「ほぼ日手帳」が作中に?!
大人気マンガ『よつばと!』の
あずまきよひこ先生登場。
2011.12.20
ほぼにちわ、です。

本日は、マンガ家、あずまきよひこさんの
使いかたをご紹介いたします。
これは「ほぼ日手帳2012公式ガイドブック」
収録されている記事を加筆、調整を施したものです。

あずまきよひこさんプロフィール
1968年兵庫県生まれ。マンガ家。
1999年に発表した4コママンガ
『あずまんが大王』が大ヒット。
続く『よつばと!』では
平成18年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。
現在までに単行本10巻が累計800万部を記録し、
さらに日本だけでなく、
13カ国語に翻訳されている大人気マンガである。


日づけが入ってパタンと開くマンガのネタ帳。
まさかそんなにバレるとは思わなかった。


「とーちゃん」と元気な女の子「よつば」がくり広げる、
なんでもない楽しい毎日を描いたマンガ『よつばと!』。
アスキー・メディアワークスが発刊する
『月刊コミック電撃大王』に連載、
コミック10巻までの刊行で、
累計800万部を記録する大人気マンガです。
描いているのは、あずまきよひこ先生。

そんな『よつばと!』の10巻が発売されてまもなく、
「ほぼ日」に多くのメールが届きました。
内容は「『よつばと!』10巻に
『ほぼ日手帳』が出てます!」というもの。
確認してみると、そのコマには
バタフライストッパーに2本のしおりが描かれた手帳が。
「もしやあずま先生は手帳ユーザー?」と思い、
編集部を通じてあずま先生にお聞きしたところ、
まさに、そのとおりでした。

*****

はい、ここでいったんストップ!
その10巻に掲載されている
「ほぼ日手帳」が出てくる回
「よつばとあそぶ」を読んでみたくないですか?
そんな方のために、あずま先生、
アスキー・メディアワークスさんのご厚意により、
1話まるまる掲載させていただくことになりました。
まずは『よつばと!』をまったく読んだことがない、
という方のために、「よつばとあそぶ」に出てくる
登場人物の紹介からどうぞ。

このお話の主人公。5歳の女の子。
じつは外国人なんだそうです。


よつばといっしょに住んでいる男性。
その理由はあきらかになっていません。
職業は翻訳家なのでいっつも家にいます。


よつばととーちゃんの家の
おとなりに住む綾瀬家の三女(小学生)。


『よつばと!』にはたくさんの登場人物が出てきますが、
「よつばとあそぶ」に登場するのはこの3人です。
この3人のことがわかっていれば大丈夫。
こちらからどうぞ!


※クリックすると第63話の1話分が読めます。
 下の「next」をクリックすると次のページへ行きます。


さぁ、なぜ『よつばと!』の世界に
「ほぼ日手帳」が出てくることになったのでしょうか?
それはあずま先生のお話の続きをどうぞ。

*****

「アシスタントに『とーちゃん、これ使ってるから、
 これ描いておいて』って言って、使っている
 『ほぼ日手帳』を渡しました。
 まさかそんなにバレるとは思わなかった(笑)」

『よつばと!』では、「ほぼ日手帳」のように
あずま先生が使っているものが
登場することもあるそうです。
でも、手帳も多々あるなか、
どうして『ほぼ日手帳』をお使いなんですか?



「手帳が必要になったときに、選ぶ条件として
 うちで作っているカレンダーに合わせて
 『日曜はじまり』であることがあったんです。
 で、いっしょに仕事をしている
 里見(秀樹氏・有限会社よつばスタジオ代表取締役)が
 ネットで「ほぼ日手帳」を見つけてみました。
 何より決定的だったのが、パタンと開くところ。
 絵を描くときって描く面がフラットになったほうが
 描きやすいですから」




2009年版、2010年版をパラパラめくりながら
「使いかたが美しくないので、あまり見せたくないなぁ」と
笑うあずま先生。
でも、ちょこちょこ書いてありますね。これは?
「基本的にマンガのネタ帳です。日づけどおりに、
 思いついたときに書き留めておく、という感じですね。
 書いておかないとだいたいすぐ忘れちゃうんですよ」




あずま先生、手帳を使う前はノートやルーズリーフを
ネタ帳代わりに使っていたそうです。
「パタンと開くものがいいから
 最初のうちはノートを使っていました。
 で、ルーズリーフだとページの入れ替えができるから
 検索性が高くなっていいなと思って切り替えたんですが、
 その自由さが仇となり逆に手に負えなくなってしまった。
 もうちょっとシンプルなものをと思って
 手帳を選んだんだと思います」




さらにそこから一歩進み、現在は「ほぼ日手帳」と併用して
iPadを使用中です。
「自分の中でもまだどうすればいいのか
 決まってないところもあって、
 もっぱら最初から内蔵されているメモ帳アプリに
 ズラズラと打ち込んでます。
 いくらネタが増えても1ページに収めることができる、
 っていうのはよくもあり、悪くもありかな。
 絵が手軽に描けないのがちょっと困ると言えば困るけど」

ふふふ、その手軽に絵が描けるというのは
iPadより「ほぼ日手帳」のほうが上な部分かも。

ちなみにその緑の革カバーを選んだ理由は?
「よつばなんで、緑色のカバーにしました」
ははぁ、なるほど! 合点がいきました。

**********

というわけで、
あずま先生の手帳の使いかたをお届けいたしました。
「ほぼ日手帳」から
ときにすてきで、ときに楽しい
よつばたちのお話が生まれたかと思うと、
なんだかうれしくなっちゃいますね。
公式ガイドブックのほうには、
なんとあずま先生の描き下ろし『よつばと!』が
掲載されています。
そちらもぜひご覧になってみてくださいませ。

さて、『よつばと!』関連の記事はまだ続きます。
明日はスペースの都合上、公式ガイドブック
掲載することができなかったお話をお届けします。
お楽しみに!

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