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2019-10-17

おしらせ

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・ラグビーワールドカップ対スコットランド戦を、
 ぼくは「丸の内マルキューブ」の8Kの大画面で観戦した。
 家に帰ってから、録画しておいたテレビ番組でまた観た。
 夜中にまた録画放送があったので、それも軽く観た。
 そして、昨日、あらためて研究者のように観た。

 何度も観たくなる理由があった。
 ひとつは、日本のチームの活躍をまた観たかったことで、
 もうひとつは、「この強さはほんものなのだろうか」
 ということを、確信してみたかったからだった。
 日本とスコットランドの試合の記録だから、
 どちらのチームの立場でも観られることになっている。
 ぼくは、あえて、スコットランドの応援をするつもりで、
 立場をひっくり返しにして観ることにした。
 スコットランドの選手がボールを持ったら、
 「よし、行け!」というふうに観る。
 逆に日本の選手がボールを持ったら、
 「止めろ!」と、スコットランド選手に応援の風を送る。
 これは、なかなかむつかしいんだよ。
 つい、ときどき、というか、しょっちゅう、
 日本の応援をする気持ちにもどってしまう。
 また思い直して、スコットランド応援の俺になる。

 これを続けていると、これまで思っていたのとちがって、
 日本のタックルだとか、パスだとか、走りや組み立てが、
 ものすごくしつこくていやな感じに見えてくるのだ。
 それまでは、どうしても過剰に謙虚になっていて、
 スコットランドは粘るし実力があるのだけれど、
 なにかと運よくうまいこといって日本が勝った…
 ようにも見えていた試合は、ぜんぜんちがっていた。
 日本は、敵側の目で見たら、実に恐ろしいチームだった。
 スコットランドのほうが優れていることも、
 あれこれあるのかもしれないけれど、
 そのよさを出させてもらえる場面がほんとに少ない。
 「こんなはずじゃなかった」と思っているうちに、
 日本という敵チームに、どんどんうまくやられる。
 「こいつら、こんなに強いのか!?」と思うしかない。

 ニワカラグビーファンとして、ぼくは断言したい。
 この大会の日本チームの強さは、ほんものだぞ!

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
これは番狂わせじゃなかった。相手側から見たらわかるよ。


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