「ゼブラ シャーボ X」
ほぼ日がロゴを付けた
その魅力とは?!
2007.11.17
ほぼ日手帳のオプションペンでは、
初の試みとなる、ほぼ日のオリジナルロゴを入れた、
ゼブラ「ほぼ日オリジナルシャーボ」
この「ほぼ日オリジナルシャーボ」は、
一般で販売されている
「ゼブラ シャーボ X(エックス)」に、
ほぼ日のロゴマークを入れた限定品です。



 

「シャーボ X」は、
替芯の種類と色が豊富で、
ほぼ日手帳をお使いのみなさまのご要望に、
広くお応えできるのではないかと思い、
おすすめしている1本なのですが、
さらにその特徴や魅力について、
ゼブラ株式会社の新製品推進部の方々に
お話しを伺ってきました!

※現在、在庫切れになっている
 「ほぼ日オリジナルシャーボ」は、
 数に限りはありますが、
 12月中旬頃入荷を予定しております。
 時々、このページをチェックしてみてくださいね。


自分の好みに合わせて
自由に組み合わせることができる、
「シャーボ X(エックス)」。


ーー まず、「シャーボ(SHARBO)」という言葉、
今はあたり前のように、
「シャープペンシル」と「ボールペン」の
機能を持つ複合ペンのこととして
世間でも認識されていると思うのですが、
これは、もともと
ゼブラさんの商品名称なんですよね?
近藤
さん
はい、そうですね。
1977年に、ゼブラから
誕生した商品になります。
そのシャーボが、誕生から30年ということで、
会社としても、さらに今の時代に合った、
魅力ある商品を出そうということで、
「シャーボ X(エックス)」が
2007年1月に、誕生しました。


ゼブラ新製品推進部
近藤浩輔さん
ーー 「X(エックス)」には、
どんな意味が込められているんでしょう?
近藤
さん
この「X(エックス)」は、
「組み合わせ」とか「掛け算」という意味で
「X」と掛けているんですけど、
そういった掛け算をすることで、
いろんな「創造」を生み出すことができる、
という意味が込められています。
また「未知なる可能性」という意味もあるんです。
この商品を使うことで、
創造性を豊かにしたり、より創造しやすくなったり、
そういった創造を促す道具になってくれれば、
と、思っています。
ーー なるほど、そういう「X」だったんですね。
その「シャーボ X」、
始めから自分の好みに合わせて
“ボディ”と“シャープペンシル”と
“ボールペンの替芯”を、
自由に組み合わせることができる、
というのは、使う方からすると
やっぱり新鮮で楽しいですよね。
近藤
さん
やはり、好みも人それぞれで、
いろんなお客様がいらっしゃるものですから、
自分の好みに合ったものを、
この「シャーボ X」中から選べるという、
これが最大のポイントです。

‥‥でも、最初は半信半疑だったんです。
お店の反応を聞くまでは。
けっこう面倒臭いじゃないですか、選ぶのって。
大丈夫かなっていうのはあったんですけど、
実際、お店に商品の紹介を始めたら、
お店も求めてることでしたし、
発売したらお客さまからの反響がすごくて。
「ああ、やっぱり、
 カスタマイズは正しかったんだな。」
というのは、発売してやっと
自信を持てたところです。
ーー そうなんですね!
ほぼ日手帳を「ほぼ日ストア」から
ご注文くださったみなさまに、
3色のボールペンを
おまけとして付けているんですが、
やはり、いろいろとご要望をいただくんですね。
でも、おまけのボールペンだと、
そのご要望を満たすことは難しいので、
いろいろなメーカー様の
ペンをご紹介させていただいているんですけど、
そういう視点から探していったときに、
「シャーボ X」は、広範囲のご要望を
1本で満たしているなと感じました。
近藤
さん
ありがとうございます。
細かいところでは、私どもも、
お客様からのご要望とか、
お客様相談室に寄せられるご意見とか、
そういったところもすべて勘案しております。
それにやはり、
手帳とペンの関わりというのを
重要視しているので、
ほぼ日手帳とも、
相性が良かったのではないかと思います。

手帳に合わせて
ペンの仕様を決めたり、
色も選定しています。


ーー “手帳とペンの関わり”というのは、
具体的にはどういったところなんでしょう?
山崎
さん
手帳に合わせてペンの仕様を決めたり、
色も選定しています。
例えば、クリップなど
機能的な部分もそうですね。
ちょっと厚手の手帳になると、
挟めないクリップが多かったんですけれども、
「シャーボ X」は、厚手の手帳でも試して、
挟めるようにしているんです。

あと、ペンを差した時に、
ペンの頭が手帳からはみ出たという経験、
みなさんもおありかと思いますが、
その部分の収納性を良くするために、
ペンを短くする工程を考えたり。
あと、黒い手帳にも映えるような色で
ボディ(軸)の色は選定してます。


ゼブラ新製品推進部デザイナー
山崎幸野さん
ーー え? “黒い手帳”を基準にされているんですか?
山崎
さん
そうですね。
30代の男性をイメージして作りましたので、
そうすると30代男性の方は、
やはり黒い手帳を持っている方が多かったんです。
ーー ボディの色は、何色が人気がありますか?
草場
さん
ヘアライン仕上げのボディ(シャーボX AL5)は、
深みのある光沢で、落ち着いた雰囲気なので、
カナリアレッド、ライムグリーンなど明るい色も、
意外と男性に人気があるんですよ。
ーー 色選びは、作る方も迷いませんでしたか?
草場
さん
そうですね。
最初は、ゼブラカラーの
白と黒でいこうということで2色だったんですが、
やっぱりせっかくいいものを作るんだし、
もっといろんな人に使っていただけるような、
新しい感じも出していきたいということで
革とかアルミの未来的な色も加わったりと、
試行錯誤でしたね。
ちょっと人の目を引くような色合いですとか、
それと、あとは手触りを重視しています。
革調であればしっくりとしたグリップとか、
マットな質感だったり、ヘアライン仕上げだったり。
お好みで使っていただけるような部分を
ちょっとこだわって選定しました。


ゼブラ新製品推進部デザイナー
草場俊さん
ーー ちなみに、ボディの色は
どれぐらい作られたんですか?
草場
さん
何色作りましたっけ(笑)。
山崎
さん
数え切れないですね。
染色屋さんに立ち会って、
ずっと職人さんと詰めっきりで、
染め上がったのを見ては、
これは違う、の繰り返しでした(笑)。
ーー 今年、カバーを20種出した私たちにとっても、
それは、他人事には聞こえないです(笑)。
ほぼ日手帳を選んでくださる方もそうなんですが、
色選びは、思い入れがあって選ぶものですから、
こちらも選ぶのに気合いが入りますよね。

ところで、ボディの太さも
すごく手帳を意識されたんじゃないかと、
思っているのですが。
山崎
さん
はい、手帳のペン差しホルダーも
様々な大きさがあると思うのですが、
その中でも比較的入れやすい太さを選んでいます。
ーー やっぱりこれも、
手帳を基準に考えられているんですね。
草場
さん
さっきお話しに出ましたが、
30代の男性が使うというイメージで
考えていたのですが、
ちょうどうちの部にも
30代で手帳を使っている者がいまして。
じゃあ、その人が
本当に使いやすいものを作ろうということで、
その人に合わせた仕様になっていったんです。
そうするといろいろ細かい部分の仕様が、
‥‥例えば、ノックのときも
指が痛くないようにとか、
1人の人を観察しながら出てきたんですね。
ーー なるほどー。
実際に使っている人の意見だから、
細かいところまで目がいくんですね。
色を変えるときに、作動音がしないのも、
その方の観察を通して発見されたんでしょうか?
近藤
さん
いえ、作動感に関しては、
もともと、2年半ぐらいかけて
研究部のほうで研究をしていたんです。
私どもでは「しっくり感」というふうに
呼んでいるんですけれども、
振ったときに音がしないことですとか、
あとは回したときのちょっとヌルッとした、
しっとりとした感じに、こだわっています。
ーー その“作動感”については、
これまであまり気にしていなかったのですが、
いったん意識すると、
会議中など静かな場所で
「カチャ、カチャ」音がすると
気になりますね。
近藤
さん
使い慣れていくと、
逆にほかのものがうるさく感じるぐらい
自然ではあるんです。

新色が加わって40色に。
手帳の1年を、季節感のある色で
彩ってほしいですね。


ーー 11月23日(木)から、
新しい替芯を発売されるということですが、
やはり、使った方からの、
リクエストがあったんでしょうか?
草場
さん
そうですね。
例えば、今までJSBというジェルインクは、
註)JSBとは、油性よりも滑らかな、
  油性と水性の中間のようなインク。
今まで0.5mmしかなかったんですね。
でも、やっぱり手帳などで
字を小さめに書くときは、
細字のものがほしいというご要望があって、
0.4mmのものを増やしました。

あとは、逆に油性ボールペンでは、
滑らかに太く書きたいというご要望があって、
今までは0.7mmしかなかったんですけれども、
逆に太めの1.0mmというのを加えたり。


新色の3本も加わって、全部で12色のボディカラー。
ーー ボディも新しい色が加わって、
インクの色も増えるんですね。
山崎
さん
はい、ボディに新たな3種が登場し、
ボールペンの替芯にも新色が加わって
インクの色は全部で40種になります。

今回は、ほとんど、
発売後のお客さまの声に合わせた形で、
作らせていただいていますので、
マーキングとかチェック目的で使うのに、
明るめのインクも欲しいという声があり、
蛍光ピンク、蛍光ライトグリーンを作ったり。
あとはちょっと遊び心ということで
今年の冬限定の色、
クールグレー、バイオレット、
イエローオーカーという、
ちょっと変わった色を出してみました。
ぜひ、その時の気分で
色を変えて書いていただきたいです。
ーー これだけあると色選びに迷いますねー。
何かおすすめの色とかありますか?
山崎
さん
おすすめしたいのは、
新色ではないのですが、油性ボールペンの、
ボルドー、セピア、エバーグリーン、
ブルーブラックという、
ちょっと落ち着いた色合いのものを、
いつもの黒インクの代わりに
手帳で使っていただけたら、
いつもと違った表情で、
オリジナルな雰囲気になると思います。

万年筆のインクのような、
そういう使い方をしてもらえるといいですね。
実際文字を書くのに、
黒以外で使える4色というので選んでいますので。
ーー ほぼ日手帳は、
月ごとにページの印刷色が違うんですが、
ほぼ日手帳を使ってくださっている方の中には、
毎月、そのページの色に合わせて
インクの色を変えていらっしゃる方もいて、
すごくステキなんですよ。
そういったことも、
ボールペンでこれだけバリエーションがあると、
もっと楽しめそうですね!
近藤
さん
そういう風に使っていただけると嬉しいですね。
これからも、季節ごとに
限定色を出していく予定ですので、
それを使い続けていただくと、
手帳の1年を、季節感のある色で
彩って欲しいですね。



ゼブラ株式会社の新製品推進部のみなさま、
どうもありがとうございました!

今回、ほぼ日ストアで販売している
「ほぼ日オリジナルシャーボ」は、
あらかじめリフィルを入れたものになりますが、
ご購入後は、ご自分でお好きなリフィルを
選んでいただけますので、
ぜひ、いろいろとお試しいただきながら、
お気に入りを見つけてくださいね。
また、ほぼ日のオリジナルロゴ入りの、
「ほぼ日オリジナルシャーボ」なら、
ご自分の目印にもなるかと思います!

「シャーボ X」の新商品について、
詳しい情報は、
11月23日(木)から、
「ゼブラ シャーボ X」のホームページ
ご覧いただけます。

お取扱店も上記ホームページに
載っていますので、
実際に書き味を試してみたい方や、
「シャーボ X」が気になった方は、
ぜひ、お近くの店舗へ足をお運びくださいね~。