ヨーロッパ企画上田さんに
「ほぼ日手帳」を
使わせる計画(前編)
2010.11.22
ほぼにちわ、です。

まず最初におことわりを。
今日の手帳クラブ、かなりボリュームあります。
ですので、
時間があるときにお読みになることを
おすすめしておきます。

では、本題に入りましょう。
京都を中心に活動をしている劇団
「ヨーロッパ企画」をご存じですか?
有名なところだと、
瑛太さん、上野樹里さん主演の
『サマータイムマシーン・ブルース』
長澤まさみさんの主演の『曲がれ!スプーン』
これらの映画はもともとは
ヨーロッパ企画の舞台が原作なんです。
舞台が映画化されたというわけ。
さらにそのヨーロッパ企画、
最近は全国で興行をおこないつつも、
テレビやラジオ、DVDなど
精力的に活動の場を広げています。

そのヨーロッパ企画のメンバーの方々が
「ほぼ日手帳」をお使いになっているということで
永野宗典さん、土佐和成さん、角田貴志さん、
石田剛太さんの4人のみなさんの
手帳の使いかたを取材し、
「ほぼ日手帳公式ガイドブック2011」
掲載させていただきました。



4人ともかなり熱心に使い込んでいて、
自分なりの使いかたを確立している、
そんな印象を受けました。
笑いの絶えない、楽しい取材であったことも
つけ加えておきましょう。
彼らの使いかたを知りたい方は、
ぜひ「ほぼ日手帳公式ガイドブック2011」をどうぞ。

そんなヨーロッパ企画の中に
上田誠さんという方がいらっしゃいます。
上田さんはヨーロッパ企画の代表者。
ヨーロッパ企画を旗揚げ、舞台の脚本はもちろん、
アニメの脚本やイベントへの出演など
多岐に渡って活動している、
いわばヨーロッパ企画の頭脳です。
(かつて「ほぼ日」に登場してくださってます。
 こちらをどうぞ)

その上田さんは「ほぼ日手帳」を使っていません。
大事なことですのでもう一度書いておきましょう。
上田さんは「ほぼ日手帳」を使っていません。

そんな上田さんに
ぜひ「ほぼ日手帳」を使ってもらいたく
ユーザーの永野さん、土佐さん、
角田さん、石田さんたちに
「ほぼ日手帳」を使うよう説得していただきました。
自分の使いかたを確立している4人が
ノンユーザーの上田さんに対して
いろいろな側面からアプローチをかけていきます。
はたして、上田さんは使うのか? それとも使わないのか?

では、みなさん、よろしくお願いいたします!


(左から)土佐和成(俳優)、角田貴志(俳優/デザイン/構成)、石田剛太
(俳優/ラジオパーソナリティ/DVDプロデューサー)、
上田誠(脚本/演出/構成)、永野宗典(俳優/脚本/演出/小道具)


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永野 じゃあ、まぁ、いきなり核心に触れるけど、
なんで「ほぼ日手帳」使わへんの?
石田 そうそう、すごい便利やで。
土佐 それよりなにより、
上田くん、いま自分の持っている手帳、
見せてもらっていい?
角田 うん、見せて見せて。
上田 ちょっと待って、ちょっと待って。
土佐 だから、手帳見せてって。
角田 見せて見せて。
永野 なんで「ほぼ日手帳」使わへんのって。
石田 便利なんやって。
上田 ちょっと待ってって!
そんないっぺんに言わないでよ。
土佐 なんやねん。
上田 そんないっぺんに言われても困るって。
最初に言っておくと
じつは、僕、まえに使ってたんですよ。
永野 なにを?
上田 「ほぼ日手帳」。
一同 えっ?
上田 2年くらい使ってたんです。
土佐 ‥‥持ってるとこ見たことないわ。
石田 知らなかった。
角田 初めて聞いた。
なんでやめたの?
永野 あ、それを聞きたい。
やめた理由は?
上田 すごくかんたんなことですよ。
僕、脚本を書くための資料本を
大量に持ち歩くんです。



角田 それは知ってる。
土佐 上田のかばん、
いっつも本でパンパンやもんな。
上田 そう。
何冊も持ってるので
バッグは相当な重さなんです。
それで、1冊でも多く持ち歩きたいから
「ほぼ日手帳」1冊よりも
書籍1冊を選んでしまった、
というのが一番の理由ですね。
角田 要は「ほぼ日手帳」を入れるなら
本を1冊入れると。
土佐 ‥‥もっともらしいこと言うやんけ。
永野 じゃあ今、スケジュールの管理って
どうしてるの?
石田 アレはやめたの? アレは。
角田 アレって?
石田 上田は自分でマスを書き入れた
A4のコピー用紙で
スケジュール管理してたんだよね。
永野 ええぇーっ?!
土佐 なんつー原始的な(笑)。
上田 あれはもうやめました。
いま使ってるのはコレですね。
(かばんから1冊のスケジュール帳を取り出す)
角田 月間カレンダーだけの、
自分で日付を書き入れるタイプだ。
永野 これ、すごいページ数あるな。



石田 何年使う気やねん。
上田 たしか3年くらい使えるはず。
一同 使えすぎ!
上田 それでも「ほぼ日手帳」よりは軽いんですよ。
僕が考えてるのは軽量化だから
スケジュール管理くらいだったら
この程度が合ってるんだよね。
土佐 軽量化かぁ。
それが目標だとちょっと辛いなぁ。
石田 でも、「ほぼ日手帳」っていうのは
こういうスケジュール帳とはちがった
いろいろないいところがあるんだよ。
土佐 あるね、うんうん、ある。
石田 たとえば、
この1日ページの下にある言葉とか。
角田 ここは読んでておもしろい。
この日々の言葉っていうのは
ほかの手帳にはないもんね。



永野 そうそう、ここの言葉はいいよ。
「ほぼ日手帳」ならでは。
土佐 どう、上田?
上田 うん、「ほぼ日手帳」のページ下の言葉が
おもしろいっていう事実は知ってるんだよ。
だって使ってたんだもの。
石田 あ、そうか。
上田 おもしろいのは重々承知だけど‥‥。
角田 だけど‥‥?
上田 目指すのは軽量化だから。
石田 堅いなぁ。



永野 じゃあ、アレは?
メモはどうしてんの?
石田 そうだ、メモ!
「ほぼ日手帳」はメモたくさん取れるで。
上田 メモは携帯電話に打ち込んで、
自分のパソコン宛てに送信してる。
永野 ‥‥あ、そうなんや。
石田 ‥‥う、うん。
ま、まぁ、えぇ方法やね。
土佐 ‥‥この、現代っ子が!
角田 書くという行為の良さみたいなものは
あると思うんやけどなぁ。
上田 あ、でも、つねに持ち歩いている
スケッチブックはあるよ。
(※ヨーロッパ企画の演劇は台本がなく、
 上田さんが描いた指示書のような絵が
 台本代わりなんだそうです。
 そのスケッチブックには下書きが描かれるとか)
永野 うーん、ここまで手厳しいとはなぁ。
角田 じゃあ打ち合わせに出るときとかは
どういうスタイルで出るの?
永野 そうだそうだ、僕らはもう
「ほぼ日手帳」ひとつでバッチリだからね。
上田 (カバンの中からガサゴソと取り出す)
そりゃぁ、もうコレで。
一同 パソコンかぁ!
上田 何か書かなくちゃいけないときは
このスケッチブックで。
土佐 これはもう、
完全にスタイルができあがってるな。
永野 別の方向から攻めたほうがよさそう。
角田 じゃあさ、思い出みたいな
メモリー的なことはどうしてるの?
写真とかさ。
土佐 おっ、いい角度からのアプローチ!
永野 僕らはこうやって写真を
「ほぼ日手帳」に貼ったりしてるんだけど。
石田 そうそう。
僕なんかも挟んでる。
上田 思い出かぁ‥‥。
角田 うんうん。
上田 思い出は‥‥
石田 うんうん。
上田 振り返ってる場合じゃないな、と。
一同 (笑)。
上田 僕、けっこう過去は振り返らないんですよ。
用済みのものは捨てるときもあるし。
土佐 ‥‥いちいちかっこええな。



角田 じゃあ「お名刺いただきました」ってときは?
上田 お名刺?
角田 そう、打ち合わせのときとかに
もらった名刺はどこにしまってるの?
永野 僕らは「ほぼ日手帳」のカバーにある
カードポケットに入れる。
石田 そうそう。カバーのカードポケットには
たくさん入るからね。
土佐 まさか、過去にこだわらない
用済みのものは捨てるときもある上田は、
そのいただいたお名刺を‥‥。
角田 す‥‥。
永野 て‥‥。
石田 る!
土佐 しかもその場で!
上田 捨てないって! 捨てないってば!
カバンの側面のポケットを
名刺入れとして使ってるの!
土佐 なんだ、名刺ゾーンあるんか。
永野 それにしても
なかなか首を縦に振らんな。
石田 スタイルができあがってるんだもの。
上田 目指しているのは軽量化やからね。
土佐 さっきから、それしか言わないな。
角田 こうなったら持つための目的が必要かもね。

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本日はここまでー。
本が何冊も入った重いカバンに
さらにパソコンとスケッチブック。
上田さんのいまのスタイルに
「ほぼ日手帳」の入り込む余地なし!
さぁ、4人はこの難攻不落の上田城を
どうやって攻めていくのか?
上田さんは首を縦に振って
「ほぼ日手帳」を使うのか?
続きは明日。
最後にヨーロッパ企画から大事なお知らせです。

ヨーロッパ企画カウントダウン
2010→2011 in KBSホール
~劇ラジ生放送とその前後~


2010/12/31(金)
開場20:30 開演21:30(終演予定 26:00)
出演:ヨーロッパ企画
会場:KBSホール
料金:前売2,500円/当日2,800円(全席指定・税込)
1ドリンク500円別途要
チケット取扱:チケットぴあ、ローソン、イープラス

チケット発売中!

撮影:有本 真紀


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