REPORT

あのひとと
コンバース。
[有賀傑さん/
草場妙子さん/川上薫さん編]

いろんなひとに履いていただく
「weeksdays」のコンバース、
最終回は、「weeksdays」チームともいえる
こちらの3人のみなさんです。
創刊からずっと、たくさんの写真を撮ってくださっている
写真家の有賀傑さん、
そしてヘアメイクアップアーティストの草場妙子さん、
洋服のスタイリングで
活躍してくださっている川上薫さんです!

有賀傑さんのプロフィール

ありが・すぐる
フォトグラファー。静岡県出身。
スタジオ勤務の後、2001年に独立。
静物、人物、料理、空間などの
衣食住に関わる写真を主に撮影。
雑誌、書籍、Webを中心に活動中。
最近では書籍『まさこ百景』も
まるごと一冊、有賀さんの仕事です。

■有賀さんのウェブサイト


高校生のころから、
白のジャックパーセルを履いていたという有賀さん。
そのあと、スタジオで働きだしてからも、
ずっと同じものを履き続けたんだそうです。
‥‥えっ、ずっと同じもの? 
高校生のときに買ったコンバースを、
社会人になってもずっと履き続けたってことですか?

「そうなんです。
ずっと履いていたのでボロボロで、
ビリビリに切れちゃっていても、
それでも履いていて。
そんなときに、ある先輩カメラマンさんから、
『それいいな。ずっと履いていなきゃだめだぞ』
って言われたんです。
だけど、奥さんと一緒に住みだしてから、
すぐ捨てられました(笑)」

ああ、それは、「#ゾンビコンバース」ですね。
それはなかなか理解されにくいところかも、
とくに新生活だと‥‥。
さて、有賀さん、
今日のコーディネートのポイントは?

「柄を合わせてみようと選んだ
チェックのパンツですね。
色は、白とか淡い色が好きで、
いつもよく着ているタイプです」

おお、合いますね!
今回のコラボシューズ、履いた印象は?

「いままでのコンバースと履き心地が違います。
ふわふわしている感じがします。
あ、中敷がちがうんだ! なるほど。
疲れやすいところが軽減されたような。
そして、やっぱり、かっこいい色ですね。
ぼくはweeksdaysの
ネイビーのバッグを愛用しているんですが、
きっと、合わせてもいいですよね」

有賀さん、ぜひそのスタイルで出かけてください! 
ありがとうございました。


草場妙子さんのプロフィール

くさば・たえこ 
ヘアメイクアップアーティスト。
熊本県出身。サロンワーク、アシスタントを経て
2006年に独立、雑誌や広告、CMなどを中心に
幅広く活躍している。
著作に『TODAY’S MAKE -UP
──今日のメイクは?──』
がある。

■「weeksdays」の草場さんのコンテンツ
■草場さんのインスタグラム


「ファッションとして、
コンバースを自分で買うぞって認識したのは
高校生のときです。
通学で制服に合わせて、学校に履いて行っていました。
ジャックパーセルの白でした」

と、話しはじめて、
「あっ?」という表情になった草場さん。
「思い出した! ちがいます!」と。

「本当に一番最初は、小学校のときでした。
ミニバスケするときに
オールスターのハイカットを履いていました。
それも白でしたね~!」

わあ、おしゃれ。
もともとバスケットシューズですから、
正しい使い方ではありますけれど。
そんな草場さん、いつもは
海外製のコンバースをよく履くそうです。

「色など、海外で販売しているものが好きで
いつもはそういうシリーズを履いているんです。
でも今回のものは、とってもいいなって思いました。
全部ネイビーというのが潔いなぁ! 
あっ、履き心地がいつもと違いますね!
底のクッションを感じます」

そうなんです。
100周年のときに開発された中敷を
採用しているので、履きごこちがずいぶんちがうんですよ。
さて草場さん、今日のコーディネートのポイントを
教えてください。

「いつもよく着る黒のコーディネートをベースに、
スカーフなど、
ネイビーと黒をいろんなところに入れました。
自分の好みとしては、
ネイビー1色で合わせるより、
ブラック × ネイビーの方が
色の差を感じてしっくりくるので、
黒を多めのコーディネートにしています」

「weeksdays」のコンバース、
ネイビーといっても、かなり黒に近い印象なので、
こんなふうに黒と合わせると、
なおさらニュアンスが出るんですね。
草場さん、ありがとうございました!


川上薫さんのプロフィール

かわかみ・かおり
服飾スタイリスト。
東京生まれ。
2009年竹淵智子氏より独立。
レディスウェア、メンズウェアをとわず、
雑誌を中心に、広告やCMなどで
スタイリングを手がけている。

■川上さんのウェブサイト


「普段からスニーカーはよく履きますね。
9割ぐらい、スニーカーかも?」

という川上さん。
歩く、持つ、動く、しゃがむ、そっと近寄る、
ときには走る‥‥なんていうことの多い
スタイリングの仕事には、
ぴったりなのかもしれません。

そんな川上さんのファーストコンバースは中学校のとき、
制服に合わせた生成りのハイカットだったそうです。

「いまもコンバースはたくさんあります。
えんじっぽい赤やネイビー、オフホワイト、
白、ねずみ色、全部黒のもの。
そうそう、タイに行った時、
ピンクのコンバースを買ったりもしました!」

ずっとハイカットだったという川上さんですが、
大人になって、着脱しやすかったり、
ローカットの良さがわかった気がする、とも。
川上さん、今回のコラボシューズはいかがでしょう?

「ネイビーに品があるし、
大人っぽく仕上がっていますよね。
こんなふうにスニーカー自体に品があるから
レザーシューズと同じ感覚で
履けそうな感じがします。
意外となんでも合いそうですし、
カジュアルダウンにも使えそうです。
パンツなら、ショートでもロングでも」

この日、ふだん着で取材に応じてくださった川上さん。
洋服のネイビーをひろった感じで、
靴とあわせた、さすがのコーディネートでした。

「じつはそんなに深く考えずに来てしまって‥‥。
でもこの靴は、コーディネートをあんまり考えなくても、
服をえらばず履けるのが、いいところですね!」

2020-08-05-WED