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CI-VAの新色、こんなコーディネートで 伊藤まさこ

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ちょっとエレガントに、
そして大人っぽく

weeksdaysの定番アイテム、
CI-VAのバッグ。

チーム内でも大人気(もちろん私も)、
スタッフとして参加くださっている、
ヘアメイクの草場妙子さんも、
撮影時には必ずと言っていいほど持ってきてくれる。
一度持つとその質のよさ&持ちやすさに、
ファンになる。
そんなバッグなのです。

今まで、BLACK、NAVY、FIESTA、
OLIVE、DARK BROWN、
YALE BLUE、GREY、AQUAと
8色の販売をしてきましたが、
今回はかねてから私が「欲しい!」と思ってきた、
ホワイトが登場。

内側も同系色でまとめて、
すっきり、そして美しく、
ちょっとエレガント、
そして大人っぽい雰囲気に。

2189 NUVOLA(WHITE)/CI-VA
DANNA TOP(WHITE)/COGTHEBIGSMOKE
その他 伊藤まさこ私物

トップスとバッグ、
両方ともやさしい白にそろえます。

いつものスタイルも一段上品に。

片側をこんな風に結んで肩がけに。
どんな長さにも調整できるところがいいんです。

2189 NUVOLA(WHITE)/CI-VA
DANNA TOP(NAVY)/COGTHEBIGSMOKE
COMFORTABLE SANDAL(FLOWER・WHITE)/MEYAME
パンツ 伊藤まさこ私物

ショートパンツとサンダルで、
夏のスタイル。

紐を二重に。

斜めがけ。

2189 NUVOLA(WHITE)/CI-VA
DANNA TOP(OLIVE)/COGTHEBIGSMOKE
バックサテンベイカーラフパンツ(オリーブ)/Le pivot
靴 伊藤まさこ私物

手首にからませて。

同じコーディネートでも、
持ち方を変えればイメージが変わる。

秋は茶系のワンピース、
冬はバッグと同系色のもこもこニットとデニム。
厚手のコートを着る時は、
中に斜めがけにして。

この新しいカラーも、
また出番が多そうな。
そんな予感がしています。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
8月27日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

MEYAME
COZY PANTS(FLOWER)
(BLACK)

▶︎商品詳細ページへ

その名の通り、とても着心地のよいパンツです。
シワになりづらいので、
旅にも重宝。
Tシャツと合わせればラフにも。
ジャケットを合わせればちょっとしたお出かけにも。

これからの季節はもちろん、
冬はちょっとざっくりしたタートルニットも合いそう。
一年通して着ていただけるアイテムです。
(伊藤まさこさん)


MEYAME
FLOWER SCARF
(BLACK)

▶︎商品詳細ページへ

バッグの中に一枚しのばせておくと、とても重宝。
頭にくるりと巻いたり、肌寒い時は首に巻いたり。
また、風呂敷のように使っても
(私は旅に出る時、着替えをこのスカーフで包み、
ホテルではフェイスカバー代わりにしていました)。

無地にちょっと花柄をプラスすると
いつものコーディネートも新鮮に。
今回販売する花柄アイテムの中でも、
一番、手に取りやすいのではないかなと思います。

また、ツルツルしすぎないので、
写真のように三角折りにして背中で結んでも落ちづらい。
ジャケットを羽織れば
チューブトップのように見えるのです。
(伊藤まさこさん)


Le pivot
ストレートスカート
(オフ白・ブラック)

▶︎商品詳細ページへ

まずびっくりするのは、
穿いた時の軽やかさ、
そしてたたんだ時の薄さ。
重さはなんと84グラムなのだとか! 

身体から適度に離れるので、
涼しく快適。
家で洗える。
暑い夏に必要なのは、
こんなスカートではないかしら?

ベーシックながらも、
細部に工夫を凝らしているのは、
Le pivotならでは。
ペチコートパンツと合わせてどうぞ。
コンテンツもどうぞご参考くださいね。

(伊藤まさこさん)

母の必需品

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今年90歳になる母は、
アクセサリーといえば
薬指にしている指輪くらい。

私が覚えているかぎりでは、
ほかにアクセサリーをつけているのを
見た覚えはないくらい、
飾り気のない人だけれど、
身だしなみはきちんとしていて、
それがいいなぁと思っている。

美容院通いは3週間に一度。
そのたびにカットとカラーをして、
いつもこざっぱりとしたショートヘアを保っていました。

ところが、その半世紀近く(!)通っていた美容院が、
店をたたむというので、
そこからはシルバーヘアに移行。
3年ほど経った今はすっかりまっ白になり、
それもそれでいい感じです。
(カットは月1でその美容師さんが
家まで来てくれています。助かる。)

先日、一緒にランチに出かけた時は、
ボーダーのカットソーにサングラスといういでたち。
母いわく、
「外の光はもちろん、店の中の光も気になるのよ~」
とのこと。
サングラスは出かける時の必需品になっているんだって。

もうひとつの必需品は、
CI-VAのバッグ。

母が持っているのはネイビーで、
斜めがけにしたり、
紐を二重にして肩がけにしたり。
それは、7年前の最初の販売の時
私がプレゼントしたもので、
毎回持っているところを見ると、
かなり気に入っているみたい。

今週のweeksdaysは、
私たちチーム内でも定番になっているCI-VAのバッグ。
新色のNUVOLA(ホワイト)をご紹介。

今年の11月、母の誕生日には、
これを贈ろうと思っています。
シルバーヘアにきっと似合うはず。

全ての世代のかたへ

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伊藤
今回取り扱わせていただく
淡水パールのネックレスとイヤーカフは、
「PLOW」の定番商品なんですよね。
武川
そうですね、初期の頃からある、
いわば、シグネチャーアイテムです。
伊藤
着想には、なにかきっかけがあったんですか。
武川
それこそ、パリの蚤の市で見かけた
アンティークジュエリーが影響していると思います。
伊藤
蚤の市。
やっぱりそこからなんですね。
武川
アンティークの、土台のカッチリした感じは、
意識して作ってますね。
それをそのままではなく、やわらかな印象にしたいと。
小北
日本だと華奢な作りのジュエリーが多いんですけど、
海外にはけっこうボリューム感があるものも
作られていて、素敵だなぁと思って。
私は別の会社でコスチュームジュエリー
(装飾の要素が多く、デザイン重視のジュエリー)
の分野にいたことがあるんですけど、
デザイン性があるのはいいけれど壊れやすかったり、
実用や量産に向いていない部分もあるんです。
一方で、他にあまりないジュエリーを
生み出せるのはいい点だなと思っていました。
だから、個性や存在感はあるけれど
日常使いができるような、
いいとこ取りをしたジュエリーが作れたらと。
伊藤
なるほど。
これならパールの個体差もあって、
「自分のもの」という感じがします。
かっちりし過ぎてないというか。
武川
そうですね。
アンティークジュエリーに見られる
フォルムがかっちりしたものをすこし曲線的にして、
たとえばイヤーカフなら、
台座の形はアンティークの雰囲気を残して、
周りや裏側をなめらかな線にしたような感じでしょうか。
伊藤
ほんとうだ。
裏側、とってもきれいです! 
武川
パールの形は個体差があるので、
台座との間の「溝」も、
それぞれ違った表情があるんですよ。
伊藤
「溝」、そう言われてみると
一つひとつ違いますね。
ネックレスも、
チェーンの部分は繊細に整っているけど、
パールや台座まわりには有機的な雰囲気もあって
うれしくなります。
制作は、職人さんにお願いを? 
武川
はい。サンプルを作ったあと、
実際の制作は職人さんに依頼しています。
私がパリの留学から帰って来てから、
御徒町にアトリエを借りていた時期があったんですけど。
伊藤
御徒町というと、
宝石の問屋さんも多い場所ですね。
武川
そうです、そうです。
そのときに、お隣に75歳ぐらいの
ベテランの職人さんがいらっしゃったんです。
その方がいろいろと応援してくださったので、
パールの大きさや台座の向きの調整を
お願いしたんですけど、
腕が確かで、仕上がりもすごくきれいなんです。
最初はそういったことも自分たちでしていたんですが、
その方が「PLOW」の商品の制作にも慣れて
どんどん上手になってくださったので、
今もずっとお願いしています。
伊藤
すごい! 
いい出会いでしたね。
そうか、パールもそれぞれ形が違うから
調整が必要なんですね。
小北
そうですね。
でも、パールについては
「形が整っている方がいい」
という考えはあまりなくて、
並んでいてかわいいなと思う形を選んでいるので、
たぶん真珠の専門店では選ばれないようなものも
「PLOW」では採用しています。
伊藤
粒が均一だったり、
形が整っていることが選ぶ基準ではなく、
「これがいい」みたいな。
小北
まさにそんな感じです。
だから、中にはピンクがかっていたり
青っぽいものもあったりして、
一つひとつ色味が違うんですよ。
ポップアップでお客さまと対面でお話しができるときは、
どのパールがいいか、
お客さまに選んでいただいています。
伊藤
選ぶたのしさがありますね。
でも、こんなに大きな淡水パールがあるなんて。
武川
そうそう、けっこう大きいですよね。
伊藤
撮影のときにモデルさんにつけてもらって
全身が入るように撮ったんですけど、
遠くからでも存在感があってびっくりしました。
つけてるのとつけないので、大違い。
小北
そうですね。
でも、主張しすぎる感じはしないと思います。
伊藤
そうなんですよ。
すごく主張するわけではないのに、
パッと見て「あ、素敵!」って感じます。
展示会にうかがったときに、担当の方が
「眺めるよりもつけてみた方がいいですよ」
って教えてくださったんです。
実際につけさせてもらったら、
本当にかわいくて。
肌の上に乗ると、より美しいですよね。
伊藤
ネックレスは、
長さが調整できるのもよかったです。
小北
短めにつけると、
また印象が変わりますよね。
丸カンの部分に棒状のモチーフがついているので、
背中側に垂らした感じもきれいです。
伊藤
ほんとうに。
イヤーカフは、両耳につけることもありますか? 
小北
今回扱っていただくPearl Ear Cuffは
ひとつで存在感があるので
これを両耳につけるということはないのですが、
華奢なイヤーカフと合わせたり、
ピアスと合わせて楽しんだりはよくします。
伊藤
たしかに。
シルバーとゴールドで
全然違って見えるのも、発見でした。
Tシャツみたいなカジュアルから
シャツやちょっとあらたまった着こなしにも、
両方合いますよね。
小北
そうですね、どちらでも。
私はこの形のリングを愛用しているんですが、
デニムによく合わせています。
1つつけるだけでおしゃれに見える気がして。
武川
ポップアップを開催すると、すでにお持ちのものを
つけて来てくださるお客さまがいらっしゃるんですけど、
みなさん違う雰囲気で、
それぞれに着こなしてくださっているので、
見ていてたのしいですし、
ものすごくうれしいです。
伊藤
それはうれしいですね! 
お客さまは、どんな方が多いですか?
武川
すごく若い方から、お年を召した方まで、
年齢はさまざまです。
パリや、海外の他の都市でも展示会を開いていて、
買い付けてくださったセレクトショップも
いくつかあります。
伊藤
そうなんですね。
たしかにこのジュエリーは
いろんな年齢の、いろんな人種の人に合いそう。
最近は若い方でもピアスホールを開けてる人が
少なくなってきてると聞きました。
イヤーカフはそんな人たちにも、
もちろん私たちにも
すごくいいアイテムだなと思って。
小北
そうですね。
どんな方でも、その人らしく、
自由につけていただくのが一番うれしいです。
武川
うん。おばあちゃんでも。
伊藤
確かに。 
おばあちゃんがこのイヤーカフをつけていたら、
すごくかっこいいですね! 
母にプレゼントしようかな‥‥。
今年90歳になるんですけど、
この3~4年でシルバーヘアにしたんですよ。
しかもショートだから、似合うかもしれない。
小北
お似合いになりそうです! 
武川
素敵! 
お目にかかったことがないのに、
つけてらっしゃる様子がイメージできました。
伊藤
そう思うと、
年を重ねるのもいろいろなたのしみが
ありそうですね。
今日はお話が聞けてよかったです。
どうもありがとうございました! 
武川&小北
こちらこそ、ありがとうございました。

アクセサリーの持つちから

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伊藤
PLOWをスタートされたのは、
いつ頃のことでしょうか。
小北
2018年なので、もう8年になります。
立ち上げの時はデザイナーは武川ひとりで、
その後、私もフラッパーズ(アパレル、小物の
セレクト企業)に入社して、
チームに加わりました。
伊藤
8年、すごいですね! 
どんなきっかけだったんでしょう。
武川
私がフラッパーズで最初に担当したのが
本物のバラの花を樹脂でコーティングして作った
アクセサリーだったんですけれど、
そのときにデザインを担当させてもらったことが
「PLOW」のブランドのスタートに繋がりました。
伊藤
ものづくりといっても
いろいろあると思うんですが、
どうしてバラのアクセサリーを作ろうと
思われたんでしょう。
武川
私はものづくりのインスピレーションを
自然や植物から得ることが多くて、
そのときは直接的な形で
バラをモチーフにしたいと思ったんです。
美術の大学を出たあとで6年半くらいパリにいて、
専門学校でジュエリーの勉強をしたので、
「PLOW」を立ち上げるときには
パリで学んだことを活かしたいと思いました。
パリで見聞きしたもの、刺激をうけたものをヒントに、
現地で学んだシルバーや18金を使った
ジュエリーを作るブランドにしたんです。
デザインの源が自然の中にあることは、
今でも変わらないですけれど。
伊藤
パリでジュエリーを学ばれたんですね。
もともとアクセサリーはお好きだった? 
武川
はい。
パリでは、あちこちで開かれる蚤の市が好きで
よく通っていたんですが、
アンティークジュエリーに自然と目がいきました。
他にも革のバッグや布、紙製品、
小さな箱なんかもたのしく見ていて、
自分でも何か作りたいなと思っていました。
伊藤
そこで感性を磨かれたんですね。
伊藤
実際に作るときは、
どんなふうにお二人で進めていらっしゃるんですか?
役割分担とか。
武川
分担みたいなことはしていなくて、
それぞれで考えてきたものを持ち寄って
相談しながら進めています。
小北
各々が好きなものを、
一緒に作ってる感じですね。
伊藤
そうなんですか。
別々に考えたものでも
お互いに「いいね」って思えるのは
すごいことですね。
スケッチなどを描いて相談されるんでしょうか。
武川
いえ、精密に描いたりはしていなくて、
「こんなもの作りたいね」
というイメージを共有しながら、
もっとこうしようかとか、
再度作ってみて「どう?」「いいかもね」って
確認をしながら作っています。
あとはそれぞれ自宅で仕上げて。
伊藤
えっ。
ご自宅でできるものなんですか? 
武川
ジュエリーの場合は洋服作りなどとは違って
作業台が小さくて済むので、
工具さえあれば家でもできるんです。
自宅ですからちゃんとした制作室ではなく、
小さい空間で、ですけれど、
1人の世界で考えたり作ったりするのは
二人とも、けっこう好きですね。
伊藤
作りたいものを考えるときは、
素材からですか。
それとも気分から? 
武川
どちらもあります。
たとえば「PLOW」のラインナップに
「カスタムコレクション」といって、
チョーカーやブレスレットに
好きな石を選んでつけられる
ジュエリーシリーズがあるんですけど、
これまではパールやオニキスといった
モノトーンの素材を選んできたんですね。
それが、今季はなんとなく、
色石(色のついた宝石)をたくさん使ってみました。
伊藤
それは、どんな気分の変化だったんでしょう。
武川
うーん、はっきりとは言えないですが、
世の中の空気というか‥‥。
なんとなく明るい気持ちになりたい、
みたいなことかもしれません。
伊藤
あ、わかります。
アクセサリーって、
そういう気持ちにさせてくれる力がありますよね。
武川
そうですね。
それが世の中の方たちにも求められているのか、
私の自分勝手な気分なのかは
わからないですけれど(笑)。
伊藤
でも、自分勝手な気分でも
いいんじゃないでしょうか。
わたしたち選ぶ側の人は、
形になったものを見てはじめて
「あ、それ欲しい!」って思えますもの。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
8月20日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

Magniflex
フラットピッコロ

▶︎商品詳細ページへ

ベッドに横たわればすぐに眠れる。
そんな友人もいますが、
いつの頃からか、
「眠る」ことがうまくいかなくなりました。

枕がいけないのかしら? と
いろいろ試した結果、
いきついたのが、このフラットな枕。
マニフレックスのマットレスには
20年近くお世話になっているというのに、
どうしてもっと早く気がつかなかったんだろう? 
今では、家や軽井沢の山荘で使っていて、
お客さまからも
「ぐっすり眠れた! どこの枕?」と聞かれるほど。
みんな、枕を探しているんだなぁと
改めて気づかされました。

フラットピッコロという名の通り、
フラットで小さい。
寝た時に首がすぅっと伸びるので気持ちいいんです。
(シワが気になる方にもおすすめとか)
また、くるくる丸めればかなりコンパクトになるので、
長期の旅行には必ず持って行くことにしています。

なめらかな素材のピローケースがついていますが、
私はさらにその上にシーツと同素材のピローケースを重ね、
毎日洗っています
(付属のピローケースは週に一度の割合で洗濯を。
もちろん重ねないで使っても)

今回、旅行用のトラベルロールを、
LIBECO(リベコ)のリネンで作りました。
こちらはweeksdaysのために作っていただいた
特別仕様になります。
(伊藤まさこさん)

AM4:00

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春先から日課にしていた朝の散歩も、
7月を過ぎたあたりから、
暑いから、とか、
雨が降りそう、とか、
なんだかんだと理由をつけてさぼってる。

前夜の雨で少し気温の下がったある朝、
久しぶりに出かけてみると、
なんだかいつもと景色が違って見える。

街がまだ起きたばかりのAM4:00。

日中、元気なさそうに見えた街路樹は、
この時間、こんなにしゃきっとしてるんだ。
道路に落ちた葉は、
雨粒を受けてきらきら光ってる。

ああ、なんてきれいなんだろ。
そう思ってから、
道路に落ちた葉っぱばかりに目がいって、
うろうろ、キョロキョロ。

きっと不思議(というよりかなりあやしげ)に
見えたに違いない。

今週のweeksdaysは、
それをつけるだけで、
いつもと全然違う自分になる、
PLOWのイヤカフとネックレス。

コンテンツは、
デザイナーの武川さんと小北さんにインタビューしました。
自然のものから
インスパイアされることも多いというPLOW。
いつか雨粒をイメージしたアクセサリー、
作って欲しいなぁ。

自分とつながっているもの

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堀部
伊藤さんは、今、どういう分野に興味が?
伊藤
今は「家」ですね。
堀部
衣食住の住ってことだ。
伊藤
はい。衣は、気持ちいいものを少しで大丈夫。
食は、以前ほどは
「あの店に行きたい!どうしてもあれを食べたい!」
という欲も少なくなって。
家のごはんも、いいものを少しで十分。
堀部
それはやっぱり年齢によって変化していくんですか。
伊藤
変化してます。
堀部
衣食住のバランスが変わった?
伊藤
変化しますね。
もともと食が100分の90ぐらいのときもありました。
でも今はやっぱり住ですね。
今日みたいにお家を見て回ったり、
建物を見て回ったり。
あとは、衣食住以外の
「健康」というパーツができてきて、
整えに行くことが増えました。
あと、今の興味は古いもの。
骨董市に行ったり、
この前、骨董商が行く競りに参加しました。
骨董商の免許(古物商許可)をとったんですよ。
堀部
けっこう「沼」じゃないですか?
伊藤
いや、でも、沼にはまるのは、
男の人のほうが多いかもしれないな。
私は、これがあとあとになって
価値が出るだろうってものでも、
自分が欲しくなかったら買わないと決めていて。
投機目的ではないんです。
堀部
よけい、はまりそうじゃないかなぁ(笑)?
伊藤
ふふふ。堀部さんは何ですか、最近の興味は。
衣食住でいうとどれぐらいのバランスですか。
堀部
やっぱり住の面白さというか奥深さというのは、
すごく感じますね。
そして、やっぱり住と食はリンクしてる。
住で「ああ、こういうのいいな」と思うと、
それがそのまま食につながってたりとか、
「あ、こんなんでいいんだ」みたいなことも
共通してますよね。
この家をつくるときもそうだったんですけど、
今までの僕らの世代って、例えばヨーロッパとか、
遠くのものに価値を見出してたじゃないですか。
価値あるものは遠くにあるみたいな。
それを遠くに行って、得るとか見るとかを大事にしてた。
だけど、だんだんだんだん建築の材料にしても、
身近にずっとすごいものってあり続けてるなっていうのを
やっぱり年々感じざるを得なくて。
それはヨーロッパとかのものが優れてるとか
劣ってるとかっていうことじゃなくて、
自分の足元にあるものと、
自分自身の記憶や、体のつくりは、
やっぱりすごくつながってる。
そういうものをちゃんと再評価しないと
いけないなと思って、
この家も身近な材料だけでつくってるんです。
職人も身近な、付き合いのある職人さんの技術で
つくったりとか。
「あ、身近にこんなすごい、
素晴らしいものがあるじゃん」みたいな。
なにも遠くから憧れなくてもいいな、
っていう思いが、最近、強いです。
それって食も同じですよね。
「こんなにおいしい大根があるんだ!」とかね。
それがずっと足元にあり続けたっていうことの喜びと、
住むことは、けっこうつながります。
伊藤
美奈子さんの興味はいかがですか。
やっぱり今、住と食でしょうか。
美奈子
そうですね、住と食、
そしてその延長で土や植物にも。
といっても、近くの庭より、
国土というか、日本ですね。
仕事やプライベートで出かけた先で、
そこで自然にできあがった、
昔からの人が暮らしてる里だったり、
その周辺にある山や地形、
そういうものが本当にすばらしいなと感じて。
堀部
年を取ったね(笑)。
美奈子
(笑)
伊藤
それはありますよね。
速いスピードで動くものを
追いかけいてたときもあったけれど、
今は、自分の気持ちと体が落ち着くところを求めてる。
堀部
元に戻るみたいな、ね。
例えて言うなら、国土が港みたいな感じです。
いろいろ外洋に出たけれど、
ぼくらの港ってどうなってるんだろう? みたいな。
伊藤
このお家を建てられたことで、
その意識は強くなりましたか?
美奈子
やっぱりそうですね。
違和感を感じながらも、
ついつい慣れてしまっていた都心の環境ですが、
こっちに来ると、やっぱりちょっとおかしいというか、
極端なことだったとわかってくる。
夜もずっと明るかったり、
そういうのを普通に感じるようになっていたなあと。
伊藤
友人のなかには、
ずっと都心に住みたいという人もいます。
都会っ子は、そういうところがありますよね。
美奈子
都心は都心で、よさがありますよね。
伊藤
そうなんですよね。
堀部
ある、ある。
でも、緑の多い都心、だね。
美奈子
はい。それはいいと思います。
伊藤
たしかに、それはいいですよね。
でも、そういう場所は「高い」。
生活の金額が見合わないんですよ。
今、私は東京の住まいが賃貸なんですが、
ちょっと考えた出来事があって。
先日、70代後半の知人が、
賃貸マンションを契約しようとしたら
年齢を理由に貸してもらえなかったというんです。
とても高名なかたなんですが、
保険とか保証とか、いろいろな手段を講じても
借りられないんだと‥‥。
そんなふうに年を取って借りれなくなっても困るので、
いよいよ購入を考えないといけないのかな、とか。
堀部
都心で環境のよい新築の集合住宅の部屋は、
なかなか購入が厳しいですよね。
中古がいいんじゃないですかね。
伊藤
環境のよい立地の中古のマンションって、
概して古かったりするものですから、
こんどは耐震基準問題があって、
それがローンを組むときの壁になったりも。
堀部
そう考えると、なかなかないですよね。
伊藤
そう。折り合わないんです。
外観や共用設備のよい中古マンションも、
見に行くと、中はピカピカ、ツルツルに
改装されていたりして。
スケルトン(リフォーム前の空っぽの状態)で
売ってくれないですものね。
詳しいひとに訊いたら、
先に業者が買ってリノベーションをし、
価値を上げてから販売をするとか。
堀部
うん、そうなんです。
伊藤
私も見に行ったことがあるんですが、
写真で見るとすごくいいリノベーションだったのに、
実際は、アレ‥‥? って。
自分でリノベーションを計画したら
こうはならないなぁ‥‥というところばかりでした。
といって、新しく綺麗にしたものを、
もういちどやり直すのもまた無駄になりますし。
私、すごく思うんですけど、
賃貸でももっと自分の思うとおりに
部屋を改築してもいいと思うんですよね。
という私も釘1本打っちゃいけないところに
住んでるんですけど、
空間に壁を建てて絵を飾ったりと、
なんとかしのいでいるんです。
本当はもっと自由に住んでいいはずなのに、
と思うんだけどなぁ。
‥‥って、こんな話で締めてしまってすみません。
結論のないまま、
「またお会いしましょう」と
申しあげてもいいでしょうか。
堀部
もちろんです! 
今度、真冬と真夏にもぜひいらしてください。
今、季節がいいので、これはこれでいいんですけど、
真冬と真夏にこそ、この家の真価が出ると思います。
伊藤
さぞ快適なんでしょうね。
堀部
あえて言うならば
「快適とも思わない」んです。
伊藤
なるほど、「快適だなぁ」ということすら、
感じさせないほど、
ふつうに暮らせるってことですよね。
堀部
はい。普通です。
あるようにしてある、みたいな。
夏に東京にいると冷房をつけて
「ああ、涼しい、快適!」みたいな感じですよね。
ひどく暑い外か、
うんと冷房を効かせた涼しい室内の2つしかない。
白と黒。
でもここはそうじゃなくて、
いっそ「何もない」というか、
森の木陰にいるみたいな感じなんです。
伊藤
冬の薪ストーブも
その「普通でいられる」のに
一役買ってるんですか。
堀部
そうですね。薪の火ってすごいなと思います。
ガスや電気の熱源と違う。
伊藤
違いますよね。
温泉に入った温まり方と似ている気がして。
堀部
そうそう。
伊藤
薪ストーブで沸かしたお湯もおいしい気がします。
今、薪火料理を出す店も増えてきたし、
みんな自然に戻っているのかもしれませんね。

住まいはビジュアルだけじゃない

未分類

伊藤
前にお話ししたときにも出た話ですけど、
設計って、自分が元気なときに頼むじゃないですか。
堀部
うん、家を建てるときはそうですよね。
伊藤
そう。でも、元気じゃないときが絶対に訪れる。
私も「マンションを買おう!」となったとき、
すごく元気だったんですよ。
耐震基準前の建造物だったから
ローンを組むのが大変だということについても
「がんばる!」という気持ちだったし、
今思えば広すぎる居住面積も
「大丈夫、掃除できる!」と、
意欲に燃えていたんです。
ところが、そのあとちょっと体調を崩した時期があって、
冷静になって考えたんです。
「ああ、よかった、あのとき勢いで買わないで。
これじゃ毎日掃除機をかけるのも大変だぞ」って。
堀部
特に住宅って、いざ住むと、ビジュアル以外、
視覚情報以外の大事なことがすごく多いんです。
家を建てるときって、
間取り図や完成予想の画像など、
ビジュアル情報ばかりを頼りにするけれど、
ビジュアルの断片でつくり上げても、
実際住んでみると「手触りが悪いな」とか、
「足触りが嬉しくない」とか、
「こんなに寒いんだ」「こんなに空気がよどむ」
「こんなに音が響く」など、
住まいはビジュアル以外の情報の総合だと気づく。
この家をつくろうと思った一つの大きなテーマは、
それを自分がちゃんと確かめたいな、
確かめるためには住むしかないっていうことでした。
で、やっぱりここに住んでいると、
視覚的な心地よさはもちろんあるんですけど、
それ以外が大きいなと思います。
冬はすごく暖かいし、
すごくクリアです、空気が。
伊藤
確かに。今も、暑いとか寒いとか、感じません。
湿気があるとかも気にならない。
私、軽井沢の山荘は、こうすればよかったかも、
というところもあって。
勉強になって面白かったですけれどね。
堀部
暖かさは大丈夫でした?
伊藤
暖かさは、ダメでした。
堀部
やっぱり寒かった?
伊藤
断熱はちゃんとしたんですけど、
どうしても床に黒の石を使いたくて。
で、そんなに冷たくなると思ってなかったから、
床暖房を入れなかったんですよ。
そしたら、4月くらいでも「寒ぅ!」みたいな。
堀部
ああ‥‥床暖は入れたほうがいいと思います。
伊藤
最初、夏だけ過ごすつもりだったんです。
でも、だんだん冬もいいかもと思って。
でも、後の祭りで。
堀部
夏に特化する家の予定だったんですね。
軽井沢、冬もいいですからね。
静かで。
伊藤
みなさん、冬がいいって言いますね。
でも、失敗を通して、
あらためて家をつくるのって楽しいなって感じてます。
じつは軽井沢に二軒目の山荘を持つことになりました。
私、物件情報を見るのが大好きで、
別荘地内の物件に感じがいいなって家があって、
地図を見たらうちの斜め前だったんです。
しかもそれが建築家・吉田研介さんの処女作だとわかって。
堀部
へぇー!
伊藤
その改装は自分でやるとして、
「いずれは堀部さん」だと思っているんですよ。
堀部さんの設計なさった、窓が小っちゃいお家、
ありますよね。
堀部
伊豆高原の家ですね。
伊藤
そう! すっごく素敵なお家で。
堀部
あれ今、うちの事務所の所有になっていて、
カッコよく言うと、会社の保養所みたいな感じで
使っているんですよ。
伊藤
あの家を見て、「光が燦々としていない」のって
素敵だなと思ったんです。
多分25年ぐらい前のことで、
「こういうことってある?」とビックリして。
なにしろ当時は、南向きの大きな窓こそ豊か、
という時代だったでしょう。
最近は、猛暑ゆえ、
南向きより東向きが人気だと
報道されていましたけれど。
堀部
今、とにかくあの猛暑を
なんとかしないとっていうことで。
日本で建てる家の窓が
どんどん小さくなってるんです。
冬の寒さって暖房や断熱でなんとかなるんですけど、
暑さはかなりヤバいので、窓を小さくして、
熱が入りにくいようにっていう方向に行ってます。
でも、それはそれで寂しい。
窓の大きさとか方角をどうするとかっていうのは、
その土地との相性や生活スタイルを
いろいろ総合的に考えて、
複合的に答えを出さないといけないなと思います。
伊豆高原の家も、行っても2泊3日。
そうすると窓もあの大きさでいいんですけど、
これが毎日の家になると、
もうちょっと窓が欲しいなと、
やっぱり思うものじゃないかな。
伊藤
なるほど。あそこは休暇を過ごすための家だから
窓が小さくてもいい。
堀部
そう。やっぱり生活の使い方によって
変わってくると思いますね。
南に大きな窓があるというのも気持ちいいことだし、
でも暑さは厳しいし、と、考えることが多いですね。
伊藤
「どうしようもないこと」もありますよね。
例えば集合住宅の場合、
サッシは共用部分なのでいじれない、とか。
堀部
よくあるのが、サッシの内側に木の建具を入れて
二重窓にする方法です。
それで雰囲気も、断熱性能も上がりますし。
伊藤
ガラリと変わりますね。
堀部
あと、窓をつぶすこともあります。
「ここに要らないよね」みたいな。
窓ってけっこう厄介物なので。
伊藤
集合住宅で窓をつぶすというのは?
堀部
建具をかぶせちゃうんです。
あるいは、可変するルーバーの建具を
サッシのとこに入れちゃう。
今、窓の外を見ながら生活してる人たちって
集合住宅ではあまりいなくないですか。
伊藤
ああ、そうなのかな。
堀部
大きな窓を設けても、まぶしいし、
テレビが見にくくなるっていう意見が多いです。
家にいる時間、モニターやスマホに向かっているという
生活のスタイルの変化によっても、
窓のあり方はずいぶん変わってきてるなと感じます。
新幹線だって、富士山が綺麗に見える車窓でも、
みんなシェードを閉めて、
パソコンやタブレットで仕事してたり。
伊藤
目の前にある景色を見ないで、
どこの景色を見てるんでしょうね。
堀部
モニターの中の、待ち受けのハワイとか。
伊藤
自分もそんなこと言えないんですけど、
電車に乗ったときにたまにハッとするんです。
向こうに綺麗な新緑があるのに、
みんなスマホいじってるって。
堀部
それは自分も同じだと感じるんですよ。
例えば海とか行くじゃないですか。
ああ、綺麗だなと思っても、
しばらくすると、スマホが気になっちゃって。
伊藤
確かに気になりますよね。
堀部
気になるんです。
多分、人間って、そういう情報というか
変化の激しいものに惹かれちゃうんですよね。
スマホの情報って変化が激しいじゃないですか。
カラフルだし。
ネコがずっとテレビの画面を見続けるみたいな感じで、
動いてるものが好きなんですね。
海にも波や光の変化はあるけど、
劇的に変わることはないから。
伊藤
飽きちゃうんだ。
堀部
飽きちゃうんでしょうね。
伊藤
人間だけじゃないんですね。
堀部
動物全般、哺乳類全般そうじゃないですかね。
ネコ、よくモニターを見てますよ。
伊藤さんは、自宅で仕事することが多いですか。
伊藤
はい。パソコンに向かう時間は短いんですけれど、
「こんなことを書こうかな」と考える時間は、
大きく言えば仕事の時間なんです。
ボーッとしてる状態なんですけど、
インプットの時間も含めて、
全部が仕事なんでしょうね。
ずっと仕事だと思うとなんか嫌だけれど(笑)、
なんとなく仕事が遊びだし、
遊びが仕事につながるときもあるし、
ということはありますね。

僕って男の子だったんだ

未分類

伊藤
堀部さんは写真がお好きなんですね。
棚に、古いフィルムカメラがたくさん。
ああ、これはやっぱり、集合住宅では
なかなかできないことですよね。
美奈子
ここに堀部がいるときは、
私は立ち入らないようにしているんです。
私は私で、母屋にいれば、
基本、仕事も生活も完結できるので。
伊藤
それって大事ですね。
お互いの距離感。
葉山にいると、
それぞれのお仕事も捗りそうですね。
美奈子
東京の事務所では、
どうしてもいろんな仕事が
雑多に入ってきますしね。
伊藤
そうですよ、声をかけられたりして。
美奈子
なので、ここだと、集中して考えたり、
原稿を書いたりする仕事が捗るんです。
外からの情報をシャットダウンしつつ、
かといってカリカリするタイプでもないので、
息抜きが必要ならドラムを叩いたり。
伊藤
ここでゴロゴロしたり?
美奈子
はい、ゴロゴロして。
母屋からふと、あれ? 静かだなと思ったら、
ドコドコ聞こえてきて、また静かになって、
しばらくすると「原稿、できた!」とか、
「図面ができた」って。
伊藤
やっぱり書き仕事は集中できそう。
水回りはつくらなかったんですか、
お茶を淹れるみたいな。
美奈子
ここはトイレだけですね。
お茶は母屋から持っていくことにして。
伊藤
どんどん大きくなっちゃいますもんね。
その代わりドラム部屋はあると。
美奈子
ふふふ、そうですね。
伊藤
嬉しかったでしょうね、堀部さん。
東京にいるときドラムが叩きたければ
スタジオに行くしかないですもの。
美奈子
いっとき、電子ドラムでやったりしてましたけど、
楽器の楽しみとして違うって。
伊藤
デスクの正面に棚があることで、
より“こもり感”が出ますね。
玄関側には、ソファ。
美奈子
これソファベッドなので、
お客さんを泊めることもあるんですよ。
伊藤
あ、いいですねぇ。お手洗いはあるし。
美奈子
離れをお客さんに使ってもらうと、
母屋に泊まるのと全然違うとおっしゃいます。
私たちの感覚としても、そうなんですよね。
伊藤
お互い、いいですよね。離れ。
ここも全館空調の一部ですか。
美奈子
母屋は1台のエアコンと1台の換気扇を
ダクトで全部つないでいるシステムなので、
それを全館空調と言ってまして。
離れは普通の換気扇と、
ドラム室の中にエアコンがあります。
窓も開きますし、断熱など建物の性能を
しっかり上げているので、
エアコン1台でも快適なんですよ。
伊藤
そうなんですね。
ところで今、建築の現場では、
資材の調達が大変じゃないですか?
美奈子
そうなんです。
いろいろやりくりしています。
地元の工務店さんと相談しながら。
伊藤
全国に建設の現場はあると思いますが、
それぞれ、その地元のかたがたと協業を?
美奈子
そうですね。今、北海道のほうでやってますけど、
施主の方から依頼をいただいて、
まず最初にすることは工務店、大工さんを探すことです。
ちゃんと探して、いい人が見つからないうちはできません。
まずそういう時間を設けるんです。
伊藤
先日、堀部さんが設計なさった
選書家の幅允孝さんの京都のあたらしい拠点
鈍考/喫茶 芳」に伺いました。
施工は大阪の「羽根建築工房」が
担当なさったとお聞きして。
若い大工さんたちがいらっしゃるとか。
美奈子
棟梁は29歳のかたでしたね。
伊藤
お庭もすごく素敵でした。
美奈子
ありがとうございます。
滋賀の「いば庭園」の庭師、
伊庭知仁さんにお願いしました。
ちなみにこの葉山の家は、造園家である堀部の姉、
堀部安樹(あき)さんに庭作りをしてもらいました。
伊藤
堀部さんのお姉さまが造園家って、
よくぞ! の組み合わせですね。
ここのお宅は、そういうランドスケープのよさと、
建築の細部のよさ、両方がありますよね。
‥‥このレンガも素敵です。
美奈子
これはレンガ屋さんに相談して、
半分にスライスして張っているんです。
瓦とも合うように。
伊藤
ドアノブもかわいい。
真鍮ですよね。
美奈子
はい、最初は金色ですが、
経年変化で黒くなっていくのがたのしみです。
伊藤
なんて言うのかな、
「カッコいいけど住むにはちょっと」
という設計ではなく、
広すぎないサイズ感で、すばらしいです。
美奈子
ありがとうございます。
分かっていただいて、うれしいです。
伊藤
(ふたたび母屋に戻って)
あの離れ、男の夢じゃないですか。
堀部
恥ずかしいです。
伊藤
男の夢すぎますよね。
堀部
僕って男の子だったんだって思います(笑)。
伊藤
私、軽井沢の山荘を改装するときに
設計や施工で建築関係のみなさんとご一緒して、
すごい仕事だと思ったんです。尊敬しました。
施主の意見には、設計上、無茶だと感じたり、
現実的ではない提案だったりすることもあるでしょうに、
どうやって折り合いをつけるんですか。
堀部
まず前提として、私たちの施主は
本当に皆さん、分かってらっしゃる人たちなんです。
伊藤
そっか! そうですよね。そもそも、
堀部さんに依頼をするわけですから。
堀部
大きな土台を共有してる感じが強くするので、
「あれ?」ってことは、ほぼ、ないんです。
細かいところで考え方の違いはあると思うんですけど、
「そういう考え方もあるのはごもっともだ」と納得して、
それに対応する設計に変えていくということは、
自然な流れなんですよ。
伊藤
これから住む人がこうしたいという意見や思いを、
きちんと言って伝えてくれるわけですか。
堀部
そうですね。
自分が想像していなかったことでも、
なるほど真っ当だなって思えます。
伊藤
例えば例でいうとどんなことがありましたか。
堀部
「玄関は要らないんです」とおっしゃるかたがいたら、
どういうことか意見をきいて対応しますし。
いろんな人がいて、いろんな暮らしがあるのだから、
建築に正解はないと考えているんです。
僕が考えたプランに対して、
「ちょっと広すぎないですか」とか、
「ここはこんなに要りません」とか、
逆に「ちょっとタイトすぎません?」とか、
いろんな意見があるんですよ。
伊藤
やっぱり正解ってないんですよね。
住む人も変化していくじゃないですか、
年を取りますし。
堀部
正解はないですね。
ましてや、家を設計してるときが全てではないので。
その人のこれからの心身の状況とか、
家族の変化とか、そういうのをご本人も
よく分かってるケースが多いので、
「ああ、そういうビジョンがあるんだったら、
こうしましょう」と、こちらが応えていく。
そういうことがよくありますね。

家事・仕事・遊び

未分類

伊藤
あの、いつもこんなに片付いてるんですか。
堀部
そうですね。
伊藤
さすが。
堀部
とにかく掃除が楽な家を、と。
伊藤
物はあるけれども、
それがちゃんと収まるってことですよね。
堀部
そうですね。
伊藤
そういう、暮らす上での配慮、大事ですよね。
美奈子
サンルームも、ガラス戸や網戸がないと掃除が大変で。
ここは、閉めようと思えば閉められるので、
室内のように綺麗にしておけるんです。
そして、開けていても、このスペースがあることで、
中に埃や木の葉などがあんまり入ってこない。
伊藤
うちもベランダがあって、
ニーチェアを出して座るんですけど、
庇が長いわりに、陽がガンガン入ってくるんです。
楽しもうと思って本とかビールとか
セッティングしたのに、あまりの直射日光に
15分ぐらいで「やっぱりいい」となっちゃう。
ここはそういうのがなさそうですね。
ちゃんと外の気配も感じるし、
過剰に陽が差さないように工夫されているし。
しかも掃除がラクだなんて。
堀部
彼女のコンセプトで、
徹底的に掃除しやすいようにと設計をしてるんです。
たとえばこの窓ガラスを拭くにも、脚立が要らない。
伊藤
ああ! そういうことなんですよね。
堀部
はい、そういうことなんだなと。
うちらの世代は、家事って義務で、
やらなきゃいけない、辛いことだと思っていたけれど、
ほんとは、けっこう楽しいことなんですよね。
伊藤
楽しいですよね。
堀部
ジムに行くかわりの運動にもなるし。
伊藤
そうですよね。
ちなみに掃除機はお使いですか。
美奈子
小っちゃなお掃除ロボットを回しつつ、
掃除機も使います。
伊藤
台所の動線を拝見して思ったんですが、
掃除が楽な間取りですよね。
美奈子
そうですね。台所は玄関側とダイニング側、
動線が両方へつながっているので
1人でも動き回りやすいですし、
スタッフが来てすれ違うのにも不自由がないように
ちょっと広めにしているんです。
この家はいわゆる廊下的な場所が
ほとんどないんですけど、
真ん中のリビングスペースが
いろんなとこをつなぐハブになっているんですよ。
伊藤
建坪、20何坪、くらいでしょうか。
美奈子
26坪ですね。床面積が85平米くらい。
伊藤
もっと広く感じますね。
天井の高さや窓の外の景色で、
そう感じるんですね。
美奈子
サンルームを介して庭とのつながりがあるのも、
広く感じる理由だと思うんです。
堀部
図面上ではサンルームが
メインの部屋を侵食してる感じがするんです。
僕もそうなんだけど、普通の方というのは、
「サンルームは要らないから、部屋を広くしてほしい」
と言うんじゃないかな。
伊藤
「ここリビングにしてください」って。
堀部
そうそう。もっとリビングを広くしたいと、
図面を見てる上ではそう思っちゃうんです。
伊藤
私たち、図面で立体をイメージできないから、
そう思うかもしれない。
堀部
僕もそうだったんです。
こんなにサンルームに場所を取って、
居住空間が圧迫されて大丈夫かなって
僕自身も思ってた。
今でも図面ではそう見えるんですけど、
実際暮らしてみると、圧迫されてる感覚は全くなくて、
むしろこれがあることによって、
より広がりがあることを実感します。
伊藤
あら‥‥、もしかして波の音、聞こえますか。
美奈子
葉擦れの音かも?
堀部
今のは風の音ですね。
伊藤
そうでしたか。
東京の集合住宅に暮らしていると、
風も、土も意識することなく過ごしてしまって。
今住んでるところはとても古い建物なんですが、
いくつかの棟が中庭に面して建っていて、
敷地内に電線がないのがいいなぁと思って。
管理もよくて、いつも綺麗にしてくれていて。
堀部
きっと、民度が高いんですね。
伊藤
竣工時から住んでいらっしゃるおばあちゃまとか。
住人の平均年齢はかなり上ですけれど、
みんな優しいし、それが落ち着きます。
堀部
みなさん、誇りに思っているんですよね。
伊藤
以前暮らしていた町は、
近隣の人気のふたつの繁華街を結ぶ抜け道になっていて、
若い人たちがワイワイしだして、
だんだん住環境が変わってしまいました。
ヴィンテージマンションが好きで住んだ町でしたが、
周辺の環境は大事ですね。
堀部
そうですよね。
‥‥さて、そろそろ、離れをご案内しますよ。
美奈子さん、お願いしてもいい?
ぼくはちょっと‥‥。
美奈子
え、私が? いやいや、離れは、
堀部さんの場所ですから、どうぞ説明を。
堀部
いやいや、だからこそ恥ずかしいんです。
伊藤
恥ずかしいって。ふふふ。
堀部
行けば分かりますけど。あはは。
ぜひ行ってみてください。
離れは半分土に埋まってて、
母屋で座って窓から眺めると
屋根だけが見える位置にあるんです。
反対側に太陽光パネルを設置しています。
伊藤
わかりました、行ってきますね。
あとで堀部さんがいらっしゃる写真を
撮らせてくださいね。
(外の通路を通って離れへ)
あら、こちら側は、
隣家のお庭が借景になっているんですね。
美奈子
段差の下の、空き地のようになっているところは、
お隣の敷地なんですが、ありがたいことに、建物がなくて。
石垣から1メートルくらいまではわが家なので、
木はわが家のものですけれど。
伊藤
こんな場所が見つかるなんて! 
葉山限定で探されていたんですか。
美奈子
いっぱいプランを考えたんですよ。
でも最初、葉山にはいい物件が全くなかったので、
鎌倉も探しましたし、
一時は熱海まで足を延ばしました。
この辺りに比べたら、土地も安いですしね。
ここは、使わずに所有だけされてた空き地があって、
権利者の方が、相続が発生したのを機に
売りに出されたタイミングで見つけたんです。
伊藤
そんな幸運が! 
離れは、堀部さんだけの空間にしているんですか。
美奈子
そうですね。
堀部が仕事をする場所です。
奥には趣味の部屋がありまして‥‥。
伊藤
ドラムセットが! 
防音ルームになっているんですね。
叩き放題ですね。
美奈子
遊び部屋ですよね。
伊藤
えー! 
遊び部屋って「男の夢」じゃないですか。
美奈子
ほんとですよね、ふふふ。

それぞれ好きな場所で

未分類

伊藤
大きなテーブルの部屋に戻ってきました。
なにより目に入るのがこの壁ですね。
これは‥‥?
美奈子
皮を剥いだ丸太を削らずに
そのままカットしているんです。
普通は丸太から柱を製材した残りの辺材は
チップなどに加工されるのですが、
その辺材を小幅にカットしただけで
表面は凹凸のあるそのままなんですよ。
伊藤
いい香りがしますね。
美奈子
ヒノキの香りですね。
でこぼこしてるので、表面積が増え、
厚みもあるので、香りが立つだけじゃなく、
音の響きもまろやかになります。
堀部がこの空間を暗くしたいと。
しかも、色をつけたりするわけじゃなく、
どう暗く、渋さと影をつけるかを考えて、
この方法になったんです。
伊藤
壁が白だと全然違いますもんね。
これは初めての試みですか。
美奈子
サウナを設計する時に使っていた手法ですが、
居住空間に使うのは初めてなんですよ。
伊藤
そういえば、サウナ好きとお聞きしました。
美奈子
サウナ、作りましたよ。
お風呂はこちらです。
伊藤
何ですか、ここ! 
うわぁ。
美奈子
サウナがこっちにあります。
伊藤
あ、本当。おお、サウナ。
美奈子
そうですね。
たいてい1人で入るんです。
寝っ転がっちゃってもいいですし。
2人まで入れますけれど。
伊藤
そんなにみんなで
入らなくてもいいですものね。
美奈子
そうですね。
サウナの時は、コウヤマキの浴槽に水を張って
冷水浴をするんです。
その水を引くために井戸を掘ったんですよ。
水道水は、夏、ぬるくなるので、
冷たい井戸水がいいんです。
伊藤
へぇー!
美奈子
お風呂のときも、浴槽に座ると、
もう全然外からは見えません。
伊藤
このサウナは最初から計画に入ってたんですか。
美奈子
実は、サウナを作りたいがために、
戸建てを考えた、と言ってもいいくらいなんです。
そうなると場所もこういうところがいいよね、と。
決めたのにはいろいろな要素がありますけれど、
サウナは、じつは、大事で。
伊藤
そういうこともあったんですね。
あら、床が温かい。
美奈子
ここにも床暖房が入っています。
離れの屋根の南側にソーラーパネルをつけているので、
水回りだけは夏場もずっと
床暖房をつけっぱなしにしているんです。
暑くなるほどじゃなく、床が乾く程度ですけれど。
梅雨どきも、お手入れがずいぶん楽ですよ。
美奈子
こちらが寝室です。
伊藤
入ってもいいですか。
美奈子
はい、どうぞ。
伊藤
わぁ、落ち着きますね!
美奈子
壁は漆喰なんです。
人に近い場所は、低い天井にして、
漆喰の柔らかい手触りで、と、
そういうのはなんとなくの感覚で、
素材を使い分けていますね。
天井の入隅(いりずみ;2つの面が出会って
内側にへこんでいる凹状の角)を
アール(曲線)で仕上げてもらっているので、
視覚的にぼやっとして、
ここに来ると眠くなるんですよ。
伊藤
確かに。
そのあたりのディテールは
美奈子さんが考えられたんですか。
美奈子
左官職人さんのアイデアです。
外壁も角が丸なんですけど、
それは堀部の提案です。
美奈子
そして、ここにタタミの部屋をつくりました。
伊藤
こんなふうに、ちょっとお酒が飲めるような
スペースがいっぱいあっていいですね。
美奈子
ダラダラするのが好きなんです(笑)。
映画をよく見るので
プロジェクターを映す部屋にもなっています。
伊藤
あ、確かにテレビがない。
美奈子
はい。ここは映画スペースって感じです。
伊藤
昼間でも暗くできるんですか。
美奈子
木製のルーバーを閉めることで、
わりと暗くなるんですよ。
伊藤
カーテンがないんですね。
美奈子
そうですね。
人が来たときには、ここに布団を敷いて
1人は泊まってもらえるので、
小さな客間としても使えるんです。
ふだんは、ストレッチをしたりする用にも。
伊藤
畳の部屋ってちょっとあるといいですね。
着物を着るときにも。
美奈子
そうですね、着物、はい。
伊藤
リビングルームに戻ってきました。
テーブルは堀部さんの設計とうかがいましたが、椅子も?
美奈子
ここでは、普段お付き合いしている、
顔を知っている人たちのものを
いろいろ使いたいなと思ったんです。
テーブルは、付き合いのある大阪の材木屋さんで
見つけた天板を購入して、
いつもお願いしている埼玉の家具屋さんに
作ってもらいました。
椅子は、石川の佐竹弘章さんという家具作家の
白雨」という工房のものと、
兵庫のTENONという会社で
椅子製作をなさっている関野央也さんのものです。
伊藤
サンルームにはニーチェアもあって! 
ここでも落ち着けるし、そこでも落ち着けるし、
本当、2人でいても別々の楽しみ方というか、
それぞれの時間の過ごし方ができそうですね。
美奈子
そうですね。この母屋は、
けっこう人数が集まったときでも、
いろんなところにみんなが散らばって、
それぞれ好きな場所で過ごしているんです。
伊藤
散らばってるけど、見えないってことはなくて。
美奈子
どこかで何かしてるな、みたいな。
ちょっと話が盛り上がると交じったりとか、
そういうことができる間取りです。
堀部
あとで離れもご案内しますけど、
一度ちょっとお茶を。
伊藤
ありがとうございます。
堀部
音も変わりますよね、
このサンルームにいると。
伊藤
あ、そうですね。
そんなに境界線はないのに、急に。
地続きな感じなのに、何かが変わる。
大きな要素は、やっぱり光でしょうか。
この光、すごく気持ちいいです。

「こうだったらいいな」を詰め込んで

未分類

伊藤
キッチンにワゴンがあるのって便利ですよね。
堀部
はい、このワゴンも大活躍してます。
美奈子
2人なので、ダイニングまで行かず、
ガス台に焼肉プレートを置いて、
横にワゴンを寄せてテーブル代わりにして、
椅子を持ってきて、
キッチンで焼肉を食べたりとかもしますよ。
伊藤
最高ですねぇ。
堀部
キッチンで食べれば、
お皿もすぐに取れるし(笑)。
ここに食器が入っているんです。
一望できるので使いやすいです。
美奈子
そうなんですよね。
やっぱりガバッと見られるのはいいですよね。
そして振り返れば冷蔵庫があるので
すぐにビールを出して飲めます。
伊藤
いい!
堀部
調味料も全部そこに入ってます。
伊藤
なるほど。
堀部さんたちは、今までに、
すごくたくさんの住宅を
設計されてきたじゃないですか。
ここは、その集大成みたいな感じですか。
堀部
集大成という感じは、僕はしないですけど、
あくまでも、うちのような
生活スタイルとか暮らし方、
そしてこの葉山という場所においての
一つの答えというか、
一つのあり方という感じですね。
普遍的な解というよりは、
僕らにとってのいちばんいい解答。
ただ、集大成“的”なところはあるかもしれない。
今までいろいろな失敗もね、あったから、
その反省を生かしたり。
美奈子
そうですね。
伊藤
例えばこういうふうに
キッチンの材はステンレスにしようとか、
そういう細かいことも全部?
堀部
このステンレスはそうですね。
さらに、折り返しとか段差とか、
シームレスにするとかも。
伊藤
ここ、綺麗ですね。
美奈子
これ通常だと分かれちゃうんです。
堀部
それを一体化させて。
伊藤
コンロの周りのステンレスって、
つなぎ目に油が入らないのか
心配になることがあります。
堀部
入るんですよ。
コーキングのところが汚れるので。
伊藤
その点、こちらは綺麗ですね。
美奈子
そうなんです。
今回、自分の家なので、
いろいろ細かいことを自分で言えるから、
考えられる「こうだったらいいな」を全部伝えました。
キッチンを作る会社のかた、
なんとかやってくださったんですけれど、
すごく大変だったみたいです。
ちょっとした角のアールとか、そういうのも。
伊藤
きっと、そうですよね。
でも、触り心地もよさそうです。
カクカクしたところがないんですよね。
堀部
これ、引っかけマグネット。
伊藤
あ、うちも使ってます! 
美奈子
壁にマグネットでフックをつける、
ってわりとあると思うんですけど、
キッチンの正面は窓にしたかったので、
上から吊り下げられるようにしました。
そして壁に寄りすぎると、
洗ってすぐ掛けるときに水滴が垂れるので、
それがシンク内に入るように、ちょっと手前に。
そういう、ちょこちょこっと工夫をしているんです。
伊藤
すごーい。
美奈子
とにかくラクがしたいので(笑)。
伊藤
それが一番ですよね。
毎日のことですものね。
そういうことは、思いついたらメモを?
美奈子
そうですね。
こういうのができたらいいなって思ってたことを、
まとめてギュギュッと入れ込んで。
伊藤
こちらには何が入ってるんですか。
美奈子
ここは食器類です。
普段使う、こまごま系ですね。
大皿系を入れるところと、
こまごま系を入れるところを分けているんです。
伊藤
使いやすそう。
さきほどのこの台も、やっぱり、いいですね。
美奈子
キッチンって、台が何かあるとすごく便利ですよね。
伊藤
「台」所ですものね。
美奈子
あと、これがお気に入りなんですけど、
栓入れなんです。
伊藤
栓‥‥入れ?
美奈子
石垣島で仕事をしたとき、
この籠を作る職人さんに出会って、
ここに合うサイズに作ってもらったんです。
伊藤
ということは、よく栓を抜くんですね。
美奈子
はい、瓶モノが好きでよく飲むので。
ここにスペースがあると
キッチンの使い勝手がいいんですよね。
伊藤
鍋も置けますね。
美奈子
そうですね。
この一番下も収納にしていて。
伊藤
平たいものが置けますね。
あら、このアルミのオーバル鍋、私、
同じものを持ってるような気がします。
美奈子
これ一目惚れしちゃって。京都の‥‥。
伊藤
WESTSIDE(鍛金工房 WESTSIDE33)?
美奈子
そうです! 伊藤さんも?
伊藤
はい、一回り小っちゃいの持ってます。
いいですよねー。
美奈子
いいですよね!
伊藤
うちも、同じ位置に入ってます。
美奈子
やっぱり、下に。
伊藤
食洗器は使いますか。
美奈子
ついつい使わなくなっちゃうので、
使うように頑張ってます。
伊藤
私はもう食洗器が大好きで!
美奈子
それぐらい使いこなしたほうがいいですよね。
そうなりたいなと思いつつ、
まだ使いこなせていない。
伊藤
それにしても窓。
キッチンに自然光が入るのっていいですね。
美奈子
そうですね。
それからこのあたりは、
実務的な油取りだったり、
収納するほどもないようなものを。
伊藤
すぐ手に取りたいもの、ですね。
ここにあるとないとで全然違いますもんね。
‥‥そして、こちらの部屋は?
美奈子
私が仕事するときに使う部屋です。
伊藤
わぁ、落ち着きますね!
美奈子
あとはもういろいろ、ゴミ箱やらなにやら。
伊藤
あ、そうか、ゴミ箱がないと思ったら、
ここにあるんですね。
美奈子
そしてストックしているものもこの部屋に。
伊藤
落ち着く。いいなぁ、ここ。
美奈子
いいですよね。だいたい、仕事はここなんですが、
気分でほかの場所にも移動してやってます。
伊藤
ここは、天井が、より低いんですね。

葉山と東京を往き来しながら

未分類

伊藤
堀部さん、ごぶさたしています。
以前、「weeksdays」で
お話しさせていただいたあとで、
私が購入を考えていた古い集合住宅の
リフォームをお願いしたい、
と連絡をさしあげたことがあったんですけれど、
あの部屋は、けっきょく、購入には至らなくて。
堀部
広い部屋でしたよね。持て余しちゃった?
伊藤
はい、いろいろ理由があったんですけれど、
自分の暮らしには広すぎて
管理がたいへんだと感じたのもひとつの理由でした。
それにしてもあの時は勇み足ですみません、本当に。
堀部
いえいえ。あれから生活に変化はありましたか。
伊藤
結局、娘は独立し、
私は賃貸物件での暮らしに落ち着いています。
堀部さんも、以前の対談のときは、
ご自宅はふつうの集合住宅で、
ご自身の設計ではないし
リフォームもしていないとおっしゃっていたんですよね。
あれから、こちらの家を建てられて。
ご夫妻でお住まいになって。
堀部
そうなんです。
伊藤
美奈子さんは堀部さんの事務所に在籍する一級建築士で、
たくさんのプロジェクトでもご一緒なさって、
プライベートではパートナーで。
そんな二人の家を建てるに当たって、
設計の担当分けは
どんなふうになさったんでしょうか。
堀部
この家は、いわば共同設計なんです。
僕がコンセプトと基本設計をし、
詳細設計と現場を彼女が担当しました。
美奈子
全部まあ、
一緒といえば一緒なんですけどね。
堀部
大きな構想とかコンセプトは僕で、
あとのディテールは彼女、ということですね。
これまでもそれで長くやってきたので。
美奈子
ずっとスタッフなので、
考え方は一致はしてるかなと思うんです。
堀部
ところが自宅になるとね(笑)。
普段の仕事では僕が上司ですから、
それなりのヒエラルキーがあるんですけれど、
ここでは全く力関係はなくなりまして(笑)。
伊藤
あ、でも、そのほうがうまくいきますよね!
堀部
結果的にはそうでした。
美奈子
主張しあって、けんかもして、
お互い傷だらけになりながらも、
最後は青空を見上げて笑う、っていう感じでしたよ。
伊藤
え、すごい。そうだったんですね。
堀部
もう本当、プロセスにおいては、
腹の立つこともいっぱいだったんですよ。
言うこと聞かないし、
なんでこれが分からないんだ?! 
みたいなことでぶつかったり。
伊藤
ふふふ。
堀部
最初は弟子だと思ってたんですよ。
そういう師弟関係のままで結婚をしたと
僕は思っていたんですけど、
彼女としては、
もともと弟子のつもりは全くなかった、
ということが最近判明して。
伊藤
あら! 対等な関係。いいじゃないですか。
ここを建てようと思われたのは、
何年ぐらい前のことだったんですか。
堀部
実は、3軒隣に僕の両親の家があるんです。
そこを建てたのがコロナのちょっと前でした。
当時すでに両親はもう高齢だったので、
いずれそこに住むことはなくなる日が来る、
そうしたらそこを自分の家にするんだな、
というくらいの感じで設計をしたんですが、
ありがたいことに、とても元気で(笑)。
伊藤
あ、よかった。
前にお話ししたときに、
ずっと戸建てに住まわれていたお父さまが
集合住宅の高層階に移り住んだら、
居心地が悪そうだとおっしゃっていましたよね。
堀部
そうそう。それで早く建てないとって。
そのあとで、別々だけど近くに、と、
両親の家の近隣に
自分たちの住む土地を探したんです。
伊藤
それで見つかった場所が3軒隣? 
すごいことじゃないですか。
探すと、出るものなんですねぇ。
堀部
いや、実は難航しました。
葉山で見つからなければ
鎌倉の集合住宅に暮らそうとか、
いろいろ試行錯誤をしていたんですよ。
そうしたらここがポッと出て。
‥‥案内しながら話しましょうか。
伊藤
はい、ありがとうございます。
見せていただきますね。
美奈子
ここが大テーブルで、
打ち合わせですとか、
大勢来られたときにはここに、
っていう感じです。
伊藤
葉山でもお仕事をされるんですか。
美奈子
はい。東京の事務所と、
1週間ずつ往き来しています。
葉山にスタッフが来て
打ち合わせをすることもありますよ。
伊藤
ということは、東京にもお住まいが?
美奈子
はい、賃貸をそのまま残しています。
堀部
日帰りで通えなくはない距離なんですけれどね。
美奈子
大テーブルの正面が、サンルームです。
伊藤
サンルーム。
‥‥あ、なんだか風が違いますね。
気持ちいい!
美奈子
けっこう風が入ってくるんです。
伊藤
やっぱり、夏、涼しいですか。
美奈子
はい。夏はこの上にスクリーンが閉まって
強い直射日光は遮ることができますし、
外側の窓は全開できるので風も入ります。
網戸も入っているので虫除けにも。
このサンルーム、わりと年中、活躍しているんです。
堀部
ここ、冬は薪ストーブを焚くと、
すごく暖かくなるんですよ。
美奈子
このサンルーム、居室に見えますけれど、
本格的な外壁の外側に位置しているんです。
伊藤
ということは「外」なんですね。
美奈子
そうなんです。
居室は一年中、全館空調で安定させていますが、
ここは季節によって、風を入れたり、
薪ストーブをつけたりする空間です。
床が白河石という石で、
冬はトップライトから射す太陽光で、
床暖房が入ってるんじゃないかっていうくらい
暖かくなるんです。
伊藤
この、居室とサンルームの境界線で
空気の印象が変わるのにビックリしました。
堀部
これは居室側の蓄熱量との違いもあるんです。
そしてサンルームに冷たい風が入ってきても、
こっちはびくともしない。
伊藤
しかもサンルームからの景色は、
離れの低い屋根瓦が、
ふつうは見えそうな近隣の家々の姿をさえぎって、
向こうには山だけが拡がるの借景になっていますね。
ほんとうに気持ちがいいです。
外の空気も、東京と比べて、全然違う。
堀部
本当に違いますね。
僕ら、すっかり
「葉山を愛してる人」になっちゃいました。
伊藤
海も近いんですか?
美奈子
ここからは見えませんが、
歩いて行ける距離に海があるんですよ。
それもちょうどいいなと。
伊藤
じゃあ、葉山にいるときと、
東京にいるときでは、
感覚が変わるというか。
美奈子
そうですね、東京は
事務所で仕事をして、
部屋もただ寝るだけみたいなコンパクトさ。
集中してガッと仕事をする場ですね。
でも、葉山に来ると、自然と朝も早くなったりして、
仕事をするにしても時間の使い方が変わりますし、
生活が整っていく感覚があるんですよ。
伊藤
このスペースは?
堀部
キッチンのすぐそばなので、
二人のときはここで食事を。
美奈子
食事が終わったら、
サンルームに移動して飲んだり。
伊藤
落ち着きますね、天井の低さも。
美奈子
そうですね。
大人数がいる場所は天井を高くして、
こんなふうに落ち着くところは
低くしています。
伊藤
テーブルもデザインされたんですか。
美奈子
そうですね。
それは堀部が設計しました。
伊藤
キッチンとダイニングが横並びというのも
使いやすそうですね。
美奈子
2人で一緒にパッパッと作業ができるので、
やりやすいかなと思って。

ワンサイズでどんな人にも

未分類

伊藤
それにしても夏の暑さ!
Noriko.I
金魚鉢の中に生きてる感じ。
伊藤
でも気温はともかくとして、
この湿度は、ひょっとして肌にはいいの? とは
思うんです。
Noriko.I
それは、すごく言われますよね。
こちら(ロンドン)で普通にしてて、
突然友人に腕を触られ、
「あ、モイストなスキン」って言われたことがあって。
「え、そんな、普通ですけど」と思うんだけれど、
「やっぱりアジアの湿気は肌にいいのね」
みたいに言われます。
伊藤
日本育ちのノリコさん、長くイギリス在住でも、
そちらの人にしてみたらモイストな感じなんですね。
Noriko.I
はい、そう言われますよ。
皮膚の感じが違うみたい。
伊藤
ちなみに海外の方も、
このダナトップ、着られてますか。
Noriko.I
あんまりフィードバックは聞いてないんです。
COG、海外展開で売れているのはアメリカで、
テキサス、ルイジアナ、ニューヨーク、カリフォルニア、
いろんなところにお客さまがいるんですが‥‥。
伊藤
じゃあ街角で見かけたことはない?
Noriko.I
ロンドンで1回、パリで1回、見ました。
「あ、着てる」と思うだけで、
声は掛けませんが、嬉しいです。
伊藤
「こんなふうに着てみたら?」
というアドバイスはありますか。
Noriko.I
丈が調整できるので、
お尻や腰回りをあんまり見せたくないときは
ゆるくしていただければ隠れます。
それから、袖なしでコンパクトだから、
けっこうボリュームのあるものも合うんですよ。
そのときは下もギューって絞って、
ちょっとブラウジングしてパフッと短くして、
下にボリュームのあるスカートとか
ワイドパンツとか合わせていただくといいですよね。
コーディネートはすごくしやすいと思います。
伊藤
そっか、裾のゴムがあるのとないのとで
自由自在具合が違うんですね。
なるほど、わかりました。
Noriko.I
細身のパンツのときは、
ちょっとだけ絞って、
ちょっとだけパフッとさせて
垂らしていただくといいかな。
伊藤
なるほど。ひとつの服で、
いろんなシルエットが出るっていいですね。
ちょっと得した気分ですし。
ワンサイズだけれどこれ一枚で済み、
どんな体形の人にも合うっていう、
COGのいいところ、今回も感じます。
Noriko.I
私が、重ね着の苦手な人なんですよ。
基本的に一枚で様にならないと嫌っていうか、
あれを合わせてこれを重ねて、みたいなのが
すごく苦手なんです。
伊藤
そういえば重ね着をされてないですよね。
Noriko.I
絶対、しないです。
伊藤
「絶対」してないんだ!
Noriko.I
絶対(笑)。
半袖の下に長袖を、とか、
キャミドレスは下にTシャツ、
とか、しないです。
伊藤
私もしないので、わかります。
Noriko.I
おしゃれでの重ね着というより、
肌を見せたくないから重ね着を、
というのが苦手なのかも。
コーディネートじゃなくて、
見せないための重ね着はしない、
ということですね。
伊藤
そう言えばそうですね。
Noriko.I
強いて言えば、
ちょっとだけ抜け感を出したいなと思って、
白いTシャツが下にちょっと見えるように着るとか、
そういうのは、やるんですけれど。
伊藤
COGでも提案なさってないですものね。
Noriko.I
一枚、一本勝負です。
でもね、お客様は合わせていただいていいんですよ。
でも私は、ということで。
だからコートも、コートドレスみたいに、
一枚で様になるのが好きなんです。
うちね、廊下にものすごく大きな鏡があるんです。
天井まであるみたいな。
普段、家で仕事をしてるから、
ちょいちょいその鏡の前を通るんですが、
自分のシルエットが気に入らないと、
仕事にならないんですよね。
伊藤
おおー。
Noriko.I
いちいち、「あっ、いやっ! 腕がっ!」となると、
仕事どころではなくなってしまう。
伊藤
じゃあご自身でCOGを着ている姿を見て
「あれ? こういうところが」みたいな。
Noriko.I
そうなんです。
「ここを、ちょっと出っ張らせたら、
腕が細く見えるかも」とか、
いろいろ考えてやってるんです。日々。
伊藤
おっきい鏡いいですね。
Noriko.I
おっきい鏡っていいですよ。
150センチぐらいの全身が映る鏡と比べても、
全然違いますよ。天井まである大きい鏡って。
伊藤
そうなんだ。
Noriko.I
それを発見したのがBLAMINKの
青山の店内。
2階に上がったところに背の高い鏡があって、
それで素敵な気分になって靴を買って帰って来て。
東京のオフィスで姿見に映してみたら、
「あれ? なんか違う。スケール感が違う」と思って。
でもロンドンに持って帰って来ておっきい鏡で見ると、
「やっぱりこれこれ。これよね」みたいな感じ。
伊藤
え、それ、なんでだろう。
Noriko.I
たぶん「大きな景色の中にいる自分」っていうのは、
バランスがとれて見えるんでしょうね。
ところが自分だけが映ってると、何かが違うんです。
伊藤
その大きな鏡って壁についてるんですか。
Noriko.I
枠のついてるめちゃめちゃでっかい鏡を、
壁にもたれかけさせているんです。
1人では動かせないくらい大きいんですよ。
伊藤
どこで買われたんですか。
Noriko.I
ネットで買いました。
伊藤
ネットで?! そんな大きなものを?
Noriko.I
注文できるんですよ、大きさ。
伊藤
そういうことなんだ。
Noriko.I
フランス様式というか、
デコラティブな白い枠がついてるんですけど、
日本ではなかなか大きい鏡が買えなくて。
伊藤
ないですよね、そういうのは。
Noriko.I
表参道のショールームも、
おっきい天井までの鏡を
業者に頼んで作ってもらったんです。
伊藤
枠はどうしたんですか。
Noriko.I
全くフレーム無しみたいに見える鏡です。
日本だと大きなアンティークの枠は
なかなか買えないので。
横から見るとちょっと黒いスチールみたいになってます。
伊藤
おっきい鏡が欲しくなってきました。
Noriko.I
全然変わりますよ! 
大きい鏡で見ると背景も映るし、
自分が小さくなるから、距離感が出るっていうか。
お店で試着しても試着室の中で見るより
ちょっと外に出て見た方がいいじゃないですか。
今度ショールームにいらしたときに
見てください。
日本のショールームは
天井の高さに限りがあるので
理想の高さじゃないんですけど。
伊藤
ノリコさんが東京にいる時、伺いますね。
大きい鏡も見たいし、会いたいし。
Noriko.I
うん、来てください。
鏡、2つあるんです。
1つ買ってデリバリーをしてもらって、
設置までしてもらったんですけど、
「すみません、ちょっと端っこ、
欠けさせてしまったんです」、
持って帰ってもう一つ作り直しますというのを、
全然わからないからこれでいいです、
「じゃあこれはどうなっちゃうんですか」と訊くと、
「廃棄します」って。
「だったらもらいます」となり、2つあるんです。
伊藤
えー、すごい、すごい。
どういうふうにその巨大鏡があるのかが、
全然わかってないんですけど、
行きます。とにかく。
その時、お目にかかりましょう。
ノリコさん、ありがとうございました。
Noriko.I
こちらこそ、ありがとうございました。

メイドインジャパンの心強さ

未分類

伊藤
こんにちは、ノリコさん。
東京は夕方4時、ということは
ロンドンは朝の8時ですよね。
朝早く、大丈夫ですか。
Noriko.I
おはようございます。
大丈夫です。私、早起きで、
5時から起きているんですよ、
よろしくお願いします。
伊藤
ちょうど、パリの猛暑のニュースを聞いて。
ロンドンも暑いんでしょうか。
Noriko.I
ロンドンはそこまで暑くないですね。
でも先週はパリにいたので大変でした。
パリのショールームは直射日光が入らないし、
泊まっていたところも暑くなかったんですけれど、
日中、外を歩くと暑すぎて危険を感じるほどでした。
夜は全然平気なんですけど。
伊藤
サンマルタン運河で
パリの人たちが水遊びしている映像が
ニュースで流れていましたよ。
飛び込んで泳いでいたり。
Noriko.I
きれいじゃないんですけどね、水。
伊藤
それでもいい、というくらいの
暑さだったのかなあと思いました。
Noriko.I
フランスの人は暑さに慣れてないですもんね。
それに、カラッカラっていう感じでもなく、
ずっと蒸していた感じなんです。
アーケードの中はビニールハウスみたいになっちゃって。
それでも私たちは無事だったんですけれど、
お客さんが無事じゃなくて、
ショールームに来られない人がけっこういました。
たどりつけない、って。
ショールームの前にいたデリバリーの人が、
バイクを止めて具合が悪そうだったので
「ちょっとあなた大丈夫?」と声を掛けたら
全然大丈夫じゃなくて。
ショールームに入ってもらったら、
座るどころか、床に倒れちゃって。
床が冷たいから、それはよかったんですけど、
救急車を呼んでも、なかなか来なくて。
伊藤
そうだったんですね、パリでは、そんなことが。
でも、じゃあロンドンは、一応大丈夫。
お疲れ様でした。ほんとに。
Noriko.I
いえいえ。
伊藤
さて、今回のDANNA TOP(ダナトップ)が
すごいと思うのは、
以前、同じ素材で色ちがいのものを買って、
夏は毎日のように着て、洗濯機に放り込んで、
乾燥機までかけているんですけど、
全然、生地がへたらないんです。
たぶんもう100回くらい洗濯していると思うんですよ。
あまりに具合がよいので、同じ素材で
今回weeksdaysのために、
と4色の別注をお願いしました。
Noriko.I
ありがとうございます。
以前「weeksdays」で
扱っていただいたのはコットン100%、
今回のものは伊藤さんがお持ちのものと同じ、
ナイロン87%、ポリウレタン13%の、
シャリっとしたトリコット素材(*)ですね。
これ、28ゲージっていう細い糸で編んだ、
縦横どっちにも伸びるスポーツウェアの素材なんです。
だからお洗濯にも強く、耐久性が高い。
しかも接触冷感といい、
うっすら冷たく感じる加工をしてあって。
(*)トリコット素材は「経編(たてあみ)」の一種。
伸縮性、柔らかさ、型崩れのしにくさを持ち、
シワになりにくく、吸水速乾性や耐久性に優れる。
伊藤
毛玉も全然できないし。
最近、素材の進歩がすごいなあと思って。
Noriko.I
日本の工業って、小さい点を深く掘るような
性質があるじゃないですか。
だから日本の素材って素晴らしいんだと思います。
海外で見せても素材が日本と言うだけで、
「やっぱりいいね!」みたいに思っていただける。
伊藤
へえー。すごく信頼がある。
Noriko.I
そうなんです。
伊藤
どっちが先だったんですか。
素材ありきかデザインありきか。
Noriko.I
素材が先ですね。素材と色。
私はいつも先に素材を選んでから形を寄せるんです。
伊藤
素材と色。
Noriko.I
その素材に合う色というものがあるので、
まず素材と色を選んで、それに最適な形を
アーカイブから引っ張り出したり、
自分でまた一から考えて作る、
そういう感じでやってます。
伊藤
この素材にこの形はよい、ってことなんですね。
ちょうど二の腕が隠れて、いい感じです。
Noriko.I
二の腕問題は重要課題でございますので。
伊藤
ほんとですよね。
Noriko.I
むき出しにならない方向で。
伊藤
それで助かってる人が多いですよ。
そして、もうとにかく日本の夏が暑すぎる。
私はこれで乗り切れるんじゃないかと思ってます。
Noriko.I
そうですね。接触冷感って、
着比べると全然違って。
着たときにヒヤッて冷たいんですよね。
伊藤
うんうん、気持ちいい。
Noriko.I
しかも脱水機から出したら、
半分乾いてます、みたいな。
伊藤
ほんとそうなんですよ。
やはり素材が進化している感じは、
ありますか?
Noriko.I
暑さ系の素材はすごく増えてます。
UV加工も。
伊藤
それは海外ではなく日本で見られる傾向?
Noriko.I
海外にもあるかもしれないんですけど、
私、海外の生地は見ていないんです。
COGはもう絶対にメイドインジャパン。
伊藤
あ、絶対、なんですね。
Noriko.I
たまに、日本には無い素材、
たとえばヴィーガンレザー(*)だったりは、
イタリアのものを使うことがありますが、
あとはもう全部日本。
(*)動物の皮革を使わず、
人工的にそれを再現した素材のうち、
植物性廃棄物や繊維を樹脂と混ぜ合わせた
植物由来(バイオベース)のもの。
伊藤
メイドインジャパン。
Noriko.I
海外では、メイドインジャパンじゃないと
「あ、違うのね」と、
スッと通り過ぎて行っちゃうんです。
日本のブランドだと、まず「あ、日本なんだ」と見て、
「これどこで作ってるの?」って言うから
「ジャパンです」と答えるでしょう、そうすると
「オール、メイドインジャパン?」って。
「イエス」と答えてもさらに、
「でもファブリックは?」と訊かれる。
「ファブリックも含めてオールメイドインジャパンですよ」
って言うと「オッケー!」ってなるんです。
伊藤
すごいですね、その信頼感。
私、生地がクタッてなってくると
買い替え時かなって思うんですが、
これ、全然そうならないから、
ずーっとクローゼットに残っていて。
ほんとすごいなあと思いながら見てるんです。
Noriko.I
それがシンセティック(人工)素材の
いいところですよね。
伊藤
だから今回、ぜひこの素材でつくっていただきたくて。
すぐ乾くし涼しいし、ヘタッとならないし。
夏、皆さん、へとへとになってるときにも、
いいんじゃないかなぁって。
Noriko.I
あと、うちの服って、わりとこう、
形が「パフッ」としてるから、
肌に触れないのも涼しさにつながると思うんですよ。
肩に乗っかってるだけであとは全部もう自由、みたいな。
伊藤
確かに。そっか、お腹周りもそうですね。
Noriko.I
猛暑のパリにいたとき、
COGのワンピースを着たんですね。
イギリスだと通常が寒いから、
夏でも下にキャミソールを着るんですが、パリでは
「いやもうキャミなんて着てらんないぞ」と思って、
下はブラジャーだけにしたんです。そうしたら、
「あれ? 私、裸で歩いてるのかな」みたいな感覚に。
伊藤
ちょっと不安になるぐらいの。ふふふ。
でもすごくいいですね、それ。
ほんと、暑がりとしては、それを求めてます。
COGの服って、
確かに肩に乗っかってるだけな気がしますよ。
Noriko.I
ですよね。
下にゴムを入れてあり、パフッてなるから、
絶対、お腹周りも涼しい。
そしてアームホールが下についてるから、
インナーがそんなに見えちゃうわけでもない。
伊藤
うんうん。その安心感。
この素材があるから、パフッとさせたんですよね。
Noriko.I
はい。そこそこ、張る素材じゃないと、
その形のよさが出ないと思います。
この素材はそれに合っていますよね。

ないと困るもの

未分類

今までに出会った中で、
「これはすごい」というものがいくつかあります。

ごはんをふっくら炊き上げる鍋。

身の回りのこまごましたものが、
気持ちよくおさまる小ひきだし。

脚をすっきり見せてくれるパンツ。

最近のヒットは、
眉毛、一本一本驚くほど自然に描ける、
アイブローペンシル。

あると助かる‥‥というよりも、
もはやもう、ないと困る。
そんな存在になっているのです。

3年くらい前に買ったCOGのトップスもそのひとつ。

二の腕をきれいに、
そして気になる腰まわりもすっきり見せてくれる。
シワにならないし、
なにより涼しい。

そしてびっくりするのは、
幾度も洗濯を繰り返しているのに、
いっこうにヘタらないこと。

作ってくれてありがとう! 
声を大にしてお礼を言いたい。

今週のweeksdaysは、
その「すごい」トップスをご紹介。
COGのnoriko. I さんと久しぶりにお話しし、
魅力をたっぷりうかがいました。
どうぞおたのしみに。

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
8月6日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

8182
クッションカバー
(ブラック、チャコール)

▶︎商品詳細ページへ

部屋の雰囲気を変える、
とても便利なアイテムがクッションカバー。

今回、weeksdaysでは、
ホワイト、ブラック、チャコールの3色を展開。
カラーをひとつにして、
いくつか並べてもいいし、
3色をひとつずつ、なんていう使い方もいい。

またイブルと合わせて使っても。
リビングやベッドまわりに置くだけで、
家の中が新鮮な表情になります。

オーガニックコットンを使っているので、
肌触りも最高。
ベッドルームに、リビングにと
あらゆるシーンでお使いいただけます。
(伊藤まさこさん)


8182
イブル
(ホワイト、グレー)

▶︎商品詳細ページへ

韓国の暮らしに馴染んだ、
「イブル」というキルティングの布団。
ここ数年で、日本でもよく見かけるようになりました。

weeksdaysではステッチ幅を狭め、
シックな色をえらび、
私たちの暮らしに合う、
weeksdaysならではのイブルを作りました。
今まで販売したニーチェアや、ハーフラウンドテーブル、
スツールやベッドなどとの相性もいいんですよ。

用途はなんでも。
シーツのように敷いたり、
または床に敷いたり、
ベッドカバーにしたり。
ピクニックに持って行ったり、
車のシートに敷いたり。
マルチカバーとしてじゃんじゃんお使いください。

小さなお子さんがいるお宅にもよいし、
愛犬家の友人は
「ソファにかけてます。
気になったらすぐ洗えるところもいい」
なんて言っておりました。

カラーはホワイト、グレー、チャコールの3色。

オーガニックコットンの肌触り、
きっとやみつきになるはずです。
(伊藤まさこさん)

アクセサリーで遊ぶ

未分類

伊藤
「Basket Rope Bracelet」は、
デザインが特徴的ですよね。
普通のチェーンではないというか。
渡邊
「バスケットロープ」といって、
よく見るとバスケットの持ち手のような
編み込みになっています。
丸みがあって、太すぎず、細すぎず、
立体感のあるブレスレットです。
伊藤
うんうん、存在感があります。
フックも素敵ですよね。
これを前に持って来てもいいかも? 
渡邊
そうなんです。
フックをフロントやサイドに持ってきても
アクセントになります。
フックの開き部分に少し力を加えて
キュッと閉めてもらうと外れにくいです。
佐藤
バスケットロープは、
動いたときに編地がキラッと光るのが
素敵ですよね。
伊藤
キラッとするけど、
さりげないのがいいですね。
シルバーとゴールドで雰囲気が違うから、
色違いで揃えてもよさそう。
渡邊さんは、重ねづけもされますか?
渡邊
はい、重ねづけもします。
バスケットロープは目がつまっているので、
「Rounded roll necklace」のような
また違った印象のチェーンと重ねても
素敵だと思います。
伊藤
ほんと、いろんなものと合う気がします。
伊藤
渡邊さんは1人で作られているんですよね。
シーズンごとのアイディアを、
どうやって生んでらっしゃるんですか? 
渡邊
うーん、どうでしょう‥‥。
佐藤
でも渡邊さん、
「こんなの気になってる」とか
「こういうつけ方をしたい」とか、
シーズンごとにありますよね。
今年のAW(Autumn / Winter)のコレクションだと、
ヴィンテージライクなチェーンが気になると、
それにつけるチャームをオリジナルで作られたり。
渡邊
あ、そうですね。
今回は「アクセサリーで遊ぶ」
みたいなことをテーマにしました。
チャームをつけたり長さを変えたりして、
自分なりに組み合わせを
たのしんでもらえたらいいなと思って。
眼鏡ホルダーも昨年から作っているんですけど、
私自身、眼鏡をつけたり外したりが多いのと
ネックレスとしても使えるので、
重宝しています。
伊藤
眼鏡ホルダー、いいですね! 
サングラスにも使えますものね。
渡邊
はい。
カラビナの部分は取り外せるので、
留め具をトップにしてつけたり。
佐藤
ホルダーだけじゃなくネックレスにできたり、
ブレスレットとしてもつけられたり。
毎回必ず、1つのつけ方だけじゃなく
ツーウェイ、スリーウェイと使えるようなものを
作られてますね。
つける人の好きなようにアレンジできるのが
いつもすごいなと思って見ています。
伊藤
ほんと、すごいです。
渡邊
アクセサリーを買うときって、
洋服を買うのとはテンションが少し違うと思うんですよね。
優先順位としては服の方がアクセサリーよりも
高い気がするんですけど、
いろんなつけ方ができるジュエリーなら
同じ服にも違う印象で合わせられるし、
選んでいただきやすいかなと。
伊藤
確かに、そうですよね。
渡邊
それから、服は年齢を重ねるにつれて
「自分のベーシック」が決まってくるということも
あるのかなと感じます。
この前もポップアップでお客さまが、
「服はシンプルだから
アクセサリーをたくさん買います」
という方がいらっしゃったんです。
服はいつも決まったものを着るから、
アクセサリーで遊びを取り入れたり
個性を表現して、変化をつけていると。
伊藤
わかる気がします。
そう考えると、アクセサリーって
小さいけれど役割は大きいですね。
渡邊
そうなんですよ。
アクセサリーをつけるか、つけないかで
かなり印象は違うなと感じます。
ポップアップで出会うお客さまの中には、
普段からアクセサリーは全くつけない方も
いらっしゃるんですが、
そういう方たちにも今回のネックレスは
取り入れていただきやすいかなと思います。
伊藤
うんうん。
私もあまりネックレスはつけない方なんですけど、
これならいいなと思いました。
Tシャツに合わせたら、
すごくかわいかったです。
渡邊
ああ、うれしいです。
佐藤
今回のネックレスとブレスレットは、
トレンドの服に合わせるのはもちろんですが、
ヴィンテージの感覚もある
普遍的なデザインなので、
長く使っていただけると思います。
伊藤
そうですね。
最近、華奢なネックレスはちょっと違うかも、
と思っていたところでした。
渡邊
私もです。
華奢なものはあまり選ばなくなって、
指輪も、歳を重ねた手に合うように、
ボリュームがあるものを選んだりしています。
伊藤
でも渡邊さんのコーディネートは、
ボリュームはあるけれど
全体的にトーンがまとまってるから、
「どうだ!」みたいな強い印象はないですよね。
すべてOCUCCIのものですか?
渡邊
友人のブランドのものも入れて、
組み合わせてつけてます。
伊藤
すごく素敵。
ゴールドとシルバーをミックスしても合うんですね。
私は以前は、アクセサリーがゴールドなら
サンダルの留め金もゴールドじゃなくちゃ、
みたいに縛られていたかも。
渡邊
そんなふうに統一しても素敵ですし、
ご自身の感覚でミックスしても、
似合っていればいいかなと思います。
伊藤
渡邊さんは毎日、
お洋服とアクセサリーでは
どちらを先に決められますか?
渡邊
やっぱり洋服が先ですね。
「今日は雨だからこれ」みたいに、
天気に合わせて選んだりします。
伊藤
「服にあわせてアクセサリーを選ぶ」、
OCUCCIのコンセプト通りですね。
それに、渡邊さんのコーディネートは
デザイナーである渡邊さんご本人に
すごくよく似合ってらっしゃる。
見ていると欲しくなってきます。
渡邊
つけてくださる方の着こなしなら
きっとその方にも似合うはずなので、
ぜひたのしんでいただきたいです。
伊藤
そうですね。
素敵なものをありがとうございました。
渡邊&佐藤
ありがとうございました!

ブレスレットにも、チョーカーにも

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伊藤
渡邊さん、佐藤さん、
はじめまして。
今日はよろしくお願いいたします。
渡邊 & 佐藤
こちらこそ、よろしくお願いします。
伊藤
渡邊さんはデザイナーで、
佐藤さんが営業を担当されている、
ということですが、
お2人はどのようにお知り合いになられたんですか。
渡邊
私はOCUCCIのデザイナーをはじめる前に
アパレルでバイヤーの仕事をしていたんですが、
佐藤さんとはそのときの同僚でした。
伊藤
あ、もともとお知り合いだったんですね。
佐藤
そうなんです。
小物のバイヤーとして
一緒に働いていました。
伊藤
おふたりとも
小物がお好きなんですね。
渡邊
はい。私は仕事をはじめる前に、
少しだけ彫金の学校に通っていたんですが、
その頃は自分で作るよりも
選ぶ方が好きだなと感じて、
アパレルの道に進みました。
バイヤーなどで経験を積んでから、
2019年に「OCUCCI boutique」を立ち上げて、
オンラインでヴィンテージの服や小物を
セレクト・販売していたんですが、
あるとき宝飾の世界にいる彫金学校の同級生から
ジュエリーの制作工場を紹介してもらって、
2021年頃から自分でも
ジュエリーを作るようになったんです。
伊藤
セレクトだけでなく、
自分で作ろうと思われたのは
どんなお気持ちからだったんでしょう?
渡邊
コロナの影響が大きかったと思います。
輸入も滞って、バイヤーとして仕入れができる量に
限度が出てきたこともあるんですが、
立ち止まって考えてみると、
コロナ禍の前からヴィンテージの需要が
減ってきたなと感じていたので、
「何か作ってみようかな?」と思い立って。
佐藤
渡邊さん、コロナ禍が落ち着いてきた頃に、
外苑前にアトリエ兼ショップを開かれましたよね。
渡邊
あ、そうそう。
そこに佐藤さんをはじめ
友人たちが足を運んでくれて。
伊藤
じゃあ、それからじわじわと
ものづくりが広がっていった感じなんですね。
渡邊
本当に少しずつですが、
そういったポップアップのときに
ヴィンテージのセレクト品と一緒に
「OCUCCI jewelry」として
オリジナルアイテムも並べていて、
だんだんとオリジナルの方がメインになってきた
という感じです。
伊藤
ヴィンテージのセレクトアイテムは、
どういった国から選ばれているんでしょう。
渡邊
アメリカやメキシコから買い付けていました。
最初に就いたアパレルで扱っていたこともあって、
インディアンジュエリーに惹かれて。
でも2020年3月を最後に行ったきり、
コロナ禍に突入して以後は行けていないんですけど。
伊藤
インディアンジュエリーって、
あまり詳しくなくて。
渡邊
ネイティブ・アメリカン(アメリカ南西部の先住民族)が
その昔、スペイン~メキシコを経由して伝わった
銀細工技術を取り入れて、
独自に発展させた装飾品ですね。
ネイティブ・アメリカンの中にも
ナバホ族、ホピ族、ズニ族と
いろんな部族があるんですけど、
私はナバホ族が作る「ナバホパールネックレス」という
丸玉のネックレスに魅了されました。
伊藤
ナバホ族のパール‥‥?
渡邊
はい。
「パール」といっても真珠ではなくて、
一見、パールに見えるくらいきれいに光る
シルバーの玉を連ねたものなんです。
ナバホ族が作るジュエリーは他に
ターコイズなどの天然石を使ったものも
あるんですけど、
ナバホパールは特徴的です。
伊藤
シルバーなんだ! 
素敵ですね。
そういったものに惹かれながらバイヤーを経験して、
オリジナルブランドとして最初に作られたのは
どんなものだったんでしょう。
渡邊
「OCUCCI jewelry」をスタートしてはじめの頃は、
自分が好きな天然石を集めて
職人さんにビーズネックレスにしてもらったり
していたんですが、
だんだんと作りたいものが変わってきたんです。
ファッションの畑にいたからか、
トレンドをより意識するようになって。
佐藤
服もジュエリーも、
新作を出すときはシーズンごとに
テーマを決めることが多いんですけど、
渡邊さんの場合は
「ジュエリーは洋服を含めた
ファッションと共に完成するもの」
として考えられていましたよね。
ジュエリーだけを切り取った提案ではないところが、
他のブランドとは違うなと感じました。
伊藤
確かに! 
アクセサリーは服に合わせるものですものね。
渡邊
その人の個性って、
服に表れやすいかなと思うんですが、
そこに寄り添うようなアイテムを
作りたいなと思いました。
着こなしによってアレンジしやすかったり、
手持ちのアクセサリーと組み合わせたり、
活用度が高いものがいいなと。
伊藤
今回扱わせていただく
「Rounded roll necklace」も、
長さを変えるだけで
だいぶ雰囲気が変わりますよね。
渡邊
そうですね。
手首に巻くと、ブレスレットとしてもつけていただけます。
チェーン自体はシンプルなんですけど、
大ぶり過ぎず、華奢過ぎずというバランスにしました。
私も今日、チョーカーとしてつけています。
伊藤
あ、かわいい! 
そうか、余った分は垂らすといいんですね。
渡邊
はい。
ちょうど先端に丸カンがついているので
お好きなチャームをつけられますし、
着る服によって好きな長さに
アレンジしていただけたらと思います。
チェーンの楕円が大きめなので、
真ん中にペンダントトップをつけてもいいですね。
伊藤
本当にその人に合った着こなしができる
ネックレスですね。
佐藤
ちょっとマットな加工をしているので、
キラキラし過ぎないのもいい気がします。
渡邊
私自身、真新しいものより
使い込んでいる雰囲気のジュエリーが好きなので、
マットに仕上げたり燻し(表面を黒く変色させて
陰影や深みを出す仕上げ技法)を入れたりしています。
伊藤
これなら、つけ慣れていない方にも
馴染みやすいですね。

たまには足し算を

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夏を過ごす山荘の寝室の窓は、
「突き出し窓」といって、
窓枠の上の部分を軸にして、
下側を外に突き出すタイプ(わかるかな‥‥)。

引き違いや、片開きなど、
窓にもいろいろな種類があるけれど、
あえてこの突き出し窓をえらんだのは、
外の景色がすっきり、そして美しく見えるから。

窓が斜めになるため、
多少の雨だったら部屋の中に入ってこない、
という利点もあるんです。

ところが困ったことに、
窓を開けた時に、
それを留めておく金具が見つからない。
なかなかしっくりくるものに
出会えないでいたのでした。

しかしながら、
この家で過ごすのも今年で3年目。
「とりあえず」でつけた木の棒を見るたびに、
残念な気持ちになっていたのだけれど、
ある日、そうだ! と思い立ち、
20センチほどの真鍮の棒をためしに支えにしてみました。

これがね、なかなかいい感じなんです。

窓を閉める真鍮の金具とも合うし、
なにより、見慣れた外の景色や木の窓枠が
その真鍮の棒のおかげで、
いつもより洒落て見える。
とても小さなものなのに、
これがあるのとないのとでは大違いなのでした。

今週のweeksdaysは、OCUCCI jewelryのアクセサリー。
いつものTシャツも、いつものパンツも。
これをつけると、
あれ? なんだか洒落て見える。
いつも引き算ばかりの私のスタイルに、
新しい風を吹き込んでくれたアイテムなのです。

もっと着やすく、もっと涼しく

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関根
今回、伊藤さんたちと相談して
コットンのノースリーブトップとワンピースは
オリジナルから、形を調整しているんですが、
「コレクションにもこのアイテムが欲しかった!」
と思いました。
伊藤
そうなんですか。
色と形、調節していただきました。
関根
やっぱりすごく着やすくなって、
さすが“まさこアレンジ”だと思いました。
伊藤
あれ、どこをどうしたんでしたっけ。
言ったのに、忘れている‥‥。
関根
もとは、ウェストにゴムが入っていて、
大きくブラウジングして着るデザインだったのを、
絞っても絞らなくても着られるようにしたんです。
いろんな体形の人に合うものになりましたね。
伊藤
うんうん、思いだしました。
両方とも、シルエット、いいですよね。
関根
かわいいです、とっても。
伊藤
しかも、涼しいんです。
生地に張りがあるから、いい感じです。
関根
ちょっと、きちんと感もあって。
関根
本当、インドでつくってると、
無限の可能性があって楽しいんですよ。
伊藤
へえーっ、無限の可能性。
それは、関根さんだからじゃなくて?
関根
いやいや、お国柄っていうか、
「できない」って誰も言わないんです。
でも、それを当てにしていたら、
期日通りにはできなくて、
次の年に回すことなっちゃう、
そんなこともありつつなんですけれど。
伊藤
なんで、「できる」って言うんでしょうね。
関根
そういう国民性なんだと思う。
「知らない」と「できない」って、
絶対言わないんですって。
伊藤
言わないんだ。
謝ったりは、しないのかな。
関根
あ、謝ります。すごく。
伊藤
頑固というわけじゃない?
関根
ない。親切なんです。
伊藤
おもしろいです!
関根
リトアニアのリネン工場の社長さんは
「だめです」とか「できない」とか、
否定的な話が多くて、
ちょっと険悪になったりすることあるんだけど(笑)、
インドに行くと、みんなハッピーで、
「大丈夫。オッケー。できます」って言ってくれて。
伊藤
でも実際は遅れちゃったりして、
関根さんは「『できる』って言ったじゃん」
みたいなことは言わないんですか。
関根
いちおう「納期、今週のはずだったんですけど」と。
そうすると「ごめんなさい。
本当はできるはずだったんだけど、
こんな事情があって、こうでこうで、
できなかったけど、頑張ってます」
みたいに言われるから、怒れないです。
伊藤
ああ、なるほど、なるほど(笑)。
関根
「雨季だから、乾かなかった」
ってよく言われるんだけど、
「雨季、毎年来るんじゃないかな?」
って、ちょっと思ったりして。
伊藤
前倒し、しないんですね。
関根
しないんです。
伊藤
じゃあ、そのあたりも想像しつつ、
付き合ってるっていう感じなんですね。
じっさいはどのくらい遅れるものなんですか。
関根
2か月前くらいに念のために
納期を再確認しておいても、
1か月遅れるのは普通です。
でもね、ドキドキですけど、おもしろいんです。
伊藤さんも1回行くといいのに、インド。
伊藤
そうですよね。行きたいなあ。
関根
ジャイプールだけだったら楽しいと思う、きっと。
伊藤
何時間くらいかかるかな。
関根
東京からデリーまでの飛行機は、
直行便で行き9~10時間、
帰りは7~8時間くらいかな。
ジャイプールは、デリーから高速道路で
3時間くらいになったから、
車で行くのが一番ロスがないかも。
伊藤
デリーではなく、ジャイプール?
関根
デリーも楽しいですよ。
今、おしゃれなお店がいっぱいできているので、
ピンポイントでそういうお店にバーッて行って、
ジャイプールに移動すると楽しいかも。
伊藤
行きたい! ぜひ誘ってくださいね。
伊藤
今回、シャツとパンツは
miiThaaiiでもともと展開していたもの、
ノースリーブトップとワンピースは、
weesksdaysの特別仕様。
生地はすべてハリのあるコットン素材ですね。
関根
ノースリーブトップとワンピースは
ボイルコットンの薄い生地で展開していたので
カジュアル感がありましたが、
この生地になると、
きちんと感が出ていいなと思いました。
伊藤
このノースリーブのシャツもかわいいですよね。
関根
パンツとセットアップにしてもかわいいし。
伊藤
パンツ、男子もいけますよね。
穿いている人を見ましたよ。
細身の男性だったら大丈夫ですよね。
関根
男子もいけますよ。
2軒先に住んでるおしゃれな男性も、
パンツを買ってくれて、すごくカッコよかったの。
伊藤
なんですか、その2軒先のおしゃれな男性って。
気になる(笑)!
関根
ふふふ、そのおしゃれな男子、
上下で買ってくれました。
伊藤
ますます気になる! 
関根さん、今日はありがとうございました。
関根
こちらこそ、ありがとうございました。

「そのまま」ではないんです

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伊藤
関根さん、こんにちは。
weeksdaysで
miiThaaiiのプリントのアイテムを
取り扱うのは初めてのことなんですが、
このプリントについて
お聞きしたいと思っています。
プリントから、すべて
インドでつくられたんですよね。
ありものを買われた、のではなく。
関根
はい。インドでプリント柄の生地を探すと、
コーディネートしてくださるかたが、
生地屋さんに連れていってくれるんですけど、
こんなふうにぎっしりと生地があって。
伊藤
わぁ、こういう感じなんですね。
関根
彼ら、色を重ねるのがすごく得意なんです。
単色っていうのは、あんまりないんですよ。
伊藤
たしかに、インドのプリントって、
カラフルなイメージがありますね。
でもこの生地は、単色。
関根
そうなんです。生地屋さんで見つけたプリントの、
重ね版だったものから1版、デザインを貰って、
アレンジをしたり、ちょっとスペースを変えたり、
色や大きさを変えたりしてつくっていきました。
基本的にはインドにもともとある
伝統的なブロックプリントのデザインです。
伊藤
その、幅を変えたり、
大きくしたり小さくしたりするのは、
簡単なことなんですか。
関根
もともとは木版なわけですが、
今は、スキャンした柄をもとに、
PhotoshopやIllustrator
(ともにPCのソフトウェア)で配置し直して。
伊藤
そんな感じなんですね!
もっとプリミティブな感じかと思っていました。
木版を彫りなおすのかな、と。
関根
いや、今、インドの人、わりとデジタルなんです。
伊藤
そっか、そうですよね。
IT大国ですものね。
関根
でも、実際に生地をつくってるところは
プリミティブな感じなんです。
伊藤
あら、現場はこんな感じなんですね。
つまり、シルクスクリーンということですね。
関根
はい。版をつくるところまではデジタルですが、
布にプリントするのは手作業なんです。
だから、時々、版ズレもするんです。やっぱり。
伊藤
人の手ですものね。
関根
ほんと、人の手です。
じつは、コンピュータで機械を使った
正確なプリントもできるんですよ。
でも、シルクスクリーンで手作業の方が、
ちょっとボケたりと、味があっていいと思うんです。
伊藤
味わいが。なるほど。
関根
プリンターさんは
「ずれないで何版も重ねられます」って、
高い技術を見せてくれるから、
「ええっ? 1色プリントですか。
ちょっとつまらないかも‥‥」って。
伊藤
なるほど。ふふふ。
伊藤
今回のこの服をインドで着ていたら、
インドの人たちはどういう反応をなさるんでしょう。
関根
インドは、女性の方の多くが
サリー(民族衣裳)じゃないですか。
デリーとかジャイプールなど都会では、
若い人は洋服を着てるんですけど、
基本、サリーなんですよね。
伊藤
ということは、
「あ、うちの国の生地で洋服をつくったんですね」
と思われるのかな。
私たちが「着物の反物をワンピースにしたんですね」と
すぐにわかるように。
関根
うーん。でも、かなりアレンジしてるので、
わからないかもしれないです。
プリントも、そのものじゃなく、
モダンな感じに見えるようにアレンジしているので、
伝統的な柄からはかけ離れた結果に
なってるんじゃないかなって思います。
伊藤
なるほど。
これ、元の柄はなんだったんですか。
関根
元の柄のデータはないんですが、
伝統的なブロックプリントの、
多彩な柄の中にある、
モチーフのひとつだったんです。
伊藤
すごい。よく探し出しましたね。
関根
逆に言うと、miiThaaiiでそのまま使える
インドの柄って、やっぱり、ないんです。
伝統的なブロックプリントに比べると、
miiThaaiiはもう少しモダンな感じの展開なので、
伝統的な手法は使いながらも、
デザイン自体を変えているんですよ。
伊藤
インドの皆さんはどう思っているんでしょうね。
「おもしろいね」みたいな。
関根
どう思っているんだろう? 
でも、現地の縫製チームは
すごく高く評価してくれていて、
今、ジャイプールに店を出すっていう話になり。
伊藤
ええっ、すごーい。
関根
オンラインショップも自分たちで立ち上げて、
miiThaaiiの洋服を売ると言ってくれていて。
すごくサポートをしてくれるんです。
伊藤
へえーっ。インドの人向けに?
関根
たぶん、ジャイプールに来る
外国人向けなんだろうなって思います。
洋服をつくってる人や、布が好きな人が、
年がら年中皆さんいらっしゃる町だから。
伊藤
先日、日暮里(布の問屋街)に行ったら、
外国のかたが大勢いて、
布を買ってるんですよ。
インドっぽい方もいて、
つくるのかな、売るのかなって。
関根
インドのかただったら、巻くのかも? 
サリーって基本的に6メートルくらいの布だから、
布さえ買えばなんとかなるのかもしれないです。
伊藤
そうか、なるほど。
関根
MERCHANT & MILLS(マーチャン&ミルズ)
っていうイギリスのブランドあるじゃないですか、
裁縫道具を売っている‥‥。
伊藤
ああ、あの、かわいい。
関根
そうそう、パターンとか裁縫道具を、
おしゃれなパッケージで売ってるあの会社が、
海外の卸売向けのプラットホームで、
今、ジャパニーズコットンをたくさん売っていて。
伊藤
そうなんですか。
関根
安くてクオリティが高い、
っていうことがあるんでしょうね。
伊藤
1メートル200円とかもありますから。
関根
ただ、もう円安すぎて‥‥。
伊藤
そうですよね。
関根
私も、インドの人に、
「かわいそうだ」って言われて、
今、取引を、円にしてくれているんです。
前はドルだったんですが、
ドルだと、インドルピーとの為替損益もあるから、
「かわいそうだ」って。
インドのサプライヤーが来ると、
銀座のホテルに泊まって、
下北沢までタクシーで来る料金が
「安い、安い」って言うんですよね。
伊藤
そうなんですね。
でも! それを逆手に取って、
ビジネスをしている日本の人もいるはず。
関根
輸出がチャンスになってね。
伊藤
関根さんのところはいかがですか。
関根
miiThaaiiはイギリスのお店で好評です。
アメリカよりは日本とイギリスみたいな感じ。
モノによって売れる所が変わるの、
おもしろいなって思います。
うち(fog linen work)は、
普段の輸出先はアメリカが断然多いんですけど、
miiThaaiiに限ってはイギリスがすごく多くて、
やっぱりインドとイギリスの関係みたいなのが
あるのかしらとか思ったり。
伊藤
紅茶のふるさとでもありますし。

もしも

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もしも今の仕事についていなかったとしたら、
何になりたい? 
先日、友人たちとそんな会話になりました。

小さな飲み屋をしてみたいという人。

写真家になって、
世界のあちこちを飛び回りたいという人。

動物にたずさわる何か、という人。

みんなそれぞれ思いがあって、
ふむふむ、なるほどね。

私はなにかと言いますと、
テキスタイルデザイナー、なんです。

雨のしずくや、
見上げた先にある雲。
ふと目に留まった美しいものを、
布にできたらすてきだなぁ。

自然のものばかりでなく、
お向かいのマンションの窓が並んだ様子だって、
布になったらおもしろいと思うんだ。

でもさ、と友人。
「今の仕事をしながら、
その仕事をすることもできなくないよね」

そうだ、そうだ。
まずは自分の気持ちを声に出すことからはじめよう。
ワインを飲みながら、そんなことを語り合ったのでした。

今週のweeksdaysは、
miiThaaiiの服。
インドの伝統的な柄を、
「今」の気分にリデザイン。
布の可能性ってすごいなぁ。

だから、惹かれるんです、
布に。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
7月23日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

JOHNBULL
ライトデニムリメイクタックパンツ

▶︎商品詳細ページへ

「デニムを育てる」なんて言いますが、
最初から育っているなら、
私はだんぜんそれをえらびたい。
いい感じにこなれていて、
色落ち加減もよくて。
穿いた瞬間から自分のものになる。
そんな印象のデニムがこちら。

タックが入っていて、
かつウェストはヒモで調整できるので、
穿いていてとても楽。
トップスをインしたい時や、
腰で穿きたい時はゆるめに。
きちんとウェストで穿きたい、
そんな時はヒモをキュッとしぼって。
なんて、自由な着こなしも楽しめます。

色は2つ。
ちょっと濃いめの「ワンウォッシュ」と
洗いざらし感覚の「ユーズド」です。
ウェストはワンサイズですが、
丈はショートとスタンダードをご用意しました。

私は身長156センチなのでショート丈を。
今回モデルを務めてくれた、
奈衣留さんは身長160センチで、
ショートとスタンダードを穿いているので、
丈感の参考になさってください。

岡山の縫製工場と加工所、
2カ所の工場見学の様子
も合わせてどうぞ。
(伊藤まさこさん)

EGIのリブとレースのキャミソール、こんなコーディネートで 伊藤まさこ

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「下着」というより、トップス感覚で

リネンのワンピースの下に、
リブキャミソールのホワイトを合わせて。

リブキャミソール(ホワイト)/EGI
ワンピース ¥29,700/fog linen work
トングサンダル(クラックブラック)/BARI

白と黒のコントラストをたのしみます。
このリブキャミソール、
「下着感」がないので、
ちらりと見えても大丈夫。
ニットやパーカーとの相性もよく、
一年中活躍してくれるアイテムです。

透ける素材のトップスの中に着るとこんな風。
ボトムスとキャミソールの色を合わせると、
一体感が生まれます。

リブキャミソール(ホワイト)/EGI
ラメシアー半袖ポロ(ライトグレー)/SLOANE
パンツ ¥16,280/miiThaaii

「あまり透けさせたくない」という時は、
ベージュを合わせます。
この色、持っていると夏の間とても重宝。

シャツの間からちらりと見せて。

リブキャミソール(ベージュ)/EGI
COTTON SILK BLOUSE JACKET(CREAM)/MEYAME
パンツ ¥21,780/fog linen work
靴 伊藤まさこ私物

後ろ姿はこんな風。
ベージュはどんなトップスとも合う、万能カラーです。

ブラックのキャミソールには、
ショートパンツを合わせて。
「下着」というより、トップスという感覚。

リブキャミソール(ブラック)/EGI
パンツ ¥16,280/miiThaaii
トングサンダル/BARI

シアーな素材の中に着ても。

リブキャミソール(ベージュ)/EGI
ラメシアー半袖ポロ(ブラック)/SLOANE
ライトデニムリメイクタックパンツ(ワンウォッシュ・ショート)/JOHNBULL

直接は見えないけれど、
中に黒が透けていると引き締まった印象に。

リブキャミソール(ブラック)/EGI
ラメシアー半袖ポロ(ベージュ)/SLOANE

レースキャミソールには、
同色のサロペットを合わせました。
足元はレオパード柄のビーサンを。
全身ブラックのコーディネートの時は、
重くならないよう肌色の分量を調整して。

レースキャミソール(ブラック)/EGI
パンツ ¥26,950/fog linen work
靴 伊藤まさこ私物

こちらがらりと変わって、
色をたのしむコーディネート。
ホワイトのキャミソールは、
白のTシャツのような感覚で、
合わせるものをえらぶと自由度が広がります。
デニムとの相性もよし。

レースキャミソール(ホワイト)/EGI
COZY PANTS(FLOWER)(WHITE)/MEYAME
シャツ ¥14,080/miiThaaii

最後はグレー。
リネンのワンピースをさらりと羽織った
リラックススタイル。
家で、街で。
キャミソールの着こなしをいろいろと楽しんでくださいね。

レースキャミソール(グレー)/EGI
パンツ ¥21,780/fog linen work
ワンピース ¥32,780/fog linen work

MAISON N.H PARISのバッグ、こんなコーディネートで 伊藤まさこ

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夏のおでかけスタイルが完成!

夏になると持ちたくなる、
MAISON N.H PARISのラフィア素材のバッグ。
軽やか、涼しげ。
洗練された雰囲気も好きなんです。

今回はナチュラルカラーにブラックやグレーを合わせた、
シックなショルダーバッグ
BATIGNOLLES-Shopping Bag
(Rayure Naturel ×Noir)と
手提げタイプのショッピングバッグ
QUINN-Shoulder Bag
(Noir×Rayure Naturel、Figue×Rayure Noir)
をご紹介。

まずはショッピングバッグ。

マチがたっぷり入っているので、
荷物もたくさん入る。
1泊くらいの旅ならばこれでオッケー。

BATIGNOLLES-Shopping Bag/MAISON N.H PARIS
リブキャミソール(ブラック)/EGI
パンツ ¥26,950/miiThaaii

大きめバッグは、
全身ブラックのコーディネートのアクセントにもなります。
荷物が少ない時でも持ちたい!

QUINN-Shoulder Bag(Figue×Rayure Noir)/MAISON N.H PARIS
ウール天竺 ニットTシャツ(ブラック)/SLOANE
リラックスシルクカーゴパンツ(ブラック・1)/t.yamai paris
トングサンダル(クラックブラック)/BARI

Tシャツとパンツ。
リラックしたスタイルですが、
グレーと黒(Figue×Rayure Noir)の
ショルダーを持つと、とたんに大人。
ラフィアの軽やかさも手伝って、
夏のおでかけスタイルが完成です。
ショルダーストラップは、調整が効くので
お好きな長さに。

斜めがけにしても。

ショルダーストラップをとって
クラッチにするとちょっとお出かけスタイルに。

こんな風にラフに持っても。

QUINN-Shoulder Bag(Noir×Rayure Naturel)/MAISON N.H PARIS
ウール天竺 ニットTシャツ(ミディアムグレー)/SLOANE
パンツ ¥21,780/fog linen work
クロスストラップサンダル(ゴールド)/BARI

こちらはブラック×ナチュラル
(Noir×Rayure Naturel)。
足元はゴールドのサンダルにして、
かろやかさを出してみました。

Tシャツにパンツ。
グレーと黒のスタイルとほぼ同じ。
‥‥なのですが、
カラーの組み合わせが変わると
イメージもずいぶん変わるもの。

そしてほら、やっぱり持ち方によっても見え方が変わる。

小さいけれど、
コーディネートの上ではかなり重要な役割を持つ、
ラフィアのショルダーバッグ。
カラーはふたつ。
迷うところですが、
お気に入りをぜひ。

靴もバッグも衣替え

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子どもの頃、
衣替えは今よりずいぶん
大変な作業だったような気がします。
私が、というより母が、なのですが。

私の当番は、
しまい終わった家族5人分の衣装ケースに、
ナフタリンを入れること。
なんとも言えないあの匂い。
懐かしいなぁ。

それを考えると今の私の衣替えはとてもかんたんです。

ラックの手前が、今シーズン着たい服。
奥がシーズンオフの服。

春先、冬物の手入れを済ませたら奥へと移動。
それと入れ替わりに夏物を手前へ出すだけ。

そうそう、靴やバッグも季節ごとに入れ替えます。
ブーツの代わりにサンダルを。
手袋やファーのバッグと入れ替わりに、
かごやラフィアのバッグを。

今週のweeksdaysは、
MAISON N.H PARISのラフィアバッグ。
夏の間は「これがないと」という私の定番のアイテムです。

EGIのキャミソールも同時に発売しますよ。
もうすっかり夏ですね。

臆せずにトライしてみて!

未分類

伊藤
このラメシアー、ほんとうにかわいいですね。
すごく新鮮でした。
大貫
ありがとうございます。
伊藤
このアイテムの開発スタートは、
どういう感じだったんでしょう。
「ラメが着たい!」と、スタッフのみなさんが
おっしゃったのかなと想像したんです。
大貫
その通りです。SLOANEのスタッフの女性たちは、
自分たちがどういうものを着たいかをテーマに
アイテムを考えています。
シアー(透け感のある素材)のものもそういう流れで、
以前つくったときに、
展示会での反響が、私が思うよりずっとよかったんですよ。
それで今度はシアーにプラスして、
ちょっとラメが入ったものをやってみたいということで、
ポロで表現をしてみたんです。
SLOANEはニットのブランドだから、
編み地を作るときにも、蘊蓄があるようなものを
ご提案したらいいんじゃないかということで、
糸と編み地を徹底的に考えて、
自信のある製品ができました。
伊藤
編み地には、どんな工夫が?
大貫
これは「プレーティング」という編み地なんですけど、
表面(おもてめん)の
肌に触れないところにラメ糸が使われていて、
反対側つまり肌が触れる面には
オーガニックコットンと
リサイクルポリエステルの混紡糸が来るように
編まれているんです。
伊藤
そんな構造に?!
大貫
どうしてもラメって硬さがあって、
肌に触ると痛く感じることがあるんですよね。
伊藤
うん、うん。
大貫
今回はそのラメの中でもかなり気をつかって
すごくやわらかい糸を準備したんですけれど、
それでも気になるんですよね。
それで「肌に触れなければいいんじゃないか」と。
伊藤
なるほど。
大貫
なので、表はラメ、
裏はコットンとポリエステルの混紡糸で。
肌に触れるのはコットン側になるようにしました。
SLOANEのお客さまにおなじみの
「ダブルフェイス」のニットがあって、
それは表がウールで裏がポリエステル。
SLOANEのスタート当時から
展開しているシリーズなんですが、
構造は似ていても、
ニーズによってその仕様は全然違うわけです。
「ダブルフェイス」は、ウールだけで作ると、
立体的なフォルムが出せなかったから、
ポリエステルの糸で形を整えたんですよ。
伊藤
二重‥‥、っていうわけじゃないんですよね。
大貫
2枚の生地を重ね合わせるのではなく
1枚の編み地で完成するんです。
色で言うと表が白で裏を黒にもできます。
表裏であまり極端な色差のものをやると
その色が出てきちゃうんですけど、
基本的にはそういう構造の編み地になってます。
でも編むから必ず糸が交差するところがあるのに、
不思議な編み地ですよね。
だから、このニット、見ただけだと
「あぁ、すべてラメの糸で編んだ商品ですね」
ってなるんですよ。
伊藤
シアー感を出すのも、編みの工夫ですよね。
大貫
そうなんです。
これ12ゲージの編み機で編んでるんですが、
例えば30番手の糸を使うと
普通にしっかり目が詰まって編みあがります。
もうちょっと太い糸を入れたら‥‥。
伊藤
もっと、ギュッて目の詰まったニットになりますよね。
大貫
そうなんです。そこをあえて70(ななまる)という
細い糸を12ゲージの編み機で編むことで、
シアーの編み地ができました。
伊藤
ここに至るまでに、何回かの試行錯誤があったんですか。
大貫
はい、こういうものを作るときって、
まず編み地づくりから始めるんですよ。
この糸を使いましょうって決めて、
14ゲージで編んでみたり、
18ゲージで編んでみたり、
7ゲージで編んでみようとかって、
実際にいくつもの編地を作るんです。
その中から、「これが一番合うね」って検討を重ね、
編地を決めていくんです。

伊藤
そうなんですね。
大貫
生地の場合は先に
「この生地を使いましょう」って提案されても
もう厚みも決まっちゃってるし、変更しようがない。
できることといったら、
洗ってダメージつけようかとか、
もうちょっと縮絨(しゅくじゅう)して
ふんわり感を出していこうってことですよね。
でも糸の場合は、いろんな方法があるんです。
たとえばこの糸でもっとキュッと編んだら、
ガシガシな編み地になるし、
「プレーティング」じゃなくて
普通に「ミラノリブ」っていう編み地にしたら、
カチッとした商品ができていくとか、
同じ糸でもいろんな表情のものができていく。
ニットは普通の生地のものに比べると、
表情でいろんなものが作れますよね、
企画者のバリエーションで。
伊藤
色の展開はどうやって決めたんですか。
大貫
色はそのときのスタッフたちの感覚です。
伊藤
みんながほしいと思う色を?
大貫
そうですね。じっさいに着る女性たちに、
このラメだったらこの色がいいんじゃないのかと
考えてもらいました。
ぼくら男性スタッフは関与してないんです。
ラメが映える色と映えない色があるんですよ。
伊藤
なるほど。
大貫
たとえばベースが白だとすると、
白でラメを組んだらわかりにくい。
でも逆にそれがさりげなくていい、
っていう場合もあったりします。
でも今回はラメをしっかりと
見せたかったんだと思います。
伊藤
SLOANEでは4色展開で、
私たちはいつもインラインから数色をセレクトしたり、
別注色をお願いしたりするんですが、
今回、全部の色がかわいかったので、
4色ともお願いすることにしました。
大貫
ありがとうございます。
伊藤
本当に選べないなあと。
ピンクが似合う人もいれば、
ベージュが似合う人もいますし。
大貫
そうですよね。ラメにすると
ベージュもゴールドに見えたり、
ライトグレーもシルバーに見えますね。


伊藤
全部、新鮮です。
ラメはちょっと、
って苦手意識を持っている方でも、
さりげないから、
チャレンジしていただけるんじゃないかな。
大貫
そう、さりげないんですよね。
きちんと感と清涼感があるので、さわやかに
着ていただけると思うんです。
袖はあえてのパフスリーブにしているので、
ちょっとフェミニンなイメージだけど、
「すぎる」ことはありません。
ラメにエッジが効いているので
そこがうまくマッチングしてるのかなと。
伊藤
そのバランスがいいんでしょうね。
お洗濯は?
大貫
手洗い可、です。
伊藤
はい。助かります。
大貫
これだけ夏が暑いと、家で洗えることが大事ですよね。
伊藤
そんなに厚手のものじゃないから、
これならサッサッて洗えそうですね。
洗面器や手洗いに水を張って。
大貫
夏のニットって汗や皮脂で汚れることが多いので、
ぬるま湯の中で押し洗いが一番いいんです。
袖口と、ファンデーションがつきやすい襟ぐり、
食べこぼしの汚れなどは
こすらず強めに押し洗いで大丈夫ですよ、基本的には。
伊藤
大貫さん、ありがとうございました。
また素敵な製品、たのしみにしています。
大貫
こちらこそありがとうございました!

すべてが合格点

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娘がいて助かるのは、
私のメイクやヘアスタイル、
それからファッションに対する意見が率直なこと。

つい先日、
一緒に買いものに出かけた時も、
これどうかな? と言う私に、
「やめた方がいい。肌がくすんで見えるから」
と言われて、たしかに‥‥
となったのでした。
ああ、よかった。
一人だったら買っているところだったよ。

あと、
同じような服をえらびがちな私に、
「それ、もう持ってるよね」
なんてことも言う。
私としては、違う服のつもりだけれど、
そう言われてみるとそうかもしれない。
‥‥で、また思いとどまるわけです。

娘いわく、
私くらいの歳になったら、
顔まわりにくるものは、
とにかくきれいであることが重要とのこと。

素材がよかったり、
ピシッとアイロンがけされていたり、
肌質に合う色合いだったり。

今週のweeksdaysは、
SLOANEのラメシアーポロ。
ちょっとキラッとするポロは、
そのすべてが合格点。
いつもと違うアイテムをお探しの方におすすめです。

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