいいですよね。
- 小林
- そうなんですよ。
私は、自分でやれることをやるだけだ、と。
首相もそうですけれど、
市民保護局のリーダーが、
毎日、記者からの質問に、
全然ひるむことなくパンパン答えている姿を
TVで見ると、思うんですよ。
「もうとにかく、この人たちについて行けば
大丈夫だから、あとは
自分でやれることをやるだけだ」って。
記者会見では、経済について
文句を言う人もいますが、ハッキリと、
「経済で人の命は奪われないけれど、
コロナでは奪われますから」みたいに、
毅然と反論していて。
社会が思ったよりも健全で、
当たり前に「人の命」っていうものを
経済人も大事に思っていて、
だからこんなにひどい状況なのに、
安心感があるんです。
- 伊藤
- それは、すごいです。
だって今欲しいのって
「安心感」ですもん。
私たちも安心したい。
- 小林
- こういうことになって、
全然知らなかったイタリアの
いい面をいろいろと知れましたよ。
わりとみんなちゃんと仕事してるんだ!
みたいな(笑)。
- 伊藤
- (笑)
- 小林
- こんなにちゃんとできたの? って(笑)。
本当に感謝してます。

▲朝の1時間。コーヒーを飲みながらベランダで日光浴。

▲窓から中庭を見る。

▲夕陽が入ってくる時間が日々の楽しみに。


