ほぼ日手帳といい関係。
ホワイトボードカレンダーの
お話をさせていただきます。
2010.11.14
ほぼにちわ、です。

とっても過ごしやすい季節になりましたね。
日曜日、いかがお過ごしですか。

本日は、「ほぼ日手帳CLUB」をお借りして、
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー 2011」
「気まぐれカレンだー 2011」について
お話させていただきます。



ちょっと長くなりますが、
どうぞ、おつきあいのほどよろしくお願いします。

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まずは、ほぼ日の乗組員もきっと忘れている
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」の基礎知識から。

誕生は、2005年の9月です。
ホワイトボードカレンダーのデザインを担当している、
の顔アイコンが
ほぼ日上に初登場した記念すべき(?)年でもあります。
同じとき、お兄さんである「ほぼ日手帳」は、
4年目を迎えて、11のカラーラインナップが揃いました。

2005年に発売の「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」は、
ぜんぶで3種類あったんですよね。
こちらが、2005年当時の販売ページです。





そのページにリンクされている
2005年10月6日に掲載の記事から、
こと糸井重里の言葉を
ちょっと長いですけど、ご紹介しますね。

○カレンダーが消せればいいんじゃない?!

まず、なんで、
「ホワイトボードのカレンダーが欲しい」と
思ったのかというと、わが家が共働きだからです。
たとえば、うちのかみさんが、
「12日はロケが入っている」というとき、
じゃあ、ブイヨン(愛犬)はどうしようか、
という話になります。
そういうときは、ぼくが、
事務所に連れて行こうとか決めなければいけません。
ほかには、
「着払いの荷物が10日に届くから、
 その日は、4780円を用意しておかないといけない」
とか、こういう“共通の予定”を書き留めておくのって、
個人の手帳の仕事ではないんですよ。
あと、
「この日は絶対遅くなる」なんていう、
おたがい相手に伝えておかねばならないことや、
行きたいごはん屋さんがあるんだけど、
僕とかみさんが2人とも都合がいい日と、
そのごはん屋さんが空いてる日をすりあわせて、
行く日を決めようとか、
実は、お互いの都合とあわせて、
決めなければいけないことってけっこうあるんですよ。
そういう細かいひとつひとつのことを、
いざ書き込んでしまうと消せなくなる、となると、
カレンダーに気軽に書けなくなるんです。
わが家の場合、とくに、かみさんのロケの予定なんかは、
雨が降ると延期になったりするので変更しがちです。
どこのお家でも、
夫婦で予定を合わせなければいけなかったり、
子供の運動会の順延とか、
わが家でいうロケにあたるようなことは
あると思うんですけど、
そういうことを全部書いていると、
前に書いたことと混ざってきて、ぐちゃぐちゃになって、
何が何だか、わけがわからなくなってしまうでしょう?
わが家では、以前から、はっきり決まっていない予定は
ブロック型のメモ帳に書いてマグネットで留めておいて、
決まったらカレンダーに書き込んで、
なんてことをしていたのですが、
「これって、そもそも、
 カレンダーがホワイトボードみたいに、
 消せればいいんじゃない?!」
って気づいたんです。
それで、そういうカレンダーはないかなあって
探してみたのですが、
欲しいものが売っていなくて‥‥。
「じゃあ、自分で作ればいいじゃない!
 作ろう!」
ってなりました。


「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」も、
「ほぼ日手帳」と同じように、
「自分たちが使いたい」から「つくろう」と思った
ものだったんですよね。

弟分である、このカレンダーも、



という「ほぼ日手帳」のスピリット
しっかりと引き継いでいるのです。

そして、6年目を迎えた
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」も、
ユーザーのみなさまの声を傾けながら、
ちいさな改良をコツコツと積み重ね、
少しずつ育ってきました。

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この「ほぼ日手帳CLUB」の場所をお借りして、
カレンダーのことを話したかったのは、
こんな理由があるからです。
ふたたび同じ記事から、の言葉をご紹介します。


○このカレンダーは、基地でありホームです。

今は、家族それぞれが、
確実に情報共有しなければいけないことがありますよね。
そういう意味で、
「ほぼ日手帳」は、モバイルであり、
すごくパーソナルなものだけど、
このカレンダーは、
いわば「基地であり、ホーム」です。
「ほぼ日手帳presents」と言いたかったのも、
「ほぼ日手帳」と、このカレンダーが
セットで一つだからです。
「ほぼ日手帳」のいいところを、
このホワイトボードカレンダーは受け継いでいるんです。
そもそもは、同じ考え方でつくっていますから。

つくり方も、
「ほぼ日手帳」を最初につくったときと似ていて、
「ああでもないこうでもない」ってみんなで言い合いながら
つくりました。
「予定以外にも書くことはいっぱいあるから、
 こういう余白がだいじなんだよ」
とか、
「カレンダーに書いてある予定を確認するときは、
 “6日に京都に行く”なんてふうに、
 日付→内容という順番で読んでいくよね。
 だから、その読む順番に合わせて、
 日付は、マス目の下じゃなくて上に置こう」
とか、
「文字も、なるべく主張しすぎないフォントにしよう」
とか、
とにかく、書いた出来事が主役なので、
書くカレンダーとして機能しないといけないと思って、
それは、心がけました。


そうなんです。
「ほぼ日手帳」にとって、
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」は
「基地でありホーム」なんですよね。






手帳は個人で持つもの。
カレンダーはみんなで共有するもの。
だから「ほぼ日手帳」は1日1ページで、
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」が1ヶ月表示で、
書いては「消せる」んです。

たとえば、家族といっしょに旅行をするとき、
みんなの予定を調整しながら日程を決めますよね。
日帰りにしようか、2泊3日にしようか、
それとももっと長くたのしんじゃおうか。
そんなこともありますよね。

また、お母さんはあの美術館に行きたい、
おねえちゃんは遊園地でもっと遊びたい、
おじいちゃんはお寺参りをしたい。
そんなこんなのみんなの希望がありますよね。

そこで「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」の登場です。
食卓の上にカレンダーを置いて、
みんなで旅行の話をしてみてください。
いろいろな予定を書いては消して、また書いて。
会話もはずみます。

みんなが納得の旅行のスケジュールができたら、
「ほぼ日手帳」の出番です。
決まったスケジュールを書き込んで、
さあ、出発。

旅行先に着いたら、
思ったことをなんでも自由に書き込んだり、
スタンプを押したり、チケットを挟んだり、
自由に使えるのが、
1日1ページの「ほぼ日手帳」のいいところ。
家に帰ったら、思い出の写真を貼ったり、
思い思いにたのしめるのが
個人で持つ「ほぼ日手帳」の特長なんです。

ね、「ほぼ日手帳」と
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」って、
とっても相性がいいでしょう。

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ではでは、販売中の
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー 2011」と
「気まぐれカレンだー 2011」についてのご紹介です。





「ほぼ日ホワイトボードカレンダー 2011」は、
壁掛けタイプです。

初代の2006年度版は、
天地472ミリ×左右420ミリでしたが、
2011年度版は天地422ミリ×左右396ミリで、
サイズは若干コンパクトになっています。
でも、昨年の2010年度版からは、
ほんの少し大きくなっていたりもします。

このサイズは、毎年、ユーザーのみなさまの声に
耳を傾けながら決めています。
ご家庭やオフィスで壁にかけるとき、
遠くからでも見やすいか、
書き込みやすいサイズなのかを検討し、
このサイズになりました。

2011年度版は、じつは、例年になく
改良が多かったんですね。

まずは、2010年度版との比較です。

いわゆる数字の部分、
専門用語で「玉」というのですが、
この「玉」が大きくなったんですね。
また1日あたりの書き込みスペースも格段に増えました。





それと、上部のカレンダーを挟んでいる
フォルダー部分にご注目。
このフォルダー部分には、じつは大きな改良点が
2つあるのです。

ひとつ目は、オレンジ色のバー。
これ「ツールバー」と名付けました。
金属製のバーで、裏側に両面テープがついていますので
お好きなところに貼ってお使いくださいね。





このバーには、磁石がついている
付属の専用マーカーがくっつけられるんです。
これは、

「せっかくのホワイトボードなのに、
 専用マーカーを紛失してしまうんです。」

というユーザーの方の声から生まれた新機能です。

また、磁石でメモや写真をくっつけたりもできます。
365日使うカレンダーだから、
ちょっとしたメモやレシートなんかをくっつけておくと
とってもべんりです。

ふたつ目は、壁のフックにひっかけるリング。
今までは、センターにひとつだったんですね。
そのため、書き込むときに、
左右にブランブランと揺れてしまうことがありました。

それをなんとか解消できないかな、と考えました。
いろいろと悩んだけれど、
答えはとってもカンタンだったんです。

フックを3つにすること。
右、センター、左の3つのフックをつけることで、
これまでのような1点吊りもできるし、
より安定性の高まる2点吊りもできてしまうんです。





とくに、この2点吊りは、
「ツールバー」をお使いのときに威力を発揮します。
専用マーカー、メモ、写真などなど
いろんなものをくっつけても、
カレンダーが安定するんですよね。
また、書き込むときも、すごく書きやすくなりました。

「気まぐれカレンだー 2011」は卓上サイズです。
ほぼ日をご覧のみなさんは、もうおわかりですよね。
写真は、ほぼ日のアイドル、ブイヨンです。





このカレンダーに掲載されている写真は、
ほぼ日で毎日連載されている人気コンテンツ
「気まぐれカメら」からの写真なんですね。





もちろん、卓上版にも「ツールバー」がついて、
専用マーカーが収納することができます。

今年もよりすぐりのかわいい写真を選びました。
ほぼ日ストアでお買い求めの方には、
とってもかわいい
ブイヨンのスペシャルポストカードがついています。

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では、手前味噌ではありますが、
我が「手帳CLUB」編集チームの使い方をご紹介。

この手帳CLUBは、
などなど、
複数のライターが書いています。
そこで、いつの日に誰が何を書くのかを調整するのに、
この「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」が
とっても役に立っているんですよね。

ミーティングの際に、
カレンダーを真ん中において、
ああしよう、こうしようと書いたり消したりしているんですよね。
その結果、こんなふうにスケジュールが決まっていくんです。





お見せするには字がつたなくて、
あまり要領を得ていない感じになっていますが、
本人たちはとってもべんりに使っています。

この結果をもとに、
それぞれの「ほぼ日手帳」やPCのスケジュラーに
入力されて、それぞれのライターが
取材や執筆に取りかかります。

「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」は、
ご家庭ではもちろん、オフィスでも大活躍するんですよ。
小さなオフィスや、大きな会社の部署なんかでも、
ずっと使ってくださっている方々がたくさんいらっしゃいます。

2011年、「ほぼ日手帳」や「ほぼ日手帳 WEEKS」といっしょに、
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」をいかがでしょうか。

「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」ページのほか、
「ほぼ日手帳」の商品一覧ページの下にほうにもカートがあります。

また、「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」をお使いの方で、
こんな使い方、あんな使い方、
カレンダーにまつわるすてきなエピソード、
ほぼ日手帳とカレンダーのナイスな連携などなど、
お気軽にpostman@1101.comまたは、
techo@1101.com宛にメールをお送りくださいね。
その際は件名に「カレンダー」と書いていただければ
うれしいです。

お待ちしております。

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最後に、お知らせです。

カズン革カバー受注生産「オーダープレミアム」
第2回受注があす15日(月)午前11時までです。
OHTOのくまの型押し入りも選べます。
今年、最後の受注になりますので、お急ぎくださいね。





また、2011年2月1日を予定している
第3回受注は、数量限定ですので、
ご希望の方はこの機会をぜひお見逃しなく。

引き続き、よい日曜日をお過ごしくださいね。
ではでは。

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