元サッカー日本代表
柱谷幸一さんの手帳!
(前編)
2007.11.29
「元サッカー日本代表の柱谷幸一さんの公式ホームページ
 ほぼ日手帳を使っていると載っていますよ」
というメールを読者の方からいただきました。

さっそくページを見てみると、
「スケジュールノートは『ほぼ日手帳』。
 一日一ページで書くところがたくさんあって‥‥」
と書いていらっしゃるではないですか!
これはじっとはしていられません。
今はJFL傘下の栃木SC(栃木サッカークラブ)
監督をされている柱谷さんに会いに
栃木に行ってきました!



(柱谷幸一さんの手帳にまつわる話は
 今日と明日、2回に渡ってお届けします)

ーー たっぷり練習をした後で
お疲れのところありがとうございます。
柱谷 いえいえ、とんでもないです。
ーー 手帳を使っていただいているという話を聞きつけて、
お邪魔させていただきました。
柱谷 もう目線がずっとこっちだね(笑)。
(【編集部註】ついつい手帳を見てしまっていたようです)
ーー すみません(笑)。
柱谷さんはどのように使っていらっしゃるんだろうって
気持ちが前のめりになってしまいまして。

柱谷 ぼくは選手として現役でプレイをしていた35歳まで
チームがスケジュール管理を
すべてやってくれていたので
手帳を持っていなかったんです。

浦和レッズ、柏レイソルと渡って
引退をしてすぐフリーの解説者になったんですね。
自分の会社を作って、営業やマネジメントをして、
スケジュール管理をして、スタジオに行って、
解説をするということがすぐに始まったので
はじめて手帳を持ったんです。

最初の頃はスケジュールを見ながら、
次はどこに行かなくてはいけないということを
全部自分でやるというだけで大変でした。
自分でスケジュールをつけていても、
「本当に合っているのかな」
「人と会う約束を書くのを忘れてんじゃないかな」って
不安になるばかりで。

4年間フリーで過ごしたんですけれど、
最後のほうは徐々に慣れてきまして、
ドタキャンすることもなく、
ダブルブッキングすることもなく(笑)、
自分でやれるようになりましたね。
その間、手帳は決まったものではなく
書く欄が少なかったり多かったり、
重かったり小さかったりでいろいろ使ってました。

そのあと(モンテディオ)山形の監督と
京都(パープルサンガ)の監督をやって
またフリーになったんです。
そうするとまた手帳を使わなくてはいけない
という状況になりまして(笑)。
何を使おうかなと思ったときに、
ほぼ日手帳を雑誌で見て、すごいおもしろそうだな、
使いやすそうだなと思って、今年から使っています。
ーー 例えばどのようなことを
書いていらっしゃるのでしょうか?
柱谷 まずスケジュールですね。
ちゃんと色分けをしているんですよ。
スポーツクラブは赤、青い文字が仕事で、
緑はプライベートで試合を見たり、用事があるときです。

(ページをめくりながら)
今年の1月からフリーになったのですが、
最初は仕事があんまりないんですね。
3月になるとJリーグが始まってくるので
青が多くなってきているなぁ。
4月からだいぶん忙しくなって、
6月ぐらいまで忙しいんです。
7月1日からは栃木SCの監督になったので
ここからは練習のスケジュールばかりですね。



今年の前半、フリーでやっているときは
月間ページの予定以外に
1日ページの左側に細かくスケジュールを書いて、
右側に電車の時間を書いていました。
例えば19時からJリーグの柏戦の解説があって、
その夜にプレミアリーグ24時と入っている。
そうすると基本的に電車で移動するので、
15時半に家を出て、17時に柏に入って19時から解説、
そのあと23時50分に
テレコムセンターに着くようにするには、
23時32分に新橋に乗れば間に合うようです。
(手帳をめくりながら)‥‥これ何だ?
「3月22日を見よ」って書いてある(笑)。
あ、スケジュールに電車を書く場所がなかったから
22日に書いているんだ!
とにかく移動をするときは
必ずその手順が書かれていますね。

ーー (笑)このとおりに動けば、大丈夫ということですね。
柱谷 そうなんです。
パソコンで乗り換えの時間を調べて、
全部書いておくんです。
選手や監督時代のようにマネジャーがいて
手配をしてもらえたときと違って
自分で動かないといけないので、
前もって調べておかないと不安なんですよね。
選手や監督のときは集合場所に行くだけだったのですが
引退して、フリーの立場になって、
はじめてチケットを自分で取ったんです(笑)。

他に書いてあることは
大学リーグやJリーグの試合日程ですね。
これは対戦表をもらって
1日ページの上のあたりに書き写しておきます。
「この日はこれ見てから、この試合に行こうかな」、
「これは行かないで、こっちに行こうかな」って
手帳を見ながらその日に決めるんです。
ゲームを観た感想もちょっとですが書いています。
こうやって見返してみると、おもしろいですね。
とにかくフリーで解説をしているときと
監督をやってるときはぜんぜん生活が違うので
手帳に書いてあることもまったく違うんです。

(明日に続きます)



3色で色分けされているスケジュールに加えて
今年前半、フリーの解説者として
お仕事をされているときは移動のルートや
試合の感想がメモされているほぼ日手帳。
7月1日に栃木SCの監督に就任されてからは
どのように変わったのか、明日、お届けします。

 * * *

柱谷監督が所属する
栃木サッカークラブさんより手帳クラブに
メッセージをいただきました。

「栃木サッカークラブ(SC)は、2007シーズン開幕戦では、
 1万2千人もの観客を集め、
 シーズン平均4千人を超えるサポーターが
 スタジアムに駆けつけました。
 これは2007シーズン、JFLトップの数であり、
 着実に栃木のサッカー熱が高まっている証拠です。
 Tochigiに感動を!!こどもたちに夢を!!
 Go to J !!
 栃木サッカークラブをよろしくお願いします。」




柱谷幸一監督のもと、
Jリーグを目指して戦っている
栃木SCの試合や練習スケジュールは
こちらでご覧いただけますので
ぜひ応援に行ってみてくださいね!