ものまね芸人ホリさん
「こんな手帳を
 作ってみたかった!」
2007.01.31
「ほぼ日手帳」をテレビで見て
「すっごく気になっていた」と
テレビ局の楽屋で糸井重里に声をかけてくださったのが
ものまね芸人として活躍中のホリさん。
さっそく「ほぼ日手帳」を
1月から使いはじめてくださっているということで、
「ほぼ日手帳」に惹かれた理由や、
実際に使ってみた感想を伺ってきました!



ホリ とにかくこの手帳はすごいですよ!
ぼく、販促用のノベルティーをつくる会社で
1年間働いていたことがあるんです。
手帳が180度開いて元に戻らないところとか、
この紙の薄さであまり裏写りがしないところとか。
たしかに、こういうところって大事だよなと思って。


―― ホリさんは、
手帳やカレンダーをつくったことがあるんですか。
ホリ ええ。その会社にいた頃、
まだ携帯にカレンダー機能がついていなかったので
電話をしながら使えるように
カレンダーがついている付箋をつくったんです。
けっこう需要もあったし、好評だったんですよ。
ちなみに、その付箋、アマチュアの頃、
会社で働きながら
ホリプロのネタ見せに行ってたとき、
クワバタオハラさんに
「ホリくん、これメッチャ便利やわー!」
って褒められました(笑)。
紙や印刷の仕事って、なにかと大変じゃないですか。
手帳やカレンダーをつくるのって、
さらに面倒なこともいっぱいあるじゃないですか。
手帳をつくって、
こんなに細かいお客さんからのリクエストに
応えているところが
とにかくすごいと思ったんです。
糸井さんって今はコピーだけじゃなくて、
このような商品開発のようなことも
されているんですか。
―― そうですね。
手帳だけではなくて、タオルやハラマキなど
いろいろと商品もつくっています。
ホリ ぼく、もともと商品開発をやりたかったんです。
ポイ捨てしないための携帯灰皿を
どうしたらいいのかとか、
中国や韓国の工場で作ると、
これだけ安いみたいなことをやってましたけど、
なんか違ったんだなぁ。
「これおもしろいですよね」って言っても、
「いや、おもしろいのは必要ない」って
言われたりして。
大爆笑とったからって、
会社で仕事ができる人ということには
ならなかったんです。
糸井さんの事務所に就職したら、
ものまね芸人にならなかったかもなぁ。
まあ、行ってても
落とされてたかもしれませんけど(笑)。
―― いつでもお待ちしています(笑)。


―― 実際に手帳を使ってみていかがですか。
ホリ まだね、うまく使いこなせてない気がするんです。
普通に予定を書いているばかりで‥‥。
でも、使いやすいですね。
いろいろ書いても裏写りしないですし。
一番頭に月間のカレンダーがあるから
パッと見れるのはいいかな、と。
最初に仮のスケジュール言われたらここに書いて、
決まったら細かいことを
1日ページに書くって感じなんです。
みんなどうやって使っているんですか。
―― (手帳クラブに届いた使い方を説明すると‥‥)
ホリ すごいなー。
そうか。ネタを思いついたときに
書いときゃいいんだな。
自分で何のネタをやったかよく覚えていないんです。
ネタのなかでもよく使う人たちは限られているのに、
何をやったか覚えていなくて‥‥。
そういうのを書いておけばいいんだ。
左側に予定書いて、
右側にネタを書くってできますもんね。


―― 書くスペースはたっぷりあるので
ぜひ使ってみてください。
ふだんネタづくりはどのようにしているんですか?
ホリ ネタはつねに考えています。
「あ、この人こんなこと言ってたんだ」
「この人こんなことやってたんだ」
みたいな話が気になったら、
それをもとに作ってみたり。
例えば、話を聞かない人っているじゃないですか。
でも、話を聞かない人にもいろんなタイプがいて、
相づちが早い人、適当に返事してる人、
聞いてるだけの人。そういうタイプ別に分けて、
それをどの芸能人が当てはまるかやってみたり。
でもあんまりメモをとっていないので
メチャクチャ適当なんですよ。
―― (笑)。


ホリ さっきしゃべっていた役のはずなのに
立ち位置や目線が逆になってることがあるんです。
たまたまそのキャラクターが
自分の中にちゃんと入っていて、
できていることもあるので
なんとかなっていたりもするんですけど(笑)。
セリフも正確じゃないですしね。
(ものまねをしながら)
「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」
というセリフをえなり君の代表作のように
言ってますけど、えなり君に
『(ドラマ)渡る世間は鬼ばかり』では
そんなことを言っていないって言われたり。
(ものまねをしながら)
「ちょっ、待てよ」というのも、
木村拓哉さんは言ってないという話ですし‥‥
たまたまものまねをした人のイメージと
合ってたという場合はウケているんですね。
だからネタを作るときは
友達としゃべってみて台本にするんです。
いらなくなった紙にバーッと書いて、
クリアファイルに入れるので
何日に何をやったかわかんなくなっちゃう。
これからはちゃんと手帳にまとめよう。
ものまねやネタとか、
この番組でこれをやったとか。
このあと、打ち合わせがあるので、
さっそくそうやってつかってみます!
―― ぜひいろいろと試してみてください!

「適当ですよ」と言いながらもネタの話になると
しっかりとものまねをしながら話をしてくださる
とってもサービス精神あふれるホリさんでした。
手帳にネタのメモを書くことで
ものまねがどのように変わっていくのか
テレビでホリさんの新しいものまねを見たら
そんなことも気になってしまいそうです。
最後に、すてきな写真を撮らせていただいたので、
決めゼリフを思い浮かべながらどうぞお楽しみください。

木村拓哉さん!



テリー伊藤さん!



えなりかずきさん!



ホリさんプロフィール
木村拓哉、テリー伊藤、えなりかずき、
ユースケ・サンタマリア、城島茂、
山崎邦生、薬丸裕英など
ものまねネタのレパートリーは100個以上。
「ものまねバトル大賞」「ものまねバトル☆CLUB」
日本テレビ「汐留イベント部」、TBS「2時っチャオ!」など
テレビ、ラジオ、ライブにて活躍中。
趣味は料理、水泳、マッチ集め。