吉祥寺出張所シリーズその5。
とにかく試行錯誤の連続。
明神ちさとさんの使いかた。
2010.12.29
田口 こっち‥‥スかね。
針生 地図を見るとその先の通りかな。
雨もかなり本降りになってきたよ。
田口 どんどん気温が下がってきてますよ。
針生 たぶんこのあたりだと‥‥。
トミタ あ、あったー。



田口 あ、ありましたね‥‥。

ほぼにちわ、です。
冒頭、いきなりの展開ですいません。
小雨の降る寒い夜、
僕らは新宿のとあるBARを捜していました。
その名前は「BAR幻影城」。
作家や編集者など文学にたずさわる人たちが集まる
「文壇バー」なんだそうです。
やっとの思いで見つけたそのバーのネオンは
まわりの飲み屋とは明らかに違う雰囲気で
暗闇に鈍く光っていました‥‥。

田口 じゃあ‥‥入りますか。
針生 うん‥‥入ろうか。
トミタ 入ろう、入ろう。
田口 扉はこれヤな。
(ギィ‥‥ギィィィィ)



田口 な、なんて、急な‥‥。
針生 そして、この雰囲気‥‥。
じゃあ‥‥行こうか。

(ギィ‥‥ギィ‥‥ギィ‥‥)
田口 なんか、すごいっスね‥‥。



針生 うん‥‥行ったことないから
正確にはわかんないけど、
あきらかに普通のバーじゃない‥‥よね?



トミタ 湯沸かし器になんか変なの
くっついてるよ。



3人 うわぁ、ビックリした!

というわけで、本日の「私の使いかた」は
吉祥寺出張所シリーズ第五弾、
BAR幻影城のママ、明神ちさとさんです。
10月に開催した「ほぼ日ストア吉祥寺出張所」
参加したちさとさん。
とっても興味深い使いかたをしてらっしゃいました。
取材のお願いをしたところ、
バーのママだということがわかり、
それならばということでお店での取材となったわけです。

それでは、明神ちさとさん、
よろしくお願いいたします!

****************

ほぼ日 はい。
でも、そのわりには冊数が多い気が‥‥。



ほぼ日 うんうん。
見ると、さらにカズンも。
ほぼ日 はい、「ほぼ日手帳」のいちばん最初から
お使いいただいている方ってことですよね。
ほぼ日 あ、なるほど。
ほぼ日 あれ? 吉祥寺出張所にいらしたときに
お持ちいただいたのは
たしかオリジナルでしたよね?
ほぼ日 試行錯誤ですか。
ほぼ日 はい。
ほぼ日 ホラーと怪談、ですか?!
このバーの雰囲気から察するによくわかります。
ほぼ日 あ、それはすごい。
ってことはそういう作品の案を
手帳に書いてるんですか?
ほぼ日 うひゃー! 細かいですねー。



ほぼ日 これまた細かい!
分割して書いていくのが多いですね。



ほぼ日 縦に「起・承・転・結」、
横に「人物、出来事、伏線」って書いてありますね。
なるほど、それで12分割だ。
ほぼ日 この場合、ご自身のスケジュール管理は
どうなっているんですか?
ほぼ日 なるほど。
スケジュールはこっちだ。
ほぼ日 あ、これ!
これが吉祥寺出張所のときに
見せていただいたページでしたね。
この中央のイラストがすごく印象的だったんです。
ほぼ日 はい。
ほぼ日 なるほど。
ほぼ日 ホントだ。
これを書くほうが先なんですね。
ほぼ日 もはや完璧じゃないですか。
ほぼ日 だったんですが?
ほぼ日 あららら。
また週間手帳が必要に。
ほぼ日 このスペースでアカを入れるのは
ちょっと難しいですね。
ほぼ日 わぁ、いままでの試行錯誤してきた部分が
すべてこの中に詰まってる!
ほぼ日 もう、バッチリじゃないですか。
ほぼ日 また変わる?!
ほぼ日 へぇー。
じつは「ほぼ日手帳」の原点はそこですからね。
糸井の「原稿用紙がいつも手元にあるのがいい」
という思いから方眼が採用されてるんです。
ほぼ日 いやぁ、ここまでいろいろと使いかたを
研究してくださっているとは。驚きました!



*************

ちさとさん、ありがとうございました。
いやぁ、すごいあれこれ実験してくださっています。
その過程なんかもすごく考えられていて、
場所も場所だけに実に興味深い取材でした。

BAR幻影城の営業は
Twitterをご参考くださいね。
酒の肴に手帳談義なんてのもいいかも。
ミステリ、ホラー小説ファンはもちろん、
特撮映画や怪獣、妖怪、魔術や占いなどに興味がある方も
大歓迎とのことですので。

それでは。

[Tweetする]